高円寺SHOWBOAT 2MAN SERIES ダイナマイト☆ナオキ/TOMOVSKY

 ゆうべは夫と、高円寺のライブハウスSHOW BOATさんでやるライブに行ってきました。
 出演はトモフスキーさんとダイナマイト☆ナオキさんです。
 このお二人でこの「ハコ」でのライブは、去年の9月以来二度目です。
 とーっても楽しい組み合わせ!!↓
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 行かなきゃ損なのであります!
 9日にも武道館に行って、10日と置かずにまたライブですが(しかもトモフスキーさんは、先日武道館で公演された「Theピーズ」のフロントマン大木温之さんの弟さん)、、なんとなく、この流れはセットのように考えていて、行けたらいいなあと思っていたけれど、ほんとに行けてよかったなあ。
 
 昨日は客観的に見てライブの順序がおかしいと思うんだけど(笑)、トモフスキーさんが先に演奏されていました。
 夫によると、トモフスキーさんは先にやるほうが好きだとのことなので、きっと問題はないってことなんだろう!(笑)
 
 開演前の会場内↓
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 ***
 
 生トモフスキーさんは久しぶりでした。ほんとに、去年の9月以来です。あれからわたし、本当にいろいろあったので、、、、、ずっと前のことに感じられました。
 闘病生活の間、トモフスキーさんの音楽にはたくさん助けていただきました。
 都合のいいジャンプをね、わたしも狙っているんですよ!

 ありがとう! トモ君!! すてきな歌を創ってくれて!!

 そんなわたしの大好きなトモフスキーさんですが、最近は新しいアルバムを創っておられるとかで、ゆうべは新曲もいくつか披露してくださいました。
 「FUJIMI」って曲があるんだという噂は聞いていたけれど。。
 ちょっと聴いていてドキっとする歌でした。
 「(わたしたちは)生きている間は不死身で、死ぬのは一度だけ」っていうテーマみたいなんだけど、、だから、死という体験を楽しもうってことかなあ。
 そこまでの境地に行くのが、生きている間の我々のタスクかなあ。。(すげーレベル高い)
 そんなことを思ったり。
 わたし、この半年で「自分の死」を、今までよりリアルに考えさせられたから、、、ちょっとこの歌にはズキっとしたかもしれない。
 でもそれがトモフスキーさんの音楽の、クセになるところです。
 新しいアルバム、楽しみ!!

 FUJIMITシャツも買ったよ!↓
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 元気でキラキラしているトモフ猫! こうありたいなあ!
 こちら、ちょっとサイズが大きくて丈が長いので、リメイクしてサイドにギャザーを入れたりしてみるつもり。らんらん。

 久しぶりの生トモ君で、もっと聴きたい曲もあったけれど、すぐに終わってしまいました。
 まあいろいろあったんで、、、これからまた、ライブにも足を運べたらと思っています。

 わたしの闘病を支えてくれている曲、「都合のいいジャンプ」を貼ります。著作権無視でごめんなさい。

  自分に未練がカケラもないとか 言えるほど全部を 
  やりきったわけじゃないけど
  ここにいる限り たいしたことは起きない 
  引っ越そう あっちへ 人ごとだけの世界へ


 やはりこれは名盤だ。「終わらない映画」
  

 ***

 昨日のライブ後半はダイナマイト☆ナオキさんでした。
 この方は、、この方も、、、楽しい音楽を創ってくださる方で、、、しかも同世代で(わたしのひとつ上で夫と同い年)、こんな人がいたんだ、と思えた方です(夫がトモフスキーさんのライブに行ったときに知りました)。
 ギター、、うまいんです。。。スライドギターっていうんでしたっけ、、それなんかめっちゃいい音で。。。
 そこに、、ほんと脱力系の歌詞が載るんですけど。。。
 でも、まじめに言うと、ナオキさんは真の意味でブルースシンガーだと思います。
 全然詳しくないけれど、ブルースって、元は黒人の肉体労働者が人生の苦しみを歌うところから始まったっていうし、歌詞なんかもシンプルなものでよいんだろうし。。
 あ、ナオキさんの歌詞はシンプルに見えてそうでもないのか。。。。いや、あれ、ええと。。。。
 でも楽しい気分になれる歌というのは貴重です。とくにわたしはガン闘病をしているわけですので、、笑えるってすごく大事なんですもんね。 
 
 ありがとう! ナオキさん!! 楽しくてほっこりする歌を創ってくれて!!

 昨日もとても楽しいライブだったし、去年よりパワーアップしているような?
 最近は雑誌の取材も受けておられたり、なんか「来てる」感じがしますもんね、ダイナマイト☆ナオキ。
 世界はあなたを待っている!
 いやいや真面目な話、これがどういう仕組みなのかは分かりませんが、ナオキさんの歌を聴いて笑うと、身体の中がスッキリする感じになるんですよ。
 イヤな笑いじゃないからかな。。誰かを蔑んだりするような、毒のある笑いじゃないからかな。。
 それって、貴重なことのような気がします。

 この歌の歌詞もすごく好きです。「痴漢撲滅キャンペーンソング」 

  月火水木水金地火木痴漢はしないと誓ってね 
  モモクリ3年 チチクリ3分 懲役30年

 「懲役30年」のところで「ふへへ」って笑ってしまう。
 
 そんなダイナマイト☆ナオキさんの新しいシングルが明日発売されます!
 「仕事行きたくない」
  
 「山の魔王の宮殿にて」がすごいツボでした! クラシックをこういう風に遊ぶの楽しそう!
 「50%完成したブルース」も好きだー。わたしは「よりによって」の答えがなくてもいいやと思った!(笑)
 それに、「仕事行きたくない」のカラオケバージョン、さわやかでまるでゴンチチみたいだった!(笑、コーラス出てくるまで)

 昨日シングルを買ったおまけについていたバッジ↓
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 通院用バッグにつけたぜ!

 
 ☆タロット占いのセッションを、しばらくお休みとさせていただきます☆
  *乳ガン治療のため、ちょっと体調の様子見をさせていただきます*
   対面セッションで、場所は新宿の喫茶店です。
   30分/2000円です。
   詳しくは こちら をご参照下さい。
    kitaminori@tbt.t-com.ne.jp







 

 


 

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テーマ : LIVE、イベント - ジャンル : 音楽

アーティストと音楽ファンであることについて思うこと

 実家のあじさい↓
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 わたしの実家の家族はみな音楽が好きです。
 好きというのは単純に「好き」ということで、専門的であったり学術的であったりするのとは違う感じですが。
 でも兄はずっとギターをやっていて、地元のライブハウスで演奏したりしているので(コピーバンドだけど)、演奏をしない人よりは、多少技術的なことは分かってるのだろうと思います。
 わたしは4歳のときからピアノを習って、耳はいいほうだと自負しています。音楽好きなのでブログにもたくさん音楽の記事を書いています。専門家でもないのにけっこう生意気なことも書いています(遠慮すると本当に言いたいこと言えないから、生意気だろうとなんだろうと書きます)。 
 わたしたち兄妹がそんな風に音楽が好きなのは、両親の影響だと思っています。
 うんちくはできなくても、「音楽」を好きな人たちの元で育ちました。

 今日、音楽について書きたいことがあるけれど、それは、あるアーティストを通して、音楽以上のことを語りたいからです。
 なんだか、、ああ、そういうことか、と思うことがあったんです。
 ああ、今の世の中って、人々って、そういうことになってるかもしれない、って思ったことがあるんです。
 結局わたしは、音楽にしろ、映画にしろ、そういう「人が表現したもの」に触れることを、最終的に「ああ、人ってそうなんだ」と思ったり、「今の世の中ってそうかもしれない」って思うためにしているのではないかなと思います。
 それは、わたしが占いをするのと、少し似ている動機かもしれません。
 占いを通して、世の中や人々(人)のことも、わたしは考えていると思います。
 そうでもしないと、太刀打ちできない気がするのですかね。。。「世の中」や「他者」に太刀打ちなんて、できるはずもないのかもしれないけれど、、自分なりに、、どうにか対応しないといけないんじゃないか、とは思っていて、、そのためのヒントが欲しいというのが、根底にあるのかなと思います。
 つまり、ビビりなんですね。心配性っていうか。

 ***

 取り上げたいのは、先月、抗がん剤の治療の中止が決まってから集中して聴いていたアメリカ人シンガーソングライター、ハウイー・デイのことです。
 「またかよ」って思われますでしょうか。しかも以前にも、ハウイー・デイを単体で記事にしたことがありましたものね。。なんでこの人にこんなに引っかかっちゃうんだろうって感じですが。。このたび、またいろいろと思うところがあったのです。
 なんか「そうか」って、しみじみしちゃったんだよねえ。。
 今の世の中では、こうするのも仕方ないのか、っていうか。。
 それについて書きたいんです。つまり、「音楽」について書きたいというよりは、、「世の中」について書きたいんだろうと思います。
 なので、音楽が好きじゃない人にも、興味を持っていただけたらと思うのですが。。。
 とはいえ、わたしがこれから書くことは、わたしの想像がずいぶん入り込んでしまうもので、本人にインタビューしたわけじゃないし、妄想の垂れ流しになってしまうので、、人様に読んでいただけるものではないのかもしれませんが。。。(ぶつくさ)

 ***

 わたしがハウイー・デイをはじめて知ったのは、映画からでした。
 日本では2002年に公開された「アイ・アム・サム」という映画を観にいって感動して、サントラ盤を買ったら、その中に彼の音楽が入っていたのです。
  
 そのサントラは、たくさんのアーティスト(当時のアメリカンポップスが好きな人はうなるような顔ぶれ)がビートルズの音楽をカバーしているオムニバス作品で、ハウイーは「Help!」を歌っていました。
 そのとき彼はまだハタチそこそこで、なのにすごい演奏だと舌を巻きました。
 そのハウイーの演奏を貼りましょう。これが、わたしにとっての、ハウイー・デイであり、本当に衝撃的でした。

 この演奏に身につまされたから、わたしは勢いあまって「Help!」の歌詞の意訳をしてしまって、以前やっていたサイトに載せたことがあるくらいなんです(稚拙で恥ずかしいけど、 こちら です。2002年7月に更新したらしい。15年前のだから許して! しかもわたし、これ書いたあともっとひどいウツになっているので、勢いでやたらなことを書くもんじゃないとも思うんだけど、いまだに同じようなことしてる。。(恥))。
 
 このアーティストは、ライブでこのように有名曲をカバーしたりオリジナル曲を演奏してじわじわと話題になり、2000年、19歳のときにマイナーレーベルから「Australia」というアルバムでデビューし、それがシカゴの音楽アワードで「最優秀新人賞」を獲っていたようです。そこから、サントラ版への参加の道が開けたのでしょう。
 
 わたしは「アイ・アム・サム」のサントラを聴いてからこの人のことが気になって、この人の演奏をもっと聴きたいと思っていたので、この輸入CDをショップで見つけたときは嬉しかったです。
 「Help!」の演奏とは違うオリジナル作品で、ノリに慣れるまで時間がかかりましたが、慣れたらハマってしまい、2003年にアメリカに旅行に行ったときにも聴いていました。先日書きましたが、聴いていると「広い場所」に出られる音楽に思え、今でもすごく好きなアルバムです。
 その中から、「Ghost」という曲を貼ります。ああ、どこかに行きたくなる。。。


 このアルバムを聴きながら、「ああ、すごい才能がある人が出てきたんだな」とわたしは思っていました。
 その後、ハウイーがもっとメジャーなレーベルと契約したという話も見聞きするようになりました(発売は2004年)。でもその頃、わたしはけっこう本気でウツっぽくなっていき、自分の興味を素直に追えない人になっていたので、リアルタイムでそのメジャーデビューアルバムを追うことはできていませんでした。
 ですが、テレビの音楽番組(ビルボードTop40あたり?)で、彼のメジャーデビュー後のシングルカットされたヒット曲を聴くことはできました。
 それが、、イメージと全然違ってしまって、とてもがっかりしたんです。
 貼ります。「Collide」

 これが「あの『Help!』」を歌った人なのか? と思いました。
 あまりに聴きやすい、いわゆる「売れ線」になってしまった、とさびしくなりました。
 でも、、これはよく起こることで、驚くようなことじゃない。
 メジャーになって曲調が変わってしまうことはよくあることですもんね。
 いつまでも自分好みでいてほしい、というのはファンやリスナーの勝手な欲求で、プロになったら「売れないといけない」わけですから、、しょうがないことだ、と思いました。
 わたしはそのメジャーでのデビューアルバムを買うのは控えました。「Stop All the World Now」というタイトルです。
  

 その後、やはり音楽番組を通して、ハウイーの女性関係が派手だとか、暴力事件を起こしたなどの情報を得て、その頃はもうクラシックを聴いたりするようになってたのかな、だから「ああそうか、つぶれちゃったのか」と思うだけでした。
 あんなすごい才能だったのに、、メジャーになってちやほやされて、そうなっちゃったか、と。
 これも、きっとよくあることだろう、と思いました。
 それで、わたしの中でハウイー・デイは終わって、でも「Australia」は好きなので、もう別物としてこのアルバムだけ、ときどき、広い場所に出たいとき、楽しむ、ということを続けていました。

 それが去年でしたっけ、YouTubeで30代の大人になった後のハウイーのライブ動画を見つけて、「ああ、彼は問題を起こしてつぶれたように思えたけれど、そうじゃなくて、問題を起こしてメジャーから距離を取って、アーティストとしての自分のなにかを守ったんだ」と思えて嬉しくて、それを記事にしました( こちら )。 
 この記事は書いたけれど、わたしは彼の「Australia」に入っていた曲以外の曲は、やはり聴く気になれていませんでした。
 自分にとって「よい感じのもの」だけ(「よい感じのハウイー」だけ)、取り入れたかったからです。

 それが、、先月、抗がん剤の治療中止ということがあり、ぽつねんとした気持ちになったのでハウイーの「Australia」を聴きまくったところ、彼の、わたしが聴いてこなかった、メジャーデビューした後の曲も少し聴いてみようか、という気になり、YouTubeで少し聴いてみました。
 上に貼った「Collide」は、改めて聴くと悪くないように思えました。
 他に上がっていた以降の曲も、そこそこいいんじゃないかと思えたりもしました。
 わたしがあまりにも頑固だったのかな、と思いました。あまりにも、「Ausutralia」にこだわっていたのかもしれないな、と。
 アルバムをきちんと通して聴いたら、すごくいいかもしれないじゃないか、と。
 それで、わたしはとうとう、彼のメジャーレーベルで出したアルバムを2枚、買うことにしたのです。
 2004年に出た「Stop All the World Now」と、
   
 2009年に出た「Sound the Alarm」です。
  

 2011年に彼が出した音楽を貼ったブログも、先日書きました。
 2011年のものはけっこう聴けたので、楽しみに届くのを待ちました。

 届きました。
 それは、、二枚とも、、うんこでした。
 わたしにとってね。
 うんこだったんです。

 ***

 まず届いたのは「Stop All the World Now」で、思った以上にうんこでのけぞりました。聴けるのはシングルになった「Collide」ともう一曲くらい。
 全然、ハウイーらしさがなくなってしまっていたんです。メロディ、サウンドなど、凝ってはいても、「中心」に全然届かないものばかり。あの「Help!」とは、比べようもありません。
 メジャーデビュー盤ということで、よく見ると、たくさんアメリカ音楽業界の実力者がサポートに入っていて、彼を盛り立てていたようなんですが、、彼のよさを出しているとは全然思えない仕上がりだったんです。
 「去勢」にすら、なっていない。なってりゃ、まだマシ。
 聴きやすいポップソングにすら、なってない、中途半端なもの。
 そりゃそうです、曲を「実力者」のおじさんんたちが、一緒に創っちゃってるんだもん。
 わたしは、アメリカのおじさんたちが、若いハウイーの才能に嫉妬して、つまらないことをしてくれたんだな、と思いました。
 それに、ハウイーも抵抗しなかったんだな、と思いました。
 それだけ「売れたかった」のかな、と思いました。
 ただ、気になったのが、彼の歌詞に、死がときどき出てくることでした。
 
 その後、イギリスから「Sound the Alarm」が届きましたが、さらにうんこで。
 スッカスカ(たぶん、もう二度と聴かないかなあ。。。)。
 どうしちゃったの、これでいいの、という感じです。
 でも、、ジャケットはなにやら溺死体を思わせるような不謹慎にも見えるもので。内側の写真もそんな感じで。
 スッカスカの内容とは対照的な深刻さがどこかにあって。

 そのジャケットを見ていて、わたしはちょっと思ってしまったのです。

 あれ、これって、、もしかして、、アメリカの音楽業界の実力あるおじさんたちは、、嫉妬して彼の才能を摘んだんじゃなくて、、彼を、、死なせないために、、彼に、、死にたくなるような曲作りをさせないために、、去勢をしたんじゃなくて、、毒を抜いたというか、、毒を抜く方法を教えた、と、そういうことなのではないか、と。

 実力者のおじさんたちは、、彼の音楽家・芸術家としての才能を育てはしなかったけれど、、人間として、生きのびさせるために、手や気を抜くことを、教えたのではないか。。。
 彼が自殺しないように、彼が、アルコールやドラッグなどで、緩慢なる自殺をしないように。
 ハウイーの才能は、10代の時点では、「そっち」に行く可能性も、充分あるように思えたから。
 おじさんたちは、手の抜き方を教えた。
 音楽に本気になって、死にたくなるところまで行かなくても、作品を「それらしく」見せるための術を教えた。
 若い人たちが、ちょこっと楽しめるくらいのレベルの音楽の作り方を教えた。
 音楽がなくても生きていける、ヒット曲を追う人たちに向けて、それらしく見える音楽の作り方。

 あまりにもまっすぐ創造に向かって、壊れていく若者を見るのは、もうごめん、と思ったのかどうなのか。
 「Sound the Alarm」のジャケットは、ニルヴァーナのデビュー作のジャケットにイメージが重なりますよね。
 わたし、ニルヴァーナは全然聴いてないのだけど、、あの「ハローハロー」っていうヒット曲しか知りません。あれは、怖い曲です、曲の中に「死ね」っていう波動が入っている曲です。聴いてると死にたくなりそうです。創ってるほうはどうなんだろう、歌ってるほうは、どれだけなんだろう。

 ああいう曲作りを、彼にさせないために、おじさんたちは、彼を守ろうとしたのかもしれない?

 バカ売れしたニルヴァーナのボーカルのカート・コバーンが、2枚アルバムを出して、拳銃をくわえて自殺したという話は、もちろんわたしも知っています。
  

 アーティスト側からすれば、気まぐれなファンやリスナーのために、そこまで自分を追いつめる必要が本当にあるのだろうか、という問題があるのだと思います。
 コバーンの死のあと、アメリカの音楽業界の人々が、そのことを考えたとしても、なんら不思議はないと思います。
 そして、そういうことを繰り返すのはバカバカしい、と思ったとしたら?
 しかも、今はYouTubeの時代で、若い人は音楽を買ったりしないんですものね。

 今は、そういう世の中になってしまっていて、それでも、アーティストが自殺をしないために、気を抜くことは、悪なのだろうか? 
 
 わたしはこのように思って、一度そう思ったら、そうとしか思えなくなりました。
 妄想ですけれど。 
 おじさんたちは、若いハウイーに嫉妬したんじゃなくて、守ろうとした。
 わたしは単純だから、そうであってほしいと思ってしまうんだけど。

 そして、プロであるおじさんたちは、ハウイーの中に流れる音楽のことは分かっているから、メジャーデビューした後の難しい時代を乗り越えられれば、彼が、自分の音楽を「死にたいレベル」にならずに、外に出せるようになるかもしれない、と、そういう地力はあるだろう、と、そこに賭けたんではないか。
 わたしは単純だから、そうであってほしいと思ってしまうんだけど。

 2011年に彼が出したアルバムの曲は、そこそこよいような感じがしました。この前一曲貼ったけれど。
 若い頃ほど深刻じゃなくて、聴きやすいけれど、彼らしさもあるような。2年でよくここまで行ったなと思ったけれど。バランスがよい感じじゃないかな、と。
 これは何度聴いてもよいなと思う。 「Damaged」
 

 ***

 さて、すんごく長くなりましたが、わたしが言いたいことはここからです、ここからが本題です(笑、ほんとこんな書き方しかできなくてすみません)。

 もし、わたしが上に書いたことがある程度「当たっている」としたら。アメリカの音楽の実力者のおじさんたちの意図が、本当にそこにあるんだとしたら。
 音楽ファンはどうしたらいいのでしょう。
 音楽がないと生きていけないような音楽ファンは、このおじさんたちの計らいに、どう対すればいいのでしょう。
 
 わたしは、、わたしにとって「おもしろいもの」を「いいもの」を創り続けさせるために、自分とは他者である(心も家族もある)そのアーティストが死にたくなるような苦しみを味わうことを、求めるのだろうか。
 求めていいのだろうか。
 そこなんです、問題は。
 そこで苦しんで自殺したアーティストはたくさんいると思います。直接自殺しなくても、破滅的に生きてしまった人は数知れずいると思います。日本にだってたくさんいますよね。
 「音楽ファン」は、それを、アーティストに強いてもいいのだろうか?
 ただでさえ、「音楽が売れない」世の中で?

 わたしは、よくない、という立場を取ります。
 アーティストに、そこまで求めない、という立場を取ることに、このことで、決めました。
 でも、おもしろくない作品が出てきたら「うんこ」だと思うし、聴かないです。
 
 でも、そこで終わりじゃないんですよね。

 そのアーティストが生きていて、わたしも生きていれば、時間が経ってから、このように検証することはできるし、いいなと思えば、改めて音楽を購入することだってできるんです。
 死んじゃったら終わりだけど。
 
 音楽業界というのは、若い才能を食いつぶすのだと思うけれど、そこで食われないようにしたたかにふるまえたら、違う創造ができるようになるのかもしれない。
 そのときには、きっともう30代にはなっていて、もうちやほやはされないし、生活のこともいろいろ分かってくると思う。
 それでも、本当に力がある人は、そのように「大人になってから」も、おもしろいものを創れるんだろうと思います。
 それまで待てるか。
 ファンには、そういう意味で忍耐力が求められるんだろうと思います。
 でも、それくらいは、してもいいんじゃないか、、音楽が本当に、好きならば。

 アーティストだって、自分を守っていいんだと思います。
 時間をかける忍耐力さえあれば。
 こんな風に考えるのも、一種の「保護主義の時代」の現れでしょうか(笑)。
 
 ハウイー・デイは、2015年にもミニアルバムを出しているようで、それはまだちゃんと聴いていませんが、そのうち聴いてみようと思います。

 
 ☆タロット占いのセッションを、しばらくお休みとさせていただきます☆
  *乳ガン治療のため、ちょっと体調の様子見をさせていただきます*
   対面セッションで、場所は新宿の喫茶店です。
   30分/2000円です。
   詳しくは こちら をご参照下さい。
    kitaminori@tbt.t-com.ne.jp




 
 

 
 

 
 

 
 

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スザンヌ・ヴェガ Those Whole Girls

 今日の昼間の空↓
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 今日からゴールデンウイークとなりましたが、暖かいと思っていたら風が強かったり、天気雨が降ったりしました@東京都下小平。
 その後晴れたけれど今はまた暗い雲が出てきて、風が強まっています。
 
 今日も国分寺くらいは行こうかなと思っていたのですが、なんとなく喉が痛い感じで見送りました。夫だけお出かけ。
 こんなこと言いたかないですけど、頭が寒いんだよね。。。。髪があると、それだけで人ってあったかいんだと知りました。。。
 家の中でも柔らかいニットの帽子はかぶっているのですが、それでもなんか寒いような?
 あさってに3回目の抗がん剤投与の予定なので、風邪引きたくないです。

 ***

 家にいてヒマで、久しぶりに洋楽の歌詞の意訳をしてみました。辞書とにらめっこしながら。
 最近、10代の頃に聴いていたスザンヌ・ヴェガをちょこちょこ聴いていて。
 彼女の1990年に出たアルバムの中で、ずっと引っかかっている曲があって。
 それは、歌詞の内容について。

 わたしは英語が得意ではないけれど、その曲に対して少女心に、CDについている対訳歌詞カードの内容(ていうか、ノリ?)が、歌の本質を捉えてないんじゃないかとモヤモヤしていたんです。
 「女の子」についての歌なんですが、対訳の歌詞だと、「女の子礼賛」になっているように思えて。
 そーゆーんじゃねーんじゃねーの、と18くらいのわたしは思っていたのだった(だってサウンドはそんな明るい感じじゃないから)。
 そーゆーんじゃなくてさ、大人の女が、女の子のことを思う歌なんですよ。
 それは、礼賛ではなくて、なんていうのかな、、、憧憬ではもちろんなくて、、懐かしさはあるけどそれだけでもなくて、哀れみでもなくて、、でも、批判では絶対なくて。 
 ああ、分かった! 
 やっと、45歳(しかも乳ガン)になってやっと分かった。
 これは、女の子の歌ではなくて、女の子について思う、大人の女の歌なんだ。
 「わたしは、女の子というものを、こんな風に見るようになったのだ」という、大人の女の歌なのだね。
 「そしてわたしも女の子だった」という女の歌なのだ。
 歌われているのは女の子ではなくて、「女の子」をそんな風に感じる「大人の女」。
 すごく複雑な構造だ!
 
 この曲を創ったとき、スザンヌ・ヴェガはたぶん30代前半。成熟しているなあ。
 CDで対訳をしたのは男性なのですが、ちょっとかわいそうですね。男の人には、あまり分からない感覚なのだろうと思うし、皮肉っぽく訳したらいろいろ言われそうだし。
 でも、少し皮肉のある歌なのですよ。
 わたしもそんな女の子だった、ということも含めた、皮肉はあると思うんです。
 わたしは皮肉の面を強くし過ぎたかもしれない。でも、その目は、自分の娘時代に注がれているんです。

 この曲は、たぶんサウンド的には、海王星と水星の歌。歌詞がえぐってくるから、そこは冥王星。歌詞が時間の経過を感じさせるから、土星もあるかもしれない。

 一番えぐられるのは、もう、わたしは、優しさを必要としないほど強くはなくなったということをつきつけられるとこ。
 優しさって、本物の優しさのことだよ。交換条件みたいなのじゃなくて。


 Suzanne Vega - Those Whole Girls

  あの完全なる 女の子たち
  お構いなしに なんでも話す
  いつも つるんで
  花咲くときを 待つ

  健康については 知っている
  とてもよく 知っている
  おいしいとこ取りの 達人で
  その身は はちきれんばかり

  新たな話題に 一喜一憂
  それでも 一切損なわれない
  熱狂 と 衝撃
  それでもやはり 損なわれない
 
  楽に 呼吸し
  優しさなど 必要としない
  やすやすと 光の中へと
  優雅に 走る


 
 
 
 
 ☆タロット占いのセッションを、しばらくお休みとさせていただきます☆
  *乳ガン治療のため、ちょっと体調の様子見をさせていただきます*
   対面セッションで、場所は新宿の喫茶店です。
   30分/2000円です。
   詳しくは こちら をご参照下さい。
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それは暖かい色だった / 横山幸雄1hourコンサート シューマンとショパン ルネ小平

 先ほどの空↓
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 朝はもっと晴れていたけれど雲が出てきてしまった。
 気温は昨日よりだいぶ暖かく感じます。

 昨日といえば昨日書いたブログですが、、ちょっと補足しておきますと、、夫からいただく困ったプレゼント、捨てたりはしないのでご安心くださいね。。ちょっと隅のほうに置かれたり、本来の使い方では使わない、という感じではありますけれど。。。(汗)

 ということで、昨日は義母の命日でもあったのですが、今年は当日券で通わせていただいた、地元ホール、ルネ小平での横山幸雄さんのコンサートもあったので行ってきました。
 今月は治療があるから絶対無理だと思っていたのですが、、思いもよらず傷口が炎症を起こしたりしてずれ込んで(GJ!(笑))、最終回まで参加することができました。
 去年の7月から始まり全6回、ショパンと有名作曲家のピアノ曲を比較しながら聴かせてくれるというこのシリーズ、本当に素晴らしかったです。勉強にもなりました。
 欠かさず行くことができて本当によかった。。。

 昨日はショパンとシューマンというプログラムでした。

 今回の曲目です。

 
  ☆ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49
        幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
        ポロネーズ 第7番 変イ長調「幻想」Op.61
  ☆シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17
   (アンコール)
  ☆シューマン/リスト編:献呈 変イ長調 Op.25.1


 ***

 今回も横山幸雄さんの解説つきです。

 ロベルト・シューマンはショパンと同い年の、1810年生まれで、作曲家(演奏家)としてだけではなく、音楽評論家としても活躍していて(指を壊してピアニストとしてはダメージになったことが大きいようです)、ショパンのことを熱く「押して」いた人です。
 後に最愛の妻となるピアニストのクララ・ヴィークはショパンの弟子だったということもあるためか、シューマンは「片思い」のように、ショパンの音楽に魅了されていたようです(ショパンはシューマンにはちょっと「引き気味」だったらしい(笑)ほんとショパンって。。。(笑))。

 昨日舞台上では語られなかったけれど、シューマンは晩年、けっこう悲惨なことになります。
 自殺未済をして、精神病院に入れられてそこで亡くなるのです。
 以前読んだ本では(そこそこ読んだのでどの本か忘れてしまった。図書館で借りたものです)、シューマンは繊細すぎて、自分が狂うことを恐れるあまりに狂ってしまった、という意味のことが書かれてありました。
 このことに、わたしは感じるものがあります。
 わたしは30代前半でノイローゼとウツをやっているのですが、自分がおかしくなることを恐れすぎておかしくなったという面がやはりあるからです。
 わたしは21歳で「チャネラー」になりましたけど、、それって、単に頭がちょっとおかしいだけなのかも、という自分に対する疑念があって(だって、そんなに若くてチャネリングをして「わたしのチャネリングは正しいものだ」って堂々と言えないですもの、そんなこと言いはじめたら終わりだと思っていたし)、そういう自分に折り合いをつけられなくなったのもあると思うんです。
 そのうちにいろいろわけが分からなくなっていったのかもしれません。他にも重なったことはありますが。

 シューマンと歳の離れたピアニストの妻クララは、クララの父親(有名な指揮者)から結婚を反対されて、かけおち同然で一緒になりました。
 子だくさんで、子供5人くらいいるんだっけ。
 生活が大変な面はあったかもしれませんから、そういう不安やプレッシャーも、繊細なシューマンの精神を蝕んでいった原因となったのかもしれません。今思い出しましたが、体調も悪くてよく薬をクララに買いにいかせていたのだっけ。。そのあたりも大きいのでしょうけれど。
 
 そういうシューマンが創る音楽は、やはり繊細で幻想的でロマンチックに思えます。あまり詳しくないのだけれど。
 占星術的に表現すると、すごく「海王星っぽい」音楽です。
 わたし、正直に言うと、あまりにも海王星的なものが前面に来るものは苦手なのです。
 ズブズブと底なし沼に落ち込むような感覚があって。。。
 自分に「おかしくなった過去」があるので、、海王星的な感覚は、ヘタすると再びそこにわたしを連れて行くような気もして。
 少し話が音楽からずれますが、19世紀の芸術家って精神を病んだり破滅的になる人も多いじゃないですか(わたし芸術家の伝記映画もそこそこ観ています)。
 海王星が発見されたのが1846年ですから、その頃って、海王星のエネルギーがめちゃくちゃ強かったのだと思うのですよね。
 その頃から一気に「幻想的な芸術観」が花開いて(それがのちにロマン派を超えて印象派を創ってシュールレアリスムとかにつながる)、でも、それに溺れてしまった人が多かったのかもしれません。
 海王星は水や液体を司ります。
 人を溺れさせる力があるんです。
 芸術も、行き過ぎれば「溺れて」しまうものだと思います。海王星は芸術とも関わりが深い星とも言われます。 
 わたしは、それが少し怖くて、自分は芸術家にはならなくてもいいなと思ったりもします。
 ちなみに、シューマンは川に飛び込んで自殺を図りました。

 ***
 
 そのようなシューマンの音楽を、横山さんは本当に幻想的に弾かれました。 
 ショパンもシューマンに合わせて「幻想曲」のプログラムです。
 わたしはシューマンの「幻想曲」は初めて聴きました。

 驚きました。
 横山幸雄さんの演奏は、基本的には水星的だったり、木星的だったり、土星的かなと思っていたのですが、昨日はとても「海王星的」だったのです。
 幻想的で、どこまでも輪郭が広がっていくイメージです。とらえどころがないとも言えるけれど、曲がそうなんだから仕方ない(笑)。
 このようにも弾かれる方なのか、と思いました(どこまで引き出し持ってるねん!)。
 ショパンの演奏では、即興的で、遊び心が溢れていました(間の取り方、ピアニッシモの使い方など、変幻自在)。
 シューマンは初めて聴いたので比較ができず、細かいことは分かりませんでしたが、一音目からショパンとは全然違う色に思えました。音色じゃなくて、本当に「色」です。 
 昨日のショパンの演奏はブルー系なのですが、シューマンになったとたんに、暖色系、イエロー系の音に思えたのです。明るくてびっくり。
 それは、弾かれた「幻想曲」のテンポの遅い第三楽章でも同じで、幻想的でも暖色に思えたのです。
 それが横山幸雄さんのシューマンの音楽に対する解釈なのでしょうか。
 
 わたしはどうしても、シューマンの晩年に思いを馳せてしまうのですが、シューマンが元気だった頃は、あのように暖かい色のある人だったのかもしれませんね。
 シューマンの有名な「トロイメライ」も、あったかい曲ですものね。。
 そのシューマンを記憶してあげないと、シューマンに失礼なのかもしれませんね。

 ***

 このように、わたしの好きなショパンと比較して弾いてくださることで、たくさんの作曲家について、新しい視点を持つことができました。
 ほんとに素晴らしい企画だったと思います。
 わたくしごとで言えば、年末にガンが発覚して手術や治療がありますが、その中でこの演奏会に行けるかどうかがとても大きくて(笑)、全部行けてよかったです。しかもピアノを弾くことを思い出したし、「冬冬の夏休み」のDVDが再販されていることに気づくきっかけにもなりました。。。(泣)
 横山幸雄さんには感謝しかありません。ありがとうございます。安いチケットでごめんなさい。。小平くんだりまでありがとうございました。。。

 地元ホールで楽するばかりじゃなく、ちゃんと治療して体調を整えて、横山幸雄さんはじめ、いろいろな方の演奏を聴きに、都内の立派なホールにオシャレをして行けるようになりたいです。
 がんばります。
 
 昨日のアンコールの「献呈」に合わせて滑る浅田真央ちゃんの動画を見つけました(曲は編集されていますが)。これも素晴らしい!

 曲と動きがとても合ってる!


 ☆タロット占いのセッションを、しばらくお休みとさせていただきます☆
  *乳ガン治療のため、ちょっと体調の様子見をさせていただきます*
   対面セッションで、場所は新宿の喫茶店です。
   30分/2000円です。
   詳しくは こちら をご参照下さい。
    kitaminori@tbt.t-com.ne.jp











 
 

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「愛の人」の音楽を聴く / 横山幸雄1hourコンサート リストとショパン ルネ小平

 いつだったかの空↓
170221sora.jpg
 おとといくらいかな。。左の雲がうさぎみたい。

 ゆうべは、再び地元ホールのルネ小平であった、横山幸雄さんのピアノリサイタルに行ってきました。当日券で。
 去年から続いている、ショパンと他の作曲家を比較して演奏してくださる「1hourコンサート」の第五夜です。
 傷もだいぶよくなっているので、行こうと思いました(行けてよかった。。でもまだあまり人ごみの多いところに行く気にはなりません、、インフルエンザも流行っているし。だけどたぶん、ちょっとした旅行に行けるくらいには傷自体はよくなっていると思います)。

 先月、入院直前に横山幸雄さんの演奏を聴いて、いたく感動しましたが、ゆうべも素晴らしかったです。
 やはりよいものに触れると心が満たされますね。そして、それは身体にもよい影響があるのではないかと思ってしまいます。
 ありがたや。。

 ***

 ゆうべの感想を書く前に、先月の横山さんの演奏会がわたしにもたらした影響について書かせて下さい。

 入院の直前だったじゃないですか。それで、最後のアンコールに、自分が練習して大好きだった(でもあのときまで、この曲の存在を忘れていた)ショパンのノクターンの8番を聴いたじゃないですか。
 自分がもう全然弾けなくなっていると分かったから、入院のとき、その楽譜を持っていったんです(笑)。
 ベッドの上で、ときどき広げて、頭の中でシミュレーションしていました。
 それをいつしたかというと、少し気持ちが落ちそうになったときでした。
 小説などを読む気にもならなくて、ネットをする気にもならなくて、「最後に残っていた娯楽」である(テレビは見なかったので)、その楽譜を開きました。
 「ああそうだった、ああそうだった」と思いながら、ノクターンの8番を頭の中でなぞりました(指を少しぱたぱたさせながら。シミュレーションでも、音程を忘れているし間違えるしスムースになんてできませんでした)。
 最後の音まで行ったとき、ほっと心が軽くなりました。そして身体も軽くなったように思います。
 実際に弾かなくても、そういう「効果」があるんだな、と思いました。
 退院してきて、実家に泊まって、翌日の朝、実家のピアノに向かいました。
 久しぶりに弾く、本物のピアノです(ヤマハのアップライトUX、昭和50年製、調律師さんたちからご高評いただけるものです)。
 何年も弾いていなかったし、調律していていないからところどころひどく音も狂っていたけれど(想定しているのと違う音が出るから間違ったのかなと思うことアリ)、まずノクターンの8番を弾きました(傷が痛いかなと思ったけれど、ゆっくりな曲なのでどうにか弾けました)。
 それはやはり、ひどいものでした。
 でも、指に伝わる木の振動が、身体の中に染み込んで、それは気持ちよかったです。
 たまにはピアノを弾かないといけないな、と思いました。
 でも自宅に戻ると電子ピアノで、、弾く気にならないんだよなあ。。

 先月の演奏会でアンコールがあのノクターンでなければ、わたしは楽譜を入院生活のお供にしなかったと思うんです。
 あれがあるとないとでは、その生活は違ったものになったかもしれないなと思ったりもします。
 わたしは、これからもそういう小さな「命拾い」のようなことを重ねながら、生きていきたいなと思ったりもしました。
 大げさでしょうか。

 わたしが持っていった楽譜はこれです。ノクターン8番も2番も入っているし、スケルツォ2番もあるし、バラード1番、3番、子守唄、別れの曲、雨だれ、葬送行進曲、幻想即興曲と、とにかく内容が盛りだくさんでお得な楽譜です。30年以上使っているものです。
 

 ***

 前置きが長くなってしまいすみません。

 昨日の演奏会は、因縁の!(笑)「ショパンVSリスト」でありました。
 いえ、別に対決ではないんだろうけれど。。。
 もう乱れ飛ぶ超絶技巧!! という感じで、、すごかったです。

 昨日のプログラムです。

 
 ☆ショパン:エチュード集 Op.10
       Op.10-1 ハ長調
       Op.10-2 イ短調
       Op.10-3 ホ長調「別れの曲」
       Op.10-4 嬰ハ短調
       Op.10-5 変ト長調「黒鍵」
       Op.10-6 変ホ短調
       Op.10-7 ハ長調
       Op.10-8 ヘ長調
       Op.10-9 ヘ短調
       Op.10-10 変イ長調
       Op.10-11 変ホ長調
       Op.10-12 ハ短調「革命」
 ☆リスト:超絶技巧練習曲より
       第1番 ハ長調「前奏曲」
       第2番 イ短調、第4番 二短調「マゼッパ」
       第10番 ヘ短調
       第12番 変ロ短調「雪あらし」
       パガニーニ大練習曲 第3曲 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」
  (アンコール)
 ☆リスト:3つの演奏会用練習曲より「ため息」


 こんな風にエラそうにブログにショパンについてなどの記事を書きながら、恥ずかしい話、わたし、ショパンのエチュード(練習曲)をちゃんと通して聴いたことがなかったです(10番も25番も)。
 有名な曲は知っていますが、知らない曲もありました。
 ピアノを弾く練習のための曲集なので、技巧的で、わたしはかろうじて「別れの曲」を、、中間部ラストをゆっくりめで(ダメじゃん(笑))弾けるかもしれないかも、、、くらいですが、どの曲もすごいなあと思いました。
 横山幸雄さんによると、このショパンのエチュード集も、弾くのは大変だ、とのことでした。
 このエチュード集第10番は、ショパンからリストに献呈されています。
 同時代に活躍した年齢の近い二人、意識しあうものが相当あったようなのですが、なんでも軽々と弾きこなすリストに「どうだい?(お手並み拝見)」という意味で渡したのではないかって感じらしいです(笑。やっぱショパンってちょっとイヤミだわー)。超絶技巧の持ち主のリストも、やはりこの練習曲集には手こずったという話が残っているそう。

 わたし、この二人のこういう話がけっこう好きです(笑)。
 先月も書いたけれど、ショパンはリストのことあまり快く思っていなかったらしいとか(ブラームスとクララ・シューマンもリストの派手さが苦手)、それでもリストはきっとかまわずショパンの曲を演奏会で取り上げたんだろうってこととか、おもしろいなって思うんです。
 リストという人はちょっと魅力的だなと思うんです。あまり細かいことにこだわらない人かもしれず、ショパンとは対極的なのではないか、とよく言われますよね。弟子が何百人もいるとか(声をかけられればすぐに弟子と認めたとか(笑))。
 なんかリストって、芸術家同士のライバル心みたいなものに、あまり暗い情熱を注がなかったんじゃないかなって気がします。その後大作曲家となったワーグナーとの関わりもおもしろいです。
 以前読んだリストの伝記が素晴らしくて、わたしはリストも好きです(全然弾けないけど)。これは、本として素晴らしい本でした。「愛の人」っていうのがぴったりかも。。
 
 
 ショパンからそのような「挑戦」を受けたリストですが、そのリストが創った「超絶技巧練習曲」は、、全部はじめて聴くものでしたが、、とにかくほんとにすごかったです。
 横山幸雄さんは2011年以来で、この練習曲群の中からのいくつかを演奏されたそうです。
 リクエストは多いのですが、「ひとえに大変だから」、弾いてこなかったそうです(横山幸雄さんでも「大変」なのか、と、意外に思ったりもした。。軽々と弾いているように思えるのですもの。。)。
 なのに、、小平では弾いて下さったのです。
 小平くんだりで、、小平なのに、、、小平のくせに、、、申し訳ない、、という感じでしょうか(マナーの悪い人もいるしなあ)。
 ほんとに、この今回の「ショパンと有名作曲家」のシリーズは素晴らしいですよね。。ルネ小平の企画して下さった方にも感謝しなくては。。。。。。
 
 わたしは、リストの難曲については、「メフィストワルツ」など聴いたことはありましたが、ちょっと難しすぎて、途中からついていけなくなるんですね。
 わたし、たぶん、素人のわりには、耳はいいほうなんだと自負しているのですが、リストの難曲って、途中から音を追えなくなって、音の塊をぶつけられているような気分になることが多かったんです。
 それはつまり、音数がすごく多いからなんです。リストの難曲って。
 昨日の超絶技巧練習曲も、すごい音数で、、でも聴いているうちに、これこそがリストの挑戦だったんだな、と思いました。
 10本の指で、どこまでたくさんの音を出せるのか。
 それを、とにかく追求した人なのではないか、と思い至りました。
 ピアノというのは音が横に並んだ楽器で、人間の手と指の構造に合わせて創られた楽器で、それで、どこまで分厚い音が出せるかの追求。
 一人の人間がどこまで多くの音を出せるか(確かに、「10音」よりも遥かにたくさんの音が鳴っているように聴こえる)。
 オーケストラにも負けないレベルにできるのか。
 できてるよ、フランツ。
 そう言いたいものでありました。

 ショパンの曲は、そういうことよりも、音楽的美しさとか、シンプルな構造の中に複雑な思いをどう込めるか、というようなことが追求されているようにも思うのですが、それとは全然違うアプローチでリストは作曲していたのかな、と思いました。
 それは、単純に「ピアノという楽器」と向き合うということだったのかな、と。それと、人間の手と指か。
 自分の気持ち(自意識)がどうこう、というのは二の次の人だったのかもしれません。
 「愛の人」ということか。
 魅力的です。

 でも、ショパンの個人的感情が反映された音楽もすてきです。それに救われることも多々あります。
 
 一口に「音楽」といっても、本当にいろいろとありますね。
 
 ***
 
 昨日のプログラムの中で印象が強かった曲のYouTubeを貼りますね。
 ショパンのエチュード10の6番。
 「アンニュイ」ってこのためにあるのかなっていう感じ(「雨のパリ」って感じ? 行ったことないけど)。たぶん映画とかなにかで聴いたことはあったかもしれなくて、ああ、これもショパンだったんだ、と思いました。

 ほんとにハンパなくアンニュイなので、、情感を込め過ぎの演奏だとわたしは聴いていられないかもしれません。底なし沼に思えるんです。この動画の奏者はポリーニさんらしくて大丈夫だった。。(いくつか聴いてみた中で、一小節でダメだった演奏もあった。。若手の個性派の人。。)

 昨日のアンコールで弾いてくださった、リストの「ため息」。演奏は東欧の女性ピアニストさんです。 

 これもたぶん映画とかで聴いたことがあった曲。リストだったんだ。。
 すごく暖かくて優しい曲で、、19歳のときはじめて行った海外である、台湾で見た景色を思い出して泣きそうになりました。台湾のね、中部、映画「冬冬の夏休み」のロケ地のあたりの、あの景色、、もう25年も経っていて、変わってしまったんだろうな。。。
 「愛の夢 第三番」とかより、この曲好きかもしれない。。
 あ、そういえば書き忘れてた! 横山幸雄さんの「ラ・カンパネラ」は、とても「可憐」でした!(ラストは迫力すごいけど、そこまでとの差が激しくて、、、それも驚いて感動しました!)


 ☆タロット占いのセッションを、しばらくお休みとさせていただきます☆
  *乳ガン治療のため、ちょっと体調の様子見をさせていただきます*
   対面セッションで、場所は新宿の喫茶店です。
   30分/2000円です。
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入院前にうんちく / 横山幸雄1hourコンサート シューベルトとショパン ルネ小平

 お正月前に買った菊など↓
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 一枝、だいぶ短くなったけど、まだ咲いているんです。。捨てられないよ!
 この一ヶ月、ずいぶん元気づけてくれました。ありがとう!
 
 これはおとといくらいのシクラメン↓
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 今日はもっとお花が咲いていてにぎやかです。
 入院したら夫は面倒を見きれないから、少しへばるかもしれないな。。。

 入院準備はほぼ終わりました。
 明日朝、受付して入院します。あさって手術です。
 先だなあと思っていたけれど、風邪引いたりしてたらあっという間だった。。
 とりあえず風邪は抜けてよかったです。手術前までに治せと言われていたし、市販薬は飲むなと言われていたのでした。
 どうなることやらですね、、もう先生(と神様仏様ご先祖様守護霊様)にお任せですかね。。。
 いや、自分も元気になるために、主体的でもあらねばね!

 ***

 それで、手術前なのですが、昨日の夜、地元ホールで再び横山幸雄さんの1hourコンサートがあったので行ってきたんです。
 今月から2月、3月と3回シリーズで、ショパンと有名作曲家の音楽を比較しながら弾いてくださるシリーズで、去年あったものの後半です。
 ですがわたくし、去年後半はもういろいろとあって(汗)、治療がありますから春までははっきり予定が立てられないと思っていて、今回はこちらのシリーズのチケットは取っていなかったんですね。
 ですがちょうど入院前で、たまたま夫も昨日は休みだったので(最近変則スケジュールでわけが分からなくなっている。。今週は入院などで休んでもらうし。。)、当日券があるとのことで二人で聴きにいきました。
 
 これがもう素晴らしくて。。。
 夫もよかったと言ってくれて、行ってよかったんです、、本当に。
 それで、入院前ですがちゃんと感想を書こうというか、うんちくしたいというか、、すごくよく分かったことがあるので書きたいんです。。
 
  ***

 昨日はシューベルトとショパンのプログラムでした。
 
  ☆シューベルト:4つの即興曲 Op.90, D.899
  ☆ショパン:即興曲 第1番 Op.29
        即興曲 第2番 Op.36
        即興曲 第3番 Op.51
        即興曲 第4番 Op.66「幻想即興曲」
        スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31
   (アンコール)
  ☆ショパン:ノクターン 第8番 op.27 no.2 


 こちらのシリーズコンサートでは、横山幸雄さんがその日取り上げる作曲家とショパンの音楽について解説してくださいます。
 そこからもうすごく勉強になるのです(弾いたあとにすぐに立ち上がって普通にお話される、横山幸雄さんの超人っぷりも見物です!)。
 シューベルトはベートーヴェンのあと、ショパンの少し前に出てきた作曲家で、プレモダンという枠組みなのだそうです。
 ベートーヴェンなど古典の作曲家は、ソナタなどの大作を創っているわけですが、シューベルトは歌曲も多く、ピアノでも小品を残しているそうで、それが後のショパンなどの作曲方法にも影響したとのことでした。一曲5分ないような小品でも「作品」として成立するようにしたっていうことでしょうか。
 
 シューベルトの音楽は聴いていると確かに、ベートーヴェンのような和音を律儀に並べた感じのかっちりした感じがあったり、不協和音までは行かないけれどちょっと崩れたコードを使う箇所もあったりと、古典派とロマン派の中間、という感じがありました。
 シューベルトってちょっと数学的で難しいイメージでしたが(実際に難しいと思いますが)、牧歌的な曲もあってよかったです。牧歌的でももちろん計算されいてる音楽だと思いますが。。。

 開演前に、夫に「『即興曲』をクラシックで演奏するって、ちょっと矛盾があるんじゃないか」と話していたのですが(だって、即興ってその場でライブで直観的に弾くことで、それを楽譜に残して他のピアニストも忠実に再現しなくてはいけないって、おかしいなと思って)、そこの説明も横山さんはしてくださいました。
 「即興曲」と「即興演奏」は別物で、即興曲というのは、あたかも即興演奏のように自由奔放に見えるけれど、緻密に計算されて創られているものだ、とのこと。
 そっかー!! そういうことだったのか!!
 矛盾じゃなくて、、作曲家の挑戦の一つってことなんですね。。
 即興曲って、「右手が速い」曲が多いイメージで(アドリブ感を出すためか?)、わたしは楽譜をちゃんと見たことすらありません。。。
 
 それで、昨日の横山さんのショパンの即興曲の演奏を聴いていて、すごく分かったことがありました。
 そのことを書きたいんです。
 
 昨日のショパンの曲は即興曲とスケルツォでしたが(「スケルツォ」は、即興曲的な発想を大きくして、大作にしたものだと言えなくはないのではないか、とのことでした)、もう横山さんの演奏は超絶品で、素晴らしいです。
 とにかく、間の取り方が素晴らしいんです。
 恐ろしいほどに速くも弾くけれど、ここはたっぷり時間を取ってほしい、というところは絶妙な時間を取って下さり。。。 
 ショパンが聴いていたら、絶対「合格!」って言うんじゃないかなっていう演奏じゃないかと。。(一時期凝ってショパンに関する書籍を読んでいましたが、ショパンは他のピアニストが自作の曲を弾くとき、けっこう手厳しかったようです。特にリストは勝手に音を足すらしくて嫌っていたらしい(笑)。ショパンがその解釈と演奏を気に入っていたのは、自身の生徒でもあり、シューマンの妻でブラームスと生涯交流していた、ピアニストのクララ・ヴィーク・シューマンだったそうです)
 それで、その横山さんが紡ぐ「間」について注意して聴いているうちに、ショパンのことで、すごく納得したことがあるっていうか。。
 そのことを今日はうんちくしたいんです。

 ***
 
 ショパンの曲は、曲想が変わるときに、ちょっとウルトラC的な展開をするんです。
 ええと、、主題が変わるときって言えばいいのだろうけれど、わたしはクラシック用語がよく分からないので、ポップス用語で変換してしまいますが、たとえば、一つの曲というものは、いろいろなメロディをブロックにしていて、それをつなげて一つの音楽にしていますよね。
 イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏、再びAメロ、Bメロ、というように。
 シンプルな曲はAメロとサビだけで押し通す、というのもあると思います。それはそれでおもしろかったりします(♪京都大原三千院♪で有名な「女ひとり」とか)
 ちょっと凝っていると、サビに入る前に「ブリッジ」というちょっと変わった曲想を入れたり、後半にそういう「ブリッジ」を入れたりしています(わたしが先日好きだと言って貼った、ジョージ・マイケルの「ケアレス・ウィスパー」のわたしがしびれる間奏後の後半部分などは、最後のサビに入るための効果的な「ブリッジ」だと思います)。
 つまり、ブリッジというのは、違うイメージの二つの曲想の間をつなぐための「橋」なのですね。
 それは、長さはまちまちで、一小節で終わってしまうような展開のものもあれば、長いものもあると思います。
 ショパンは、このブリッジの作り方、使い方がすごくうまいのだと思ったんです。
 つまりそういうことだったんだな、という感じなんです、個人的に。

 つまり、AメロからBメロに入って、Bメロ後半ですごく冒険をして、ちょっと転調しちゃうくらいにやっちゃって、それをまたAメロとかサビとかに持っていくときに、ちょっとアクロバティックなウルトラC的なブリッジを入れる、という感じです。
 その「ブリッジ」が、けっこう無理矢理なんだけど、違和感が出る寸前のところで交わしていて、うまく落ち着くメロディに着地させるんです。
 わたしは、ショパンの曲を練習していると、そこのブリッジ箇所でわりと「迷子」になることが多くて、、混乱してきてしまって、暗譜しきれない、みたいなパターンが多いんです(笑&汗)。
 そのことを、今まで「ショパンてなんかイヤラシいヤツだ」と思っていたのですが(笑、好きなんですけど)、、あれは、あくまでも次の展開への着地のための技術なんだな、ということが、昨日の横山さんの演奏で分かったんです。
 それは、横山さんが、一音一音きちんと分析して、作曲家の意図を音楽理論的に理解して解釈しきって演奏されているからなのだと思います。迷いがまったくないっていうか。。
 だから、あれだけの間を創れるし、音のコントロールも完璧なのだなと思いました。
  
 やはり音楽というのは、感情や感性だけでは創れないもので(作曲だけじゃなくて演奏も音楽を創るってことです)、理論で分からないとどうにもならないんだなあと思いました。
 横山さんの音楽は本当に充実されていて、音楽を「映像が浮かぶ」とかなんとか、感性だけで捉えていたわたしに、新しい地平を見せてくれるものなのであります。

 技術もすごいし、情感も込められていて、、このような「円熟期」に入ったピアニストを、地元のホールでお迎えできることは幸せなことだなあと思ってしまいました。
 ありがたいよう。。。

 ***
 
 しかも、昨日のアンコールはショパンの「ノクターンの8番」でした。
 わたしがほぼ暗譜して、まあまあ弾けるようになった数少ないショパンの曲の一つです。
 父が、ピック病という難病の認知症にかかってしまい、介護する母を助けるために実家に行き母を解放し、父と留守番をしている時期、実家のピアノで一生懸命練習しました。大好きな曲です。きれいな曲です。
 もう全然弾けなくなってしまった。。。忘れている。。。
 泣けて仕方なかったです。
 貼るのは、ちょっと驚いてしまうくらいピュアなこの曲の演奏です。知らないピアニストさんです。東欧とかの人かしら?
 古い記憶の中で流れる音楽のようで、、不思議な感覚になりました。


 
 ☆タロット占いのセッションをいたします☆
   対面セッションで、場所は新宿の喫茶店です。
   30分/2000円です。
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スーパースターの訃報

 さきほどの空↓
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 今日はイギリス人ミュージシャン、ジョージ・マイケルの訃報に驚きました。
 今年、本当にこういうニュースが多いですね。。。
 やはり今、時代の変わり目なのだなということを感じます。

 ネットでジョージさんについていろいろ見ていたら懐かしく、いろいろなことを思い出しました。
 
 わたしはときどきこのブログにも、自分の好きな英語の洋楽の歌詞を自分で意訳したものを載せていますが、人生で初めて、その歌の歌詞の意味を知りたいと思って辞書を引きながら歌を聴いたのが、ジョージ・マイケルの「ケアレス・ウィスパー」だったことを思い出しました。
 中学2年生くらいだったかなあ。。
 わざわざお小遣いでシングルを買ったんですよ(笑)。その頃はEP盤。
 いえ、あの曲、それまでのWHAM! の明るいイメージから打って変わった大人の音楽でびっくりして、惹き込まれてしまったんです。

 テレビでまず曲を見て聴いて、兄も洋楽好きですからよく語っていたのですが、この曲が気になったから兄に「『ケアレス・ウィスパー』ってどんな意味?」と訊いたことがあったんです。すると兄はめんどくさそうに「あー」とか言いながら、「不注意なささやき」とかなんとか言ったんですよね。だってそれがタイトルだからしょうがないですよね(笑)。それで、すごく変なタイトルだと思って、「変だよ」と言ったら、兄は「洋楽っの歌詞てのは日本語にすると変なことが多いんだ」と言ったんです。
 それで、どうしてあんなかっこいい曲が「不注意なささやき」なんだと思って、歌詞を調べたくなって、辞書を引くということをし始めたんです。
 結局、あの頃のわたしにはさっぱり意味は分からなかったけれど。。。
 あれは、友達の告げ口で、浮気がバレて一番大事な女性を傷つけた、っていう曲ですかね。その「告げ口」がタイトルなんですよね。
 昔の洋楽って、日本独自のタイトルをつけることが多いから(カーペンターズの"I Need to Be in Love"が「青春の輝き」みたいな)、タイトルをカタカナにしただけのこの曲に引っかかったんですね。
 でも、それは後のわたしによい影響をもたらしたんだと思います。
 以来、日本語の歌詞カードをあまり信用できなくなって、気になった曲は自分で辞書で意味を調べるようになりました。高校のときからそうしていました。学校の勉強はしなかったけど(笑)。
 だから、わたしはスザンヌ・ヴェガが好きだったし、ジェーン・シベリーを好きになれたんです。アラニス・モリセットも。
 そういう、洋楽との付き合い方のきっかけを作ってくれたのが、このジョージ・マイケルの「ケアレス・ウィスパー」だったんです。
 すごい影響力です。
 入り口にいてくれた人なんです。

 今聴くと、歌唱力も非常にありますね。

 そういえば、民放のBSのどこかで、「ロック・レジェンド」という30分番組があり、たいてい夫と観ています。
 それは、イギリスの音楽評論家やライターが、主にイギリスのロックスターの音楽的価値について大真面目に語る番組なのですが、その中でジョージ・マイケルが取り上げられたこともありました。
 この番組に出てくる評論家たちは、イギリス人っぽいイヤミったらしい感じもするのですが(珍しくアメリカ人バンドのボン・ジョヴィを取り上げたときは、半笑いしながら「あの人たちにも意味はなくはない」みたいな感じだった)、ソロ活動後ゲイだとカミングアウトし、薬物使用や猥褻スキャンダルを起こしたジョージ・マイケルに対して、才能は素晴らしいとほめていたことを思い出しました。
 わたしはアイドル時代しかよく知らなかったので、あの辛口の人たちがほめるのを、意外だと思ったのです。
 惜しい才能を失ったのだと思います。

 あの80年代、わたしたちはあまりにも無遠慮に、無神経に、スターたちを消費しすぎたのではないか、それこそ、彼らをスーパーマンかのように誤解して、勝手なものを投影していたのではないか。
 スターの訃報に触れ、その人生について語られたものを見聞きすると、そんなことも思います。
 名声と富を手に入れても、それ以上に「そがれた」ものがあるのかもしれない。
 でも、その姿にまた、わたしたちは感動を覚えたりするのです(今の若いミュージシャンは小器用に思えてつまらないとも思ってしまうから。。)。

 ジョージさん、どうぞ安らかに。。
 
 Wham! の「Wake Me Up Before You Go-Go」 

 やはりとってもゴキゲンで楽しい曲!

 「Careless Whisper」

 わたしがしびれるのは、後半、2番のサビと間奏のあとの「Tonight the music seems so loud / I wish that we could lose this crowd」というパートなんです。メロディがなんてかっこいいんだろうって思ったのです。黒人音楽などは知らなかったし、大人っぽくてセクシーだなと子供心に思って衝撃だったんです。

 以下は、掲示板で紹介されていたジョージさんの素晴らしいパフォーマンス。テレビで披露されたもののようです。
 「A Different Corner」

 なんて歌がうまいんだ!

 クイーンのフレディ・マーキュリーの追悼ライブでクイーンの曲を歌った動画です。これもうまいし(ていうかフレディさんと声似てる)、聴衆を一つにする力もすごいし、この人は「スーパースター」なのだなと思いました。
 「Somebody to Love」



 ☆タロット占いのモニターを募集しています☆
   対面セッションで、場所は新宿の喫茶店です。
   モニター価格で、30分/1000円です(12月末日まで)。
   詳しくは こちら をご参照下さい。
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ユニフィル 第35回定期演奏会 アプリコ大ホール

 昨日は文化の日、友人が合唱団員として出演されるクラシックコンサートに行っていました。
 去年にも行っていた、東京ユニバーサルフィルハーモニー管弦楽団と東京ユニバーサルフィルハーモニー混声合唱団の第35回定期演奏会です。
 会場は大田区蒲田のアプリコホールでした(火曜日に観たゴジラが通ったあたり!)。

 よいお席で堪能です(ピンぼけなので小さめ写真)↓
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 昨日の曲目です。


  ☆ガブリエル・フォーレ   レクイエム  ニ短調op48
  ☆ヨハネス・ブラームス  交響曲第1番 ハ短調op68 

   指揮者:松岡 究
   ソプラノ:迫田美帆  バリトン:薮内俊弥
   管弦楽:東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団
   合 唱:東京ユニバーサル・フィルハーモニー混声合唱団
     合唱指揮:北川 博夫
     コンサートミストレス: 長尾春花



 友人のAさんはアルトとして参加されていました。
 Aさんのおかげで、わたしはそれまであまりなじみのなかった「合唱」というものを会場に行って聴く機会を何度か持つことができています。
 オーケストラと合唱、、オペラとはまた違うと思いますが、「マンパワー」を大いに感じられる芸術形態の1つであろうなあと思います。オペラより「音楽」に特化してるのかな?
 生で聴くとなかなか迫力があってすごいですよね。こういうものが身近にあると、「人間存在」を嫌いにはなれなくなるのではないかと思います(いや、創るほうは、形にするまでにすっごく人間嫌いになる瞬間もたくさんあるのかもしれないけれど。。)。
 わたしが、芸術表現が好きなのは、だからだと思います。
 人ってすごいなあと思うんですよね。
 わたしは、そう思っていたいんです。

 今回、初めてフォーレの大曲を会場で聴いたけれど、きれいですてきな音楽でした。

 演奏前に、指揮者の松岡究(まつおかはかる)さんのプレ・トーク(曲目解説)がありました。
 フォーレというのは、とても人間が好きな人なのではないか、とのことでした。 
 ほとんどの作曲家が「レクイエム」を創るときに入れない、「天国にて」というパートが最後(第七曲目)に入っているからだそうです。そういう曲は珍しいのだそうです。
 「天国にて」というパートは、葬儀の出棺や埋葬のときに歌われる音楽なのだそうです。
 それは、死者が天国に行くという意味であり、これは、フォーレという人が、人はみな一生懸命この地上で生きるのだから、天国に行けない人などいない、ということを思っていたからこの曲を入れたのだろうとのことでした。
 確かに、暖かくてかわいらしい、癒される音楽でした。「死後、地獄に行くのかも〜」と怖い気持ちになる音楽ではなかったです。
 そっか。。。フォーレって、そういう人だったんだ。。。。

 ***

 フォーレは1845年に生まれたロマン主義の時代の作曲家です(1924年没)。
 でも、「夢のあとに」とか「シチリアーナ」のイメージは、印象主義の音楽というイメージもありますよね。。ロマン主義と印象主義の橋渡し役の人なのかな(印象主義の作曲家の代表はドビュッシーとかラヴェルです)。
 まさに、最近書いていた「海王星」的な音楽だと思っていました。

 海王星的な音楽(わたしにとっては印象主義の音楽)は、幻想的できれいで好きではあるのですが、そればかりを聴いているとズブズブと形のないところに自分が落ち込んでいくような感覚もしてきます。怠惰な感じがしてくる感覚があるとは、思います。なにかに耽溺する感じです(パリのカフェでアブサン飲んでズブズブみたいな。。。)。
 だから、あまり集中して聴かないほうがいいような気もしてしまうんです。脱け落ちた現実感覚を戻すのが大変だから(そういう意味で、海王星は少し危険なのです)。
 そういうことがあるので、好きではあるけれど、わたしはあまり印象主義の音楽を家で聴きません。2〜3曲までだなあ。
 フォーレにもそういうイメージがあったのですが、この「レクイエム」には、「形」があったように思います。
 やはり、「レクイエム」という形式にのっとって作曲しているということが、バランスを保つことにつながるのかなと思いました。 
 形式とは、土星のことでしょうか(最近なんでも星で考えてしまう)。
 幻想的な感覚と現実感のバランスがとても心地よかったです。これなら家でも聴けるフォーレだ! 嬉しいな!

 比較して聴いてみるとおもしろかもしれません。
 ザ・海王星的な、「シチリアーナ」。きれいで幻想的なんだけど、現実感覚が溶けてしまう。

 
 海王星なんだけど土星テイストも入っている、昨日聴いた「レクイエム」。対訳歌詞つきの動画です。36:12から「天国にて」が始まります。


 ***

 後半のブラームスも素晴らしかったです。
 交響曲第一番というのは、完成までに20年もかかった曲で、ベートーヴェンの「運命」や「第九」を意識して創られたものだとのことでした。
 似ているモチーフがたくさん出てくるそうです(言われないと分からなかったかも)。
 確かにきっちりした曲作りで、ベートーヴェン的に思える部分がありました。
 その音楽は生真面目すぎて、少し微笑ましく思えるような気もします。あるいは、もっと自分の生(なま)の感覚をぶつけて、破綻するかしないところまでの冒険をしてもいいのに、と歯がゆく思えるところもあります。 
 ブラームスについては、以前、ピアニストで、師匠であるシューマンの妻であったクララ・シューマンとの書簡集を読んでいて、それなりに思うことはあるのです。。。
 ロマン派の時代に逆行して古典的であろうとした人(土星の人?)。
 そのあたりを語りだすとまた長くなるので、やめておきますが。。
 
 ユニフィルさんの演奏は聴き応えありました。
 こちらの楽団、あまり有名じゃないけれど、弦楽器も管楽器もきれいな音をしているんです。
 日本のクラシック音楽の実力ってすごいなと思うんだけれど、、それでもあまり有名じゃないというところが、少し切ない。。みなさん平均的に実力ありますよね。。合唱のソプラノの迫田美帆さんも柔らかくてわたしの好きな声でした。
 音楽業界、大変なこともあるとは思うけれど、がんばってほしいなと思ってしまいます。

 そういえば、コンミスさんが、黒の肩を出したロングドレスで登場されて(前半の合唱から)、お、ちょっと気合い入り過ぎでは? と思ったのですが(おばちゃんなのでついそういう目でも見てしまう)、ブラームスの第三楽章かな、ヴァイオリンのソロパートががっつりあり、そこは立ち上がって弾いてもよいくらいの「主役度」だったので、かえってドレスじゃないとバランスが悪いなと思ったのでした。
 色付きのドレスではやり過ぎだけど、黒のロングならちょうどぴったり。
 クラシックの舞台のそういうドレスコード的なTPOのバランスも、見ていて勉強になります。
 そんなことも思ったりして、とてもよい時間になりました。

 やはりオーケストラの生演奏はすてきです! ホールコンサートバンザイ!

 
 *おまけ*
 昨日の早い時間の夜空↓
161104moon.jpg
 三日月と宵の明星こと金星。昨日は月も金星も射手座にあって重なっていました☆


 ☆タロット占いのモニターを募集しています☆
   対面セッションで、場所は新宿の喫茶店です。
   モニター価格で、30分/1000円です(12月末日まで)。
   詳しくは こちら をご参照下さい。
    kitaminori@tbt.t-com.ne.jp







 
 

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

横山幸雄 ショパンと有名作曲家を弾く 第3夜「ショパンとベートーヴェン」/ ルネ小平

 本文とは関係ないのですが、ゆうべ食べたディナー↓
      161014dinner1.jpg
      
161014dinner2.jpg
 見た目がきれいでおいしかったので写真を貼ります(横に並べて載せたかったけれどFC2ではできないみたいです)。
 新宿にある「墨繪(すみのえ)」というレストランです。プリフィクスのコース料理を食べられます。写真の上は前菜の牛ロースのカルパッチョ、下がメインのお魚料理です。パンがおいしいお店でした。(お店のサイトは こちら )

 ***
 
 おとといは、地元ホールのルネ小平に横山幸雄さんのソロピアノリサイタルに行きました。
 (横山幸雄さんはレストランも経営されているので、上の写真はそこまで「外していない」かなと思って載せてしまいました)
 ルネ小平で毎年やっている、1時間で本格的なクラシックピアノの名曲が味わえるという1hourコンサートという企画です。
 今回は7月からの3回のセット公演で、おとといが3回目でした。
 毎回、ショパンと有名作曲家を取り上げて、その音楽性の違いなどを楽しむという内容で、おとといはベートーヴェンでした。演奏前に横山さんが作曲家と時代背景などについて説明して下さいます。
 (1回目はバッハ、2回目はモーツァルトで、この3回シリーズでは古典派の音楽家とショパンの組み合わせということになるのかな。少しずつ年代が近代に近づいているので、通して聴くと古典派からロマン派への音楽の移り変わりが味わえるという感じです。ちなみにベートーヴェンとショパンの音楽家としても活動時期は重なっています)

 おとといはプログラムがわたしの好きな曲ばかりだったし、本当に素晴らしい内容でしたので、、「ちゃんとした記事」にしようと思いました(ちょっと手間取るから最近は記事にすることを省略することも増えているのですが。。)。


 ということで、おととい聴いたプログラムです。

  ☆ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番 二短調 「テンペスト」Op.31-2
  ☆ショパン:バラード第4番 ヘ短調 Op.52
    子守歌 変ニ長調 Op.57
   ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
   (アンコール)
  ☆ショパン:ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64-2
  ☆ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番 ハ短調「悲愴」第2楽章 Op.13


 
 ***
 
 ベートーヴェンの「テンペスト」は初めてちゃんと聴きました。有名な曲なので断片的に聴いたことのある箇所はありましたが、力強いよい曲ですね。
 ベートーヴェンの伝記映画で「不滅の恋/ベートーヴェン(1994年)」というものがあって、好きな映画なのですが、それを再び観たいなと思ってしまった。近所のレンタルにはないんだよなあ。。
  
 横山さんの演奏は、1音目から素晴らしかったです。

 後半のショパンは、全部好きな曲です。
 先月、ショパンの音楽には「悔恨の感情があるものがある」という記事を書きましたが、おととい演奏された曲には全部それが入っているような気がします。
 傷つけるつもりはないのに結果としてそうなってしまうことを詫びて、それでも自分は自分なのだと言っている音楽。
 すごく好きな音楽です。

 横山幸雄さんは演奏技術がすごいし、数学的でドライなイメージもあったのですが、バラード4番を聴いてあのように重厚にも弾かれるんだと感動しました(でもテンポは速い(笑))。
 折しも、わたしが心の支えにしていたアンジェイ・ワイダが亡くなった直後で、その記事を書いた直後に聴いたショパンです。
 「子守唄」がきれいで、、勝手に「この演奏をワイダ先生に捧げます」と思って聴いていました(笑、自分で弾いてるんじゃないのに)。泣けた〜〜!
 ワイダ先生、日本人はとてもショパンが好きだよ。ポーランドの心を理解したい人たちがたくさんいるよ。
 ソナタも素晴らしくて、この曲を生で聴いたのは二回目ですが、以前は遠藤郁子さんで、これも身震いするほどすごかったのですが、横山さんの演奏も圧巻でした。
 名曲に名演奏。
 音楽と一つになる感覚は、生演奏ならではですね。
 しかも、アンコールも2曲もやってくださって、終演後に近くの席のおばさまが「安いのにサービス満点で最高だったわね」とおっしゃていたのに、思わずうなずいてしまいました(3回公演のセット券が3900円です。。。)。
 ルネ小平、郊外故なのか、マナーの悪い観客もいて地元民として恥ずかしい部分もあるのですが。。。
 本当にこんな企画があること、ありがたいことです。

 また来年もこの横山幸雄さんの1hourコンサートがあるようなので、楽しみにしています。
 (ショパンと、シューベルト、リスト、シューマンという内容になるようです)

 参考資料として、バラード4番の動画を貼ります。「音楽の可視化」系の動画ですが、どうやらデータ打ち込みの自動演奏ではなさげ? ゆっくりテンポだけど聴き応えあります。

 メロディーの中に悔恨の感情があるように思いませんか。。。でも自分は自分でしかないとも言っているんですよ。。。
 秋にふさわしい音楽だなと思います。


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テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

芸術とわたしたちの人生、生活

 先週のいつだったかの空↓
161012sora.jpg
 
 今日は晴れて気温も上がってきているもよう@東京都下小平。この天気だと洗濯がはかどって嬉しいですね。
 しかしここ数日肌寒くて、夫もわたしも少し風邪っぽいような気がします。わたしは風邪はいつも喉から来るのですが、ゆうべからとにかく鼻水がひどくて、アレルギーかなとも思ったのですがやはりズルズルしてしまい、先ほどパブロンを飲みました(アレルギーだと思って放っておいて悪化させるということが多々あったので)。
 ああ、やっぱりくしゃみが出るなあ。。。
 今、すり下ろしショウガ入りホットレモネードを飲んでいます。ビタミンC補給にならないかしら。
 今日は夜に地元ホールのルネ小平で横山幸雄さんのショパンのリサイタルがあるので、演奏中にくしゃみとかしたくないなあ。。どうにか悪化させずにいなくては。マスクしていったほうがいいですよね。

 今日ショパンを聴くと、ポーランドへの思いが強くなりそうです。
 
 おととい、ポーランド人映画監督のアンジェイ・ワイダが亡くなったというニュースが入ってきました。
 有名人が亡くなって泣くことは今までにもあったけど、ちょっともう、身内を亡くしたくらいに泣いてしまいました。
 わたしは19歳のときに「灰とダイヤモンド」と「地下水道」を観ています(映画館で!)。それはわたしにとって「心の財産」となる経験でした。
 夫もワイダが好きなので、二人で本当に気落ちしました。
 夫もわたしも父親がもう亡くなっているので、ワイダ先生のことは、父親のように感じていたと思います。
 そういう気持ちにさせる、本当に尊敬できる人であったと思います。
 (夫とわたしはワイダの自伝も読んでいます)
  
 ワイダ先生、拾いもの写真↓
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 ご高齢ということは知っていたので、いつかこの日が来るとは思っていたけれど、今か。。(ワイダ先生は今の世界の情勢をどういう気持ちで見ていたんだろう。。ヨーロッパの移民問題。。EU離脱が決まっているイギリスには、ポーランドからの出稼ぎ労働者が多いのだそうです)

 「あの人がいるから、この地球にはまだ救いがある」と思える、わたしにとってはそういう人でした。そういう人は、そんなに多くはいないと思います。
 アンジェイ・ワイダは亡くなりましたが、あの人(会ったこともないけれど)がこの地球にいて、闘いながら映画を創って、わたしたちにいろいろなことを教えてくれたという事実は変わりませんから、これからも心の中にいていただこうと思います。
 ワイダとその映画(とくに「地下水道」)については、いくらでも語りたいです。ていうか、、ちょっと自分の「前世(と思えるもの)」とも関わるものを刺激して下さる映画なので、いつか書く機会があればいいと思うし、もう本当に特別な人です、わたしにとって。だから、書こうと思うと心が大変なことになる。

 嬉しかったのは、昨日の読売新聞の夕刊に、カラー写真入りで訃報が入っていたことでした。今日の朝刊にも記事と追悼のエッセイがあったので、本当によかったと思いました(エラそうですみません。でも、ジャーナリズムに対していやな話を聞くことが多いので、簡単には信用できないのです)。まだ日本の新聞社にも良心があるんだと思えました。ジャーナリストとしてこの人のことを知っているのに無視するとしたら、その人には人の心がないとわたしは思うだろうと思います。
 記事や写真は切り抜きました。お守りにします。。

 ***

 熱く語ってしまってすみません。

 あと最近ちょっと「お!」と思ったことがあったので語りたいと思います(笑)。

 最近活動を復活させた宇多田ヒカルさんですが、先日テレビの音楽番組に出演されたのを見ていました。
 新曲も聴きましたが、夫と「すごい才能だね」と言っていました。
 お母様のことでつらい思いもされたと思いますが、それがまたアーティストとして成長されるきっかけになったのだろうと思いました。
 CDを買うところまではいかないのですが、そういう才能がある人がいて嬉しいなあと思っていました(エラそうですみません。。)。
 
 それで、この前、最寄りのスーパーに行ったら、有線で宇多田さんの新曲がかかっていたのです。朝のドラマに使われていた主題歌です。
 それで、その曲が始まって流れだしたとたんにですね、店内の空気が変わったといいますか。。
 並べられている商品の色が鮮やかに見えたというか、輪郭がくっきりして見えて、でもそれは冷たいものではなくて柔らかくて優しくて、その音の中にいるわたし(たち)は、いつもより少しだけ「上質の生活」をしているように思える、そんな感覚を味わったのです。
 驚きました。
 あんまり言いたくないけれど、今の世の中、ひどい音楽が跋扈している、ということなのかなと思いました。
 人のぬくもりと心がないがしろにされたもの。「マーケティング」から生まれるもの。
 そういうものは、ギスギスしていて、あるいは過剰に巧妙に煽動してきて、人の心を荒廃させると思う。
 人が心をこめて創ったものの中にいると、こんなにも空気が柔らかくなるのか、と思いました。
 でも、90年代頃までは、スーパーの中にいても、これくらいの空気はあったような気がする、とも思いました(スーパーということろがミソです。店主が好みで音楽をかけられる店舗では、ここまでハッキリしたものを感じられないと思います)。
 あまり言いたくないけれど、昔はよい曲を創っていた人たちも、仕事を存続させるために「魂を売った」のか、つまらない曲を創るようになったなと思うことが増えています(書いてしまいますが、エレカシとか吉井和哉とか。本気で好きだった時期もあるので)。まあ、ミュージシャンも生活があるから仕方ないとも思います。今のメジャーな音楽業界、それだけ売り上げ面がひどいんですよね。
 
 宇多田ヒカルさんのことは、CDを買ってまで聴いたことがなかったですが(なのにいろいろとエラそうですみません)、自身の才能とアーティストとしての姿勢を保持できるのはすごいなと思いました。
 圧倒的に売れたということは、そういうことが可能になるということでもあるのかなと思いました。
 すごいことですよね。


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テーマ : 思うこと - ジャンル : 学問・文化・芸術

音楽の聴こえ方の不思議

 拾いもの写真↓
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 なんだかすっごく人間的な感じがしてびっくりしたのですが(笑)、これって写真じゃなくてCGだったりするのかしら? あの手と脚!

 今日は薄曇りの天気ですが気温がそこまで高くなくて、秋らしい感じですね。
 もうすぐキンモクセイの香りもしなくなるだろうと思うと若干さびしいような。
 昨日は都内に出たのですが、ビル街でも少し離れたところに行くとキンモクセイの香りがするスポットはあるようです。これって、毎年、今の時期だけの贅沢ですよね。日本人が大好きな贅沢。
 春は桜で秋は金木犀。

 ***

 先日ふと、20代の中盤の前半の頃に心奪われていたある音楽を思い出して、久しぶりに聴きたくなってYouTubeを漁ったんです。
 どれくらいぶりにその曲を聴いたかな、、ここ4〜5年は確実に忘れていたと思うのだけれど。
 聴いたらまた心を奪われるのかなと思っていたのですが、、、たいしたことないって思えてしまって、拍子抜けしたんです。
 うーん、、、パソコンでYouTubeだから音質のせいなのか。。それは確かに悪いけれど、、でも、本当に好きな曲って、この環境で聴いてもやはり「くー!」ってなりますから、ちょっとやはり、どうなんだろう、と。
 ジャンルは、洋楽で、女性ボーカルのバンドで、そこそこ人気はあって、大人っぽい都会的なサウンドな感じです。
 あの頃、その女性ボーカリストさんはまるで理想の女性の完璧な権化のように思えたけれどなあ。
 至高の音楽みたいに思えたけれどなあ。
 20年前には。
 でもちょっと、今聴いてもそこまで深いところに入ってこないので、へえ、そうなんだ、と思ったのです。
 彼女より全然マイナーなジェーン・シベリーの20年前の音楽は、今聴いてもやはりグッと来るのですが(やはりジェーンたんは女神だ)。
 この違いってなんなんだろう。
 
 ですが不思議なことに、そのちょっと拍子抜けした音楽、自分の頭の中で流れていると、やはりなにやらすごみがあるように思えるんです。拍子抜けしたあとでも。
 で、「ちゃんと耳から聴こう」と再生すると、あれ、となる。。
 これはなんなんだろう。
 20年前の自分の記憶がセットになっているからなのでしょうか。
 まあ、どうでもいいっちゃあどうでもいいことなのですが、ちょっと不思議だなと思ったのでした。

 ***

 ついでなので、やはり今聴いても鳥肌が立ってしまう、ジェーン・シベリーの「Calling All Angels」のわたしが意訳した歌詞を載せます。
 2003年に訳したものを少し手直ししました。以前やっていたサイトに載せたことがあるものです。
 やはり名曲です(映画「ペイ・フォワード~可能の王国」の主題歌になってます)。
 歌詞(稚拙ですみませんが)を読んでから曲を聴いていただけたらと思います。
 今読むと、本当に20年前のわたしの心情と重なる歌詞です。でも今はもうちょっと図太くなってるかも(笑)
 中年ですから!
 あ、中年になったということが全てなのか。。。前述の音楽の聴こえ方も。。。
 不思議でもなんでもないか!
 でも、じゃあ、中年になっても図太くなってもこのジェーンの曲には鳥肌が立つのは、なんでなんだろう?
 本当の本当に、この曲と一つだったからかな。。
 あの曲とは、一つではなかったのかもしれない。。。わたしはあんなにかっこよくないもんな。。。(どの曲かは内緒です!)


 ジェーン・シベリー/CALLING ALL ANGELS

  聖マリア 聖テレーザ 聖アナ 聖スザナ
  聖セシリア 聖コペリア 聖ドメニカ メアリー・アンジェリカ
  聖徒アチャド 聖徒ピエトロ ジュリアナ ペトロニラ
  そして私の知らない たくさんの世界中の聖人よ
 
  男が階段に座る 
  赤ん坊が泣いている
  空高くから教会の鐘の音が降りはじめる
  時を同じくして 神から与えられた肉体に 
  一つの魂が宿る
  どこからか母親が歌う声がしてこない?
  そして片足 もう片足と 
  あなたは道に下りたち 踏みしめて 重力を感じる
  それでどれくらいだろう どれくらいかかったんだろう
  こんな風になるまでに

  天使よ 私の声が聞こえますか
  天使よ 私が呼ぶ声が
  ここに生きる間
  一人にしないで
  天使達よ 聞こえますか
  私達の呼ぶ声が
  私達は試みて
  そして望む
  でも どうしたらいいのか 分からない

  あなたは毎日 愛と親しみを込めて夕陽を見つめる
  するとまるで 閉ざされていたものが弾けて
  この世の意味の全てを理解できたようにも感じられる
  そして 全ての痛みと苦しみがなくなるだろうと期待する?
  ああ でもそれが可能なら 
  あなたはこの地球で生きることの美を 見失うでしょう
  そして 死の甘やかさを 取り逃す

  ほんとうはいつでも
  私達は 天使達を呼んでいる
  この生を切り抜ける間 
  見捨てないで
  天使達よ 聞こえていますか
  ずっと呼び続けているの
  やってはみたけど
  望んでもみたけど
  なんでこうなるんだろう

  天使達よ 私の声に応えて下さい
  天使よ すべての天使よ
  私がちゃんとできるように
  そばにいて

  天使達よ 天使達よ
  私達は試みては
  望んでは
  あるいは 傷つけては
  愛しては
  泣いて
  呼んでいるんだ
  だって どうしたらいいのか分からないから


 
 

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トモフスキーさんの新作「SHAAAA!!!」を聴く日々

 今日も雨です。よく降るなあ。。肌寒いなあ。。

 最近は先日ライブに行った、トモフスキーさんのCDをかけながらいろいろな作業をしています。
 「感想を書きたい」ということもあったけれど、それまでなかった音楽が生活に入ってくる感じが好きだからです。
 新しいアルバムを楽しみにしているミュージシャンがいるということも、幸せなことの一つかもしれません。

 トモフスキーさんのことも今まで何度もブログに書いてきているのですが、おもしろい歌を創る方なので、「次はどうするのかな?」と追いかけている感じです。
 今度の新しいアルバムでも、「おもしろい歌」がいくつもあります。
 おもしろいというのは、視点がおもしろい、ということなのかな。
 「ああ、言われてみればそうだね、そう考えたことなかったけど」ということを歌にしてくれるのかなと思います。
 「そう考えたことなかったけど、つくづくなるほどなあ」ということもあるし、「言うことは分かるけど、わたしにはそれはあまり重要なことじゃないな」とか、いろいろ思いながら聞きます(笑)。 
 そういう感じで、新しい歌を聞くと「新しい風が入ってくる」感じになる、そんなアーティストさんです。
 ありがたいです。
 (そんな中、先日紹介した「映画の中」という、わたしがずっと大事にしたい曲も飛び出したり)

 でも、そんな風にいつも「次はどうするの?」と思われていたら、負担にならないのだろうかと思ってしまいます。
 今回のアルバムは、そんなこともテーマになっておられるのかもしれません。

  これが終わったら 次、何しようとか いつもいつも
  ここが終わったら 次、どこ行こうとか いつもいつも
  
 と歌う歌もあり(「不在」)、だから自分はいつも不在なのだ、とおっしゃっておられます。
 よくスピリチュアルな業界では「『今、ここ』にいるということが大事」と言われますが、そんなものはどだい無理なんじゃないか、とおっしゃっているのだろう。「確かにそうなんだよねえ。。」となります。
 これは「意識の部分で」ということであり、もちろん肉体はいつでも「今ここ」にしかいられないのですが。。
 
 「MM」という歌では、「まわりがみんながんばるから、自分のがんばりが目立たなくて、面倒だ、迷惑だ」とおっしゃっています(笑)。「そしてハードルが また上がってくよ」と(笑。それはトモ君が期待させるからじゃーん! 期待されないのもイヤなくせにー!)。
 でもこの歌の肝は、そこじゃなくて、「世界はまるで不死身みたいで、生きてるだけじゃ足りないみたいだ」という部分で、すべての生き物は生きてるだけで充分なんじゃないか、という優しい視点があるんです(笑)。

 「このままでいたいなら」という曲でも、「自分としてはこれで満足しているのに、まわりが勝手に変わるからこのままじゃいいけないらしい」と歌っておられます。
 「このままでいたいなら このままじゃダメなんだろ」。
 ほんとになあ。。。
 ものごとはいつも移り変わっていて、不変ということはないんだという、仏教的な視点を感じます。
 そして、そのことにちょっと怒っているんですよね(笑)。
 それが、アルバムタイトルの「SHAAAA!!!」に顕われているようです(猫が「シャー!!」と怒っている、アレです)。
 
 一つ前のアルバム「終わらない映画」では、「自分ひとりのために生きるのではなくて、他者のためにという視点が加わることで力が出るような気がする」という、これも仏教(大乗仏教?)的な視点が盛り込まれていましたが、今回は「不変などということはない(自分としてはこれで充分奇跡的で満足と思っているのに)」という視点がテーマなようです。
 どちらも分かるなあという感じですかね。。。
 
 前作「終わらない映画」はアルバムジャケットも丁寧に描いていたように思えるのですが(笑)、今作「SHAAAA!!!』はもうざっくりと「シャー!!」とされています(笑。ジャケットのイラストもトモフスキーさんが描いておられます)。
 二枚で完成されたコンセプトということなのかもしれない。表と裏というか。
 ジャケットを並べてみた↓
160922shaaaa!!!.jpg
 この落差。。。(笑)

 でもシャッと描いたイラストでもかわいい↓
  160922shaaaa!!!2.jpg
 このまったりしたイエロー、わたしが好きな色だなあ。

  

 新曲の「このままでいたいなら」の野外ライブ動画です。これ、、なんかお客さん巻き込んで、、肩車させたりしていて(なにやってんだ。。)、、危ないんじゃないかとヒヤヒヤして歌が全然頭の中に入ってこないんですが、、今、この曲はこの動画しかないみたいなので。。。(汗&笑)


 
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テーマ : 音楽のある生活 - ジャンル : 音楽

久しぶりのライブ トモフスキー&ダイナマイト☆ナオキ

 土曜日の夜は、夫と高円寺にライブに行きました。
 (昨日も昼間から出かけていて終電になったのですが、わたしにしてはこの1週間は予定目白押しでした。。金沢行きがけっこう直前に決まったからなのですが。。こなせるか不安もあったのですが、どうにか全部できた。。ウツとノイローゼの後遺症があった10年前頃からは考えられないことで、その頃は国分寺に買い物に出かけただけで疲れていたのです。。体力は今のほうがないように思いますが、結局心の問題なのかなあと思います)

 久しぶりのライブハウスでした。会場は北口にある「Show Boat」さんでした。

 見たのは、これがお初になるダイナマイト☆ナオキさんと、久しぶりのトモフスキーさん。
 知らない間にトモフスキーさんは50歳になっていた。。。高校生の頃、友人が好きだったのでその頃から知っていましたが、あの「トモ君」も50歳になるのだなあ。。。
 トモフスキーさんは先週新しいアルバムを出されて、新曲もやってくださいました。
 会場でCDも買いました(今くり返し聴いているところで、そのうち感想を書けるとよいですが)。

 ***

 ライブの前半はダイナマイト☆ナオキさんですが、夫が以前やはりトモフスキーさんのライブで共演していたときに知って、それから好きになった方です。わたしも噂は聞いていて、初の生ナオキさんでした。
 ソロでされていて、ギターが上手で、脱力系の歌詞の歌をブルース調で歌われる方です。ロック調もあります。
 YouTube貼っちゃったほうが早いですね。
 「挨拶ロック」。これはライブでやらなかったなあ。。すごいよい曲ですよ。。。挨拶大事ですよね。。。

 
 このようなおもしろい自作ソングも歌ってくれたのですが(よく笑った!)、ギターでアレンジしたクラシックの音楽を弾いてくれたコーナーもあって、そこは普通にかっこよかったです。シリアスっていうか。
 
 ダイナマイト☆ナオキさんはわたしの一つ上の夫と同じ学年で、同世代のノリも感じました。
 よくも悪くも、、対立を避けようと気を使って、サービスし過ぎてなんか空回りしてしまう感じとか。。。(汗)
 昭和45年前後生まれって、なんだかいろいろと中途半端で、、バブルを謳歌した上の世代ほど大胆じゃないし、厳しい景気の中で育ってきた下の世代ほど割り切るのが上手でもないっていうか。。
 そんなことも感じて共感しながら舞台を観ていました。

 ***
 
 ライブ後半はトモフスキーさん。
 久しぶりだったなあ。。相変わらず黒目がちだったなあ。。。
 
 トモフスキーさんもおもしろい歌を歌うけれど、詩の内容はどこか哲学的だったり、世間の当たり前のことに対して「ほんとかよ」とえぐるような部分があったりします。
 でもときどきびっくりするほど素直な部分もあったりして、、一筋縄ではいかないアーティストさんです。 
 サウンドも凝っていて、コード進行も練られているし、ギターロックというよりも重層的な感じで、弦楽器や管楽器の音を盛り込むようなところもあります。変拍子使ったり、音楽をちゃんと勉強してるんだよなと思ってしまう。
 ナオキさんが暴露されてましたが、下北沢のライブハウスの店長さんが、トモフスキー(大木知之)さんと双子のお兄さんの「ザ・ピーズ」の大木温之さんのことを、「素で天才」とおっしゃっていたそうです。
 だからこそ、、大変なこともあるのかなあとか思ってしまいますが。。
 その「大変さ」から、トモフスキーさんの多様な音楽が生まれているのだろうなと思ったりします。

 おとといは久しぶりに、わたしの大好きな曲「映画の中」を生で聴けました。
 日本語の歌詞の歌の中で、もしかすると一番好きかもしれない歌です。ベスト3には確実に入る。
 宇宙とは「終わらない映画」なのだ、という歌です。
 それは大長編のかけらで、始まりも結末も誰も知らない拍手もない。
 (歌は3:00くらいから始まります)
 
 映画の中を、通り過ぎる、笑う、歌う。
 次の星、次の風、月、空、次の太陽が出番を待っている。
 ずっと終わらない映画。

 大きな優しい歌です。トモフスキーさんにはこんな歌を作ってくれてありがとうと言いたいです。

 しかしたまにはライブもいいですね。
 腹に響く大音響を堪能しました。
 

 *おまけ*
 ダイナマイト☆ナオキさんのガシャポンをしました。200円。
 これで200円て安い。ピアス↓
  160912piasu.jpg

 帰りにはワンタンめんを食べました↓
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 「広州市場」という、高円寺のガード下に新しくできたお店です。おいしかった♪ 海老ワンタンがおススメかも!
 
 
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テーマ : LIVE、イベント - ジャンル : 音楽

ショパン 華麗なる大円舞曲

 グランドピアノの拾いもの写真↓
  160909piano2.jpg
 ヤマハのサイトからいただきました。これは「フルコン」というサイズのものですかね。。

 ゆうべは地元ホールの「ルネ小平」で、ピアニストの横山幸雄さんの1hourコンサートを聴いてきました。
 すごくよくて、ちゃんとした感想のブログ記事(プログラムなど書くもの)を書きたいと思ったんです。
 でもまた、ペンジュラムにそれは書くなと言われて、でも、一番演奏で感銘を受けたところについては書いていいと言われたのです。
 なんなんだ。。。自分が楽したいのかな。。。いや、それだけじゃなくて、、昨日聞いた解説のお話から思ったことなどをうんちくしたかったんですけど、、たいしたうんちくじゃないけど、、それをダメだと言われているらしいんですよ。。。
 ああ! うんちくしたい!!(笑)

 ***

 昨日はモーツァルトとショパンのプログラムでした。

 さすが横山幸雄さんでとてもよかったのですが(モーツァルトの軽快さが似合っているように思えた)、わたしがほれぼれとしたのは、後半に弾かれたショパンの「華麗なる大円舞曲」なのです。
 こちら、とても有名な曲ですが(中村紘子さんがCMで弾かれていた)、わたしは今まであまり好きじゃなかったんです。
 退屈に思えるというか。
 ちょっとうんちくですけれど、ショパンの曲ってくり返しが多くて、なんだか飽きてきてしまうことがあるんです。ていうか、弾く人が飽きるのではないかなと思うんです。わたしだったら飽きるんです。飽きるというか、舐めてしまうのかもしれないけれど。だから途中でだれる感じがしてしまうように思うんです。
 ですが、昨日の横山さんの演奏は素晴らしくて、だれる瞬間などなくて、生まれてはじめてこの曲をいい曲だなと思ったのでした。
 楽しくて軽快で、エレガントな(そして少しだけイヤミっぽさのある貴族趣味な)よい曲だと思いました。
 それで、横山幸雄さんは本当にすごいなあと思ったのでありました。
 (もっと正直に言えば、言い方は悪いのですが、「おもしろい」と思ってしまうのです)
 
 情念の強い音楽のほうがわたしは好きなのかもしれません。そのほうが分かりやすいかもしれないし(わたしは「共感能力」が強いとされる「エンパス」なので)。
 このような軽い曲を、美しくエレガントに退屈させずに弾きこなせるというのは、技術以上に精神力の賜物なのでしょうか。技術的には「難曲」とは言えないだけに、テンションの維持の面であっぱれなような気がします。

 ショパン 華麗なる大円舞曲 変ホ長調 コンピューターの自動演奏の動画です。 

 弾いている人がだれてしまう演奏なら、自動演奏のほうがよいような気さえしてしまう。。。

 横山幸雄さんの演奏はまさに絶品でありました。
 
 
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行ったこともないのに郷愁 (カーディガンズ Daddy's Car)

 わたしはヨーロッパには行ったことがないので、語れることなどないのですが、ここ数日ヨーロッパの話題を目にすることが多くて、頭と気持ちが刺激される部分があって、それをブログに書いてもいいとペンジュラムに言われたので(笑)、書くことにします。

 最近、新聞でヨーロッパへのツアー旅行の広告を見ると、ものすごく安くてびっくりします。
 スペインとか一週間くらいで10万円とかざらで、ドイツまで同じくらいの値段で安いんですよ。まあ、安い時期は寒い時期と重なっているようなのですが、にしても10万そこそことかって。。。
 円に対してユーロが下がっているのもあるのだと思いますが、やはり今、いろいろあって人気がなくなってきているので安いのでしょうか。
 ヨーロッパにお仕事でも何度も行かれているという知り合いは、最近は全然行きたくないということをおっしゃっていたし、夫の仕事場でお世話になっている獣医さんはもうすぐ学会でフランスに行くそうなのですが、イヤだと言っているそうです。わたしたちからするとうらやましい話に思えるのですが、実際に行くとなると怖くなるでしょうか。。
 わたしは行ったこともないので、頭の中のヨーロッパのイメージと、今の実際のヨーロッパは全然違うものなのだろうと思います。
 若い頃にたくさんヨーロッパの映画を観たから、憧れが強いのだろうとも思います。
 先ほどテレビでやっていた、イタリア南部の人たちが、一族総出でトマトを収穫して1年分のトマトソースを作る番組がすっごくすてきだったので、やはりなかなか「今のヨーロッパ」というのがピンと来ません。
 きっとどこの国でも、政治や経済で大変なことはあっても、その国で幸せに暮らしている人がいないということではないのだろうと思います。

 なにが言いたいのかよく分からないのですが、たぶん映画のこと以外に、わたしにはヨーロッパで生きた前世があって、行ったこともないのに郷愁を誘われることがあるのだと思います。突然変な話なのですが。
 (その前世についても改めてブログに書きたいとずっと思ってるのに、タロットから「お許し」が出ない。。。でも以前さるさる日記時代にけっこう書いていました。この前書いた、わたしの中の「被害者意識」に大きな影響を与えていた前世です。前世は他にもたくさんあると思いますが、ハッキリ覚えているというか、奇妙な体験があったのです)

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 昨日、ネットをうろうろしていて見た記事から、90年代に流行ったスウェーデンのポップグループの「カーディガンズ」のことを思い出しました。
 すごく流行りましたよね、、「カーニヴァル」。
 あの頃のサブカル系女子はみな「すわ!」となったサウンドでしたが(その後の北欧食器や家具とかムーミンブームの下地になったのではないかと思ってしまう)、このバンドのプロデューサーのトーレ・ヨハンソンはその後日本の女性ボーカリストから引っ張りだこになりましたよね。
 あまりにもトーレのサウンドが日本を席巻してしまったから、わたしは逆に冷めてしまったのですが(あまのじゃくなので)、カーディガンズは本当に新鮮でした。
 日本でのファーストアルバムの「Life(1995年)」は買ってよく聴きました。
 久しぶりに聴きたくなってYouTubeを検索しました。今聴いてもやはりいいなと思ってしまいます。
 このアルバムの中でとっても好きなのが「Daddy's Car」という曲です。
 すっごくヨーロッパが香る曲です(笑)。
  
  晴れた日にパパのクルマに乗り込むの
  夏ってものを探すために
  荷物を詰め込んで友達と
  行く先々からハガキを送ろう

  ルクセンブルグからローマへ
  ベルリンから月へ!
  パリからローザンヌへ
  アテネから太陽へ!
  わたしたちのクルマは宇宙船にだってなる
  世界を突き抜けていくの
  そしてアムステルダムに墜落だ!


 というような、とてもかわいらしい歌詞で。。「ヨーロッパ感」もすごいですよね♪
 この歌を聴くと父の顔がはっきり思い出されます(父は車の運転をしなかったけれど)。元気な頃の父。
 この曲は見たことのないヨーロッパへの憧れが、父への思いと子供時代の匂いと混ざり、ものすごく郷愁を誘われます。泣きそうになります。
 今は、この曲にあるような「ヨーロッパ」はそこにあるのかな、などとも思ってしまいます。大げさかもしれませんが。
 
 サウンドはすっとぼけてます。でもそこが好き。計算がないわけじゃないし。Cardigans / Daddy's Car

 この曲の中に「ホテルバー」という言葉が出てきますが、そこで思い浮かぶのは、93年に行ったモンゴルのウランバートルのホテルなんです。
 なぜかというと、その頃のモンゴルはまだソ連の影響が強くて、ホテルなんかはソ連ぽい、つまり少しだけヨーロッパっぽい建物だったように思うからです(まだ共産主義だったから国営ホテルだったはず)。アジアというか、中華テイストでは全然なかったです。
 昨日からそういう景色を思い出して「うああああ」となっています。
 
 カーディガンズのアルバム「Life」の全体を聴ける動画も貼っておきます。CD探すのめんどくて、こちらで済ませてしまう。懐かしいなあ。

 やはりDaddy's Carが一番好きかなあ。。。

 

 *おまけ*
 いつだったか貼った空の写真の縦バージョン↓
  160902sora.jpg
 来世のわたしは、日本の景色や空に郷愁を誘われることになるのかなあ。。

 
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