うって変わって 代官山シェ・リュイ カヌレ

 昨日は実家で父の入浴などをしました。
 日曜なので兄もいて、一ヶ月ぶりくらいで話をしました。
 この前ネットで見つけた、国内の鉄道駅の乗降客数のランキングの話をしたり(笑)。高田馬場と国分寺の意外なまでの多さを話すとウケます(笑。西武線沿線民限定だな)。
 最近あんな混雑の中淡々としてられる日本人って、ちょっと特殊なのかなと思いはじめました。65歳のうちの母でさえ、普通に新宿で映画見られますからね。。まあ、慣れの問題か。

 実家では福寿草が咲き始めました↓
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 よい空も見つけました↓
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 夕飯の後、おととい買っておいた代官山シェ・リュイのカヌレ(メープル味)を食べました。
 うーーーーん、こちらは超絶美味☆
 よかったー。あんぱんががっかりだったので、もしかしてカヌレもダメになってるかと思ったけれど(たぶん10年ぶりくらいに食べたんです)、衰えてなかったです。
 もっと買っておけばよかったー。ああ、でも賞味期限3日だもんな。。
 カヌレはほんとやばいです。わたしのツボです。
 わたしはとにかく、たまごとおこなとバニラとミルク(orクリームorバター)の味がていねいな焼き菓子に弱いんです。あともちっとした食感にも弱い。砂糖が焦げた風味にも弱い。
 カヌレ!!!! ちくしょう!!!
 国分寺にシェ・リュイの支店出ないかなあ!!

 思い立ってカヌレの作りかたをぐぐりました。
 ラム酒が入っているのね。。。だからどことなくオトナの味なのね。。。 
 たまらんです。。。
 あと、本格的なものだと、型の内側にミツロウをくぐらせるそうで。。
 それであのテリなのね。。。
 火加減などとっても難しそうです。
 
 ネットのレシピ内にあったカヌレの豆知識を転載します。
 
 「カヌレ」は
 フランスボルドー地域の伝統菓子です。
 ボルドーと言えばワイン。昔ワインの製造工程で
 卵白を使っていました。余った卵黄でお菓子が
 作れないか・・・と修道院で始まったのが
 このお菓子です。


 わたしはこういう豆知識みたいなのにも弱いです。
 (レシピの記事は→こちら しかし作るのはわたしには無理だと思われます)
 


 
 
 
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そんな日もある シェ・リュイ 代官山あんぱん

 昨日は夫が休みだったので国分寺に行きました。
 とりあえず国分寺でも。
 そういうノリで。

 でも、、、そういうノリだと、街歩きもイマイチ楽しくないのですね。
 なにを見ても、心が躍らない。。
 なにを見てもバカみたいに踊ってしまってしょうがないときもあるのに、この差はなんなのでしょう。
 ときどき、こういう「スカ」っぽい日があります(昨日は家でエミリオ・エステベス(アメリカ人俳優)のことを考えているときが一番楽しかったです。なぜかというと、今この瞬間、日本でエミリオ・エステベスのことを考えてるのってわたし一人くらいだろう、と思ったからです。これはヒットだった)。

 加えて、ロフトでカピバラさんを見ていたら、空調の送風が当たってお腹が冷えてしまいました。
 なので早めの夕ご飯は和食の定食です↓
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 生野菜とか食べられないですよ。。。危険で。。。イモ焼酎のお湯割りは飲みました。。
 
 食事を終えても19時でしたが、なにを見てもうきうきとはしないので、帰ることにしました。
 こういう日は、スタバとかに行ってもイマイチです。
 地下の食品街でなにか買って、うちでまったりしたほうが無難と判断。

 ということで、国分寺丸井地下でフェアをやっていた代官山 シェ・リュイを見てみました。
 シェ・リュイといえば、カヌレという焼き菓子が有名だと思います。
 昔、90年代中頃まで、西武新宿駅ビルのペペの地下に支店があって、カヌレはしょっちゅう買っていました。
 昨日はあんぱんを買って、帰宅してお茶と一緒に食しました。

 形がおもしろくて、6センチ角くらいのキューブ形なんです。
 こしあんは上に桜の塩漬けが↓
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 中は白玉入り↓
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 (写真回転させるの忘れてみづらくてすみません)

 お味は、、、うーん。。普通。。。かな。。。

 形はおもしろいです!

 うーん、うちの近所にほんとにおいしい手作りパン屋さんがあって(初期のKIHACHIにいた知り合いのシェフが、今まで食べたバゲットの中で一番おいしいと言ってたくらい)、そこのあんぱんのほうがおいしいです。
 あのう、、致命的かと思うのは、パン生地がおいしいとは言えなかったこと。
 あんこも特にはおいしくなかったです。普通です。
 うーん、、、有名店の有名商品だからといって、必ずおいしいわけではない、というやつですね。。。
 一つ168円。

 というわけで、持ち帰り商品もパッとしなかった昨日の国分寺でした。
 
 

 
 

テーマ : パン - ジャンル : グルメ

春一番とピンク

 昨日は暖かくて、春一番が吹いたそうですね。
 うちの近所のヒイラギナンテンの花も咲いたようで、通りに香りが漂っていました。  
 が、夜になったらすごい風で、気温も下がってきたみたい。
 うちは古い団地なので、けっこう窓とかがたがたと音がします。
 外の木もごごご???っとうなっています。

 昼間は暖かかったのでつい調子に乗って、ミーハーなものを買ってしまいました。
 これです(笑)↓
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 色合いに惹かれ。。ピンクとゴールドって、すごい元気になるカラー!!
 近所のスーパーの棚にあるものでは「金麦」も桜のイラスト入りだったのですが、あれは紺にピンクで、悪くないけど、このゴールドにはかないませんよ!(それに金麦っておいしくないですよね。。こちらは思っていたよりおいしかった)
 もうすぐそんな季節なんですね。。。

 わたしはピンク色が好きです。
 このブログの右上にピンクの時計があるのは、ピンクの色をどうしても入れたかったからです。時計なんて、ブログには必要ないのですが(パソコンなりケータイなりに時計ついてますもんね)。ピンク色が目に入っていると落ちつく部分があるのかもしれません。
 
 そして今日は、このお酒のピンク色が、目に入ってきて、気持ちが明るくなった感じもありました。
 それで、ああやはりピンクって女性にとっては必要な色だよなあと思ったりしたんです。
 歳なんて関係ないやい。

 というわけで、今日の記事はピンク系の文字色にしてみました☆
 驚かしていたらすみません(笑)
 なんかこういうのときどきやると楽しいかも(やめたほうがいい?? 笑)

 
  

テーマ : 今日の日記的なもの。 - ジャンル : ブログ

ちょっと確認。

 昨日もわたしは、過去のことをいろいろ思い出す日を過ごしました。
 クライストチャーチのほうは、大変そうで。。新聞見たりするし。
 
 ときどきこういう時間を持ってしまいます。
 あまりよくないことなのかもしれないけれど、わたしは、そういう波が来たら、とりあえず乗ってしまうのでした。
 普段考えないようなことまで考えたり、いろんな確認ができたりするので。
 そうやって浸るのもやりすぎたらいけないんでしょうけれど、たまにはいいかなと思うのです。

 90年代のことも含め思い出したことはありますが、わたしはこういうときに、つい05年のノイローゼ(ウツ状態)になったときに戻ってしまいます。
 まあ、ほんとに底の底だった場所なので(気持ち的に)、そこがいろんな意味で起点になってる部分があるのだと思います。
 その頃のことをリアルに思い出すと泣いてしまいます。
 父の症状がはっきりとおかしいと出てきたのも、同じ時期でした。
 「ガチでこの人やばい(汗)」と、誰もが分かる形になってきた頃です。
 そしてわたしもやばかった(笑)。
 そういうわたしに明確に方向づけをしてくれたのが、おととい命日だったD氏なのですね。

 たぶんその頃がわたしの底の底で、個人的には、そういう起点、基準ができたのは、悪くなかったと思っています。
 とにかくあそこまで行かないようにする、というシンプルな基準ができたので。
 底の底がどういうところか分からないと、知らないあいだにそこに行ってしまうかもしれないじゃないですか!(ていうか、そうだったからわたしはあそこまで行ったのだけれど。だらだらだらだらと近づいてしまって入っていた)
 死ぬことしか考えられない場所です。
 まあ、それは底なんだろうと思います。そして、けっこうそこに行ってしまう人というのはいるようで、特別な場所でもないと思います。

 とにかく過去においては、生きていられないと思うくらいいろんなことが怖かったですが、今はそこまで恐怖はないので、とりあえずよかったなあと思っています。恐怖がないといっても、未来が輝いている! なんてことを信じているわけではないですよ。人生から嫌なことや苦しいことがなくなるとも思っていません。
 けれど怖くはないのです、あまり。(やだなあ、とかは思いますけど。。)

 いつかご報告しようと思っていてずっとその機会がなかったのですが、このブログをはじめたばかりの頃、恐怖の正体をぶっつぶす夢を見た、と記事を書いたことがあります(古い記事なのでリンクします→ こちら )。何年も繰り返し見る恐ろしい夢の中の魔物と対決したときのことです。
 この一件以来、その恐怖の夢を見ていません。同じ場所が出てくることはありますが、普通になっています。
 あれから1年半近くでしょうか。その間は見ていません。ちょこちょこ変なのや不快な夢はありますが、この夢のようなパターンの無闇に恐ろしい夢、というのは見ていないです。
 自分でもちょっと感心します。あんまりそういう部分で、自分を信じてはいないので、意外な気がするのです。

 このことに思い至ったら、少し機嫌がよくなりました(笑)。ゲンキンだのう。。。

 そしたらショパンのバラード3番が聴きたくなりました(ちょっとゴキゲンな感じの曲なのです)。
 なんとツィメルマンさんよりいいと思えたのはキーシンさんでした。
 
 早ければいいってもんじゃないもんねえ。有名なおじさんたち(故人)のは早すぎでした。


 
 
 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

思い出は増えていくばかり

 昨日は2月23日で、恩人であったインドネシア人のチャネラーのD氏の命日でした。
 亡くなったのは去年です。
 
 昨日特になにをしたというわけではないけれど、この方のアドバイスのおかげで吹っ切れたものや、理解できたもの、立ち向かえたものなどがたくさんあるので、そのことを思い起こして感謝していました。
 特に父の介護を家族でできるようになったのは、この方のおかげなんです。
 今、当然のような顔をしてそれをやっていますが、はじめからそうだったわけではありません。わたしも、母も。
 まあ、この方がいなかったら、どうなってたんでしょうね。。。
 最終的には、今のような形を選んだのかもしれませんが、もっと苦しむ時間が長かったかもしれません。
 納得しないまま、鬱屈を抱えたままでやっているかもしれません。
 それは、けっこう地獄かもしれないと思います。
 
 ほかにも大事なことを教えてもらって、見せてもらったと思っています。
 わたしにとっては恩人で、忘れることのない人です。

 あと、まだ完全な情報が伝わってきていないようですが、ニュージーランドのクライストチャーチで地震があって、日本人に犠牲者が出ているようですね。
 こちらには、98年に11月に新婚旅行で行きました(結婚したのは97年でしたが)。
 確かにこちらは美しい街で、それがけっこう被害に遭っているらしく、痛ましいなあと思います。
 
 ちょっとそういうことが重なっているので、昨日は過去をけっこう思い出す日でした。
 写真引っぱり出してきて見てみたり。
 ニュージーランドはほんとに美しい国で、いつかまた行けたら、という思いがなくはないのですが、もしかしたらもうないかもしれないとも思います。
 なんとかっていうマオリ族の言葉の名前の湖(テカポ湖ではない)の横にあったスーベニアショップで食べたアイスクリーム(ハーゲンダッツみたいに、その場ですくってもらうタイプ)が、100円かそこらでぶっ飛ぶほどおいしかったんですね。あれを、また食べたい! と思うんです、それは、すごく。アメリカのアイスみたいに甘過ぎなくて、ミルクの味がとっても濃くて、ていねいに作られてると分かる味。ガイドさんも、そこがおいしいからぜひ食べろ、と奨めてくれました。評判なんでしょうね。
 あれはおいしかったなあ、と、いつも思います。ニュージーランドのこと考えると、絶対に出てくる(笑)。
 まあ、もう一度あそこに行ってあれを食べることはないんだろうな。
 なぜかと言うと、もっとしたい、すべき、他のことがあるからですね。
 でもあれを思い出して、ああ、とうっとりして、食べたいなあと思うのは、やめないのだろうと思います(笑)。

 塔が崩れてしまったという、大聖堂と鐘の音
 
 きれいな教会でした。生まれて初めてちゃんと中まで入ったのが、この教会だったのです。この前の広場もなんだか解放感があってよかったです。路面電車もかわいかった。ホテルもここから近かったです。
 今、がれきの山なんでしょうか。

 がんばれクライストチャーチ。
 


 
 

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平和な日でした。

 昨日は母が映画に行ったので、実家で父と留守番をしました。
 ちょっと久しぶりに生ピアノを弾きました(遠藤郁子さんの聴いてから、なんだかあまり弾く気になれなくなってたので、弾けてよかった。ブラームスの間奏曲がよい感じになってきてます)。
 生ピアノ弾くと少し父にも刺激になるみたいなので、たまにはやらなくちゃですね。
 
 母が観たのは、クリント・イーストウッドの最新作です。
 霊能者というか臨死体験とか死後の世界みたいなテーマの作品だとか。
 イーストウッドは好きなので(母はこの方の作品がほんとに好きで、最新作が来るとだいたい映画館で観てる)、わたしも観たいかなあ。
 どこかのレディースデーにあたってみようか。
 最近映画も全然観てないです。家でYouTube漁ってばっかり。いかんですね。

 帰宅して夕飯にナポリタンスパゲティを作ってみました。はじめてなんです。
 でもケチャップの量がどれくらいか分からなくて、いまいちとぼけた味となってしまいました。
 トマトソースとかのほうが簡単かも。再トライするかどうかは未定。どっかで食べたほうがおいしいかも。
 あとのメニューはハマグリと菜の花の酒蒸しなどです。
 これはおいしかったです。
 そろそろ春の食材を食べたくなってきました。
 
 
 
 
 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

待ち望んでいた品

 昨日は実家で父の入浴をしました。
 ヒゲを剃ってやったのですが、泡に隠れて見えない部分があり、剃り残しが。。。(笑)
 つるつるにしきれんくて口惜しい。

 実家では生協の宅配を利用しています。
 お米とか一緒に買ってもらったりしています。けっこう安いんですね、生協って。
 いろいろな商品があっておもしろいです。

 それで最近のヒット商品が、これなのであります。
 らくらくオープナー↓
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 瓶ものの蓋を開けるためのものです。
 いろんなサイズに対応します。
  
 わたしは握力がそんなにはないので、ときどき瓶の蓋を開けられません。
 日本の有名メーカーのものならだいたい開くんだけど(そういうところの気遣いはすごいと思う)、海外の商品とか、有名じゃないメーカーの(物産的なものとか)だと、開かないことがあります。
 まあ、そういうときはだんなさんに頼んだりするわけですが、いちいち頼むのもちょっとアレですよね。
 なので重宝しそうです。

 以前から、一人暮らしの女性とか、お年寄り世帯にとってこの問題はすごく大きいと、すごく心配していたんです。ていうか、半ば憤っていたのです。ときどきすんごい固いのがあるから。どうすんだよ! と。
 そしたら、こういう商品ができてるということで、よかったなーと思いました。
 救世主でんがな。
 
 先に実家で使っていて、この前使わせてもらって即購入決定しました。
 メイドインジャパン。材料費はかかってなさそうですが、1000円近くします。でもそれでも一家に一つ、という感じです。男性だって手に怪我したら開けられなくなるときもあるかもだし!
 裏にシリコンだかゴムだかがあって、ホールド力は高いです。
 蓋は直径70ミリまで対応。もうちょっと大きくてもいいんだけどな。。
 アマゾンでも売っているようです。
 
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 小林カツ代の考案物なの??? なるほど。。。

 最近日が長くなりましたね。
 昨日17時過ぎの東の空↓
  1102soratori.jpg
 黒い点は鳥です♪

  

   

テーマ : 主婦のつぶやき - ジャンル : 結婚・家庭生活

姜尚中/母?オモニ

 こ、、今夜こそできそうなので、姜尚中さんの本の感想を書こうと思いますっ! ゴクリ!

 読んだのは「母?オモニ」でした。
 
母~オモニ母~オモニ
(2010/06/04)
姜 尚中

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 母の本棚にあったものを拝借して読みました。
 
 わたしは姜尚中さんのことはよく知りません。
 在日の方でテレビの「朝生」に出ていたり、美術番組の司会をしているというのは知っていますが、どういう思想の方かとかも知りません。
 ただ、「悩む力」という本がとても売れたことは知っていて、その内容はよく知りませんが、「いつでも元気にしてればいい」という考えではなくて、悩むことが力になるよ、ということを言っている人なのかなあ、そういう考えは悪くないよなあ、という程度の気持ちはありました。
 まあ、ほとんど予備知識がなかった、ということです。

 この本では、姜尚中さんのお母さまの人生が、お母さまを主人公とした小説として描かれていました。
 それは同時に、戦前から戦後、現代へとつながる、「在日」の方々の物語でもありました。姜尚中さんのご両親は韓国出身というか、後に韓国になった地域出身なので、「在日韓国人」となるのでしょうか。
 
 わたしは教養がないので、戦前・戦中・戦後の、朝鮮半島のことをよく知りませんでした。
 この本を読んでも知れたとはまったく言えませんが、戦前に半島から日本に来た人たちが、祖国をどう見ていたか、どうやって日本社会と折り合いを付けていったかの一例となっていて、「そうだったのか」と思えました。
 戦後の地方都市(熊本)が、どうであったのかなども窺えて、わたしにとってはそういう意味で資料的価値がありました。
 
 70年代前半生まれのわたしからすると、在日の方々というのは、すでに豊かであられるイメージでした。「韓国」そのものも、今となっては電機メーカーやITとか、日本に追いつけ追い越せで追い越されたのか? という勢いなのかなと思えるし。日本よりも元気なのではないか、というイメージです。
 でも、北と南で分断されて今でも戦争中ではあるわけで。。。
 まじめに考えると、すごく難しい地域なんだろうなあと思います。
 それを日本から見てきた家族の話でした。
 
 まあちょっと、複雑すぎて、この本だけでこの地域のことまで語れるものじゃありませんね。

 うーん、、いろんなことを考えさせられるし、それは今も続いています。
 台湾も政治的な複雑さでは同レベルくらいですよね。。台湾は行ったことがあるけれど、韓国はないです。
 そういう地域の複雑さの種を蒔いたのは、戦前の日本なんでしょうか。
 そうも言えるのだろうけれど、、そうなると幕末や明治からの流れを入れなくちゃいけなくなってくるので、不勉強すぎて意見なんて言えなくなります。
 だからなんとなく遠巻きにして、、表面的な文化のおもしろさばかりに目が行くのかもしれません。
 わたしは台湾好きだし、韓流ブームもすごかったし。「冬ソナ」好きだったし。

 そうやって表面では楽しく交流していても、やはり奥には複雑な問題が横たわっている、それがこの極東地域なのでしょうか。
 
 姜尚中さんのお母さまのストレートなたくましさ、すごさ、文盲だったらしいのですが本質的な部分での賢さ、優しさ、大きさ、そういったものには素直に胸を打たれました。
 こういう「母」って感じの母って、今日本にはいないのじゃないのかな。
 うちの「ママ」も、違うし、金沢のお姑さんも違うかな。叔母たちなんかも違うな。
 でもじゃあ、韓国になら、こういうオモニさんは、いらっしゃるのだろうか。。韓国も今や豊かな国ですよね。
 もしかしたらああいう「母」は、「貧しさ」が作り上げるのかもしれない、なんてことは思います。貧しさと愛かな。。。

 最後に、小説としてのこの作品は、わたしはちょっと苦手でした。史実と事実には感銘を受けたのですが。
 姜尚中さんは夏目漱石を敬愛しているそうですが、わたしは苦手なんですね。。
 なんだか言葉の中に特有の輪郭のハッキリしない甘ったるさのようなものがあり、そういう部分がちょっとダメなんです。もやもやしてきて。。(笑)
 ああ、夏目さんが好きな人の文章だな、なんてことは生意気に思ってしまいました。

 
 
 
 
 

テーマ : 読書記録 - ジャンル : 小説・文学

Tell me why I feel so bad, honey?

 それはさきほど飲んだ赤ワインの酔いが冷めてきて頭が痛いからよ。。あてて。。
 
 最近YouTubeでかけるのはこの曲ばかりです。

 エイミー・マン VIDEO

 
 
 こういう曲は、延々と続くとうもろこし畑とか砂漠の中の一本道とかの景色があたりまえの人じゃないと創れないような気がする。
 日本語にしてもピンと来ない部分が多い気がするので、歌詞の意訳はやりません。

 頭痛がするので、ほうじ茶を入れました。

 *おまけ*
 18日夜の満月↓
  1102moon.jpg

  



テーマ : YouTube Music Video - ジャンル : 音楽

そうだったのか、と。

 昨日の新聞で、宇宙飛行士の若田光一さんが、2014年に国際宇宙ステーションの船長を勤めるというニュースが出ていましたね☆ 
 すごーー。。。
 日本人がミスターカトーよりも早く艦長(あ、船長だった)になった。。。ブラボー!(先見の明ありのスタートレックシリーズにもブラボー!)
 おとといだかには、今年のグラミー賞で、B'zのギタリストの松本孝弘さんが共作のCDで賞を獲ったり、他にも日本人が関わるCDの受賞が多かったとか。
 去年のノーベル賞も日本人がいたし、サッカーもあれだし。。
 偶然だろうけれど、なんかすごいですね。

 わたしはこの前ご紹介した小さなお寿司の形の手作りキャンディーの動画の件以来、海外から見た今の日本というものに興味を持っています。
 なんか、わたしが思っていたよりも、ずっと日本はクールと思われているみたいで、驚いています。
 まあ、新聞なんかで、日本のオタク文化が海外で受け入れられている記事は読んでいましたが、やはりYouTubeで実際にいろんな国の人がコメントしてるのを見ると、さすがに実感されてきます。

 クールでクレイジー。
 そう思われているみたい。

 この前のお寿司キャンディーでもそうだけど、小さくてぎゅぎゅっとしたものに対する日本人の集中力みたいなものに感嘆の声がっているみたい。
 デコレーション分野というか。
 ファッションやネイル、メイクでも、日本の一般人のレベルの高さ(or異常な執着心)に驚きの声が寄せられているようです。

 でもそれで少し思うのは、中国の清王朝の宮廷文化についてです。とくに乾隆の時代。
 そこでも、小さくて華やかでデコレーションの激しいものが受けていました(ヴェルサイユでも同じ時期同じようなものが受けています)。
 わたしはそういうものが求められる裏に、宮廷にいる人々の精神にある退屈と退廃を感じたわけですが、その論を単純に当てはめると、今の日本も同じようなことになっているのかな、とか。。
 しかもそれが一般人の趣味のレベルで起こっているのだからすごいのだけど。。でもここは、20年前にバブルを通過して、一通りの豊かさを味わった国ですから。。
 (ちなみに清もルイ王朝も、その後滅亡。。。はっはっは)

 でもまあ、若田さんのようなことがあり、松本さんのようなこともあり、サッカーでは岡崎も先発出場だったりするわけで。
 現在の国内のいろんなことを思えば、簡単に希望なんて持てませんが、わたしが思っていたよりもずっと、日本の文化が海外から興味を持たれて見られているというのは事実なのだなと思いはじめています。

 それは、嬉しさよりも、驚きや、戸惑いに近いかもしれません。
 一例ですが、わたしにとってはあたりまえに思える渋谷の駅前の交差点が、「外人さん」から見ると一種クールらしいです。
 あそこの二階のスターバックスから撮ったと思われる動画がたくさんありました。主に「外人さん」が撮ったものが多く、そこのコメントには「僕も2週間前そこにいた! 最高の時間だった!」というようなものがあったりします。
 人々は、あれだけたくさんの人が混乱せず1分かそこらできれいにさばけること自体に驚いているようです。

 思わずうなったフィンランドの人のコメント。
 →here are more people crossing the road in the video than it is people in my village
 このコメントにも思わず驚きました。そうだったんだ! 馬場ってそんな位置なの???(爆/データは少し前のものかもしれません)
 → Number of passengers per day in Greater Tokyo * 1 3.22 million Shinjuku station (world busiest station in the world) 2 2.66 million Ikebukuro station (2nd busiest station in the world) 3 2.17 million Shibuya station 4 1.87 million Yokohama station 5 0.87 million Takadanobaba station 6 0.87 million Tokyo station 7 0.82 million Shimbashi station * * 0.60 million Penn station, NYC (busiest station in North America) * 0.24 million Waterloo station, London

 これは日本人(日本在住人?)が撮ったものみたいですが、映っている情景とBGMの空気感が、わたしが感じているいわゆる「TOKYO」に対するものとほぼ同じでした(小平や国分寺に対するものとは違うものです(笑))。作者は35歳らしいから、まあ同世代と言えなくもないのかな。若い人にはもっと違う、新しい東京があるのかもしれません。
 

 (*追記*:2008年の国内の駅別乗降者数ランキングのページをリンクします→ こちら 馬場。。。(笑) ていうか国分寺が48位でロンドンより多い。。。)


 

テーマ : 東京23区 - ジャンル : 地域情報

動物となっている。

 昨日の夜から毎月の毎度の使者が来ています。
 今日はそこに腹下しが加わりました。
 なんつーのか、下半身が戦争中!!

 あと鼻がなんかおかしい!(花粉が来てる??)

 というわけで、今日は姜尚中さんの本の感想を書けたら書こうと思っていたのですが、
 そこまでの集中力を発揮できないのです。

 またの機会に!
 
 
 
 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

はじめて聴いた音/遠藤郁子 ショパンの遺言第8回 旧東京音楽学校奏楽堂

 2011年2月12日。
 上野の旧東京音楽学校奏楽堂の壇上にいるその人が奏でるのピアノの音は、わたしが今まで聴いたことのないピアノの音でした。
 その音がなにかを探しながら、わたしはその白い着物を着た、白髪の、母と同い年(65歳)の女性を見ていました。
 ピアニストの遠藤郁子さん。
 
 遠藤郁子さんのことは、10年くらい前に偶然見たテレビ番組で知りました。
 NHK教育の「こころの時代」という番組です。
 そこで、過去に乳がんになり死を意識し、手術をされて、絶望の縁から立ち直り、もう一度ピアノに向かうことにしたという遠藤さんのお話を聞きました。
 その方の姿は、和服を着ていても少し硬質で、番組の最後で弾かれたショパンの「雨だれ」の音も、硬質なものでした。
 とにかく楽譜に忠実にあらねばならないのです、という言葉と共に、その姿とその「雨だれ」の音が、記憶に残っていました。

 そして先月、地元ホールで入手したクラシック音楽の無料情報誌「ぶらあぼ」に、遠藤さんのインタビューがあるのを見つけました。
 乳がんになったことを知ったときに「死ぬことですべてから解放される」と思ったこと、それでも次第に生きたいと思うようになり、ピアノを弾きたいと思うようになったこと、それを期に離婚をされて無一文になったこと(夫はかなり年上の方で、その夫の作った借金を肩代わりして、病気のことは告げずに離婚されたそう)が書かれており、胸を打たれました。
 そして、今、ショパン生誕200年にちなんで上野で月に一度のコンサートをされていると告知がありました。
 全8回で、ショパンのピアノ独奏曲を、ほぼ作品番号順に(プログラムの構成上、厳密に年代順、番号順ではなかったようです)弾くという非常に意欲ある企画です(65歳の挑戦ですよ!)。
 2月12日で最終回、演奏曲目の中に、わたしの好きな「舟歌」が入っていました。

 聴きにいくことにしたのです。


 曲目です(いただいたプログラムに準じて書きます)。

 ☆子守唄 変ニ長調 Op.57
 ☆3つのマズルカ Op.56
   マズルカ第33番 ロ長調 Op.56-1
   マズルカ第34番 ハ長調 Op.56-2
   マズルカ第35番 ハ長調 Op.56-3
 ☆3つのマズルカ Op.59
   マズルカ第36番 Op.59-1
   マズルカ第37番 Op.59-2
   マズルカ第38番 Op.59-3
 ☆2つのノクターン Op.62
   ノクターン第17番 ロ長調 Op.62-1
   ノクターン第18番 ホ長調 Op.62-2
 ☆舟歌 嬰へ長調 Op.60
  
  (休憩)
 
 ☆ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
 ☆ポロネーズ第7番 変イ長調 「幻想ポロネーズ」 Op.61

  (アンコール)
 (遠藤さん自らマイクを取り紹介してくださいましたが、番号は聞き取れず、表示もありませんでした)
 ショパンが17歳のときに作ったマズルカを2曲


 
 一曲目の子守唄も、わたしの大好きな曲です。
 テレビで見ていた印象で、硬質な音を予測していましたら、全然違っていて、柔らかな、幻想的な音でした。
 わたしは本来、硬質なピアノの音は、あまり好きではありません。けれど、上記のような体験をなさった方の音であれば、どんな音でもまずは受け止めてみよう、と思っていたのです。でも、柔らかいのです。
 それで意外で、引き込まれていきました。
 しかし曲が中盤にさしかかると、少しミスが目立ちはじめました。
 この演奏会は、遠藤さんにとっても大きな挑戦であり、音楽家人生の集大成と位置づけられているようで、その千秋楽ですから、緊張されているのだな、と思いました。
 曲目が進むにつれ、落ちついていかれたようです。
 そして前半の後半である、「ノクターン」のあたりから、空気が完全に変わります。
 「幻想的」という言葉では済まされない空気が、ピアノから会場内に放たれていきます。
 「これは、、、、どういう音なんだろう」と思っているうちに、「舟歌」に入ります。
 この不思議な音で、あの激しい難曲の、しかし明るい雰囲気の「舟歌」をどう弾かれるんだろう、と思いましたが、それはやはり独特の色合いの音を持ちながらも、しっかりとあの「舟歌」であり、気付くとわたしは泣いていました。
 その音の中にあるものが、なにかは分からないけれど、今まで聴いたことのないなにかが入っているのは確かだ、と思いました。

 休憩に入ると、わたしはいただいたプログラムに目を通しました。
 (わたしは通常、先入観なしに音をダイレクトに聴きたいため、プログラム類の解説は演奏会が終わってから読みます)
 気になった「ノクターン」の曲目説明に「あの世の世界」という、遠藤さんの言葉がありました。
 それで、「そういうことか」と、見えてきたのです。
 
 後半は、ソナタで始まりました。
 遠藤さんは完全に落ちついており、没入して音を奏でています。
 わたしはその音の中にあるものを「あの世」という言葉を手がかりに探しました。

 どんなピアニストでも、その奏でる音の中に、その人が一番入れたいものを入れている、と、わたしは考えます。
 それが数学的に構築された音であれば、そういう感性が入っているし、
 誰か愛する人へ向けた音であれば、それが入っているし、
 作曲家へ向けた敬愛である場合もあるだろうし、自分を消す努力であればそれがあるだろうと思います。
 もちろん、その日その場にいる観客に向ける、というのはプロであれば大前提だろうと思います。
 そこにプラスアルファがあると、わたしは満足するのです。でもときどき、それが見えない演奏もあると思います。そういうときは、そのピアニストはなにか迷路の中にいるのだろうな、と考えられると思っています。
 まだあまり、たくさんの方の演奏を聴いているわけではありませんが。
 わたしは、その人その人のその表現を聴いてみたいと思っているのです。
 初めて聴く方というのは、そこにあるものを探す楽しみがあります。
 
 遠藤さんの音は、それまで聴いたことのあるどの音とも違いました。
 特定の誰かに向けた音でもないけれど、淡々としているわけでもないのですから。
 ただの幻想的な音とも違い、音の中に「意志」を感じるのです。
 そこに「あの世」というキーワードです。

 ソナタを聴きながら、「あの世に対する、なにをこの人は弾いているんだろう?」と思って探りました。
 そして、それが第三楽章に入ったときに、わたしの勝手な判断ですが、それがなにか、聴こえたのです。

 それは、あの世へ行くことを待つ人の音でした。

 この人は、待っているんだ。そのときが来るのを、待っているんだ。
 垣間みたあの世へ行くのを、恐れずに、むしろ待っているんだ。
 その待つ気持ちを、音に入れている。

 そう思ったとたんに、涙があふれてどうしようもなくなりました。

 ピアノソナタ第三番は、ショパンの最晩年の曲の一つです。
 ショパン自身も、結核に冒され、恋人のジョルジュ・サンドとの関係も悪くなっていた頃です。
 心のどこかで、ショパンも、同じものを待っていたのではないか。
 穏やかな第三楽章は、その憧れを、
 激しい第四楽章は、いっそのこと、この命を一気に持っていってくれという嘆願を、表していて、
 今、遠藤さんはそれと同化している。
 まさに、神懸かり的な第四楽章で、終るとブラボーの声があがります。
 65歳の、ガンを克服された女性が、あのように弾けるとは。
 でも、だからこその、あの演奏ではなかったのか。

 ラストの「幻想ポロネーズ」は、もうずっと、あの世の音でした。
 わたしは遠藤さんを見ることができず、ずっと横の窓から外を見ていました。
 ハンカチはバッグの中だったので、鼻水が大変でした。
 
 遠藤さんは、このショパンのシリーズ中(去年の6月が第一回)、90代のお母さまが入院されて病院通いが大変だったり、ご自身もストレスで腕が動かなくなったりを乗り越えてきたそうです。
 遠藤さんのピアノの音を聴いて、意識不明の方が言葉を発したりということもあり、奇跡のピアニストと呼ばれているそうですし、福祉と芸術をつなげるためにNPOも立ち上げていらっしゃるそうです。
 そういうこと全部を「みこころ」として、受け止めて活動していらっしゃるようです。

 そうやって、「みこころ」を体現して、、、「待っている」ということなのかな、と思いました。
 すごい音でした。いえ、すごい体験でした。
 
 たぶん、これ以上の体験はしばらくできないかな、と思うので、、
 遠藤さんの演奏会は、しばらくは行かないと思います。
 
 それくらいの、演奏会でした。


 (*追記*:アマゾン上で視聴できるアルバムをリンクしておきます)
 
ショパン序破急幻ショパン序破急幻
(1995/05/24)
遠藤郁子

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テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

[ツイッター小説] 笑顔の意味/ 8

 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 1 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 2 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 3 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 4 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 5 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 6 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 7 ☆

 



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 雄介は透子が泣きながらも笑顔を見せたことに安堵した。
 この子のことは何も知らないが大丈夫な子だな、と感じた。雄介自身が育ってきた環境の中で、世界には大丈夫な子と大丈夫じゃない子がいる、ということを雄介は見てきていた。雄介は透子を大丈夫と思えることが何か嬉しかった。

 「それで、それは、たぶん養子縁組ってことなんですよね?」
 雄介は予想して言った。それは雄介の身には起こらなかったことだが、それが起こる友人がいたことはあった。それで「大丈夫」になった者もあれば、そうでもなかった者もいた。
 透子にもたらされる影響はどれだけのものか。
 それを予想することは、雄介にとっては難しいことであったが、この子の今のこの感じが変わるとしたら寂しいことだな、と思った。

 透子は「そうです」と答えた。
 「わたし、沢田透子っていう名前になるかもしれないんです」
 雄介は少し微笑んだ。
 「へえ、それはなんだかきれいですね」
 透子は心底意外という顔をして驚いた。
 「そうですか?」
 「ええ、なんかそんな感じがしませんか?」
 「名前ですよね?」
 「はい、沢田って、三水の沢に田んぼの田でしょ。それと透子って、すごく透明な感じですよ」
 透子は驚いて両手を口にあて、その後笑って「信じられない」と言った。
 「そんなこと思いつくなんて!」
 そう言って透子は雄介の顔を見た。
 隣りに座っているので、先週よりも近かった。雄介も透子を見た。この日初めて二人はまじまじとお互いの顔を見たのだった。2秒か3秒目が合った後、先に視線を外したのは透子だった。

 「僕も施設で育ったんです」
 雄介の言葉に透子ははい、とうなずいた。
 「あれ? この前話しましたっけ」
 「いえ、Nさんが調べて教えてくれたんです」
 「はあ」と言って雄介はそのことの意味を考えた。
 一週間前、雄介も透子について調べたが出身データにはHRGとしか出ていなかった。
 「なるほど」と雄介は言った。 その先にある言葉は飲んだ。
 なるほど透子さんの後ろにはやり手の大人がいるというわけね、さすがHRGってわけね、はーん。
 しかし雄介は一瞬抱いたある種の嫌悪感を押し込めることにした。

 「それで、僕の育った施設はいわゆる孤児院だったので、養子縁組の話は見聞きしていました」
 「はい。みなさんどうでしたか?」
 「いや、まあ、透子さんとは環境が違うと思うので、参考にはならないと思いますよ」
 雄介はそう言ってお茶を濁した。
 「僕が言いたいのはそれじゃなくて、養子に入ると名前が変わるでしょ。だからそういうこと気にするようになったんだと思います」
 今度は透子が「なるほど」と言った。
 そして
 「名前が『きれい』になるんだったら、やっぱり沢田さんの娘になったほうがいいのかもしれませんね」
 と、半ば独り言つように言った。
 雄介はそれに対して、どう答えていいのか分からなかった。透子も答えとなる返事は期待していなかった。


     ☆   ☆


 しばらく二人は黙っていた。しかしふと雄介は気付いて質問した。
 「あれ、透子さんの養子縁組には、他にも候補がいるんですか?」
 透子は「いいえ」と答えた。
 「そうですか。『やっぱり沢田さんがいい』と言ったので、そうかなと思えて」
 そう言われた透子は困惑の表情を浮かべた。
 雄介はそれを見て、自分が立ち入りすぎたのを感じた。そして、いいようになるといいですね、と話をまとめようと考えていたら、透子が口を開いた。

 「まだ決定ではないってことなんです」
 「そうですか」
 「嫌だったら他を探すと言われてはいます」
 雄介は驚いた。
 「そうなんですか」
 決定権は透子さんにあるのかよ、そう思ったからだった。本当に俺らとは違うんだな、とも思った。
 「それはすごいですね」
 「そうですか?」
 「うーん、僕らでは、選ぶことはできないのが普通だと思います」
 「選ぶ…」
 「普通の人だって、親を選ぶことはできないと言われてますよね」
 そう言ってから雄介は言いすぎたかな、と思ったが、透子は「なるほど」と言ってしばらく考えていた。

 「でも…選べるのって、そんなにいいことですか?」
 「はい?」
 「選べって言われても困るんです」

 その言葉を聞いて、再び雄介の胸がざわついた。

 「それは…、そうかもしれませんね」
 「そうです。嫌なら言えって言われても、嫌かどうかも、わたしは分からないんです」

 そう言った透子の眉間は寄り、口が歪んだ。雄介はこの時、透子の涙の理由が分かった気がした。

 「そうですね、それはそうですよね。僕でも分からないかもしれない」
 透子は再びウツギを見つめていた。
 「うん、それは大変だ」と雄介は加えた。
 「あの人たちを嫌だとかそうじゃないだとか、わたしには分からないです」
 「あ、もう会ったんですか?」
 「はい、おとといに」
 雄介はそれにも驚き息を飲んだ。それでこの子はあんなに泣いていたのか、と思うと胸が詰まるような気分になった。
 「三ヶ月…、三ヶ月でしたね」
 「施設から出て? はい」
 「そうか…、それは、あまりにも早いですよね」
 「そうでしょうか」
 「はい。僕だったら」
 おかしくなるかもしれない、と言いかけて、雄介はやめた。
 「いや、ほんとにきついと思います」
 「そうでしょうか」
 「僕だったらですけど」
 「わたしはきついとかそういうのも、よく分からないです。ほんとにもう、分からないんです」
 透子はウツギを見つめたまま言った。
 「そうですよね」
 「沢田さんはHRGが選んだ人ですから、たぶんわたしとは合うんだと思います」
 「テストしますもんね」
 「はい。だから嫌とかないです」
 「なるほど」と雄介は言ったが、どこか違和感あるいは嫌悪感も感じたので
 「会ってみてどう感じたんですか?」
 と、つい訊いてしまった。

 「どう?」
 「ええ」
 「どうって…、百合が咲いててパエリアを食べました」
 「そうじゃなくって、うまくやれそうか、そういうことはどうでした?」
 透子は一瞬驚いた表情をして、その後すぐに曇った。
 「そういうのは、分からないです」
 それを見て聞いた雄介は、いけないことを聞いてしまったと感じた。
 「わたし変ですか?」
 「いや…」
 「でも、Nさんはわたしを適応が早いと言うので、きっと大丈夫です」
 そう言って透子は笑った。


     ☆   ☆


 しかし雄介はそれを聞いて、もはや怒りに近いものを感じた。それまで薄く心に浮かんでいた違和感や嫌悪感が一つの感情へと向かいはじめた。なんだよそれ、それは誘導じゃないか。彼女に選択権があるなんて大間違いだ。完全に、完全にコントロールされている。そう思ったのだった。

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テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学

結膜炎

 さきほど、右目が猛烈にかゆくなり、つい掻いてしまったら結膜炎と相成ってしまいました。。
 白目の前に分厚い透明のゼリーが湧き出てる! 黒目の前はないよ!
 この前病院でアレルギー用の目薬も出してもらっていたので、それは救いとなりそうですが。

 遠藤郁子さんのリサイタルの感想。。
 姜尚中さんの本の感想。。。
 ツイッターのまとめ。。。
 
 書こうと思っていることが溜まっていってて困るのですが、ちょっと目を開けていられません。
 ていうか最近、頭の中に入ってくる情報とそれによって考えることの量と、それを言葉にする量のバランスが取れていません。。(昨日は実家でした。父がちょっと体調崩しています)
 なのに結膜炎かよー、という感じです。
 でももしかすると、だから結膜炎なのかも。

 今夜はゆっくり目を休ませます。
 おやすみなさい。

 *おとといの上野の記事に拍手をくださった方、ありがとうございました☆ 一応お礼コメント書いたので、よかったら見てね。でもたぶん、再び拍手しないと見られないらしいのですが。。嬉しかったです♪ まだまだ寒いので体調気をつけよう*



 

テーマ : 健康管理 - ジャンル : ヘルス・ダイエット

夜明けを迎えたらすごいことに。

 おととい行った遠藤郁子さんのリサイタルの感想を書かなくてはと思っているのですが、
 ちょっと、、、どうしても我慢できなくて。。。

 この前わたしに突然「サッカーの夜明け」が訪れたのですが(記事は こちら )、夜が明けたとたんに世界ですごいことになっていますね。。。

 ここのところ、YouTubeでサッカーの動画を見る回数が異常に増えているのですが(笑)、
 もうなんだか泣けてきてしまいます。
 
 オシムが倒れて岡ちゃんになったあたりとか、「もうサッカーいいよ」とかって思ってたくらいなんです、わたし。。
 ごめんなさいごめんなさい。
 こんな才能が育っていたなんて、知らなかったんだよ。。。。

 

 

 宮市亮君。。。
 本物だー。星の子が日本サッカー界から顕われた!
 (今までわたしが「星の子」認定をしたのはクリスティアーノ・ロナウドとメッシとティエリ・アンリなど。オーラが素晴らしく輝いていて安定していて(ここ大事)美しいから)

 でも、、マスコミに騒がれすぎて消耗しませんように。。。。。
 正直それが一番の敵だと思う。
 (そう思うならブログに書くなよ、という気もしますが。。)

 あと若い子ではガンバに宇佐美君というすごい子がいるそうです。
 もう、今のわたしは、そういう子のお母さんってどんななんだろう、どんな気持ちだろうと気になります(彼女になれたらどうだろう、ではもはやなし、とっくのとうに)。
 
 あとさっきYouTubeで見て泣きそうになってしまったのは、ドイツにいる香川君のゴールシーンの動画に、ドイツ人の男性が「僕にとって香川はブンデスリーガのメッシだ」と言ってるコメントでした。
  
 ああ、素晴らしい。。。
 しかし何が起こっているんだろう、日本のサッカー界に。。。
 
 
 

 

テーマ : サッカー - ジャンル : スポーツ

上野という場所

 昨日は、上野の旧東京音楽学校奏楽堂にて行われた、ピアニストの遠藤郁子さんのショパンリサイタルに行きました。
 しかし、その記事は後回しにして、上野という場所について書きたいのです。
 と言えるほど、上野に詳しくはないですが。

 前回上野に行ったのは去年の10月、シャガール展のとき、馬車のチャームを拾ったときでした。
 これっす↓
  1102basha.jpg
 このチャームの出現はわたしにとって大きなことだったらしく、その後いろんなことを考えました(そのときの記事は こちら )。
 わたしは単細胞なので、こういうことがあると、それが起こった場所に対しても少し思い入れを持ってしまいます。

 昨日は演奏会の開場まで時間があったので、国立西洋美術館のミュージアムショップを見学しました(ショップとカフェは無料で入れます)。
 そちらではゴッホのバラやモネの睡蓮をイメージした香水と紅茶が売ってました☆
 嗅いでみました☆
 香水は、ゴッホのバラのほうがいい香り。
 紅茶は、モネの睡蓮のほうがいい香りでした。
 でも購入まではしませんでしたが(笑)。
 ていうか、ゴッホってバラのイメージよりヒマワリのイメージですが、どうなんでしょう。。それかアイリスですよね?(ゴッホ展は以前ゴーギャンと一緒のものを見ています)。
 (*追記* 調べたら、この美術館にゴッホのバラの絵があるらしいので、ほんとにこの美術館オリジナルの商品なのかもしれません。ならいいですよね)

 わたしがショップでつい購入したのは、本でした。
 こちらのショップは本も充実していて、文章の本のコーナーにある本が(画集類でなく)、ことごとくおもしろそうでした。本棚の幅1m×4段分くらいの中に、美術に関する文章本(美術哲学書、解説書、作家の書簡集やエッセイなど。文庫本が中心)があって、もうその一角の本全部読みたい! くらいでびっくりしたんです。
 街中の本屋に行っても読みたい本を見つけられないのに! なんだあそこ!
 買ったのは「魔女とキリスト教」というものです。とりあえず一番ピンときたのはこれでした(笑)。
 国立西洋美術館ではもうすぐレンブラント展をするようなので、絶対行かなくては!
 お庭のロダン/カレーの市民↓
  1102rodin.jpg
 この真ん中の人が、舞踏家の和栗由起夫さんに似ているような気がします。。(和栗さんの舞台は縁があって何回か見ています)。
 蛇足ですがロダンというと、昔イザベル・アジャーニがやった「カミーユ・クローデル」という映画の中でイザベルが「ほっだーん! ほっだーん!」と叫んでたのがどうしても思い出されます(笑)。だからつい心の中で「ほっだーん」と言いながら見てしまう。。
 
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イザベル・アジャーニ、ジェラール・ドパルデュー 他

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 公園の真ん中の噴水は工事中でした。
 東京都美術館も全面工事中でした。
 周囲の木々がけっこう背が高いので、ヤドリギがないか見てみましたが、なかったと思います。

 リサイタルの会場になった旧東京音楽学校奏楽堂は、明治23年に建てられた、日本最古の木造の洋式音楽ホールだそうです。国の重要文化財だそうです。わたしははじめて行きました(ここのすぐ近くで、上の「馬車」を拾ったんですよ♪)。
 ステキな建物ですが、維持が大変そうです。
 暖房設備なども、全館ではないので、トイレなどは寒かったです。
 ちょっとタイムスリップできる感じです。東京都庭園美術館は完全に洋風ですが、木造だけにどこか和風でもあり、なんだか懐かしい感じもします。
 なんていうのか、、、台湾に行くと、戦前の日本風家屋が、ところどころに残っているんですね。
 それにも似ています。

 ホール内部。西洋のサロンホールの趣き?↓
  1102hall1.jpg
 写真では調律中です。調律しているのを聴いていて、「あ、そのへんでもういいんじゃないっすか?」と思ってる地点で調律師さんが次の音に行くと、なんだか勝ち誇った気分になります(笑)。
 
 わたしが座ったのは、ホール最後列の一番左の角です。
 横に窓がありました。
 昨日の演奏中は、ときどき窓の外を見て、道行く人々を眺めました。
 窓などの装飾もやはりすてきです。
 カーテン類はすべておそろい↓
  1102hall2.jpg
 ですがすごく古くなっていて、、、こんなことを書いていいのか、ところどころ破れている箇所もあったりします。
 でも窓の上部天井にはこんな装飾パネル(?)↓
  1102hall3.jpg
 これだけの織の美しい重厚なカーテンやタッセルを、あのたくさんある窓すべてで作り直したら、お金かかりますよね。。
 その予算が、、ないのかなあ、とも、思ったり、しました。

 外には、冷たい雨の中、じっとたたずむホームレスのおじさんたちがちらちらといました。
 一昔(二昔?)前、上野には出稼ぎのイラン人などが日雇い労働を求めてたくさんいましたが、今は見ません。
 寒いからじゃ、ないですよね。。。

 上野の文化レベルの高さ、明治時代から戦後にかけすごくがんばった人たちの遺産。
 それと同時に、現代も見え(きっと、東京近郊のベッドタウンの「新都心」とは違う空気だと思う)。
 滅びゆきそうななにか。そこにある魅力。

 なんだか、すごい場所かなと思うのです。
 


 
 

テーマ : 歴史・文化にふれる旅 - ジャンル : 旅行

日本のグミとアメリカのグミ

 わたしはYouTubeを見るとき、同時にコメントを読むのも好きです。英語で書かれてるものが圧倒的に多いですが。
 英語の勉強には、、ならないだろうけれど(ファックとかばっかだったりするし(笑))、なんだか「世界」を感じられるので好きなのかも知れません。

 それで、昨日ネットをうろうろしていたら、おもしろい動画にたどり着きました。
 日本のもので、市販されているお菓子キットで、小さなお寿司の形をしたグミキャンディを作る工程が録画されています。
 これが、アップされて5?6日で70万再生されるかという勢いで、「外人さん」からのコメントがおもしろいのです。
 

 まあ、日本ではこういうものが商品化されてることに対する驚きなんでしょう、と思います。
 そこには蔑みと賞賛と、嫉妬じみたものも感じられます。
 こんなもの食べたらガンになるよ、というコメントがあれば、どこに行けばこれを買えるのか、というコメントもあります。
 中には、こんな作業をできるなんて日本人すげーな、的なものもあります。
 でもこの作業をしたのは、お菓子で遊んでいる子供ではなくて、ドールハウスとかミニチュアアートが趣味の、「小さいもの作る名人」さんでいらっしゃいました。どうりできれいに作れるわけだ。。

 それらのコメントを読んでいて「ほほう」とわたしが思ったのは、「なんだかちょっとこの動画怖い」というコメントがときどき出てくることです(日本語のコメントにはそういうのはない)。
 その理由が窺われるコメントもあったのですが、それは「静かだから」と言っているものでした。
 「なんで音楽入れないの?」と言ってるコメントもありました。
 
 確かにこの動画にはBGMが使われておらず、プラスチックがこすれ合う音が淡々としているのみです。
 英語圏の人には、ときどき出てくる字幕も読めないだろうと思います。
 だから不気味に思えるみたいです。
 それがおもしろいなあと思いました。
 わたしはその静けさこそをいいと思うからです。
 この動画を繰り返し見られるのは、静かだからかなあ、と思います。まあ、字幕も読めるわけですが。

 これと真逆なのが、アメリカの特大(世界で一番大きい)グミキャンディのコマーシャル動画です。
 
 これはもうすごく笑えます。やたらとゴキゲンなBGMもよいです(笑)。

 サイズが大きいことがウリになるアメリカと、小さいことがウリになる日本。

 どっちの動画もわたしにはおもしろかったです。
 (あと、こういう動画がこんなにも反響を呼ぶということがおもしろかったです)

 ちなみにグミキャンディでは、ドイツのハリボウがときどき食べたくなります。

 (*追記*:読んでて一番嬉しくなってしまったのはこのコメントでした(笑)弱いねえ(笑)
  →Damn you Japanese! You have the craziest and most creative minds. byアメリカの23歳の男の子)
  
 
 

 
 

テーマ : スイーツ - ジャンル : グルメ

This is the 国分寺

 あれれ、、、昨日の記事に、拍手がついてますね(笑)。しかも2つ!
 ありがとうございますm(__)m
 自分では「こんなミーハーな記事書いてすみません」と思っていたので、、意外です(笑)。

 でも、あんなんでも拍手してくださる方がいるというのは、「書く」ということの不思議さであり、怖さでもありますね(汗)。
 自分でいいと思うものと、読んでくださる方がいいと思うものが一致するとは限らないわけです。
 それは怖いことではありますが、どうしようもないことだとも思います。
 一致させたいと思ったら、わたしはたぶんなにも書けないし、自己評価と他者の評価がずれるのがイヤなら、書かないでいるしかありません。
 ネット上に日記を公開しはじめて、今年で丸10年です。
 その間、いろんなことを考えてきましたが、、
 結局、自分がいいと思うことを、ベストを尽くして書いていくしかないのだと思うようになりました。キリリ。
 
 しかし、昨日の記事に拍手をいただけたのは、本文が短かったからなのかも。。。?(笑)

 すみません、今日は長いかもです。
 だって昨日、国分寺に行ったからですぅ。ネタいっぱいですぅ。
 
 夫が最近変則スケジュールで(深夜に職場に行ったり)、昨日は調整のため(「ブラック職場」にしないため)午後早めに終ったとのことで、国分寺に出たんです。
 
 それで、日曜に母とゆっくり見られなかったお店など見てきました。
 駅から少し離れたところにある雑貨屋などですね。

 昔(20代中頃?)、国分寺のそういうところが好きで、よく行っていました。 
 でも昨日は、、、そこまでトキメかなかったなあ。
 インドとか、南米系の雑貨・ファッションは、ダメになってきてるみたいです。たぶん「ガンジャ」とか、そういう文化がつながってるのが見えてきて(偏見もあると思いますが)、ちょっとダメになりました(わたしはタバコさえ吸ったことがありませんので。。あ、昔知人に勧められて「ラッシュ」は一度。もうやりません)。
 
 そういうところにいるよりも、丸井とかでへらへらしてるほうが気楽になりました。でも「丸井」なんですけど(笑)。
 丸井もバレンタインコーナーがあって見てきました☆ もろ「スイーツ(笑)」ですね。
 初めて六花亭のチョコ買ってみました↓ 
  1102rokkatei.jpg
 板チョコ一枚130円とは安い。ミルクチョコを先ほど食べたら、、独特の舌触り。細かい粒子を感じました。「持ち味」と言えるものだとは思います。
 でも、うーん、やはりエリカやデメルが上かなあ。
 (この前がっかりしたジャン=ポール・エヴァンは、味が記憶に残るのはすごくて(脳が再現してくれる)、それが人気の元かなと思い至ったりもしています。でも食べた瞬間の豊かさとか満足感を考えると、やはりエリカとかデメルじゃないかと。。)

 北口の雑貨屋SAKURAでは、アンティークカードの復刻印刷ものを購入。
 バラと☆☆☆☆と妖精と天使↓
  1102card.jpg
 これ、本物を買ったら一枚3000円くらいしますよね(わたしはこういうアンティークのカードを集めています)。もちろん印刷ですから安く、一枚150円でした♪ 

 夕食は最近よく行く手作り系カフェ ヘルマーズキッチン へ。
 ヘルマーズプレート↓
  1102helmer.jpg 
 ごはんお代わりできて、これで1000円。プレートにはスープと鶏肉と白身魚が乗り、ヨーグルトも付くちっちゃなフルコース☆ こちらでは安いのでいつもこれを頼みますが、予約するとウズラ肉のフルコースもあったりするらしいので、そのうち食べてみたいです。デザートも充実したお店です。タピオカミルクティがあるので、台湾好きなわたしにはツボなんです。

 最後に、殿ヶ谷戸公園北東角のケヤキと月↓ 
  1102tonogaya.jpg
 久しぶりに超お気に入り写真です。

 


 

テーマ : こんな店に行ってきました - ジャンル : グルメ

なかなかすごいと思えて。(神田沙也加)

 昨日は掃除や読書などしてずっと家で過ごしました。 
 
 ネットでの調べものというか、いろいろ見てるんですが、
 いろいろ見ているうちに、なぜか神田沙也加ちゃんのブログに行き着いたんですね。
 それで、なんだかすごく不思議な気分になったんです。

 彼女、松田聖子さんにも似てるし、
 神田正輝さんにも似てますよね。。。。
 どっちにも見えるというか。。。
 写真を見てると不思議な気分になって、ついほかの写真も見たくなってしまう。

 わたしには子供がいないし、
 兄にも子供がいないし、
 義姉にも子供がいないので(しょうがねーやつらだなーという声が聞こえそう(汗))、
 周りに身近に子供がいません。
 もしかすると人の親になった方からすればあたりまえのことなのかもしれないけれど、
 なんだかこういうの(沙也加さんみたいなこと)がすごく不思議というか、すごいなあって思ってしまいます。
 まあ、おもしろいなあ、っていうか。。(不謹慎?)

 彼女は舞台をがんばってるそうですね。 
 かしこいかも。
 あまり表に出てきて潰されるなんて、起こってほしくないなあと思ってしまいます。
 聖子ちゃん好きだった身としては。

 YouTubeで見てみたら、顔の造りはお父さんゆずりで、表情の作りかたがお母さんなのかな。
 なんかすごいなあ。。

 

 
 

テーマ : 気になる芸能人 - ジャンル : アイドル・芸能

昨日はダイエー。

 昨日は実家で父の入浴など。
 おととい夜お酒を飲んで、その後あまり眠れなかったので(お酒飲むと眠りが浅くなりますよね。。)やたらに眠い日でした。
 でも昼寝してしまうとやばいので、父のことが終った後、隣町のダイエーまでお買い物。
 
 わたしが住んでる街(町)には大型スーパーはなくて、東/西/北へ一駅分行くとそれぞれ西友二つ、ダイエー一つがあります。
 その日の気分によってどの店舗に行くかは違っていて(地元のちっさいスーパーで済ますこともあり)、昨日はダイエーだったんですよ。
 うちの近所の場合、このダイエーの店舗が古いけど中では一番新しくて、広々としているのでちょっと開放的な気分になれます(笑)。

 最近ダイエーは木曜日にセールをやっていて、木曜日に行くとレジの列がすごいのですが、昨日は一人くらいずつですぐ清算できました。
 こんなに落差あるのかと少し驚き。月曜日だから?

 店舗すぐに入ったところには、季節の商品のコーナーがありますが、もちろん今はバレンタインのチョコレートです。
 驚いたのは、あんな郊外のダイエーなのに、リーガロイヤルホテルのチョコレートや、ホテルオークラのチョコレートなどがあったことです。
 ライセンス商法ですかね。名前使わせてるんですよね。
 トリュフ五つで千円弱とかかな、激安ってわけではないかと。
 それに、買うと、袋はちゃんとそのブランドの紙袋に入れてくれるみたい。
 こんな身近な場所でこういうの買えるなんて、なんか時代が変わったというか。。。
 ちょっと買ってみたいと思いましたが、なにかがっかりすることになるのもイヤだからやめておきました。
 それなりにおいしいのかな?

 あとチョコレート売り場では、細くてかわいい一人の制服着た女の子(高校生?)が、デコレーション素材とかラッピング素材の棚の前で心底「どうしようかな」という顔をして立ち尽くしていたのを見ました。
 かわいい♪ がんばれ☆
 そういやあたいも、ティーンエイジャーの頃は好きな男の子に手作りチョコ菓子を贈ったものよ。。。。(遠い目) 

 ダイエーの後はいったん実家に戻って、おかずのおすそ分けをしてもらったりして帰宅しました。
 帰宅したら、夫が遅くなるというので、耐え切れず1時間ほど寝てしまいました。。
 辛抱が足りん。

 ダイエーへの道すがらシリーズ。
 その1↓
  1102sora1.jpg
 とりあえず空。

 その2↓
  1102tou.jpg
 線路の土手と向こうの取水塔。
 
 その3↓
  1102ume.jpg
 わたし的に名物の梅の木。きれいに枝が下がっています。咲き始め、まるでバレエの衣装のスカートみたい。



 
 
 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

おばばたちの異変(笑)

 昨日は夜父が寝てから、母と国分寺の洋風居酒屋「SAPO」に行ってきました。 
 この前父が体調悪くしたとき見送った機会を、ここで取り戻す(笑)。あきらめてなかった(笑)。
 こちらに行くのはずいぶん久しぶりでした。
 
 このお店はJR中央線の国分寺駅から少し離れたところにあります。
 南口の殿ヶ谷戸公園の先、府中へ行く道沿いにあります。
 いつも国分寺では駅ピル近辺や、最近は北口エリアのカフェなど行きがちで、久しぶりにあちらエリアまで行った。
 周辺にはアンティークを扱うお店や古着屋、雑貨屋などあって散策しながらウインドーショッピングすると楽しいんです。
 ゆうべはお腹が空いていたので、あまりそういう時間を取れなくて心残りです。

 昨日のヒット料理。
 小イカとブロッコリーのオイル煮↓
  1102sapo1.jpg
 んまんまんま!!!

 生ハムサラダとペンネアラビアータ↓ 
  1102sapo2.jpg
 んまんまんまんま!!!
 生ハムは「ハモンセラーノ」で、イタリアのものだそうです。イタリアの生ハムと言えばプロシュートと思っていましたが、こちらのハモンセラーノはプロシュートよりも塩気が少なく、肉の味がしっかり味わえる、という感じでした。うちの兄は生ハムはしょっぱすぎて嫌うのですが、これならいけるかも、なんて話ましたが。
 (*追記*:気になったので調べたら、ハモンセラーノはスペインの生ハムだそうです。接客のお姉さんが「イタリア」って言ったんですが、確か、、でももしかしたら酔ってたのでわたしがちゃんと聞いてなかったのかも。。)
 
 んまんまんま!!!!

 ええと、、、(笑)
 昨日母から聞いたおもしろい話を。

 最近母の友人・知人のおばば(70歳過ぎくらいの婦人たち)が、相次いで「幽霊」を見ているそうな。
 つまり、亡くなった人がそこに「いる」のを見てるんですって。
 一人は、親しくしていた人を(見た場所がすごくて、うちの近所の飛び込みが多発している踏切でらしい)、一人は顔見知り程度のご近所さんを、そのご近所で。
 親しくしていた人に会う(?)のは、念じ合ってればそういうのあるかな、とも思えますが、全然意識してない方のを見るというのはなんだかすごい。
 その親しくないほうの「幽霊」さんはパジャマを着ていたそうで、そのパジャマの特徴を詳しい人に話したら、入院中に着ていたパジャマと一致するそうです。 
 親しくしていた方を見た方は、「あら、死んでなんかなかったじゃない」と思ったそうです。でも、足もとのあたりがぼやけていたそうです。ひょー。
 なんだかすごい。
 東村山のご婦人方になにが起こっているんだ???(笑)

 わたしはちなみに、亡くなった方がそこに「いる」みたいに見えたことってないんです。
 気配があると感じたり、想念が伝わってくる程度です。
 チャネラーとか言っといて、オメーのレーカンなんてタイシタコトネーヨ!ってな感じです。
 でもまあ、、実のところ恐がりなんで、見えなくていいや。。。
 でもわたしもおばばになった頃、見たりするのかもしれない。。
 
 

 
 

テーマ : 不思議な出来事 - ジャンル :

社会勉強の続き(笑)

 昨日は新聞(読売)で、またもや社会勉強を。
 これはまじめに(笑)。
 やっとエジプトの記事をちゃんと読んでみたんです。

 こういう大きな海外ニュースとかは、その地域の基礎知識がないと分からないですよね。
 だから記事をちゃんと読んでなかったんです。エジプトのこととか、なんも知らんもん。
 でも昨日の朝刊で、現代における中東でのエジプトの立ち位置と今回の動きについて分かりやすくまとめた記事があって、そこを足がかりにしました。
 そういう「まとめ」みたいな記事も、だいたい騒動後しばらくしないと出ないものですよね。渦中では、最新情報を伝えることが優先されるんでしょう。でもそれを読んでもよく分からないです。
 だからわたしは「まとめ」が出てからそのニュースを把握することが多いです。なのでいつも遅れるんですが、興味が全然ないわけではないんです。
 国内の大きなニュースとか、ショッキングなニュース、生活に影響がありそうなニュースならすぐに読むけれど。

 昨日は経済面とかも充実していて、記事の「当たり」の日でした(笑)。
 なんか、生温くてよく分からない記事ばかりの日と、ぴりっとしていて痒いところに手が届く記事が多い日と、けっこう差があるような気がします。
 昨日は土曜日だからでしょうか。
 読み応えありました。
 この内容(の密度)を毎日、というのは無理なんでしょうかね。。
 
 でもまあ、日によって当たり外れがありますが(この言葉を使ってしまうのはわたしが30年占いに親しんでるからですね(笑))、新聞は毎日読みたいかなあと思います。せめてもの、という感じもありますし。

 それで今は、2ちゃんねるのファッション関係のスレッドを読んでいます。
 これも社会勉強になるかも。。
 若者のファッションに対する消費の動向が変わってきてるというものです。
 
 カポーティの伝記を読んで「カフェ ソサエティ」とか「ジェット族」という言葉を知りました(今で言う「セレブ」の意。でも当時の金持ちは今の「セレブ」なんかとは規模が違いそう)。
 いろいろ考えてしまっています。
 
 

 

 
 

テーマ : 報道・マスコミ - ジャンル : 政治・経済

どうでもいい小さな夜明け

 昨日はブログを書いてから、アレルギーの薬をもらいにかかりつけの医院に行きました。
 すごく混んでいて、待たされた時間(会計や薬局分含む)2時間、診療10分。
 空いてるときは、もうちょっと丁寧に診てくれるのですが。。。
 父の病気についても少し意見を聞きたいと思っていたのですが、その時間はありませんでした。

 でも待ってる時間に、ちょっと社会勉強(?)をしました。

 医院では「週刊朝日」を読んだし、
 薬局では5時のニュースを見たので。
 (今話題の韓国のアイドルグループKARAのメンバーの顔を初めて見ました(笑))

 夕飯はファミレスに行ってしまいました。

 あともう一つ、社会勉強(?)をしたのは、サッカーの用語を覚えたことです。
 今までどれがどれなのか、把握できていなかったのです。

 フォワード=トップ→一番前
 司令塔=トップ下=攻撃的ミッドフィルター→2番目
 ボランチ=守備的ミッドフィルター→3番目
 ディフェンダー=サイドバック/センターバック→一番後ろ
 守護神=キーパー→ゴールポストの中

 これが、しっかりと頭の中に入ったのです(夫によるレクチャーによる)。
 うーん、わたし的にはサッカーの夜明けです(遅っ!)。
 一番よく分からなかったのは、サイドバックとかセンターバックという人たちがどこにいるのか、でした。

 なぜこの話になったかというと、長友佑都選手(左サイドバック)が、イタリア名門チームのインテルに入って活躍が期待されてるというニュースがあるからです。
 長友選手は、小平にグランドがあるFC東京に去年までいたのです。
 ワールドカップで活躍してたので、帰ってきたらグランドに練習を見に行ってみようかと思っていたくらいなんですが、すぐにイタリアに行ってしまいました。
 でもなんだか嬉しい話ですよね。

 これからもう少し分かりながらサッカーを観られそうです。

 あ、すごく関係ない話になりますが、昨日は立春で暖かくて、、
 病院から帰ったとき、玄関先にがいました。 
 ファミレスへの道すがらでは、、、あの黒光りしたGoki..までいました。
 ちょっと早すぎです。。。
 これはちょっと怖いですね。



 

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春に近づいてきた日の晩ご飯

 昨日は朝まで読書をしてしまって、しかもそれが強烈なトルーマン・カポーティの人生に関するものだったので疲れてしまい(笑)、ゆうべはツイッターを更新して、すぐに眠ってしまいました。
 でもまあ、昨日は家事をゆっくりできたのでよかったです。
 
 ゆうべのごはんはちょっと自信作でした。作りかたは簡単なものばかりですが。
 
 まずは、シュンギクとイクラのフェットチーネ。 
 先にゆでて刻んだシュンギク入りのアーリオオーリオペペロンチーニ(ニンニクと唐辛子をオリーブオイルで熱したソース)でパスタを和えて、イクラの醤油漬けを乗せて、盛りつけ時に上からカイワレダイコンを散らしました。
 いくら丼ばかりだと飽きるので、ちょっと変えてみたんです。
 はじめての組み合わせだったけど美味でした! シュンギクとイクラ合うかもです。お薦めかも!
 見た目も彩りが鮮やかです。でも写真撮り忘れた。。。あれならお見せしても大丈夫レベルだったのに。。
 春らしい感じもします。

 最近、寒いなりに空気の中に春の気配を感じますね。
 特に夜に、それを感じます。
 わたし思うんだけど、「季節の匂い」って、夜のほうが分かりやすいですよね? 夜のほうが漂ってるというか。。
 たぶん、昼間は他のいろんな匂いがするのかもしれない。
 10日前くらいから、夜の匂いがミドルオブウインターではなくなってきて、春が近い夜の匂いになってきてると感じます。

 あと昨日のメニューは「ポパイエッグ」。
 これは、高校生の頃バイトしていた「すかいらーく」にあったメニューです。
 ベーコンとしめじとホウレンソウを塩こしょうで炒めて、それをココット(耐熱性のある、深みのある器)の中に入れて、真ん中にくぼみを作ってたまごを割って入れて、ラップしてレンジでチンするんです。うちのレンジだと2分弱くらいだとちょうどよい半熟になる。
 それでそのたまごの上にお醤油垂らしてかき回して全体に黄身を行き渡らせて食べるのです。
 簡単でおいしいです。

 デザートは、みかんとショウガのホット白玉。
 これは写真撮った↓
  1102mikan.jpg
 水とお砂糖とショウガ汁を混ぜて沸騰させて、缶詰のみかんの身と白玉を入れて熱しただけのものです。
 超カラダが暖まります。
 
 春が近いとはいえ、まだ寒いですので。。

 今日の夕ご飯はどうしようかな。



 
 
 
 

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柴田トヨ「くじけないで」とトルーマン・カポーティ

 
くじけないでくじけないで
(2010/03/17)
柴田 トヨ

商品詳細を見る


 売り上げ100万部を越えたヒット詩集。
 書いたのは、90代のおばあさん、柴田トヨ。
 92歳のときから詩作をはじめたという。

 この本は実家の母が持っていました。
 去年の8月、ちょっといろいろあったときに、「読みなさい」と奨めてくれました。
 おばあさんとは思えない(失礼!)瑞々しい感性の詩たちに驚いて、「こういう風にもあれるんだ」と感動したものです。

 昨日、実家で父と留守番しましたが、ふともう一度読みました。
 うーん、やはりいい。。。
 「勇気をもらった」と多くの人が感想を言っているけれど(ネット上のレビューとかで)、ほんとにそうだなあと思います。
 この前国分寺の本屋では、多くの面積を割いてこの本が平積みになっていました。
 カラフルな表紙だから、すごくきれいだった。
 
 トヨさんは、歳を取って、好きだった日舞の趣味が続けられなくなって意気消沈していたら、息子さんに詩を書くことを勧められて書きはじめたそうです。
 本書には、日舞に夢中になっていた70代の頃のトヨさんの写真もあるけれど、98歳くらいのこの本が出たときの頃のトヨさんのほうが、なんだかすてきに見えます。
 それもすごいこと!
 (70代のときのお顔には、まだまだ色気があるんです! それもすごいけれど、そのときはまだ温和なおばあちゃんというイメージではなく、今のトヨさんのほうが、人に与える安心感レベルがすごい)

 昨日は実家で、このブログに転載しようと思って、わたしが好きになったトヨさんの詩(「貯金」と「九十六歳の私」)を、メモに書き写しました(でも著作権とかあるんだし、転載はやめます。1000円の本だから、買ってみてもいいと思います)。
 証拠写真(笑)↓
  1102toyo.jpg
 (トヨさんの詩を書き写した「メモ用紙」は、裏が空白の広告を切ったものですが、母はメモ帳を買うお金がないんじゃないんです!!(笑)なぜかあの人、これを作るのをやめないのです。。おばあちゃんが作っていたからなのかなあ)

 すごく久しぶりに縦書きで字を書きました。優しいトヨさんの言葉を。
 それだけで心が洗われるようでした。

 それもすごいこと。

 その後わたしは、母の蔵書の中から今読めそうな本を見つけ読みはじめ、読み切れなかったので自宅に持ち帰りました。
 それをゆうべは読もうと思っていたんです。

 しかし、、、、
 わたしには夫がおり、、
 こいつが若干くせ者で。。。

 帰宅した夫が、トルーマン・カポーティの「オーラル・バイオグラフィー(関係者にその人物についてのインタビューをすることで、その人物の像を浮かび上がらせる手法)」の本を、図書館から借りてきたというのです。
 
トルーマン・カポーティトルーマン・カポーティ
(1999/12)
ジョージ プリンプトン

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 わたしは先月、カポーティの「冷血」にハマり、伝記も一部読んでひどく感銘を受けていました(そう、それは「ひどく」)。
 この本には、写真がたくさん掲載されていて、カポーティや関係者を見ることができます。「冷血」で描かれた殺人事件の被害者の写真まで載っているのです。
 「ああ、またあそこに入り込んでしまう」と思ったけれど、わたしは誘惑に勝てず、この本を開いてしまいました。
 そして見事に入り込んでしまいました。。

 この本はものすごく厚くて長い本なので、自分の興味のあるところだけ読もうと思いました。
 それでも、朝まで読んでしまいました。
 トルーマンが「冷血」を書く前あたりから、亡くなって葬儀のあたりまでです。
 
 それはすごすぎて、この記事にまとめられるような内容ではありません。
 カポーティは、その容姿や生い立ちを含めて書かないとどうしようもない人だからです。

 だから簡単に書くのですが、カポーティは、
 「恐るべき子供」と言われた早熟の天才、ホモでアル中でヤク中の天才(自分で自分のことそう言ってたんです)。親から捨てられた異形の天才。
 世界に「冷血」を遺し、書けなくなって死に急いだ天才。最期に、自分が愛する人でなく、自分を掛け値なく愛してくれる人の腕の中で死を迎えることができるという希有な体験をした天才、でした。

 92歳から書きはじめた人とは、対極なんです。。

 1日の間に、ものすごい両極なものを読んでしまいました。
 (いえ、真ん中に姜尚中が入るんですが(笑))
 
 書くことで生きることにした人と、
 書いたことで生きられなくなった人と。

 「書く」という行為の途方のなさ。ゴクリ。
 
 

 

 

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[ツイッター小説] 笑顔の意味/ 7 

 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 1 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 2 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 3 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 4 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 5 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 6 ☆





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 そもそもわたしはなんであんなに泣いたんだろう。

 そう思って透子は先ほど自分が泣くに至った理由を探った。つまり雄介の言葉を思い出そうとした。
 服のことなんか。
 こんな風になりたくない。
 僕の顔を覚えていなかった。
 謝らなくていい。
 僕が悪い。
 あなたはまだ外に慣れていない。
 そこまで思い出すと再び透子は泣きそうになった。だからもっと思い出そうとした。
 立木さんは確か、わたしが施設を出てまだ3ヶ月だから慣れてない、と言ったんだ。だからしょうがない、という感じで。
 そう思うとまた泣きたくなった。

 聞かなくちゃ。透子は雄介の元へと、足を速めた。


     ☆   ☆


 「立木さん、3ヶ月って、早いんですか?」

 透子は雄介の隣りに座るなりそう聞いた。
 「は?」
 雄介は、透子が戻ってきたら机の上にあった鳥の図鑑の話をしようと思っていた。
 「3ヶ月?」
 そう雄介は聞き返した。
 「そうです。立木さんはさっき、3ヶ月だから慣れてないと言いました。わたしが外の世界に慣れてないのはまだ3ヶ月だからって」
 「ああはい、確かにそう言いましたね」
 「言いましたよね? それで聞きたいんです。3ヶ月っていうのは早いんですか?」
 透子の顔は真剣そのものだった。
 雄介はその唐突さと真剣さを、やはりおもしろい、と思ったのだった。

 「3ヶ月が早いかどうか、ですか…。早い。ん? 短いってこと?」
 と、雄介は答えた。透子のこの話につきあおうと決めたからだった。
 透子は「短い?」と言って「3ヶ月は短いか…」と言って、
 「いえ、やはり、早いかどうか、だと思います」
 と言った。
 雄介には違いが分からなかった。それでもこの話を続けようと思った。
 
 「透子さんは、施設から出て3ヶ月なんですよね」
 「はい」
 「それを、早いと思ってるんですか?」
 透子は少し考えてから答えた。
 「はい、早いです。あれからもう3ヶ月か、と思うし、とにかくあっという間でした」
 「なるほどね」
 雄介はうなずいた。
 「それで僕が『まだ3ヶ月』と言ったから、分からなくなったんですね」
 「そうです! そうなんです!」
 と透子は小声だが叫ぶかのように言った。雄介は少し笑いたくなってしまったが、それは出さないようにした。

 「そうですか。それは…すごく難しい問題ですね。もう、か、まだ、か」

 「うーん」と言って雄介はしばらく考えた。時間の経過というものについて。そして「あくまでも僕の感じ方ですけれど」と言って続けた。
 「それは状況によって変わると思うんですよね…。もう3ヶ月と思うこともあれば、もう1年とか、まだ3年、まだ5年と思うこともあるだろうし」
 透子は掴みかねる様子で「はあ…」と相づちを打った。
 そんな透子を見て雄介はどうにかうまく説明したいと思ったが、分かりやすい表現を見つけられないし、そもそも分からないことでもあった。
 「あ?、なんて言えばいいのかな。ごめんなさいね、透子さん」
 と雄介は頭を掻いて言った。

 透子は再び「はあ…」と言った。
 雄介ならすらすらと答えてくれるだろうと思っていたが、どうやらそうではない、ということに少し驚いたからだった。
 そしてふと気付いて慌て
 「わたし、変なこと聞いてしまったんですね、ごめんなさい」
 と謝った。
 「違うよ、透子さん」
 雄介も慌てた。
 「変なことなんかじゃないよ。すごく大事な、重要なことなんだよ」
 と、雄介は先ほどの透子の真剣な表情を思い出しながら言った。
 「僕の言葉が足らなくて。君は、あなたは、施設を出て3ヶ月なんだ。それは、早いかもしれないけれど、すごく短いことだと僕は思う」
 そう雄介は言った。

 それを聞くとまた透子は泣きたくなり、顔が歪んだ。
 隣りあっている雄介はそれを目の端で捉えたがそのまま続けた。

 「僕の答えはこうです。あなたの状況を考えると、3ヶ月というのはすごく早いし、短い」

 そして透子を見ると、口元は歪み眉根が寄り視線は再びウツギに固定されていた。


     ☆   ☆


 そこに涙はなかった。しかしその表情は痛ましいまでに真剣で、再び雄介は胸を打たれた。
 HRGの施設で生まれて育って出てきた19歳の女の子。俺には想像できない内面があるのだろう、と思った。


     ☆   ☆


 「いえ、あなたの状況は僕には測りかねないんだけど、一般論として」
 と雄介は加えた。
 「一般論…、一般論として、わたしの3ヶ月は早くて短いんですね」
 視線を動かさないまま透子は言い、左の手のひらを結んで指を口にあてた。

 雄介は何か言いたかったが、何を言っても空回りしそうで黙って透子の見るウツギを見た。

 しばらくすると透子は
 「Nさんが」と口を開いた。

 「Nさんは、この前話した付添人ですけど」
 「ええ、はい」
 「Nさんが、わたしは適応が早いと言うんです」
 「適応ですか?」
 「はい。でもそれが早いという判断はNさんだけじゃなくてHRGがしたものだと思うんです」
 だからこの子は出てきたのか、と雄介は思って「はい」と言った。
 「そのことと、わたしの3ヶ月が早くて短いことは関係するかもしれません」
 雄介はそういう分析を透子がすることに少し驚きながら「はい」と答えた。

 「立木さんも、そう思いますか?」
 雄介はその質問の重さを思って少し身じろぎをして
 「そうですね、そうかもしれませんね」
 と答えた。

 透子はそれを聞いて、ひととき雄介を見た目をウツギに戻し、それから太ももの上に置いた自分の両手を見た。右の親指の爪の横にささくれができているのを見つけ、左の人差し指でそれをいじった。
 雄介は
 「いえ、僕は、あなたのことは何も知らないんだけれど」
 と、静かな声で加えた。
 それを聞いて、透子は自分の手を見た目を再び窓の外のウツギに戻し、それを言ったものかどうか悩んだ。


     ☆   ☆


 透子にとっては、3ヶ月が早いかどうかは、本当は問題ではなかった。本当に雄介に言いたいことは違うことだった。ただ、それを話していいのか分からなかったのだ。
 「わたし……」
 透子は口を開いた。
 それでもそれを言っていいのか分からなかった。どう言えばいいのかも分からなかった。
 けれど、全身が言いたいと透子に求めるのだった。
 「わたし…わたしに…」言っている間に涙が出てきた。それでも続けた。
 「お父さんとお母さんができるんです」
 言ってしまった。

 雄介は透子の告白に息を飲んだ。
 透子は涙を自分のハンカチで拭って鼻を拭いた。
 「それは…それは…」
 雄介は言葉を考えたが難しく、
 「よかった、と、言うべきなんでしょうか」
 と答えた。
 透子はそれを聞いて少し笑った。
 「分かりません。分からないんです」
 そう言って溜め息をついた。

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サービス精神なし日記(汗)

 昨日は実家で父の入浴や留守番をしました。
 帰宅後の母と少しワインを飲みました。
 団地に帰ってほろ酔いながら夕飯を作りました。

 夫が寝たあとは、YouTubeでマツコデラックスをまたたくさん見てしまいました。
 マツコの安心感ってなんなんでしょう。
 
 昨日?今日未明については、そんな感じです(笑)。

 

 
 

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