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通算43回 切断芸術運動展 なかのZERO

 *昨日、このスペースに美術家の彦坂尚嘉先生の新作の写真を貼っていたのですが、会場内撮影禁止ということになったそうで、削除させていただきました。ご了承ください*

 昨日はパートの後、中野区の「なかのZERO」の地下の展示ギャラリーにて開催されている「通算43回 切断芸術運動展」を観にいきました。
 昨日が初日で、最終日は29日までとなるそうです。最終日は17時でクローズのようですが、そのほかは21時まで開いておられるとのことでした(今日は休館日です)。
 展覧会のハガキ↓
  190624nakano.jpg

 わたしが彦坂尚嘉先生がされていたブログを見つけたのは、ちょうど10年前の2009年の6月の終わり頃でした。
 先日行った「ギュスターブ・モロー展」の感想にも書きましたが、子供の頃から「芸術的なもの」に憧れがあったわたしは、そういうものを「なんとなく憧れているだけ」ではつまらないと感じて、彦坂先生がされている勉強会などにその後すぐに参加させていただくようになりました。そして、「さるさる日記」からこちらのブログに引越しをしてきた、という経緯があります。
 そして彦坂先生から学んだことをこのブログに活かしてみようとしてきたのでした。はなはだ心許ない内容ではありますが。

 なぜその頃そこまでしたかというと、当時小説を書いてみたいと思っていたこともあります。それは、21歳からしていた占い師やチャネラーとしての活動に限界を感じて、30代にウツになったことも関連していて、スピリチュアルな業界でダメなら、表現の分野でがんばれないかと思ったからなのでした。わたし一応、十代の終わりにイメージフォーラムに通って映画作りを学んだ過去もあったし、高校を出てからはデザイン事務所で働いていたし、少しは話についていけるのではないかと踏んだんですけれど、実際にはついていけない部分も多々ありました(汗)。
 でもとにかく、わたし、子供の頃から、芸術的なものとスピリチュアルなものに憧れがあったんです。
 そしてそれを、単なる漠然とした「憧れ」にしておくのが嫌だったんですね。
 その「嫌だ」という気持ちから、専門的な知識も系統立てられて学んだ教養もないのに、いろいろな文化的なところにお邪魔してしまうというクセがついたのだと思います。
 彦坂先生のアトリエ然り、興福寺さんの文化講座しかり、天道先生のお教室然り。
 恥知らずなのかもしれませんが、その「このまままじゃ嫌だ」という気持ちが、わたしを突き動かしてきたなというのは非常に強く感じます。
 そして、少しずつですが勉強をしてきているのではないかとは思っています。まだまだだろうけれど。

 前置きが長くなってしまいましたが、そんな感じでわがまま自分勝手にわたしは自分の興味のあることの探求をしているのですが(その中で彦坂先生には失礼なこともたくさんしてしまったと思います)、そんなわたしとも公平に接してくださる彦坂先生には感謝しかないのであります(しかも東日本大震災と原発事故の際には京都への疎開生活に受け入れてくださいました)。

 その彦坂先生が率いる「切断芸術運動」ですが、今回の展覧会には14名のアーティストが参加していらっしゃいます。

 お名前だけ出させていただきますね。

  西水俊二さん
  菅野秀人さん
  ヴァンだ一成さん
  田山寛明さん
  内垣まほろさん(童謡詩人)
  柳川たみさん
  須藤光さん
  西山雪包さん
  李染はむさん
  花牟禮有基さん
  中川晋助さん
  波多正木さん

  糸崎公朗さん(運営)

  彦坂尚嘉先生(企画)

 彦坂先生が美術・芸術を探求される熱意というものはものすごいもので、その理論のすべてを理解するのは到底無理だろうと思われるのですが、お話を聞いていると納得させられることも多く、深く影響を受けていると思います。
 わたしも昔から思っていた、一口に「芸術(美術・音楽・映画・小説などなど)」と言っても、いろいろなタイプのものがあり、自分がいいと思うものを他の人はいいと言わない、世間での人気がない、ということの疑問について、彦坂先生は信じられないような熱量を持って探求されているのです。
 その探求のための作業は苦痛に満ちたものだろうと思われるのですが、それでもそれをしないわけにはいかないという先生の美術家としての矜持に頭が下がるばかりであります。
 そして彦坂先生の作品は色などが本当にきれいです(こんなことしか言えないのですが。。)。
 
 今日のブログの冒頭に貼った写真の新作も迫力がすごいもので、、目の前で見るとその「圧」に負けてしまいます(汗)。
 こうやって写真に撮ったり、何メートルも離れて見ると、作品が「目に入ってくる」という感じがしますが、近くで観ると「追いつかない」という感じがするのでした。
 美術品の実物をそこまで観てきていないから、目が弱いんでしょうね。。。
 こちらの作品は、1点ずつ内容のクオリティが変えられているそうです。それは、「色を塗った範囲の多さ」という見た目だけの簡単なものではないのだろうと思われ、その奥にある精神のようなものに対して「追いつかない」という感じがしてしまうのだと思います。
 それでも、そういう「負けて追いつかない」という感覚に耐えて、本物を見ていかなくてはいけないんだろうなあと思う次第なのでありました。
 もっと美術展にも行かないといけないなと思うのですが、、なかなか。。家でダラダラしてしまうし。。。 

 他のアーティストの皆さんも頑張っておられ、充実した内容だったと思います。
 去年拝見した展覧会よりも、展示の方法などもスッキリしているように感じられました。

 友人たちにも会うことができたし、初日に行けてよかったです。

 興味のある方は、なかのZEROまで足を運んでみてはいかがでしょうか。29日までですよ!


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ギュスターヴ・モロー展 パナソニック汐留美術館

 少し遅れてしまいましたが(治療の副作用がだんだんと感じられてきております。。)、火曜日に汐留のパナソニック汐留美術館で夫と観てきた「ギュスターブ・モロー展」の感想を書こうと思います。
 
 この展覧会に行こうと思ったのは、10年ほど前から交流させていただいている現代美術家の彦坂尚嘉先生が行ってみてよかったとSNSに書かれているのを読んだからでした。
 夫と都会的なところに行くことが最近なく、「汐留」っていうのも行ったことがないしちょうどよいかなあという理由もあります(笑)。
 パナソニック汐留美術館に行くのは初めてでした。ていうか、パナソニックが美術館を持っているということも知りませんでしたが。
 パナソニックの本社ビルの中にありました。国立などの美術館よりは小さいので、入館料は1000円とお手頃です。こちらの展覧会では、ホームページをスマホで提示したりプリントアウトしていくと、入館料が100円引きになるサービスもあります。もちろん利用しました! 
 サイトは こちら・・・このトップページの中ほどに、割引のページにいけるリンクがあります。

 ***

 ギュスターヴ・モローは19世紀のフランスに生まれて、「世紀末芸術」の一翼を担った画家ということのようです。のちのマティスやルオーがモローの生徒だったとのことでした。
 今回はパリのモロー美術館からたくさん出展されているということで、回顧展とまではいかないのかもしれないけれど、モローという画家について概観は掴める展覧会なのかなと思いました。
 この方の絵は、どこかの美術展でもしかすると観たことがあるかもしれなかったけれど、まとめてちゃんと観るのは初めてでした。

 今回の目玉の一つ、「一角獣」(1885年)の絵葉書↓
  190608moreau3.jpg
 これは「一角獣」の絵だから、観てみたかったのでした。
 以前国立新美術館で観たことがある、「貴婦人と一角獣」のタピストリーからインスパイアされたそうです。

 ***

 1972年生まれで、美術などに対して「憧れ」がある(でもきちんと勉強しようという意思はない)両親に育てられたわたしにとって、ヨーロッパの「世紀末芸術」というのは、なんだか憧れを感じるものであったと思います。
 表された退廃的な部分が、人間の「裏の姿」を現しているように思えたということでしょうか。まあ、そこまで深く考えずに、「なんかカッコいい」と思ってただけなのですが。。
 大人になって、そういったものにただ憧れていてなんとなく好きと言っているだけではつまらないなと思ったわたしは、少しずつ美術展に足を運ぶようになり、美術家の彦坂尚嘉先生とも交流させていただいて、美術について専門的なお話を聞かせていただくこともしてきました。
 といってもわたしの勉強量などは情けないレベルのもので、専門家でもないのですからまだまだ絵の見方などは分からないのですが、それでも地道に少しずつですがいろいろと観てくると、いわゆる「世紀末美術(芸術)」というものが、だんだんとそこまでよいものだとは思えなくなってきたように思います。
 どぎつくて、ずっと観ていると辟易としてきてしまうというか。。身体から力が奪われる感覚がするというか。。
 それが決定的になったのは、去年末に行った「ムンク展」でした(でもあのとき「叫び」のパネルと一緒に撮った写真がジェーン・シベリーにウケたから、行ってよかったんだけど!)。
 あれを観て、「世紀末芸術」と言われるものへの「憧れ」が、ほぼ完全になくなったと思います(ちなみにわたしの母は最近「クリムト展」に行ったけれど、やはり最後の方「もういいよ」となったそうです)。
 勉強を少しずつでもしてくると、センセーショナルな画題にショックを受けることも少なくなってくるのですね。。若いと、そういうことにショックを受けて、すごいって思ってしまうんですよね。。
 今はそれよりも、真っ当にまじめにやっているもののほうがよく思えるのでした。
 そうやって、わたしは少しずつ、自分の感性を「大人らしいもの」にしてきたのかなと思うのですが。。(まあ、まだまだだとは思うけれど。。)

 でも、「とにかく本物を見なさい」と教えてくださり、その批評眼を信頼申し上げている彦坂先生がモローの絵を観に行ってよかったとおっしゃっているので、「世紀末っぽいモロー」を観てみようと思ったのでした。

 結論から申し上げますと、モローの絵は、たくさん観ても「もういいよ」とか「またこれか」とか思わないものでありました。
 それがどうしてそうなのか、わたしにはよく分かりません。
 でも、ムンクのときに感じたようなオエーッとするような「お腹いっぱい感」はありませんでした。
 夫も同じような感想でした。
 
 モローは、男性の運命を狂わせるような女性、いわゆる「ファム・ファタール」の絵を描いた人ですが、その人自身が愛した女性は、厳格そうで、まじめそうな女性でした。母親もそういう方だったようです。
 ご自身が、「ファム・ファタール」に溺れるようなことはないけれど、人間(男性)の弱さや脆さの表現としてそのような女性を描き、心の中で「画題」として対象化することができていたということなのか。
 女性とのズブズブの関係や、そこから抜け出せない葛藤を描きたかったわけではないからでしょうか。
 よく分かりませんが、観ていて「ズブズブ」としてくる感覚がなかったです。
 夫は「甘えがない」と言っていたけれど、そういうことなのか。。
 きっと、センセーショナルな画題を探して世間をアッと言わせよう、ということよりも、まじめに神話や聖書などを読んで人間の姿を描こうとしていたのかな、とは思うのですが、どうなのでしょう、専門家ではないし分からないけれど。。
 とにかく、観た後に嫌な感じが残るものではなかったです。
 
 こちらも目玉の一つ、「出現」(1876年)↓
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 洗礼者ヨハネの首を求めた「サロメ」の絵です。この女性は新約聖書に出てくる実在した人。

 聖母マリアを白いユリに見立てて描いた「神秘の花」↓
  190608moreau1.jpg
 これは習作だそうですが、けっこう好きです。
 モローの絵は、顔がはっきり描かれているとちょっとロマンチックすぎて漫画っぽく思えてしまうので、こういう習作のほうがわたしは好きかもでした。

 恋人と自分を描いた絵↓
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 「雲の上を歩く翼あるアレクサンドリーヌ・デュルーとギュスターブ・モロー」。制作年分からず。
 これかわいいですよね(笑)。こんな絵も描く人なんだと嬉しくなりましたが。

 母と上の恋人を亡くした後に描いた絵↓
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 「パルクと死の天使」(1890年頃)。
 この絵は暗いけれどすごくて、退館する前に戻ってもう一度観にいきました。
 描くのが辛かったろうと思いますが、これを描いたことで救われる部分がきっとあったのだろうと想像します。

 一口に「世紀末芸術」と言っても、それぞれ違いがあるのですね。当たり前だけれど。

 ***
 
 わたしは若い頃、「人間の裏の顔」こそが「本当の顔」だと思っていたのかもしれません。
 だから、それを「暴く」ような、世紀末的な表現に憧れていたのかもしれません。
 「化けの皮はがしてやるぜ!」みたいなものを、カッコよいと思っていたのだと思います。
 でも、、裏の顔があって、それがいかにひどいものかも充分に分かった上で、それでも「表」であろうとすること、そこに人間の闘いと矜持と尊厳があるのだろうと、今はそのように考えるようになったので、裏の顔が「至上」だとは思いません。
 でも、「表」が全てではないことも、もちろん、分かっているつもりです。
 人間同士である限り、その顔の「探り合い」を常にしてしまうということも、分かっているつもりです。

 モローが晩年に、顔のない「パルクと死の天使」描いたことは、胸に迫ってきます。わたしはこの絵が好きです。

 こちらの展覧会、6月23日までだそうです。


 *おまけ*
 汐留で撮った写真も貼りますね。
 パナソニック本社ビルから、再現された旧新橋駅舎↓
190608sinbasi.jpg
 現代的なビルに囲まれていて不思議な感じでした。
 新橋駅舎って、「いだてん」でも何度か出てきましたっけ。蛇足ですが、「いだてん」最近、まじめに観られなくなっています。。「なつぞら」はもう脱落しました。。

 たぶん、日本でも有数の「伏魔殿」↓
  190608dentsu.jpg
 そういうこと言っちゃいけないか(笑)。電通本社ビルであります。


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クマのプーさん展 Bunkamura ザ・ミュージアム

 渋谷ハチ公前の桜↓
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 昨日は5月1日から始まる新しい元号(昨日からだと思っていておとといの記事にそう書いてしまいました。。)が発表されましたが(わたしは「令和」の第一印象は、字面と音から「ちょっと冷たそう」と思ってしまいました。ネットを見ていると女性はそんな感想の人が多めなのかな? 男性には概ね歓迎されているようですね。万葉集から採ったというのはよいなと思いました)、きっとあの発表時間には盛り上がっていたであろう渋谷のスクランブル交差点にその2時間後、わたしと母は降り立ったわけでありました。
 Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されている「クマのプーさん展」に行くためです。

 入り口にて↓
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 顔を消したけど母です。

 この入り口だけでも癒された。。↓
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 イーヨーがしょぼくれてる!!(笑)

 展覧会の公式サイト → こちら
 
 「クマのプーさん」は1926年にイギリスで作家A.A.ミルンと挿絵画家E.H.シェパードによって生み出された児童文学です。
 ディズニーのオリジナルじゃないんだよ。

 わたしの実家には、1962年に岩波書店から出版された「クマのプーさん・プー横丁にたった家」の箱入り本があって、子供の頃、母からよく読み聞かせをしてもらっていて、その世界が大好きだったんですね。母も楽しんで読んでいて。
 その原画が日本にやってくるということで、親子で出かけたというわけでありました。

 これが実家にある本↓
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 これがわたしが好きなページ↓
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 表紙裏の見開きページ。この地図をよく眺めていました。
 プーさんたちが集うこの森は、イギリスのロンドン郊外に実在するのだと、昨日の展覧会で知りました。

 さて展覧会の内容ですが。
 まあ、考えてみりゃ当たり前なのですが、絵本の挿絵の原画展ということで、展示の絵がみな原寸大で小さいものばかりなのですね。その小さな作品に人が群がるので、大型の作品のように後ろから見られる作品がほぼないのです。そういう意味では見にくい展覧会でした。
 春休みということで若い人や子供連れでそこそこ混んでいて、作品の前に人だかりができていて、後ろからだと老眼で目の悪い母はあまりよく鑑賞できなくて疲れるようで、あまり細かくじっくりとは見られなかったんです。

 でも小さくても、E.H.シェパードの鉛筆で描かれた下絵の線の温かみがとにかく素晴らしく、プーのお腹やお尻、コブタの手足、クリストファー・ロビンの後頭部などの描きかたを見ていると自然と笑みがこぼれてしまいました。
 プーと仲間と百町森のオリジナルな世界に触れられて、母とわたしの心はとても和んだのでした。
 とくにわたしは、最近パートのことで頭がいっぱいになっていたので、それをリセットできたように思います。 
 だから、多少見にくかろうがなんだろうが、外に出ていつもと違うものに触れるのは大事だなということを思った次第であります。
 
 コブタかわいいよコブタ↓
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 このイラストも大好き!↓
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 プーがウサギの家で食べ過ぎて通りぬけ穴から出られなくなったのを、クリストファー・ロビンと森の仲間が助けるお話のものです。
 中学校の美術の授業で「動く絵本」を作る課題があって、このお話とこのイラストを描いたら、先生から満点をもらったことがあるんですよ!(自慢)

 展示の解説で印象的だったのは、作者のミルンも画家のシェパードも、自分たちが創るものが子供が読むものであっても手を抜かず、ちゃんとしたものにしようと苦慮していたということでした。
 それと、ああ、いいなと思ったのが、クリストファー・ロビンのこの性質。
 「クリストファー・ロビンにとって『なにもしない』ということは、『ぼうけん』をすることよりもだいじなことなのです」というものです。
 「なにもしない」と、「なにかする」は、セットだということですよね。
 仏教的な「空」に通じるなとか思ってみました(笑)。
 深いなあ、プーさんの世界!

 ということで、ずっと忘れていた懐かしい世界に触れられてよかったです。
 
 それでね、この実家にあるプーさんの本ですが、これは、母や父が買ったものではないのです。
 父の前の奥さん、ヨシコさんが買っていたものなのです。
 ヨシコさんは、くも膜下出血で亡くなってしまいました。父と母はその後出会いました。
 なぜヨシコさんがこの本を買っていたのかは分かりません。もしかすると、ベビーシッターのようなことをしていたのかもしれないとのことでしたが、もう父も亡くなっているので分かりません。
 母は、父と結婚した後、ヨシコさんの遺物をそのまま使うこともあって、実家で今も使っている調理器具の「おたま」は、ヨシコさんが使っていたものでまだ現役です。金属製で。
 母はこの本も継承して、わたしたち兄妹に読み聞かせをしました。
 たぶん、母は「後妻」として、とても優秀だと思います。若くして亡くなったヨシコさんは、わたしたち兄妹の情操教育に、プーさんを通して間接的に関わることができたので(わたしがヨシコさんだったら、それってすごく嬉しいと思うだろう)。
 まあ、わたしの場合、情操教育され過ぎて、21歳からチャネリングとかしちゃうちょっとおかしな人になってしまったかもしれませんが。。。30代にゃウツにもなったしよー。
 そんなわたしの元の一つに、このプーさんの世界があるのでした。

 ちょっと重いかもしれませんが、これがわたしの実家の小さな家族の物語です。

 改めてそんなことについても思いを馳せることができたので、プーさん展に行けてよかったです。


 *おまけ*
 渋谷の東横のれん街で買ったスイーツ↓
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 生ケーキっぽい見た目の焼き菓子のお店のケーキで、帰宅後母といただきました(奥にある「バイキンくん」のカップはわたしが小学生の頃から使っているもの(笑))。
 ケーキの土台が焼き菓子で、デコレーションにクリーム類が使われていないため冷蔵庫で数日保存できるというものでした。これ、見た目も華やかだし、なかなかよいアイデアですよね。
 半蔵門にあるTIMIっていうお店の出店だったようです。
 味のほうはまあ、おいしいんですけど、ちょっとわたしには甘過ぎたかなあ。。和かふぇつゆくささんで、白砂糖を使わないお菓子のおいしさに慣れた舌には、ちょっとくどく感じられました。でも、普通においしかったです。オススメかもです!

 
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 4月20日土曜日(毎月第3土曜日) 15時~18時
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手帳に保存した読売新聞の和歌・2018年版

 おとといの空@ベランダ↓
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 太陽の下にある雲がちょっと龍っぽいですかね? 右側が顔で。。。

 成人式も終わって、昨日あたりから本格的に日常が戻ってきたという感じの人も多いのでしょうか。
 成人の日の月曜日はわたしは新宿で鑑定があったのでお仕事モードで、昨日夫も休みだったので二人でゆっくり休んでダラダラとしました。久々にドカ寝をしてしまいました。 
 日常が戻ってきた感覚はあるけれど、この年末年始にあったことはわたしにとってはものすごいことだったので、「戻る」という感覚とも違うかなという気がします。。
 新しいなにかが加わったわたしとして日常が新たに始まった感じなのかな。。
 それは、心の面で、ですよ。

 そういえばおとといの朝、目覚める前に、夢の中でスティーヴィー・ワンダーの「LATELY」が流れたんですね。
 それで起きてきてすぐにYouTubeで検索して聴きました。それが今でも頭の中に流れています。
 ので、貼りますね(笑)。いい曲ですよね。これ。

 ピアノとウッドベースの音が好きなんです。恋人との別れを予感している男性の歌です。

 ***

 昨日の読売新聞夕刊で、今日は皇居で「歌会始」があると知りました。
 ちょうど、去年新聞から切り抜いた和歌のブログを書かなくてはなあと思っていたところだったので、またまた図々しいのですが合わせて今日、それを更新しようと思います。
 最後に、去年わたしが作った歌も載せますよ! 恥をかきますよ!(笑&汗)
 なんと、それは今年の歌会始のために、宮内庁に提出してしまったものでもあるのですよ! 下手な字で! でも自分で墨を擦って書いて出したのです!
 本当に図々しいですが、平成最後の歌会始だし、参加してみたかったんです。。(応募総数2万2千首以上とか。みなさん平成の最後だから応募したのでしょうか。学生さんや海外在住の方からの応募も多いそうです)

 乞うご期待! 嘘です! 期待はしないで!(恥)

 ということで、うるさい話は置いておいて、読売新聞の2面の左下にある「四季」欄に毎日掲載される和歌の中から、わたしが独断と偏見でよいなと思って切り抜いてそれをさらに選り抜いたものを、以下に転載させていただきますね。
 2018年版です。
 毎年、その切り抜きをその年のスケジュール帳に保存しているので、去年のスケジュール帳の色に近い色にてお届けさせていただきます。ちょっと読みにくい色ですみません。
 カッコ内の読み仮名は、本紙ではルビになっています。
 だいたい新聞への掲載順になっています。1月から12月までですね。

 では、いきます!
 
 
  対岸も東京といふ冬景色 佐藤博美(さとうひろみ)
 
  省略の過ぎて海鼠となりにけり 奥山源丘(おくやまげんきゅう)

  六つ昔幼な心に受け入れし無限の無声(こえ)を今もなお聞く 山田宗睦(やまだむねむつ)

  リボン美しあふれるやうにほどけゆく 上田信治(うえだしんじ)

  ぼったりと椿の花の落ちるさま近未来日本を見ているようだ 道浦母都子(みちうらもとこ)

  春の星こんなに人が死んだのか 照井翠(てるいみどり)/ 北註:3月11日に掲載されたもの

  名を呼べば川馬(かば)が鼻出す春の水 横井初恵(よこいはつえ)

  加速度のつきし人生山笑ふ 芝満子(しばみつこ)

  いつも揺れてをりし菫を摘みにけり 山本一歩(やまもといっぽ)

  <女は大地> かかる矜持(きょうじ)のつまらなさ昼さくら湯はさやさやと澄み 米川千嘉子(よねかわちかこ)

  おぼろ月大河をのぼる御舟かな 蕪村(ぶそん)

  「光あれ」万物のはじめその刹那ひかりより先に弾(はじ)ける言葉 ユキノ進(すすむ)

  嵐山藪の茂りや風の筋 芭蕉(ばしょう)

  かたつむり静かに殻を引き寄する 白石喜久子(しらいしきくこ)

  脳のなきくらげ涼しく心もつ人は苦しむくらげ愛(め)でつつ 馬場(ばば)あき子(こ)

  アジアでは星も恋する天の川 丸谷才一(まるやさいいち)

  たかが猫一匹飼えば満たされる 愛はつくづく与えるものなり 小鳥沢雪江(ことりさわゆきえ)
 
  おしなべてものを思わぬ人にさへ心を作る秋の初風 西行(さいぎょう)

  武蔵野やゆけども秋の果てぞなきいかなる風か末に吹くらん 源通光(みなもとのみちてる)

  音楽の染み込んでゐる髪洗ふ 池谷秀子(いけやひでこ)

  戦争と平和、ときどきチョコレート 人類史にはたったそれだけ 西村曜(にしむらあきら)

  刃を入るる林檎の楕円きしみつつこの夜宇宙から還る人あり 小島(こじま)ゆかり

  菊食うて夜といふなめらかな川 飯田晴(いいだはれ)

  古里の深き空より木の実降る 関根洋子(せきねようこ)

  秋遍路引き返すには来過ぎたる 角川春樹(かどかわはるき)

  冬銀河いのち支へるものに死も 三森鉄治(みもりてつじ)

  日の本に西と東や野分(のわき)晴れ 榎本好宏(えのもとよしひろ)

 


 去年はたくさん切り抜いていました。スケジュール帳がふくらんでいます。
 毎日この「四季」のコーナーを見て、切り抜くかどうか考えるのが楽しみの一つだったりするのです。

 そして、去年の切り抜きの中で、わたしが一番好きなのは、もうこれは今回ハッキリと決まっておりまして、それは西村曜(にしむらあきら)さんの 

  戦争と平和、ときどきチョコレート 人類史にはたったそれだけ 
 
 なのでありました。
 真面目に考えたら、人類史をこんな風に簡略化してはいけないのかなとも思うけれど、、、でも、これ以上に表現のしようもないんじゃないかなと思えるような気もしてしまいます。「チョコレート」の中に、いろいろなものが含まれると思うし、、男女の愛とか、贅沢とか逆に貧困とか。
 こんな歌を作れるなんてすごいなあ!! かっこいいなあ!!

 というわけで、、、(滝汗)、、、去年わたしが作った歌を載せますね。。。載せると言ったんだもの、載せますよ。。。 
 今年の歌会始のお題は「光」だったのです。
 それを知ったとき、4月の終わりくらいにわたしの中に湧き上がった感覚を歌にしたいと思ったのでした。
 
 いきます。

  夏近し 光を受くる緑の葉 我に手出しができる隙もなし

 もう一つ、去年とても印象に残ったことを歌にしていました。それも載せますね。

  試合後にボール求むる男児(こ)らの声 通り雨のようスタンドに注ぐ
 
 ライオンズの西武ドームでの試合後に感じたことです。

 いやはや、お粗末様でございました!

 今年も和歌の切り抜きを楽しみに、日々を送ってゆきたいと思います。
 (最近新聞が値上がりしていて広告も増えていて不満はあるのですが、、まだ購読していようとは思っています)


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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など - ジャンル : 学問・文化・芸術

ムンク展ー共鳴する魂の叫び 東京都美術館

 今日はすごく晴れていて風が強く、でも気温がそこまで下がっていません。
 洗濯日和です。空気がめちゃくちゃ乾燥しているので、少し部屋干しもしています。ここのところ掃除も年末に向けて念入りにし始めました。まあ、狭い団地ですから、すぐに終わることです。
 所帯染みていますね。
 クリスマスイブですが。
 夫は仕事だし、うちはいつもと変わりません。わたしは仏教徒だし。
 でも夕飯にはいただきもののローストビーフくらいは出そうと思っています。

 おととい夫と観た「ムンク展ー共鳴する魂の叫び」の感想を書こうかなと思います。
 展覧会のサイトは ( こちら
 クリスマス前の三連休で混んでいました。
 若い人が多かったことに驚きました。今まで観た展覧会の中で、一番若い人の姿が多かったと思います。
 その人たちは、美術に詳しいような感じというより、普通な感じで、カップルも多かったです。
 上野の駅ビルにはムンクの「叫び」のポスターがたくさん貼られていて、ムンク一色という感じ。あれを観たら行ってみようという気になるよなと思いますし。
 本物の「叫び」を観られるなら、いいですよね。
 わたしたちの目当てもそれでしたし。初来日のバージョンだということだし。

 「叫び(1910年?)」の絵葉書↓
  181224sakebi.jpg
 まあ、これはずるいというか(笑)、、大成功した作品ですよね。。このモチーフで冗談みたいなグッズもたくさん作られていて、商品化しやすいんですよね。ミュージアムショップでたくさん売られていましたが。
 今って「キモカワイイ」とか「怖かわいい」とかが受けるし、うってつけですよね。
 
 ムンク展を通しての全体の印象は色鮮やかで、思っていたよりも深刻なものではないように思えたということでした。
 
 これが一番好きかな、なんてきれいな色合い!↓
  181224hosituki.jpg
 「星月夜(1922−24年)」。晩年の作品です。風景画はどれも色鮮やかできれいでした。
 ちょっとシャガールの描く色合いにも似ていますかね。。

 これは会場入り口付近にあった映像のインスタレーションの一部↓
  181224tenji.jpg
 「生命のダンス(1910年)」の一部から。一緒に撮りました♪
 これも色鮮やかですよね。
 つまり、「インスタ映え」するんですよね、ムンクの作品て。
 それも来場者が多くなることにつながっているのかなと思ったりしました。

 出口付近にはこんなものも(笑)↓
  181224sakebimino.jpg
 みなさん並んで撮っていました。ひょえ〜〜。楽しい〜〜。

 ミュージアムショップに並ぶムンクの作品の絵葉書やポスターはどれも印刷映えしていて、印刷にしても楽しめる作品なんだなということを、最後に見せつけられました。なので、その印象がどうしても強いのですが。
 ムンクは生前から評価(評判?)を得て成功していたようです。作品をシリーズ化させたり、版画にして廉価で売ったりしていたそうです。
 つまり、極貧で過ごしたゴッホのようではなかったのですね。
 そして、年上の人妻とつきあってばかりいる、独身貴族だったとのこと。。(新日曜美術館で聞いた話です)
 そしてアルコール中毒で、精神病院への入院もしていたということです。
 でも、画家としては売れていたんですね。。
 そっかー。。。
 
 わたしは高校生の頃からミニシアター系の映画が好きで、特に好きなジャンルは戦争の映画と実在した昔の芸術家の生き様を描いた映画でした。
  映画になるような人生となると、波乱万丈であったり、刹那的でなくてはいけないのかもしれませんが、わたしが映画の中で観てきた実在する芸術家たちは、みな不倫をし、お酒に溺れ、麻薬に溺れることもあるっていう感じでした。
 わたしは子供の頃から両親の影響で「芸術的なもの」に憧れていたので、「映画になるような有名な芸術家たち」がみなそういう生き方をしているのを子供ながらに観て、「芸術家になるにはそのように刹那的であらねばならないのかな」と考えるようになり、自分が芸術家を目指すのは無理だろうなと思ったりしたものでした。
 でも、大人になってから、美術家の彦坂尚嘉先生から学ばせていただく機会を得て、わたしのそのような「芸術家像」は間違っていて、近代以前の芸術家たちは王侯貴族から仕事をもらう必要性があるから、破天荒には生き得なかった、わたしが「芸術家的」だと思う生き方は、近代以降特有なものなのだ、ということを教えていただきました。
 つまり、古典までの芸術家たちは、社会人として自分を律していく必要性の中で生きていた、ということです。それは、画家だけではなくて、音楽家もそうですよね。貴族や教会から仕事をもらうんですから。日本では運慶とかがそうですが(運慶は自身も僧侶でしたが)。
 これは、占星術で考えると分かりやすいのですが、土星までしか見えなかった古典の時代までと、観測技術の発達で土星より外側の星が発見された近代以降の時代の違いにも現れることなのかなと思います。
 昔の人たちは、土星の制限の中でやるしかなかった。
 でも、天王星が発見されて「パンドラの箱」が開いてしまって、海王星が「無意識に意識を向ける」ということを人々にさせ、それに耐えられない人たちがお酒(アブサン)に溺れた、というような時代の流れがあるのだと思います。

 すみません、話がとっ散らかってしまいました。

 つまり、わたしはちょっと怒っているのですね。
 
 ムンクの絵は、思っていたよりポップで色合いがきれいで、観られてよかったです。
 「叫び」は、やはり実物を目の前にすると「おお、すごい」と思えるし。
 ムンクの絵を嫌いとかではないです。
 でも、、なんかさ、、「(ムンクのように)刹那的な生き方をすることが芸術的なんだ」と思わさせられていた若い頃の自分に、「そんなこと思わないでいいよ」と言ってあげたくなって、なんか腹が立つんです(笑)。
 まあ、、教養がなかったからしょうがないんですよね。。なんとなく芸術に憧れていただけで、きちんと学んだわけではないから。。

 展示の中には、若い頃に本の中の図版で見て衝撃を受けた「マドンナ」の版画もありました。
 拾いもの画像ですが↓
  181224madonnna.jpg
 女性の周りを精子が囲んでいて、左下に胎児がいるんですよ。
 この絵を若い頃に見てショックを受けて、「人というのはこのような深淵に降りていかなくてはいけないのか、わたしにはきっと耐えられない」などと思ったものですが、、この「マドンナ」も、シリーズ化されていて、木版画などで量産されていて、、全然「売り物」なんですよ。。。
 売り物が悪いとは言わないし、当時のセンセーションはすごかったのだと思いますが、、絵画が一種の内面吐露だとして、このような「吐露」をばんばんと商品化できるムンクという人に、ちょっとびっくりしてしまって。。
 頭がいいってことなんですかね。。自分の内面を対象化させて商品化させられるんだものね。。
 でもなんか、、純粋な高校生の頃のわたしのショックを返せ〜、みたいな。。。

 ムンクは子供の頃に母親と姉を亡くしていて、年上女性とばかり交際していたという話もあるから、マザコンさんではあるのだろうと思いました。亡くなったときの母親を描いた絵もいくつかありました。それが原点ということでしょうか。
 女性の長い髪に絡め取られる男性の絵もたくさんあり、「飲み込む女性性」という「アニマ」的なアプローチだなと思って、それも当時は新しい女性像だったのだろうなあと思いました。
 そのような、無意識的なものや自身のトラウマなどを画題にして、それで商業的に成功したのですから、すごいなあと思いました。
 
 でもなんか、、本当に感動したのかと言われれば、そこまでじゃなかったのかもしれないなと思います。
 世界に誇る美術家を得たノルウエーのオスローには、この方の存在が福音だろうと思うので、破天荒な生き様も、死後にはどう影響が残るか分からないものだなと思ったりもしました。
 
 若い頃、「世界にはムンクっていうすごい絵描きさんがいるんだ」と思っていたので、観られてよかったです。
 (ちなみにわたしの若い頃(二十歳くらいまで)の3大「すごい芸術家」は、ムンクとエゴン・シーレとフリーダ・カーロです!)


 *おまけ*
  昨夜インスタグラムのために撮った写真↓
  181224cross.jpg
 小さなカードを引いたら「LOVE」だったんです。
 今日はクリスマスイブなので、キリスト教的な愛のことだなと思って、壁にかけてある戦前のイタリアの教会で使われていたという十字架と一緒に撮りました(アンティークショップで見つけて惚れて買ったものです)。
 メリークリスマス!(仏教徒だけど!)

 
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盛りだくさんの日 東京国立博物館「デュシャンと日本美術展」など。

 昨日わたしは、秋葉原に奈良 興福寺さんの文化講座を受けにいき、その後上野で友人と落ち合ってお茶をし、その後友人と別れ、東京国立博物館に行き、東洋館で中国美術などを見てモンゴル占いをしてから、「マルセル・デュシャンと日本美術展」を見てきました。

 まずここでなにを言いたいのかというと、昨日はたいへんに盛りだくさんな日であったということであり、でも最近そういう日が増えてきているなという感覚があるということであり、30代の心身の調子が悪かった頃のわたしにはこのボリュームは無理だったけれど、人間どうにか対応していくものなのだなと思っているということであります。
 そして、たいへんに盛りだくさんだった日のことをブログに書くのは難しいというか、どうしよう、ということですね(汗)。
 一つ一つそれだけで記事が書けるようなことだけれど、そうすると大変なので、まとめなくてはいけないのです。

 文化講座のことはすなわち仏教のことであり、それはわたしにとっては大切すぎることなので、おいそれと簡単に記事にはできませんので、このままスルーです(笑)。
 友人と行った初めてのカフェはすてきすぎて、これはスルーできないことです。
 でも今日のメインはやはり「トーハク」とデュシャン展のことなので、展覧会のことを書いたあとに、おまけとしてカフェのことも書きたいと思います。

 ***

 ということで、昨日行った東京国立博物館です↓
181117touhaku.jpg
 写っているのは威風堂々たる本館。
 美術館に来るのも久しぶりかなと思いました。

 せっかくなので、「デュシャン展」に入る前に、東洋館に行って、仏教美術と企画展「斉白石」展を見てきました。
 まずそのことを少し。

 斉白石という人は、チラシによると「中国で最も愛されている画家」で、中国近代絵画の巨匠なのだそうです。「人民芸術家」と呼ばれ、「北京画院」というところの初代名誉院長だとか。
 4階の8室で展示されていました。
 
 時間の都合もあって、ささっと観ただけですが、内容的にあまり難しくない感じでほのぼのとした絵が多かったように思います。
 墨絵ですが、墨のにじみを生かしてものの形を捉えているっていう感じが多かったです。
 わたしは台北の故宮博物院には6回くらい行っているのですが、そこにあるものはもっと精緻で装飾的なものが多いイメージなので、中国美術でもこういう感じのものがあるのかあと思いました。
 「北京画院の院長」さんとなった方だそうですが、あまり威丈高な感じの作品ではないのかなという印象です。

 会場内写真撮影可能なのでいいなと思ったものの写真を撮ってきました。
 蓮池図かな↓
  181117hasu.jpg
 蓮の実ですよね。中でもスッキリしている感じの絵でした。
 
 蝉図↓
  181117semi.jpg
 リアルですね〜。
 墨絵ですがカラーがついているものもありましたし、愛用品などの展示もありました。

 ***

 わたしが東洋館に行きたかったのは、中でできる「モンゴル占い」をしたかったというのもあるのです。 
 動物の骨を4つほど振って、出た面で吉凶を判断するものです。無料でできます。
 最近いろいろ思うこともあるので占ってみたら、よい結果が出ました。
 しかも、それをしていたら知らないお姉さんが話しかけてくださり、以前そのモンゴル占いを説明するために館のボランティアをされていた方で、一期一会の会話を楽しむことができて嬉しかったのです。
 モンゴル占いは、トーハクの東洋館の3階と4階の間にあります。
 ちょっと楽しいですよ!

 その後東洋館の一階で昔の中国や朝鮮半島から来た仏像を少し見学。
 観音様の頭部↓
  181117atama.jpg

 十一面観音像↓
  181117kannon.jpg

 上に貼ったものはどちらもオリエンタルな感じがしますよね。
 イ「ンドっぽさ」を残した表現なのだと思いますが。
 仏教は元は偶像崇拝を禁じていたけれど、ギリシャ彫刻の影響がシルクロードを通して徐々に入ってきて仏像を造るようになっていったそうです。なので初期のインドのあたりの仏像はヘレニズムっぽかったりして、それが最後に流れ着いたのが日本の奈良なんですよね。
 このようなことが勉強できるのがトーハクの東洋館なのでありました。

 東洋館入り口にいる珍獣↓
  181117ikkaku.jpg
 狛犬みたいですがそうじゃなくて、中国の伝説の動物・獬豸(かいち)というものだそうです。一角獣なので、ユニコーンの亜種でしょうか。

 ***

 占いもしてご機嫌になり、平成館に向かって「マルセル・デュシャンと日本美術」展へ向かいました。
 展覧会の紹介動画


 マルセル・デュシャン(1887〜1968)は現代美術に決定的な影響を残したとされるアーティストです。
 作品の内容よりも「コンセプト」を「アート(芸術)」とする考え方、つまり「コンセプチュアルアート」という概念を作り出した人、ということです。
 レディメイドという手法を「手法」として打ち出したのもこの方が初めなのでしょうか。
 有名なのは「男性用小便器」にサインをして「泉」というタイトルをつけて「作品」としたものです。
 今回、そのレプリカも観ることができました。

 以前、現代美術家の彦坂尚嘉先生に、この人の話を何度もしていただいており、観てみたいと思っていたのでありました。
 この方のコレクションがあるというフィラデルフィアまで観にいくほどの熱心さはないのですが、東京に来たのであればいかないとダメだろうと思っていまして、秋葉原の講座があることをいいことに会場に向かったのでした。

 会場では、デュシャンの若い頃の油絵から、年代を追っていく展示がされていました。
 若い頃の絵画を観て驚きました。
 絵、普通にすごくうまいんじゃないの、と思ったのです。
 わたしは専門家じゃないから、自信はないけれど、この人、絵がうまい人って言ってもいいんじゃないのって思ったんですね。
 印象派のような油絵は、そばで観ているとよく分からないけれど、下がって数メートル離れて観ると、何が描かれているのがはっきりして、とても納得できる感じなのですね。うまいよ、あれ。
 
 素描もうまいと思うんですけど↓
  181117piano.jpg
 「ピアノを弾くマグドレーヌ」1911年。
 これ、うまくないんですか? わたしはうまいと思うんだけど。。この素描欲しいくらいだよ。

 絵がうまいっていうのは、ものの形や素材感のようなものをさっと二次元に描き写すことができることなのかなと思うのですが、デュシャンってそれはうまいんじゃないかなって思ったんです。
 その人が、20代までで絵画を捨てて「レディメイド」に走るっていうのは、なんなんだろう、と思いました。
 印象派やキュビズムにも取り組んだけれど早々に絵画を捨て、コンセプチュアルアートを生み出していく。。

 もしや、「うまい」からなの??

 「泉(レプリカ)」↓
  181117benki.jpg
 1917(1950)年。

 この便器に書いてあるサインは、架空の名前なんですけれど、デュシャンは、女装して女性の名前を使って表現活動をされたりしていて、今のネット社会のような「自分を切り分けて活動をしていく」ということを、20世紀のすごく早い段階でされているんですね。
 頭がめちゃくちゃいいってことなのかなあ。。それはそうなんだと思いますが。
 素質として元からうまく描けるみたいだし(うまいことが当たり前?)、自分が美術をやっていて「おもしろい」と感じるためには、そうやって「美術の常識」から離れていって新しい概念を打ち出すしかなかったのかなあ?
 
 例えば、ゴッホとかって、絵自体はあまり上手じゃないと思うんです。だからこそ、うまく描きたいと必死になってああいう作品を遺したんだと思うんですね。耳まで切って。
 ルソーもそうですよね。うまくないよね(笑)。
 それでも、鑑賞者は、ゴッホやルソーの絵からなにかを感じたり、その人物像も込みで絵を観て感動したりするんです。
 でも「普通にうまく描ける人」には、それって、残酷なことなのかのかなと思ってみたりもしたんです。
 「(うまいだけで)おもしろくない」って、鑑賞者から言われるかもしれないし?(そして自分でも「おもしろくない」のかもしれないし?)
 「うまい人」ならざらにいるし?
 そんな中で「個性」を出すためには、うまさを壊すしかなかったり?

 ああ、本当に芸術家って大変!!!!

 そう思えた展覧会でした。
 
 デュシャンは絵のうまい人だった。
 うまい人の大変さ。
 そういえば、彦坂先生から「写真の出現で絵描きの存在意義が崩れた」というお話も聞いたことがあったなあ。。
 記録するために正確に描くということが、写真の出現によって必要とされなくなったのですもんね。
 近代以降、そういう面で、絵描きさんたちの格闘が始まり、デュシャンのような人が出てきて、コンセプトが先行する現代美術が難しくなって、中には美術や芸術を壊すだけ壊していいんだとしてしまう人も出てきたということでしょうか。

 荒野だね。。。

 それでもやはり、絵には力があるというか、力のある絵というのはあるのだと思うので、絵画が世の中からなくなることはないのだと思うのですが。
 絵描きさんというのは本当に大変だなと思ったのでありました。
 観れてよかったです、デュシャンの作品。たくさん考えさせられました。
 わたしは若い頃から、芸術家に対する憧れは強くありましたが、「レディメイドでも芸術が成立することがある」ということを知ったとき、憧れだけではどうにもならない高い壁があるのだなと思ったものでした。
 うまいとか、精密だとか、手間がかかっているとか、そういうことの向こうにあるものがあるのですよね。それがコンセプチュアルアートで、それを作った人の展覧会でした。

 あ、そしてこの展覧会には「おまけ」のように日本の美術という展示もあるのですが、そこには千利休が大事にしたという「黒楽茶碗」や竹の花入「園城寺」などがありました。
 竹を切っただけのものを「花入」として愛でるというのと「レディメイドという発想が似ているとのことです。
 まあ、、でも花入はお茶の席の中での話で、純粋に花入だけを鑑賞するのではないのだと思うので、「レディメイド」という文脈で考えるのには少し無理があるのかなと思いました。

 それでも、デュシャンを観る機会を作っていただけて、トーハクさんに対してありがたいなあとしか言いようがありません。
 1200円でたっぷり鑑賞ができました。占いまでできたし。
 しかも金曜日と土曜日と祝日前日は夜9時まで開館しているんですよ。。ありがたすぎますね。
 帰りがけに、常設展示のハニワとか、本館で薬師寺さんの十一面観音様とか、法隆寺さんの不空羂索観音様とかも拝めたし(わたしにとって観音様は鑑賞じゃなくて拝むもの)。
 ありがとう、東京国立博物館!↓
  181117haniwa.jpg
 さすが国立だ!!

 ***

 と、たいへんに記事が長くなっているのですが、昨日友人と行ったカフェがすごくよかったのでその情報もおまけでつけますね!
 上野の公園とは反対方向、台東区市役所の近くにある「ルートブックス」という、ブックカフェです。
 路地裏にあって、ちょっと分かりにくい隠れ家的なお店でした。
 友人がカフェに詳しくて教えてくれました。
 お店の外にも中にも植物がたくさんあって、非日常感があります。
 ハーブやサボテン、観葉植物↓
181117cafe1.jpg

 お店の中は本と緑が溢れる↓
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 ゆったりくつろげるし、店の奥に古いピアノもあってすてきでした。

 ガテマラのコーヒー500円がオススメ↓
  181117coffee.jpg
 今まで嗅いだことのないフルーティーな香りのするコーヒーでした! どびっくり!
 あの香りは言葉で説明できないや! すごい!
 
 お店の食べログは こちら です。

 
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 11月24日(土曜日) 15時~18時
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  30分/2000円 延長10分ごとに+1000円
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術

興福寺中金堂再建落慶法要へ・2 10月11日落慶法要 興福寺厳収

 今日の東京都下小平は曇り空です。
 雲のない空を見たいような気がする。。。

 おとといまで行っていた奈良 興福寺さんの落慶法要の記事の続きを書きます(前の記事は こちら )。

 前日10日の法要では雨に降られず、午後には雨が降りましたが夕方からは止み、夜にあった音楽イベントは無事に雨に降られませんでした。(非常に)高価な楽器を携えていた出演者さんもホッとされたのだと思います。
 ホテルに戻ってからも、頻繁に天気予報をチェックしていました。
 法要最終日の11日も雨の予報です。
 夜明け前に一瞬目覚めたときも、天気が気になりました。
 なんか本当に、、この前の高知から、、いえ、去年の稚内から(あれもすごかった、笑)、天気を気にしてばかりで。。。つくづく雨女になってしまったなあと困ってしまいます。

 朝ホテルを出るとまだ平気だったのですが、入場受付に並んだあたりからポツポツと雨が降り始めました。
 前夜の音楽イベントで配っていただいていた雨合羽を着込み、受付を済ませて会場に入ります(この日も入り口で新しい雨合羽を配っていましたが、前日にいただいていたので遠慮しました)。
 早い時間に並んだので、前日と同じ特等席をゲットできる。
 
 しかし最終日は雨、春日大社さんの太鼓も覆いがされています↓
181013chuukondou.jpg
 席について座っていると、雨がどんどん強くなってきます。周りの皆様も雨合羽を着始めました。
 すると近くにいたおじさまが、「今日の法要は中金堂の中でやるから、この席だと少し中が見えるからいいね」と話しかけてくださり、この日の法要が目の前に作られた舞台(?)でなくて、お堂の中でされると知りました。
 でも、、雨の中でやると法衣が濡れてしまうし(まさかカッパを着ることはないのだろうし)、皆さんが風邪を召されるかもしれないと思っていたので、中でされると聞いてホッとしました。
 周りの席の方々で、雨になったことを悪く話しているような人はいらっしゃいませんでした。
 そんな中、雨脚がだんだんと弱まってきます。すると、後ろの人が「ほら、もうすぐ晴れそう」とおっしゃって、本当に少しずつ空が明るくなってきて、法要が始まる頃、雨が止んだのでした。
 すごいですね。
 興福寺さんは明治までは春日大社さんと神仏習合の一体の組織だったそうですが、春日の神様と龍神様の御神威だったのでしょうか。
 
 ***

 中金堂の軒下に南都楽所さんたちがお座りになって、雅楽が奏される中、法要が始まりました。
 最終日は興福寺さんが厳収される「法華経寿量品講讃法要」です。
 舞楽が舞われ、献茶がされ(武者小路千家の千宗屋さんでした)、森谷英俊副貫首様が唄われ、散華(さんげ)が行われました。
 中金堂の屋根から、ひらひらとどこかの誰かが写経をした蓮の花びらの形をした「散華」が舞うように落ちてきます。
 この瞬間をこの目で見られるなんて、思っていませんでした。
 前日にも散華はありましたが、大きな中金堂のお屋根の上からひらひら舞う様子が本当に幽玄で、泣いてしまいました。
 あの中に、わたしが写経して奉納した2枚がどこかに、あるんだと思うと、嬉しくて嬉しくて、胸がいっぱいになりました。

 屋根に残る散華写経↓
181013sange.jpg
 白くチラチラ見えるものがそうです。

 散華が終わると、司会のアナウンサーさんが「散華写経のうちのもう一枚は、中金堂の屋根裏に、未来永劫保存されます」と説明してくださいました。 
 それも嬉しくて、泣いてしまいました。
 このような貴重な機会をいただいたことを、感謝してもしきれないのです。
 
 なんだか最近は、そのようなことばかり感じているように思います。

 これは記念品としていただいた散華↓
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 畠中光亨先生による春夏秋冬のお花の絵が描かれてあります。きれい〜〜。

 ***

 散華の後、中金堂の廊下で西洋のバロック音楽が献上されました。日本テレマン協会さんの弦楽演奏で、ロッシーニのオペラの序曲だそうです。軽快で明るい音楽でした。
 まさかこのような場所でバロック音楽を聴けるとは。。。(笑)
 興福寺の貫首である多川俊映猊下様は、音楽がお好きとのことなので、このような思い切ったことをされたのかなと思ったり(夫はのちに「興福寺はボーダー(境界線)を越えようとしているお寺なんだね」と言いました)。

 そしてその後、多川俊映貫首様の「表白 神分」というものが講されました。
 それは、漢文の文章なので、所々しか分からなかったのですが、ここでもすごいことが話されていたように思います。
 仏教的な「成仏」を目指す上で、「神通力」というものを(興福寺としては)どう捉えるか、ということが、宣言されていたように思うんです。
 
 神通力というものもわたしは詳しくないですが、つまりは超能力のようなものでしょうか。
 見えないものが見え、聞こえないものが聞こえ、未来が見通せ、人の心が読め、行けない場所に行けるということでしょうか。
 「仏の道」を目指すと、「神通力」も開発されるという考え方が広くあるのだろうと思いますが、そこに一石を投じておられたのだと思うんです。
 見えなくても、見えない力(神仏の力)があると信仰する。そして精進する。
 その心(心意気)こそに意味があるのではないのか、と。
 そう仰っているのかなと思いました。

 本当にそうだなとしか思えません。

 わたしは霊能者ではないので、見えるということがどういうことなのかはよく分かりません。その視界がどういうものなのか知りません。
 でもわたしは、自分の妄想なのかもしれませんが自分を「チャネラー」であると思っているので、もしかすると、「聞こえないものが聞こえる」ということは、あるのかもしれません(最近はあまりそういう方向に自分を調整はしていませんが。占いでそれができると分かってきたから)。
 21歳からチャネリングをしてきましたが、心はずっと散乱していて、何年も何年も、穏やかさとは程遠い日々を送っていました。
 「悟り」などというものとは対極にいたかもしれません。「神通力」があるという他者への嫉妬心や対抗心だってありました。面白くないと思うことがたくさんありました。
 そんなわたしが、そういうわたしでいてはいけないんだ、と心底思えたのは、唯識仏教を教えていただいて、人にとってよくない心の働きがたくさんあるということを知って、それを自分に照らし合わせて多少は吟味するようになったからです。
 だから、神通力の有無とか、不思議な経験などの多さは、すなわち心の平安と比例はしないのではないかなと思います。
 
 でも、ときどき、不思議なことがあったりもするんです。
 それが起こることをコントロールができないようにも思います。
 そういうときは、それに奢らず、謙虚でいるように心がけるしかないのかなと思います。
 そういう心を忘れないために、唯識仏教の勉強がわたしには必要なのかなと思っています。

 ***

 その後、法隆寺の管主 大野玄妙猊下様の咒願文、多川俊映貫首様の経論釈(「如来寿量品」と「成唯識論」。ここはすごく難しくてよく分かりませんでした)、龍蓋寺の川俣海淳猊下様の経論題、興福寺のザイレ暁映様の講問(これもすごく難しくてちんぷんかんぷん。ちなみにザイレ暁映様はドイツ人でいらっしゃいます。うーん、興福寺イズボーダーレス!!)、中国の伝記を元にしたという舞楽「蘭陵王」が舞われました。 
 
 その後、唯識三十頌の読経があり、わたしも心の中で唱えさせていただきました(ここで少しだけ雨が降ってきて笑えてしまった)。

 その後宝号を唱えたりして、落慶法要は終わったのでした。
 最後に多川俊映貫首様が外にお出ましになり、ご挨拶をされました。

 興福寺は広すぎて、明治以降は公園のように扱われてきたこと。
 それをどうにかしたいと思ったとき、識者から「興福寺には『祈りの導線』がない」と言われ、それを整備するためにも中金堂の再建をしなくてはと思ったことなどが語られました。
 そして、これもすごく重要なことだなあと思えることを付け足しておられました。

 昨今、「祈りより行動」などと言われて、祈ることが軽視されているけれど、祈ることも立派な行動であり、祈りこそが重要であると考える、ということです。
 そのために、興福寺の中金堂にこれからもいらしてね、と仰っておられました(笑)。

 ぜひそうしていきたいと思います。

 中金堂の一般公開は10月20日からとなります。
 興福寺は近鉄奈良駅から歩いてすぐの場所にあります!

 ***

 法要は終わってしまい、会場から出るとちょっとポッカリした感覚がありました。
 前日は高速バスで奈良入りしており、ずっと動きっぱなしで疲れもあるため、まずは着替えることにして、駅のトイレに向かいました。
 楽な格好に戻って、お昼を食べようとならまちへ。
 外国人客も来ているような繁盛している天丼屋さんがあり、値段を見てみるとお手頃だったので入ってみました。

 じゃじゃーん↓
  181013tendon.jpg
 大きな穴子の天ぷらもあって、税込1300円くらい。半熟の玉子の天ぷらが意外にもおいしくて!
 でもボリュームがありすぎて、ごはんを食べ切れませんでした。。

 ついでにおめでたいからお酒も飲んでしまう↓
  181013sake.jpg
 奈良のお酒が切れていたので宮城のお酒でしたが、おいしかった〜〜。

 ほろ酔い気分となったところで、今度は春日大社さんに向かいます。

 バス停の近くにおったしかしゃん↓
181013sika.jpg
 のどかや。。。

 本殿前にある榎本神社さんの近くでは水が流れる↓
  181013omizu.jpg
 榎本神社さんは、春日大社さんが建つ前にあった元々の春日のお山の土地神様なのだそうです。
 ちゃんと本殿のそばにおられます。

 約一年ぶりの春日大社さん、回廊↓
  181013kairou.jpg

 参拝所で記念撮影↓
  181013minokasuga.jpg
 若干ドヤついているね。
 
 おしかしゃんとも記念撮影、、うまくいかず↓
  181013minosika.jpg
 カメラを見てくれんのう。。。
 
 この後、若宮様や金龍神社様、奥の院の方にお参り。

 今回、春日大社さんでは新たに行きたいところがありました。
 今年、新しくお社を建てたのだそうなのです。
 その名も「竜王社」。
 春日大社さんでも龍神伝説はあるそうなのですが(興福寺横の猿沢池も龍神様がおられるとのこと)、以前あった竜王社を再建されたとのこと。
 本殿からは少し離れた場所にありますが、去年偶然見つけた「病気封じの神様」である水谷神社のすぐそばにありました(このエリアは少し渓谷みたいになっていて、水が流れているので龍エリアなのかも?)。
 出来立てホヤホヤの竜王社さん↓
181013ryuuou.jpg
 なんだか赤ちゃんみたいでかわいく思えました。
 わたしもこの春に「北白龍」という名前をいただきましたから、運気が上がるようにしっかりお参りさせていただきました。

 そしてその後、「病気封じ」の水谷神社さんに向かう。
 乳がんですからね。。。そしてわたしだけが病気なんじゃないからね。。。
 書き忘れていましたが、前日の興福寺さんの東金堂の薬師如来様の前でも、そりゃ熱心に祈りましたです(そして名香・薬師香を購入)。 
 病気に関する神仏の前では、ちょっと他の場所とは違う真剣さでお祈りをしてしまいます。
 水谷さんのお社の周囲には大きな木がたくさん。一緒に撮りました↓
181013minomizuya.jpg
 水谷神社さんは、春日大社さんの中にある摂社の中でもかなり格の高いお社なのだそうです。
 本気の祈りが集まる場所でもあるのだと思います。

 そういえば、なんだかこの竜王社さんから水谷神社さんのあたりで、ものすごくよい香りがしていたんです。
 針葉樹とミントとお花が混ざったような、今まで嗅いだことのないような素晴らしい香りです。
 おいしくておいしくて、胸いっぱいに吸い込みました。
 ああ、この空気を持って帰りたいと思いました。
 そしたら、、気のせいかもしれませんが、東京に戻って来て、国分寺駅のホームでその匂いが一瞬して、うちに帰宅してからも一瞬したんです。
 あれっと思ったけれど、、、今はもうしません。
 ちょっとした不思議ですかね。。ありがたいことですね。

 そして、気にしてくださっている方もいらっしゃるかもしれないので書きますが、春日様のおみくじです。

 今回、中吉でしたが、なんだかよいことしか書いていないものを引きました。
 「病」のところも、早く治るよと書かれていました。
 そこだけなら嬉しいだけなのですが、他のところもよいことばかりなので、ちょっと逆に怖いです(汗)。
 気を抜かずに頑張ろうと思います。。

 これは参道で見つけたすごいもの↓
  181013ki.jpg
 杉か檜か、針葉樹の枯れて朽ちた巨木の残骸の中から、新しい針葉樹がすっくと立ち上がっているんです。
 命のサイクルを感じますね。。。
 
 このようなものも見てとても満たされつつ、東京に戻ることにしました。
 今回は新幹線を使いました↓
181013sinkansen.jpg
 新幹線はやはり速いですねえ。。
 でも、、お昼に食べた天丼の胃もたれもあるのか、地元に戻ったらちょっと気持ち悪くなりました。
 前にも奈良から帰ったときになったのですが、自分の「エコー」のようなものはまだ奈良にいるのに、身体は小平にいるから、変な感じがするのです。
 飛行機の移動ではこれにはならないんだけど、やはり新幹線だとこれになるんだなと思いました(それとも奈良だからなのか??)
 高速バスだと移動がゆっくりだから、身体が土地の波動の変化に馴染みやすいのかなと思うのですが。。
 新幹線、やはり得意ではないなあ。。。

 そんなこともあって、ちょっと急いだかもしれませんがすぐにブログに今回の奈良滞在のことを書きました。
 書いて気持ちを整理すれば、身体の違和感も整理されるのではないかなと思ったので。。

 今日も長い記事になってしまいましたね。
 
 今回、興福寺さんの落慶法要で見聞きしたものをもとに、気持ちも新たに、これからも考え続け、祈り続け、できることを見極め行動していけたらよいなと思っております。

 最後に、わたしが写経して奉納した「散華写経」の文言を書いて終わりにしたいと思います。

 
  諸悪莫作 ショアクマクサ  どんな悪も、行ってはならない。
  衆善奉行 シュゼンブギョウ 善いことは、どんな小さなことでもしよう。
  自浄其意 ジジョウゴイ   そして、自らその意(こころ)を浄めよう。
  是諸仏教 ゼショブッキョウ これが、諸仏の教えである。


 (正直に書きます。わたしはこの「悪をしない」ということを決めるのに時間がかかったのです。「ちょっとくらいいいじゃん」と思ってしまうからです。「みんなそうしてるじゃん」と。でも、少しずつ、悪をしないことがいかに大事なのかということが見えてきた、そんな風に思います)

 
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興福寺中金堂再建落慶法要へ・1 10月10日落慶慶讃法要 比叡山延暦寺厳収

 わたしがここ5年ほど「文化講座」にて仏教の勉強をさせていただいている奈良の興福寺さんが、このほど301年ぶりに伽藍の中央にある中金堂を再建されまして、その落慶法要が7日から11日まで執り行われました。
 今回その法要に夫とわたしを招待していただきまして、10日と11日の法要に参列させていただきました。
 ずっと文化講座には出ていたし、夫の名前で再建のための勧進(寄付)はしたことがありましたし、東京でされていた「勧進能」には何度か参加させていただいたことがありましたが、招待していただけるものだとは思っていなかったので驚きました(でも会場では文化講座でお見かけしたことのある方もいらっしゃいましたので、そんなに「特別」なことではなかったのかなと思います)。
 
 ちょうど5年前の10月に、クラブツーリズムさんであった奈良の名所を訪ねるツアーに参加し、大人になってから初めて奈良に行きました。
 そこで日本の律令国家としての文化の始まりの場所のパワーを感じて、すごく感動しました。
 そのとき、興福寺さんも訪ねましたが、そのときから中金堂の再建現場には覆いがされていました。 
 それを横目に見つつ、五重塔のあまりの美しさ(かっこよさ)に感動し、阿修羅像をはじめとした仏像にも感動し、そのツアー中、興福寺さんでだけは、お土産ショップで興福寺さんの解説本を買ったのでした。その本にはいとうせいこうさんの解説があり、いとうさんの小説を若い頃に読んでいたので、ならば読めるかなと思ってこちらにしました。表紙が阿修羅だし。
  
 5年前にそのツアーに参加したいと思ったのも、興福寺にある阿修羅像を見てみたいと思ったからなのでしたが。阿修羅像に関しては、美術家の彦坂尚嘉先生から「素晴らしい」というお話を聞いていたので、それで憧れが募り、行ってみることにしたという経緯があります。
 そのツアーの滞在中、興福寺にある国宝の「仏頭」が東京上野の東京芸大まで出張されていて(=展来会があった)見ることができず、東京に戻ってから仏頭展も見にいってみようと繰り出しました。

 その会場で、上に紹介した本でも執筆されている森谷英俊副貫首様のミニ説法があり、お話の中で「今、中金堂の再建のために『散華写経』というものをしていて、それは2枚あるけれど16字のお経だし2000円だし、ちょっとランチを我慢して写経をすれば、1枚は落慶の際に使わせていただくし、もう1枚は興福寺でしっかり保存しますよ」というお話を聞いて、ぜひやってみたいなあと思ったのでした。
 そして「仏頭展」の会場の端っこで、文化講座の案内ハガキを見つけて、出てみたいと思ってすぐに参加させていただきました。初めて出た講座では、柳田泰山先生の書道の話がおもしろく、瑜伽(ゆが=ヨガ)の会という瞑想の時間が静かで美しく、多川俊映貫首様の説法では興福寺が守ってきた「唯識仏教」のお話が聞け、「慳(けん)」という用語を教えていただきました。「慳」というのは、人間にあるよくない心の働きの一つで、出し惜しみをすることです。出し惜しみというのは、お金や物品に関することだけでなく、情報や知恵などのことも表します(たぶん、そちらのほうが仏教的には問題とされるのだと思います)。
 「情報の出し惜しみ、知恵の教え惜しみ」も、「『慳』というよろしくないこと」である、ということに、わたしはものすごく感銘を受け、こちらで勉強をさせていただきたいと強く思うようになり、以来5年ほど講座に通わせていただいています。
 あの頃、自分が5年後に落慶法要に参列することになるとは、夢にも思いませんでした。
 でも今から思い返すと、5年前にまるでエスカレーターに乗るように「自動的に」、奈良ツアー参加から文化講座参加まで状況が繋がっていったので、これも仏様や観音様、春日の神様からいただいた「ご縁」なのだろうなと思っております。
 
 ***

 ということで、今回参列させていただいた落慶法要の4日目と5日目のことについて、ご報告したいと思います!

 今回も行きは夜行バスを使いました。
 法要の開始時間は10時、バスで早朝に奈良に入ればよいかなということで。
 10代の終わりから金沢に行くために夜行バスを使っていたので、体が慣れているのでできることなのかなと思います。アラフィフの今から夜行バスデビューっていうのは難しいですよね。
 朝6時半前に近鉄奈良駅について、駅のトイレでまず着替えをしました(笑)。301年ぶりの大変におめでたい落慶法要ですから、ちょっとよい服で行こうと思って準備をしてきました(案内状には「平服で」とありましたが、カジュアルな服では出たくなかったのです! 気合いだ!)。
 そして7時に「ならまち商店街」のマクドナルドで朝ごはんをいただき、トイレでお化粧などさせていただき、靴を履き替える(笑)。
 マクドナルドにもこのミニ旗が!↓
  181012mac.jpg
 いやが応にもテンション上がるぜ!

 8時半にマクドナルドを出て、猿沢池に向かう。
 鴟尾(シビ)が顕になった新しい中金堂と五重塔が池の向うに↓
181012sarusawa.jpg
 この姿を見て、思わず「おめでとうございまーす!」と叫んでしまいました(笑)。後ろを見たら、写生をしているおじさまがおられた。。邪魔してごめんなさい。。
 記念にちょっとお澄ましして↓
  181012minosarusawa.jpg

 受付を済ませ、会場の中、中金堂を仰ぐ↓
181012chuukonshoumen.jpg
 ご立派な姿でため息が出ます!

 こんな写真も撮ってみる。ドヤつきながら↓
181012minokaijou.jpg
 
 この後、早めに入れたこともあり一般参列者としては最高の特等席をゲット!
 いえ、はじめは後ろのほうにいたら、そばにいたおじさまが「前のあの辺り行ってもいいみたいだよ」と教えてくださり、では、ということで移動したのですよ。。
 お堂のすっげー近くの特等席だい!(笑)↓
181012shuukontaiko.jpg
 このすごい太鼓は、春日大社さんからお借りしてきたものだそうです。春日大社さんの宝物殿にあるものです。

 嬉しくて写真を撮る↓
181012minowa.jpg
 いえ、ふざけ顔でピースサインしてたら、そばにいたおばさまに見つかって笑われてしまって、「すみません」と言いながら撮った写真です(笑)。

 写真を見ていただければお分かりいただけますように、この日、曇り空なんですね。
 でもすぐに降るような感じではなく、法要が始まりました。
 春日大社さんの太鼓が打ち鳴らされ、雅楽が奏される中、延暦寺の皆さんが入場されます。
 この日の法要は、京都の比叡山延暦寺の僧侶様たちが厳収される「落慶慶讃法要」です。 
 法要の様子は写真には撮っていませんので、すみません。
 産経ニュースに動画が上がっていたので、それを貼りますね。


 わたしははっきり言って、興福寺さんの唯識仏教以外のことはよく知らないのですが、比叡山延暦寺さんといえば京都では一番の大きなお寺だということは知っています。
 その延暦寺さんと、奈良の興福寺さんの間には、歴史的な大論争があって、ちょっと仲がお悪い時期がおありだったようなんですね。
 そんな延暦寺さんの天台宗座主 大僧正 宏映猊下様の「表白」という言葉を聞くことができました。
 お年を召していらっしゃる大長老のような方で、この日のために京都からいらしたのかと思うと、すごい場面に立ち会わせていただいているのだな、と思い現実のものとは思えないような心地になりました。

 ***

 ここで、すごく大事なことだと思うので、興福寺さんと延暦寺さんの間であった「論争」が、どういうものかということを少し書きたいと思います。
 それは、人間に与えられた「仏(悟りを得た者)を目指す道」を、どう考えるのかという問題です。
 でもわたしはすべての仏教の考え方に詳しいわけではないので、事実誤認があるかもしれません。その場合は申し訳ありませんが、すごく普遍的なテーマで、自分もどうなんだろうな、とときどき考えることなので、書いてみます。

 仏教では、すべての人に「仏になるための種がある」と考えられています。
 どんな悪人も、どんな人も、悟り(安寧な心でいること)を得たいと本気で思ったら(発心したら)、そうなれるとする考え方です。
 ですから、すべての人は仏であると考えることができるのだと思います。無条件でということでしょうか。
 たぶん、延暦寺さんはそう考えるほうです。
 一方興福寺さんの法相宗では、そうは言っても、仏にはなれない人もいる、とも考えるそうなのです。
 これは、「今の時点では」ということかもしれません。
 すべての人に仏となるための種があるからと言って、好き勝手して人を害していたら、やはり成道は難しいということなのだと思います。
 興福寺さんの法相宗は、その「難しさ」を厳しく見つめ、自分に反省を課すという考えです。
 そして、天台宗である延暦寺さんは、すべての人は成仏できるという優しい考えなのかなと思います。

 この二つの考えかたが対立して、論争になったのだそうです。
 そして、その論争にはっきりとした答えは出ていないのだそうです。

 すみません、わたしなりの言葉で説明するとこうなるのですが、これ、すごく大事なテーマですよね。

 わたしは、これはどっちも正しいのだろうと思ってしまうんです。
 すべての人に「成仏する(悟りを開く)」種はある。それもたぶん真実。
 でも、それにあぐらをかいて、好き勝手していたらやはりまずくて、その場合は悟りから遠ざかる。
 どちらも真実に思えます。
 その上で、どっちかといえばこっち寄り? という風に考えていけばよいのかなって思っているんです。
 
 わたしの場合は甘ったれだしすぐに調子に乗るので、、たぶん、法相宗の考え方に常に触れている方が、自分を律したり大事なものがなにかを見失わないでいられるんじゃないかなと思います。
 でも、常に常に世の中や人を厳しくしか見られない人は、天台宗の考え方に触れるのがよいのかもしれませんよね。
 そんなことを思いながら、文化講座に通わせていただいているのです!

 このような大論争のあるお寺同士が、21世紀に法要を一緒にされるというのはすごいことですね。
 参列できたことを本当に嬉しく思います。

 法要後は中金堂の中に入って参拝させていただきました。
 金色に光るお釈迦様と、法相宗にとって大事な人々が描かれた柱絵がかっこよかったです。
 (柱絵に描かれていたのは、無着菩薩様、世親菩薩様、護法論師様、戒賢論師様、玄奘三蔵法師様、慈恩大師様、淄州太師様、濮陽太師様、玄昉僧正様、善珠僧正様、別当行賀様(井上靖さんの「僧行賀の涙」の主人公)、真興上網様、権別当蔵俊様、解脱上人様(解脱上人貞慶様)です。描かれたのは日本画家の畠中光亨先生です)
 
 ***

 だいぶ長くなってしまいますが、もう少し続けます。

 法要が終わってから、お昼を食べに行きました。
 国宝館の裏手に法要の5日間特別に設置されたカフェ↓
  181012cafe.jpg
 
 わたしは興福うどん、夫は寿司バーガーを↓
  181012udon.jpg
 おうどんは優しいお味でおいしかったです! 寿司バーガーもボリュームがあっておいしかったです。クリームチーズ入り!

 お昼の後は興福寺の国宝館と境内をゆっくりお参り。
 この辺りから雨が降ってきました。。。ヤバイヤバイ。。。
 
 愛しの五重塔↓
  1810125juu.jpg
 かっこええね。
 この五重塔は「生きている」と思えてしまうくらいの迫力なのですが、法要の間、僧侶の皆さまの読経の声など、聞いておられるんだろうなあと思ってしまいました!

 南円堂↓
  181012nanendou.jpg
 中におられる不空羂索観音様が大好きです。

 また雨に降られている三重塔↓
  1810123juu.jpg
 去年も雨と一緒だった。。。隅っこでちんまりしているのです。。。

 北円堂↓
  181012hokuendoiu.jpg
 外から「唯識三十頌」を唱えさせていただきました。

 雨が強くなってきて不安を覚えつつ「ならまち」に出て、お茶をしてからホテルにチェックイン。
 地元の人で賑わうケーキ屋さんにて↓
  181012cake.jpg

 今回は猿沢池まで徒歩1分くらいの小さなホテルに泊まりました。
 そこで一休みして着替えて、今度は夜のイベントに参加。
 なんと、バイオリニストの川井郁子さんとジャズピアニスト木住野桂子さんが出演されるイベントがあり、試しにと観覧を応募したら当たったのでした(でもたぶん応募したら全員当たるって感じ)! 盛りだくさんです!
 
 奇跡的に雨が止んで、演奏中は降られませんでした↓
181012live.jpg
 
 「音色ではじめる新たな歴史」というタイトルの落慶記念イベント、とってもステキでした。
 木住野佳子さんて存じ上げませんでしたが、演奏がわたしが好きな感じでしたし、川井郁子さんは女神か天女かと思うほどに美しかったです。。つい人相で見てしまい、、文句のつけようのないよいお顔だと嘆息を漏らしていた次第であります。
 しかしまさか、中金堂の前でスタインウェイのピアノとストラディバリのバイオリンの音色を堪能できるとは!
 雨に濡れなくてよかった!
 贅沢な時間を過ごすことができました。ありがとうございます!

 イベント後は、興福寺さんからすぐ近くのトラットリア「ピアノ」で食事を。
 ランチに何度か来ているお店です↓
  181012zensai.jpg
 前菜。ちょっと体が冷えたのでグラスの赤ワインを頼みました。

 赤ワインに合うと思ってつい頼んでしまったのは↓
  181012sikaniku.jpg
 鹿肉の赤ワイン煮込みのパスタ。
 でもここは、、、鹿が神様の使いとされる土地だった。。。
 食べてしまった。。。
 ごめんなさい。。。
 おいしかったです。。。。。

 なんだか盛りだくさんすぎて、夢の中にいるような、現実ではないような、そんな気さえする日となりました。
 そして雨の心配をしつつ、落慶法要最終日に向けて眠りについたのでした。

 
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字を書くことについて少しだけ学んだこと

 拾いもの写真↓
180904storm.jpg
 台風っぽいですかね?
 今近畿地方は大変なのだろうか。。被害が大きくならないよう祈るばかりですが。。
 
 今日も台風です。毎週台風です。今日は夫が休みで家にいますが、突然すごい雨が降ったりするので出かけられません。
 今夫はずっと、この前のわたしのiPhoneの機種変更のときにセットにすると料金が安くなるからと持つことになったHUWAIのタブレットでネットを閲覧しています。Our First HUWAI。そのタブレットと夫の姿を見て、昔のシェリル・クロウの「My First Sony」という歌詞が出てくる社会的な歌(デビューアルバムの中の「The NA-Na Song」)を思い出し、その頃のアメリカ人の気持ちはこういうものだったのかと思ったりしています。
 その歌のYouTubeを貼っておきますね。

 
 今日は関東地方も雨がすごくなりそうだったので、昨日のうちに国分寺に買い物に出ました。
 お気に入りのボールペンのインクがなくなったので、新しいものを見繕ってきたんです。
 ダメになったボールペンは、いつだったかどこかのプリンスホテルでもらったもので、線が細くて形もきれいで使いやすいものでしたが、同じものをもらうためにホテルに泊まるのは酔狂すぎますよね(笑)。市販されていたら買いたいくらいですが。

 わたしは筆圧が高いのか、普通の太さのボールペンだと字の細かいところが潰れてしまうんです。
 あと字を書いていると、小指の下の感情線が膨れる部分が紙に擦れてインクが滲むことも多し。
 これは鉛筆でも同じで、学校ではいつしか濃さが薄めの「H」の鉛筆やシャーペンの芯を愛用するようになっていました。
 男の人なんかはこういうのどうされているんですか? 濃くてもきれいに書けるのですかね?
 わたし、握力は情けないくらいに弱いのですが、筆圧と握力は関係ないのかな。。
 子供の頃から「考える速度で字を書く」という感じで、字を書くときは丁寧さは二の次で、力任せというか、勢い任せな部分があるのだと思います。
 これはタイピングでも同じで、速さ重視でけっこう乱暴にキーボードを叩いているかもしれません。変換とかで時間がかかるとイライラしてスペースキーを叩いてしまうし。
 血圧が上がるからやめたほうがいいのでしょうけれど、こういうの。。。(汗)
 わたしはパソコンを使う前はワープロを使っていましたが、バタバタ入力してもきれいな「活字」に保存・印刷されるから、タイピングするのが好きでした。
 今思い出しましたけれど、チャネリングが始まったばかりの1993年頃、筆談のチャネリングの内容をタイプ起こしして、印刷してコピーして友人たちに送りつけていました(笑 迷惑だったかも)。あの頃からずっと同じようなことをしているなあ。。ヤバイね、成長してないね(笑)。
 ネットはいいですねえ、世界中のきれいな写真ダウンロードして記事を作れるし。

 話はボールペンに戻って、昨日はロフトで見てきましたが、今って安いペンの種類が豊富で見ていて楽しいですね。
 わたしはそんな中で一番細い0.28mmのゲルインクのボールペンを選びました。手帳に細かく書き込むのでこれくらいじゃないとです。
 形はあまり気に入らなかったのですが、書き味重視で。。
  
 細くないと、画数が多い字とか真っ黒になりますよね。。。
 ボールペンって、結局アルファベット文化の人たちのものなんじゃないかという気がしてきた。あれなら太くてもいいし、逆に細すぎると見にくいかもしれませんね。
 あとは名前をサインするだけなら、ある程度の太さがあったほうがよいのだと思います。

 ***
 
 そんな字を書くときに乱暴なわたしなのですが、今年は少しだけ「習字」をしたんですよ。
 奈良の興福寺さんが来月、再建された中金堂で落慶法要をされますが(今回、夫婦でその法要に参加させていただけることになりました、青天の霹靂であります)、その法要で「散華」に使う蓮の花びらの形の紙に16文字の簡単な写経をするというものがあって、それにも参加させていただいたのです。つまり、16文字ですが「写経」をしたのですね。それをいくつか奉納させていただきました。
 これ、やろうと決めたはいいけれど、習字なんて小学校以来やっていなかったので(しかも苦手だったし)、簡単な道具を買って、数年かけて少しずつ練習をしました。まずは筆ペンで練習して、そのうち墨をすって細い筆で書く練習をしました。そして今年に入って、清書したものを送らせていただきました。
 もちろん下手くそですが、丁寧に力を入れないようにして字を書かないと、もっと下手になるということが分かりました。。
 それに、墨をすると心が落ち着くようにも思います。
 子供の頃には分からなかったことでした。
 
 今、その興福寺さんのための写経がなくなってしまったので少し淋しいのでした。
 「あれをいつかやらねば」ということが、去年までよい感じのプレッシャーになっていたので。。(笑)
 せっかく「墨をすって丁寧に字を書く」ということのよさが分かってきたので、なにかで続けられたらいいなと思っており、もちろん写経するのがよいのだとは思うのですが、ちょっと思い浮かんだものがあるので、来年の宮内庁の歌会始に和歌を送ってみようかなと思っています(笑)。習字でやるのが必須なんですって。お題は「光」ですって。
 
 来年には平成が終わるし、やるだけやってみようかと思っているのです。
 来年のお正月、歌会始が終わったらお披露目しようと思います(笑)。

 
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テーマ : 書道 - ジャンル : 学問・文化・芸術

興福寺中金堂再建記念事業 東京講座 天平人の祈り

 28日夜のワールドカップサッカー日本代表のポーランド戦を、また怖くてちゃんと見られなかった北白龍こと北美紀です、こんばんは(ネットの掲示板の実況は見ていた(笑))。
 いろいろな戦い方があるものなのだなあ。。
 
 なんとも不可思議な気持ちを抱いたまま、昨日は関東地方は早くも梅雨が明けてしまったとか。
 よく晴れていましたが、台風かと思うような強い風でした(滋賀で竜巻が起こったとか、、これも怖いですね。お見舞い申し上げます)。
 日傘ももげそうな風の中、わたしは昨日は、いつも文化講座で仏教の勉強をさせていただいている奈良 興福寺さんの中金堂落慶記念のイベントに参加してきました。
 「興福寺中金堂再建記念事業 東京講座 天平人の祈り〜蘇る天平建築がつむぐ未来〜」というもので、会場は文化講座でも使われている、新宿駅にほど近い(学)文化学園 文化服装学院内のイベントホールでした。

 昨日はきれいな旗がお出迎えしてくれました↓
  180630hata.jpg
 左にあるのは昨日講演してくださった里中満智子さんのイラストのポスター。
 
 イベントホールは20階にあって素晴らしい見晴らし↓
180630bunka.jpg
 緑のエリアは新宿御苑かな?

 昨日のイベントは盛りだくさんで、ホール入り口付近では興福寺さんの昔の写真の展示や天平の貴婦人たちの衣装を着て写真を撮れるコーナーや、再建された中金堂をバーチャルに360°楽しめるVR体験コーナー、大きな木材(ヒノキ)をカンナで削らせてもらえるコーナーなどあって、わたしは全部を堪能することはできなかったくらいのボリュームでした(VRは楽しみました。あれはどういう仕組みなのだろう、、、足下まで見られるとは。。。)。

 会場では天平人になった女性たちが案内をしてくれたりも↓
  180630kimono.jpg
 (文化学園の生徒さんや関係者さんだそうで、一般の方かなと思うのでお顔には加工をさせていただきました)

 とっても楽しい講座でした。
 興福寺さんがされることは、いつもすごく本気で、すごくまじめで、すごくおもしろいのだ! ノックアウトだぜ!

 昨日の講座の題目を書きます。


  開会挨拶 相原幸子(文化服装学院学院長)

  第一部 「興福寺中金堂に込められた祈りと伝統」
   ・「天平の文化空間の再構成」 多川俊映(興福寺貫首)
   ・「天平建築が現代に伝えるデザイン」 國樹彰(株式会社瀧川寺社建築 興福寺中金堂再建現場所長)

  特別企画 「興福寺中金堂再建記念ファッションショー」
         文化服装学院

  第二部 「歴史・文化から探る天平の祈り」
   ・「女性たちの天平〜光明皇后・孝謙天皇が描いた未来〜」 里中満智子(マンガ家)
   ・「衣装から学ぶ仏像の種類と形」 山崎隆之(愛知県立芸術大学名誉教授)

 
  
 興福寺さんは1300年もの歴史がある大きなお寺です。
 概要をWikipediaからコピペをさせていただきます。

 ===

 興福寺(こうふくじ)は、奈良県奈良市登大路町(のぼりおおじちょう)にある、南都六宗の一つ、法相宗の大本山の寺院である。南都七大寺の一つに数えられる。藤原氏の祖・藤原鎌足とその子息・藤原不比等ゆかりの寺院で、藤原氏の氏寺であり、古代から中世にかけて強大な勢力を誇った。南円堂は西国三十三所第9番札所である。「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されている。

 ===

 そんな大きなお寺の興福寺さんですが、何度も火災に遭って中金堂を焼失しています。そのたびに再建してきたそうですが、1717年の罹災以降は「仮金堂」というものが仮再建されたのみで、きちんとした規模の中金堂ができるのは300年ぶりになるとのことです(1300年前の礎石や昔の資料が残っているため、このたびもそれに則り、1300年前とほぼ同じ様式で再建されています。興福寺さんの伽藍はオリジナルになるべく忠実に再建するという伝統なのだそうです。「なるべく」というのは、現代では耐震構造が加味されたり、遺構を遺す義務があったりで工夫が必要だから、古代の建築技法そのままではないということです)。
 300年ぶりってすごいですね!
 もう建物はできていて、あとは落慶法要を待つばかりとのことです。
 その法要までの日にちが昨日でちょうど100日となり、今回のイベントを開催をされたそうです。

 昨日の講座では、中金堂のことだけでなく、興福寺さんを建てた藤原不比等の娘の光明皇后のお話など、たくさんのお話を聞くことができました(里中満智子さんのマンガを読んでみたくなった。。)。
 文化学園の生徒さんたちのファッションショーも本格的でとてもすてきでした(文化服装学園さんは以前から奈良と縁があって、古代の文化を学んだり奈良でファッションショーをされたりしているそうです)。
 
 こちらは第二部後半の講座で山崎隆之先生がデモンストレーションしてくださった、仏像がまとう衣装の再現になります↓
180630koromo.jpg
 薄い真っ平らで大きな(横に長い)布を工夫しながら身体に巻くと、あら不思議!
 仏像たちが着ている見慣れた衣装になって、あの雰囲気がちゃんと出るのです! 
 一番左から毘沙門天、阿修羅、釈迦如来、観音菩薩と、モデルさんが布を巻いて「動く仏像(?)」に!
 布ってすごいなあ。いろんなものを作れるんだもんなあ。

 これは全員に配られたトートバッグ↓
  180630bag.jpg
 すっごくしっかりした布でできてるんです。わーい♪(なんて太っ腹なんだ!)
 奥にあるのはカンナで削られたヒノキが入ったサシェです。すごくよい香りで、これも配ってくださっていました。。
 
 と、とても盛りだくさんで楽しい講座に行くことができました。
 
 生きていると、「ウワアアア」と叫びたくなるようなシビアなことがあるのも事実ですが、ご縁をいただいてこのような講座に足を運ぶことができるということも事実であります。
 これからも、そのどちらの事実も受け止めながらやっていこうという気持ちを、新たにしました。

 中金堂の落慶法要は10月7日から始まるそうで、一般公開は10月20日からだそうです。
 とっても楽しみです!

 
 ☆占いのセッションとメール鑑定のお知らせ☆

   対面セッションはタロットと西洋占星術を使います。
    場所は新宿の喫茶店です。
    30分/2000円です 
    詳しくは こちら をご参照下さい。

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    ・西洋占星術の相性占い(出生時間なくても可 / 1500円)
    ・タロットで観る現在の全体運(The Path / 9枚引き / 2000円)
    詳しい内容、サンプルは こちら をご参照ください。
  
    お気軽にお問い合わせくださいね

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奈良 興福寺さんの講座に行く

 おとといの南新宿の夜景↓
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 ほぼ新宿の夜景なんだけど、渋谷区代々木の文化学園の前から。月もあります。

 おとといは2013年の秋から通っている奈良 興福寺さんの文化講座に参加してきました。
 この秋、興福寺さんは再建している中金堂の落慶を迎えますが、おとといの第一講は中金堂再建のことを含む興福寺の境内の整備委員会の座長をされている鈴木嘉吉さんのお話と、瑜伽の時間と、第二講は多川俊映貫首様の観音経のお話でした。
 
 以前はこちらの文化講座に行くと必ず感想をブログに書いていたのですが、いつしか書けなくなっていきました。
 自分にとって大きなことになったから、やたらなことは書けないと思うようになったからです。
 これは、仏教の勉強や、仏教的な考え方を取り入れて生きるということが、自分にとって大きなことになったということです。
 毎朝一番に(歯磨きとおトイレ済ませたあとですが)、奈良の春日大社さんと興福寺さんを思い浮かべながら、般若心経と、唯識三十頌(興福寺さんの宗派「法相宗」の経典)を暗誦しています(般若心経は金沢の舅もあげていたお経なので、般若心経のときは金沢のことも思っている。そしてお経を唱えたあとは、個人的なお祈りをしています)。
 ショックなことがあったり、ニュースを観て落ち込んだりしていても、それだけはしています。集中できなくてもなんでも、とにかくしています。
 「わたしのようなものが大それたことをしているのでは」という気持ちはありますが、それでもそうしています。
 最低限でも心を整えるために、そうしているのだと思います。

 自分にとってのそういうものについて、どう書いていいのかよく分かりません。たくさん思っていることはありますが。
 ゆうべも、何時間も「どう書けばいいのかな」と考えたけれど、分かりませんでした。

 とにかく、毎朝のその「勤め」、勝手に自分に課したその「勤め」を続けていこうと思うしかないです。
 このような気持ちになったのは、文化講座に出会ったからだと思っています。
 これは「占い」に対するのとはまた違う気持ちです。

 そんな奈良 興福寺さんの東京での講座はもう一つあり、秋葉原で森谷英俊副貫首様がされているものです。
 昨日は、そちらにもはじめて参加させていただきました。
 秋葉原での講座もあるということは知っていたのですが、5年近く経ってようやく行くことができました。
 今教えていただけるのは「維摩経」のことです。以前、橋本方契先生の「維摩経による佛教」という本を読んでおり、難しいけれど維摩経すごいなあと思っていたので、身が引き締まるように思います。
 もっと早くに行けばよかったです。
 昨日は、気になっていた釈尊(ブッダ)の弟子アーナンダについても教えていただけて嬉しかったです(以前NHKのEテレで放送されていた「ブッダ 最後の旅」という番組シリーズを何回か観たのですが、ブッダの入滅に際してアーナンダが他の弟子たちから叱責されたという話を聞いていてかわいそうだと思っていたからです)。

 ゆうべうちの中で見つけました↓
  180623kiirotento.jpg
 キイロテントウムシ(この「顔」はなんだ!)。この種類はあまり見たことがないです(はじめてかも?)。
 黄色いてんとう虫を見るとラッキーなのだそうで、講座にも行けたしよかったなと思いました。
 

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手帳に保存した読売新聞の和歌・2017年版

 貼り忘れていた去年の秋バラ↓
  180106rose.jpg
 べ、別に誕生日のために取っておいたわけじゃなく。。(笑&汗)
 
 今日はわたしの誕生日なんですが(46になります。さっそく月と妖精のプラグインに星が流れています☆)、日付が変わっていきなり地震が来てビビりました。
 今から20分前。
 けっこう長く揺れて部屋の飾りが耐えきれず倒れたので、震度4くらいはあると思いましたが、小平は3だったらしい。でも調布や町田は4らしいから、震度4に近い震度3だと思います。
 311以降、身体でだいたいの震度が分かるようになりましたよね。。関東人はそうじゃないかなあ。。。
 昨日は昼前にiPhoneに緊急地震速報が来てビビっていたら全然揺れなくて、今の地震では鳴らなくて、、今のは鳴ってもよいかもしれない揺れだったようにも思うけれど。

 この1年、ガンのことばかり頭にありましたが、そういや日本は地震大国で関東もいつ大地震が来てもおかしくないことを思い出しました。。
 いえ、一応先日なんか、災害用に長期保存水を買ったりもしていたのですが、でもなんだか、忘れていたなあ、この揺れの感じ。。。身体が少し思い出した感じ。。。
 そうだったそうだった。。。

 と、地震に驚いてしまいましたが、今日は読売新聞に毎日ある「四季」というコーナーから切り抜いた和歌を載せるやつをやります。
 去年1年分の中で切り抜いて手帳に保存したものの中からさらに、改めてよいな(好きだな)と思ったものです。
 2015年分と2016年分はこの前やりましたね。
 この企画(?)をよいとほめてくださる方がいらっしゃるので(Rさ〜ん!)、これも毎年の恒例にしようかなと思っております!

 2017年版です。

 日付が分からないものもあるので、厳密な新聞の掲載順ではありません。
 ふりがながふってあるものだけ、カッコ内に読み方を書きます。
 去年の高橋の手帳の色は水色だったので、文字色は水色です(読みやすいように少し暗い色にしたけれど)。


  寒月め俺亡きあとも照りやがる 小沢変哲(おざわへんてつ)

  天空の星の孤独を思ひたり金星水星また離れ行く 福田淑子(ふくだよしこ)

  淋しさの正体冬の薔薇に棘 栗原公子(くりはらきみこ)

  ここにゐし尉鶲 (ひたき)みえずも草いろの花芽つけたる枝のゆれゐて 森(もり)みずえ
 
  跳ね跳ねて水色淡き春の雹 高橋睦郎(たかはしむつお)

  灯火のかげにかがよふうつせみの妹(いも)が笑まひし面影に見ゆ 作者不詳

  春愁は幸せにゐて思ふもの 西岡芳枝(にしおかよしえ)

  ゆうぐれの春の畳にもうひとり 木村和也(きむらかずや)

  手折りこしほたるぶくろの一つはな割れて谷間の闇すこし吐く 大原葉子(おおはらようこ)

  虹消えし後の青空みてをりぬ さとみ うしほ

  また一人亡くなりわれは生き残る戦場のごとし老いて生くるは 馬場(ばば)あき子(こ)

  また同じ曲の流れて海の家 金子敦(かねこあつし)
  
  蓮葉(はちすば)の濁りにしまぬ心もてなにかは露を玉とあざむく 遍照(へんじょう)

  沖縄忌夢見るたびに戦死する 向原草衣(むこうはらそうい)

  あこがれはあこがれのまま置いておくPM2.5の空の向こうに 西堤啓子(にしつつみけいこ)

  いつかあの岬へ行こうと君はまた思い出みたいに「いつか」と告げる 岩尾淳子(いわおじゅんこ)

  おもふ人ありて風蘭吊るしけり 加田怜(かだれい)

  不意に我を未だしらざる世に誘ふ大き手となり海の風吹く 荻原桂子(おぎわらけいこ)

  さびしさが木々に産ませし茸かと 衣川次郎(ころもがわじろう)

  黒葡萄はさみを入るる隙も無し 島織布(しまおりーぶ)

  二年毎に転勤八回繰り返し病めば降格する夫に添う 舛田紀子(ますだのりこ)

  月祀るいつか地球も祀らむか 白石正人(しらいしまさと)

  少しずつ裸木となるわが身かな 田中敬子(たなかけいこ)

  人類の降り立つ前の月しづか 岩田暁子(いわたあきこ)


 2017年のものでわたしが一番好きなのはなにかな。。。
 一つに絞れないので、いくつか。
 西堤啓子さんの「あこがれはあこがれのまま置いておくPM2.5の空の向こうに」は女性らしいいじらしさと潔さのようなものを感じていいなと思います。
 岩尾淳子さんの「いつかあの岬へ行こうと君はまた思い出みたいに「いつか」と告げる」は、なんだか映画のセリフみたいですてき。ヨーロッパの中年夫婦の映画(笑)。
 そして心底「そうだなあ」とうなるのは、西岡芳枝さんの「春愁は幸せにゐて思ふもの」かな。わたしも30代までは、春の一気に花咲く爆発感が苦手だったりしましたものね(そんなことよくブログにも書きましたね)。そんなわたしはあまちゃんでした。今じゃ春を憂う余裕なんてないさ!!
 ということで、去年のわたしにとっての一番は西岡芳枝さんの「春愁は幸せにゐて思ふもの」にしようと思います!

 なんて、偉そうに選んでしまいました。
 偉そうなので、ここで恥をかこうと思います。
 去年、この切り抜いた和歌のブログを作ろうとしていたときに、友人と話したことを思い出してふと頭に浮かんだんです。歌が。
 それを、披露してしまおうと思います。
 無謀ですが許せ!
 
  仲直りするための喧嘩定期便 北美紀(きたみのり)

   解説:ケンカするのは、本気だから! だってすぐずれていくんだもの!
 
 ははは。お粗末様でございました!

 
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   30分/2000円です 
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東村山市 正福寺 国宝・地蔵堂

 ゆうべ、ネットでいつも見ているサイトを見るぞと思いながら、夫にお茶を飲むか訊こうとして、「お茶見る?」と言ってしまった北 美紀(きた みのり)です、こんにちは。
 やばいやばい。。脳が老化しているのか。。。

 昨日は仕事が休みの夫と、散歩がてら、東村山市北部にある正福寺さんの地蔵堂を見学してきました。
 こちらは、おととしの今頃母が入院していた病院の近くにあるのですが、お見舞いがてら観に行こうと思っていて結局行かず。
 冬至前の12月の陽射しの強さと気温が、2年前のあの日々を思い出させたので、行ってみたくなりました(去年の今頃は、乳ガンの組織検査の結果待ちの時間でした、2年連続でけっこうすごかったなと思います)。

 東村山の正福寺の地蔵堂は、東京都内に二つある国宝建築の一つであります(もう一つは旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮))。
 たぶん、小学生の頃、社会科見学で来たことがあったと思います。
 
 あんなへんぴなところに国宝↓
  171220dou1.jpg
 地元で育ってるから「へんぴ」って言ってもいいよね。

 正福寺さんは、鎌倉時代中期に建長寺のお坊さんによって開山され、北条家の関わりがあると伝えられるお寺です。
 Wikipediaを見ると、はっきりした資料はないのかな。
 こちらのお寺はサイトとかも作っておられないようで、ちょっと詳しいことは分かりません。

 この正福寺の北側に、「八国山」という小高い丘陵があるのですね。
 八国山は、以前にも書きましたが、かつて上野・下野・常陸・安房・相模・駿河・信濃・甲斐の8国を見渡すことができたから、こう呼ばれるようになったそうで、新田義貞が幕府軍との「久米川の戦い」で陣を張った山だと伝わっています。
 関東平野はだだっ広いですが、確かにその中にちょこっと小高い「ふくらみ」として、八国山はあるように思います。
 だから、きっと、昔から人はそこを一つの目印としていたのだと思うし、その近くにお寺を建てようっていうのは自然なことかなと思います。川も近くにあるし。
 この秋上野で見た東村山市で出土した奈良時代のテラコッタ製の五重塔も、この八国山と正福寺さんの近くで見つかりました。
 だから、このお寺の周辺は、昔から人がいたエリアなのだろうと思います(わたしの実家のある東村山市南部や小平市北部のほうが、「新興住宅街」なのだと思います)。
 周辺にはまだ畑が残り、大きな農家もあります。
 農道が無秩序に走っていて、ドライバー泣かせなエリアでもあります。
 でも、わたしは定期的に、この北多摩地区の地元の景色(住宅街)の中を歩きたくなります。
 そうすると身体が喜ぶのです。
 東久留米市の母の実家周辺も似たような景色だし、遺伝子に組み込まれたなにかがあるのだと思います。
 「きれいな街並」とはほど遠いけれど。。

 地蔵堂の屋根↓
171220dou2.jpg
 すごいカーブを支える垂木がきれいですね。
 このお堂は禅宗様仏殿の代表作の一つで、1407年に創られたそうです。
 
 中にはご本尊の他お地蔵様がたくさんいらっしゃるそう↓
171220dou3.jpg
 ご開帳のときしか見られないのかな。
 「千体地蔵堂」とも呼ばれるそう。

 境内におられた菩薩様↓
  171220zou.jpg
 なに菩薩様だっけ。。。忘れてしまった(汗)。
 ほかにもお不動様や如来様、観音様の石像がたくさんありました。

 しかし。
 国宝ですが、地味にたたずんでいたなあ。。。
 国宝ですよ? 興福寺さんの五重塔と同じ、国宝ですよ??
 境内には新しい石像とかあって、そこそこ「儲けている」感じもあるけれど(身も蓋もない表現ですみません)、なにかひっそりしていてなあ。。
 うーん。
 周囲の住民から大きく信仰を集めていないっていうことなのかなあ。。。檀家さんは違うんだろうけれど。。
 人々の真剣な祈りを一身に受けているか、それを引き受けているか、ということも、お堂の醸す「迫力」に、見えないレベルで関係するんじゃないかと思ってしまいました。
 建築として(「美術品」として)「国宝」であっても、祈りの対象としてあまり機能していないってことかなあ。。
 なんかもったいないなあ。。お堂、さびしそうだなあ。。(「モノ」って感じなんよ。。。)

 こちらのお寺にあまり深く縁を感じるということはないのですが、やはり一応ということで、地蔵堂の前では般若心経を唱えさせていただきました。

 いろいろ考えさせられます。
 見学に行ってよかったです。

 *おまけ*
 お寺の近くにあったナンテン↓
  171220nanten.jpg

 
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手帳に保存した読売新聞の和歌・2016年版

 昨日貼り忘れたお散歩中の写真↓
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 ビオラとトレニアと観葉植物ですね。人様のお庭の植え込みを「花泥棒」しました。すみません。

 明日、団地の塗装でペンキ塗りが入ります。
 ドアとかベランダの手すりとかお風呂場とかおトイレとか塗り替えてくれる予定。
 ほぼ家の中全部を見られるので、大掃除をしています(笑)。
 ついでに少しだけ模様替えしたり(すっごくすっごくすてきなものが我が家に新たに加わったのです! マジヤバい!!)、不要なものを整理したり。
 年末の大掃除は楽そうだけれど、うーん、、、なんか、「一つのサイクルが終わる感」がすごい。
 もうすぐ土星が射手座から去っていくからね。。。

 そんな土星射手座時代まっただ中、かなりいろいろと厳しかった去年、2016年に、わたしが読売新聞の2面にある「四季」から切り抜いた和歌を載せようと思います。

 日付が分からないものもあるので、厳密な新聞の掲載順ではありません。
 ふりがながふってあるものだけ、カッコ内に読み方を書きます。
 去年の高橋の手帳の色は赤だったので、文字色は赤です。


  石投げて空の深さを計りけり 浅井慎平(あさいしんぺい)

  海風の遊びにくるや冬すみれ 浅井慎平(あさいしんぺい)

  遠足や新高ドロップ赤白黄 上林孝子(かみばやしたかこ)

  今しがた地球を掠(かす)め去りゆきし小惑星を知るネット画面に 吉野節子(よしのせつこ)

  花かをり月霞む夜(よ)の手枕(たまくら)に短き夢ぞなほ別れ行く 冷泉為相(れいぜいためすけ)

  五十年不在のひとよ反論をするとき眉に手を当てる癖 佐藤孝子(さとうたかこ)

  笹百合(ささゆり)を手に田廻(まわ)りの父帰る 日比野里江(ひびのさとえ)

  まろびてもまろびてもなお立ち上がる砂時計、日時計、腕時計、朝 田中鉄尾(たなかてつお)

  大欅(おおけやき)は日まみれ 夜は星まみれ 伊丹三樹彦(いたみみきひこ)

  臥す妻の横に寝ころび夏の昼 佐々木克明(ささきかつあき)

  夫あれば空気が動く冷奴(ひややっこ) 上田貴美子(うえだきみこ)

  昼酒や崩れかけたる入道雲 小山徳夫(こやまとくお)

  濃くつよく貧しき頃の天の川 坂本宮尾(さかもとみやお)

  ありんこのゆくてどんどん雨の玉 上田(うえだ)りん

  露の世のたつた二人の生活費 増田守(ますだまもる)

  霧わいてこの世の出口隠しけり 高橋潤子(たかはしじゅんこ)

  秋空や展覧会のやうに雲 本井英(もといえい)

  もうどこも痛まぬ躰(からだ)花におく 正木(まさき)ゆう子(こ)

  十万年のちを思へばただ月光 正木(まさき)ゆう子(こ)

  三日月がふくらみ月になるといふ孫と豆腐を買ひに行く道 赤木芳枝(あかぎよしえ)

  枯れきって世界の軽くなりにけり 高浦銘子(たかうらめいこ)

  夕焼けて今年の終わる音がする 前田霧人(まえだきりひと)

  太陽系の果ての渚につつましく冥王星は確かにあつた 国吉茂子(くによししげこ)
 



 
 去年のものでわたしが一番好きなのはなにかな。。。
 「好き」なのは、増田守さんの「露の世のたつた二人の生活費」かな。
 でも、「去年のわたし」ということを考えると、国吉茂子さんの「太陽系の果ての渚につつましく冥王星は確かにあつた」が、胸を突く、胸に迫る感じかなあ。。。
 おととし3月〜去年12月まで、冥王星の威力を一身に浴びていたもので。。。
 この歌を見たとき、うなったもの。
 
 今年の歌も手帳の中にたくさん貯まっています。
 あと一ヶ月の間に増えるかな?

 
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再び運慶展へ

 昨日、上野に行って再びの「運慶展」を観てきました。
 会期はあさってまで。
 最後の金曜日なので、夜でも混雑していました(金曜日は夜までやっている。会期末なので最近は毎日9時までされていたそうです)。
 やはり、運慶の作品を一度にこんなに観られる機会はもうないだろうから、もう一度行こうと思いましたが、どこか、「お祭り」に参加するような気分でもあったように思います(笑)。
 興福寺中金堂再建記念の「お祭り」。
 寒い中、外で並んでいる人々を見て、そう思ってしまいました。

 トーハク表慶館↓
171125tohaku.jpg
 きれいじゃなあ。

 興福寺さんの文化講座で運慶についてだいぶ勉強させていただいたと思うのですが、人がたくさんいて熱気があって浮かされる感じもあり、勉強したことをじっくり吟味しながら鑑賞する、というようなことはできませんでした(汗)。
 やはり、お堂の中で静かに観ない限りは、分からないこともたくさんあるんじゃないかという気もするし。。
 でも出展されている像を観るために、それらのいらっしゃる各地のお寺のお堂をまわるのは現実的には大変で(常時公開されているとは限らないし)、、だから博物館に集まると一気に観られるからやはり便利で。。。
 でも、博物館でその仏様の真髄が分かるかと言われたら、そうじゃないのかなあとは思ったりします。
 「美術品」として鑑賞する、ということなら、博物館でもよいのだと思いますが、、自分は、仏像を観るときにそういう感覚ではいられなくなったように思います。
 でもそんな博物館の中でも、阿弥陀様や大日如来様の前で手を合わせる人を何人かお見かけしました。
 わたしもそうしようかなと思ったけれど、、昨日はなんとなく、それは、しませんでした。

 先月行ったときにも書いた、興福寺北円堂にいらっしゃる無著菩薩立像。
 こちらにもう一度お会いしたかったのですが(前回「また来ます」って言ったし)、昨日はなんだか表情が柔らかく見えたんです。
 前回はちょっと厳しいように思ったのですが。
 もうすぐ奈良に帰れるから嬉しいのかな? 
 見るときによって印象が変わるのはなぜなのでしょう。
 やはりわたしの心の問題なのでしょうか。
 そうなのでしょうけれど、、夏に観た興福寺さんの勧進能でもお面の表情が変わるように見えたし、これは目の錯覚なのですが、仏像やお能のお面というのは、人間のそういう「錯覚」も見越して作られるものなのかなあと思ったりしました。

 無著様、ぜひ北円堂でお会いしなくては!

 会場では関西弁もけっこう聞こえてきていて、日本中から観にいらしているのかもしれないなあと思いました。
 やはり昨日は「お祭り」に行ったっていう感じかな。
 すごい人出でしたし、その人々が、みなさん真剣に観ていらっしゃるから、嬉しいような気持ちになりました。
 その中にいることが、嬉しかったのだと思います。

 トーハク平成館のエントランスの天井↓
  171125tenjou.jpg
 これも美しいですよね。。

 帰りの正門前にて↓
  171125sora.jpg
 月がいるよ。
 このとき、もう閉館1時間前に迫っているというのに、走って会場に入っていく人も何人もいらっしゃいました。
 みなさん熱心ですね。

 昨日買ったお土産はこれ↓ 
  171125senbei1.jpg
 「興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」開催記念 龍天せんべい」
 なんと、興福寺の人気者、龍灯鬼と天灯鬼が猫になったという公式キャラクターが描かれたおせんべい!

 食べちゃうぞー!↓
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 わたしは自分が天灯鬼(赤いほう)に似ているような気がします。
 張り切ってるときね(笑)。
 甘いおせんべいでおいしかったです。


 
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   対面セッションで、場所は新宿の喫茶店です。
   30分/2000円です 
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