甘えと言われるのだろうけれど。

 東京に戻ってきてから、ほぼ毎日実家に顔を出しています。
 母は停電がすごくストレスらしいのですが、ここのところ実家?うちの団地エリアは停電は回避が続いています。
 なので、母も少し不安定な感じでしたが、落ちついてきたように見受けられます。
 わたしが京都に行ったので、心細い思いをさせてしまったのは事実です。申し訳ないことです。
 でも、やはりあのまま東京にいたら、わたしの心はほんとにまずいところまで行っていたのじゃないかと思います。

 母とのおしゃべりでも気が紛れていますが、昨日は少し気になることを聞きました。
 母の友人が、ノイローゼ状態になっているようです。

 彼女の場合、放射能の恐怖よりも、地震が再び来ることに対するもののようです。

 3月11日の2時46分には駅3つほど離れた職場にいたらしく、徒歩で自宅まで戻ったそうです。
 それから、その駅以降の場所に行けなくなっているそうで。。
 そこまでだったら、徒歩で帰れる。それ以上離れると、恐い。
 そういう感じだそうです。
 体重も減ってしまったそうで。
 
 わたしも会ったことがありますが、快活でおきれいな方でしたが。。
 社交ダンスなどが趣味ですが、今全然そういうことをする気になれないそうです。
 
 お孫さんたちは山口かどこかの親戚のほうへ疎開させたそうです。
 それは、よかったなあと、わたしは思います。
 少しでも安心できますから。

 でも、その方が不安定になっているという話は、17日頃から聞いていて、その状態が今でも続いているらしいので、けっこうきついんじゃないかなと思います。

 顔を知っている人が、このような状態になっているという話ははじめてだったので、なんとも、つらいだろうなあと思います。
 そういう心の状態にならないでいられる人がうらやましいなあ、というくらいです(苦笑)。

 不安でも、はっきりした身体症状まで出なければ、踏みとどまれますが、それも長く続くとじわじわと打撃になるのじゃないかなと思います。
 
 きっとそういう状態の人はほかにもいて。。
 それぞれが自分のやり方で対処していくしかないと思いますが、なかなか難しいと思います。

 東北で本当に被災して、避難生活をしている方々からすれば、甘えた話だと思いますが。
 関東もこういう形で被災しているなあと思います。

 

 
 
 
スポンサーサイト

テーマ : 心と身体のケアを大切に! - ジャンル : 心と身体

[ツイッター小説] 笑顔の意味/10

 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 1 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 2 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 3 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 4 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 5 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 6 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 7 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 8 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 9 ☆

 



=====================================

 次の木曜日は10月に入っていたがまだ暑かった。

 雄介は新調した赤いTシャツを着た。右脇の裾に白地の斜めの線が2本入ったデザインで、いつもより高い服屋で買ったものだった。下にはインディゴのジーンズではなく、カーキ色のペインターパンツを合わせて白いスニーカーを履いた。
 確かにそれはサロンでは目立つ恰好であったが、雄介が普段買い物するような場所ではいたって普通のものだった。 
 雄介はこの2週間の透子の自分への反応を思い出し、少し笑った後、俺の顔覚えてくれたかな、とも思った。
 今日のこれじゃ確かめようがない、と思って地下鉄に乗り込んだ。

 サロンに着いて雄介は透子の姿を探した。すとんとした黒い髪、と思いながら談話の部屋などを見たがいなかった。 しばらくしても来ないので図書室も見てみたがいなかった。「あれ、もしかして俺、仕返しされてる?」などと思ってもみたが、透子がそういうことをするとは思えなかった。
 10時半になっても11時になっても透子は現れなかった。
 雄介は受付のコンピューターで透子のことを調べ、今日は来ないことを知った。理由までは分からなかったのでサロンのスタッフに訊ねると、体調が悪いとのことだった。
 雄介は先週の透子の泣き顔を思い出して胸騒ぎを覚えた。

 次の木曜日も雄介は同じ赤いTシャツを着た。朝晩は涼しくなってきていたので白地に深緑のチェックの半袖シャツも上に着た。
 サロンに着いて談話の部屋に入ると透子が待っていた。

 「おはようございます」
 と透子は笑顔で言った。
 白いカットソーの胸元にピンクのネックレスがあった。
 雄介が挨拶を返す前に透子が
 「赤!」
 と言ったので雄介は笑った。
 「やっぱり立木さんすごい」
 と透子は目を見張った。
 「すごいって、別に普通ですよ」
 と雄介は言った。
 顔を覚えていてくれたのか聞きたい気持ちはあったが言わないことにして「それより体調はどうですか?」と訊いた。

 「ああ、風邪を引いて熱を出してしまいました」
 「そうですか。少し心配しました」と雄介が言うのを聞いて透子は複雑な表情をした。
 風邪だったのは確かだが、それまでに感じたことのないだるさもあったからで、それは今も残るような気がしていた。
 Nからは疲れたのねと言われていた。

 わたしの三ヶ月は早いのに、沢田さんのことをすぐに決めたから、もっと早くなったんだ。

 透子は自分なりに分析していたし、Nもそうだと言った。
 この2週間で透子の養子縁組の話は進み、沢田夫妻との会合も数回あった。
 透子は自分の決定に納得していたが、時々不思議な感覚に陥った。
 それは何もない宇宙の空間に一人だけ浮かんでいるような感覚だった。
 就寝前、ベッドに横になるとそれを感じることが多かった。
 そういう時、透子はHRGの施設のことを思い出す。けれど懐かしくなり過ぎるのである程度までで思い出を止めて、黙って暗い天井を見つめるのだった。


     ☆   ☆


 透子は施設にいる間、自分がその場所を好きか嫌いかなどとは考えたことがなかった。そこはただ単に自分のいる場所だった。
 しかし外に出ていろんなものを見ると、自分はそこが好きだったのかもしれないと気付いていった。というよりも、外に出てはじめて好きになったのかもしれない。
 その感覚も、透子にとっては不思議なものだった。
 そういったことを、透子は毎日のHRGへの報告に書いていった。
 うまく言葉にはできないし散文的ではあったが、透子は自分のものごとの感じ方が変わってきているのを自覚することができていた。

 HRGは透子には何も言わなかった。

 指示は全てNへと出された。それは透子も承知しており、そのことへの疑問はなかった。

 「今はもう大丈夫なんですか?」
 しばらく黙った透子に雄介が言った。
 「はい」
 透子は雄介の赤いTシャツを見て再びすごいなあと思った。
 二人はサーバーから汲んだ水を持って窓際の席へ向かった。


     ☆   ☆


 その日透子は別室に呼ばれた。
 別室にある椅子に座るのはこの2週間で二回目だった。
 透子がサロンに通うのは木曜日となっていたが、透子の場合HRGが呼べばいつでも椅子に座らなければいけないことになっており、11日前の日曜日にもサロンに来ていてその後風邪を引いたのだった。

 Nは透子がまた別室に呼ばれたと連絡を受けて溜め息をつきかけ、我慢した。
 とにかく今はとても大事なところで気を抜いたらいけないのだ、と自らを叱咤した。
 これは自分の人生、自分の生活、そういったものを意識していてはできない仕事。それを承知で引き受けたのだから、と思った。


     ☆   ☆

 
 透子は寮の前まで帰ってくると中に入るのを躊躇した。
 今日自分が持ち帰った話題をNさんはどう思うだろう、そしてどう判断するだろうと不安になった。
 Nに対してこのような気持ちになったことも、透子にとっては初めてのことだった。

 そしてポケットの中に入れた紙切れを取り出した。
 地下鉄の車中で、お守りのように握りしめていたそれは、角が折れ曲がってきていた。
 オレンジ色の紙で隅に犬のイラストが書いてあるデザインで、紺のペンで雄介の連絡先が書かれたものだった。
 透子はその優しい走り書きの文字をもう一度見て息を吸い、寮の玄関の中へと入っていった。

 「おかえり」と言ったNは、透子の表情の中の緊張にすぐに気付いた。
 透子は「はい」と答えた後黙った。
 しばらく二人は見つめ合い、Nが笑って「今日もいろいろあったのね?」と言った。
 透子は笑わず再び「はい」と答え、数秒考えた後、手にしていたオレンジ色のメモをNに渡した。
 Nは渡されたものを見てその内容と意味を把握して、息を呑んだ。
 透子はその表情の変化をじっと見つめていた。
 Nは顔を上げ、透子の真剣な表情とぶつかった。
 そのNの表情も真剣だった。
 「なるほど。うん。これはなかなか大変だね」とNが言うと、透子の表情がようやく少し弛んだ。

 「立木さんは、サロンの規約を読んで、通所者同士が連絡を取り合ってはいけないというのはなかったって言ったんです」
 「そうね、確かにそうは言ってないわね」
 「立木さんはわたしが先週休んだから心配したそうなんです」
 「なるほど」
 「それで、もしよかったら受け取ってって」
 「これを?」
 「はい」
 なるほど、と言ってNは少し考えて言った。
 「それで、透子ちゃんも連絡先を教えたの?」
 「いえ。いろいろ確認させてくださいって言いました」
 それでいいんですよねと透子は言って、Nは頷いた。
 透子の判断に感嘆し、雄介の勇気と行動力に感心し警戒しながら。

 next





テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学

燃料投下!

 昨日は実家のお使いができたので、隣町の西友に行きました。
 ここ数日わりと暖かく、たくさん花が咲き始めました。
 
 近所の水道道路の土手にて↓ 
  1103musukari.jpg
 ムスカリとハナニラかな。

 実家の庭ではヒヤシンスが↓
  1103hiyasins.jpg
 このピンクは好きなピンクです。

 西友への道すがらで見つけたスイセン↓
  1103suisen.jpg

 街に色が戻りはじめたなあ、と。
 桜ももう少しで咲きそうです。

 わたしは、西友からの帰り、実家の近くで、ここら近所で一番苦手な(ていうか大嫌いな)おばさん(おばあさん)に遭遇して、
 「活力」を取り戻しつつあります(笑)。

 その人ね、うちの事情も知ってるし、そこの娘とも昔は仲良くしてたけど、
 少しイヤらしい人種なの。
 会うと、必ず自分たちの生活の自慢する人たちで。すごくつまらないレベルの自慢ね。
 別にとくに興味も持てないような話。
 クリエイティブでもなければ美しくもなく、醜悪ですらないんですよ。
 それできっと、わたしのことなんかは「親の介護してかわいそう」くらいに思ってるんだろうなあ、みたいなね。
 そういう人に対して、いちいち「わたしはこうで、こうやって生きてて」みたいなことは言えなくて、いつも後から口惜しい! なんて思うのですが。

 ああ、こういう人たちに「かわいそうなミノちゃん」て思わせないようにしなくちゃ!

 と思った次第であります。

 いや、そういう人は、なにをどうやっても「かわいそう」とかって思うんですけどね。わたしのことを理解しようとなんて絶対にしないんですから、ムキになるのはバカげでいるのでしょう。
 
 でもなんか、ムカムカしてですね、
 これを燃料に、がんばらねば! とかって思ったわけです。はっはっは。
 

 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

それでも続いている

 昨日は、震災後に見ないようにしていたことなどに直面するということをメインにしていました。
 
 なんだか、震災前に大事に思っていたものに直面することが恐いような気がしていたのですが、そうも言ってられませんから。。
 
 恐ろしいことは起こったし、それも直視しないといけないと思いますが、
 それとは別に、わたしがそれまで個人で大事にしてきたものもあります。
 それも見ないといけないと思うので。。
  
 バランスが難しいですが。
 (過度にセンチメンタルになることも避けなくてはいけないと思うので)
 
 わたしは自分の心が不安定になりやすいのを知っているし、そのパターンも少しは分かっているので、様々に対処法を考えなくてはいけません。
 とりあえず、今できることから再構築というか、そういう風に考えています。
 恐ろしいことは確かにありましたが(そしてまだ続いていますが)、それまでのものを何もかもをリセットしてゼロにする、というのも、現実的ではないわけで。。
 
 あんなことが起こったのに、日常は続いていくということのすごさというか、残酷さを思ったりもします。
 はっきり白黒分かれるようにはなっていないのですね。

 さきほどネットのニュースを見ましたが、わたしも好きなバンド「スピッツ」の草野マサムネさんが震災の報道などで急性のストレス障害となって、公演を中止にしたとか。
 
 あのように優しい歌を創る人だから、こんなニュースの数々に傷ついてしまっているのですね。
 ほかにもきっとそういう人がたくさんいるだろうと思います。
 
 わたしはおかげさまで、東京に戻ってきてから、眠れています。
 夢は不安な感じですが、どうにか回復に向かっているように思います。
 でも「もう大丈夫」とかっては、簡単には言えないですけど(苦笑)。

 
 この曲やはり好きです。
 
 

 
 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

少し春仕様に

 昨日は実家で父の入浴をしました。

 ですが母が、実家に着いたわたしを見るなり「ひどい顔と髪だ」と言うので、先に美容院に行きました。
 美容院と言っても、実家から徒歩2分の、子供の頃から通っているお店です。
 そのよしみで、あり得ないような値段でやってもらっています。Eさんいつもありがとうございます。

 髪は10センチくらい切りました(伸ばし放題だった)。
 シャギーを入れてもらって、梳いてもらったので頭が物理的にすごく軽くなりました。
 髪なんてたいしたものじゃないように思えますが、長さによってかなり違うんですよ、重みが。

 こちらの美容院は近所で、昔なじみすぎて、実家の事情やらほとんど知ってるので(しかも兄も母もこの店に通っている)、行くとときどき世間話が面倒だな、と思うこともあります。
 でも昨日は地震の話や停電の話などして、和やかな気分になれました。
 (原発の話はしませんでした。あまり気にしてないみたいで。。)
 こういうときは、事情をお互いに知っているというのが、ありがたいことになるのですね。

 もうすぐ4月なのにまだまだ寒いですが、髪は軽く春仕様となりました。
 少し肩こりが楽になったかもしれません。

 

 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

「その後」のわたしとして

 昨日は夫が休みでしたが、一人で出かけていきました。
 わたしは久しぶりに、団地に一人になりました。 
 どきどき。。。

 掃除もしたし、やることなくて、でも、ネットでニュースを漁るのはやばい。
 このままだと心がもやもやしてきてしまう。。
 ということで、久しぶりにピアノを弾きました。
 すると、なにかが「戻ってくる」感じがしました。
 3.11以降失われていたなにかが、です。
 (それを取り戻す、というか、戻ることはできないけれど、3.11以前のわたしが愛したものを再び「その後」の自分の中に取り込んでいくことが、これからの課題の一つかなと思っています。普通にお仕事などしている人は、生活が続いていらっしゃる感覚がおありかもしれませんが、わたしはあのとき、ぶった切られた感じがしたので。。)
 
 京都にいる間、滞在させて頂いた中川晋介さんのご実家にピアノがあり、少し弾かせてもらいました。
 そのときも、少し気持が落ち着いたことを思い出しました。
 
 久しぶりに弾いたからもちろんひどくてメタメタでしたが、、ショパンがやはりすごくハマりました。
 結核に罹り、死の影におびえながら、名曲をいくつも内面から絞り出して創った人(享年39歳)。 
 また好きになってしまった、ショパン。

 夜、帰宅した夫と、自炊はせずにファミレスのジョナサンに行ってしまいました。
 看板の照明が消えていて、暗い地元。
 でも、メニューにあるものはほとんど出せる状態だったようです。
 これから、この街の明るさが「あたりまえ」になっていくのでしょうか。。

 ハンバーグ食べられたから、それでもよしとします。
 お客さんもそこそこ入っていたようで、よかったです。

 団地の壁にいたてんとう虫↓
  1103tento.jpg
 分かりづらいと思いますが、黒地に赤いハート形の星のナミテントウでした☆

 
 
 
 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

カビという盲点

 昨日は昼間、隣町の銀行や西友に行きました。
 地震発生後、西友に行ったのははじめてでしたが、ビール売り場が冷えていなくて常温のビールを売っていることに驚きました。
 ビールは半ダースのものまでけっこう売れていて棚が空の部分もあり、みなさんそれを買っておうちで飲んでいるのかな、と思うと、それくらいしないとやってられないよなと思え、わたしも一本買いました。
 夕飯はカレーを作ってビールを飲みました。

 料理をするときにはやはり換気扇を回さざるを得ません。
 それも京都に行く前はイヤだったのですが、今はやっています。
 
 なるべく外気をいれたくないため、エアコンは使っていません(電気ストーブを使っています)。

 でもわたし自身が外出しているのだからあまり意味はないと思いますが(ひどい矛盾だらけですが、深刻な心気症への対策がメインなのです、わたしの場合)。
 
 洗濯物は一応部屋干しにしています。

 実はそういう「放射能対策」よりも切実な問題として、「カビ対策」が出てきました。
 部屋を閉め切っているため、結露がひどくなり、部屋の中がカビっぽくなり変な咳が出るのです。
 こちらの健康被害のほうがリアルなので(笑)、昼間、風向きなどを考えて窓を開ける時間を作るようにしました。

 そのようにして、少しずつ緊張を解いています。
 ガイガーカウンタのサイトをチェックしながらですが。

 おかげさまで睡眠は取れています。
 寝ている間、逃げる夢を見ているように思います。
 
 記憶にないのですが、昨日は寝言で「Oh my god, Oh my god, Oh my god」と言っていたそうです。
 なぜに英語。。。
 なにを見ていたんだ。。。

 昨日の空↓
  1103sorasenro.jpg


 

 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

血圧正常。

 (こちらの記事は、3月24日の午後11時半過ぎに書き始めたので、24日の日記として読んでくださればと思います)

 ゆうべ?今日も眠ることができました。
 よかった。。(今はこの感覚を重ねていくことをメインに考えています)
 
 水道水のニュースや、SPEEDIの情報公開の遅れなど、不安になる報道はまだまだ出てきていますが。。
 京都に行く前よりも、心に距離を持ってそれらの情報を見ることができるようになってきていると感じられます。
 もちろん、安心しているわけではないのですが(専門家もこれからが本番と言っているそうです)、距離感が変わった、という感じでしょうか。
 
 今日は父が通院する精神科の大きな病院の受診日で、わたしも付き添いで行きました。
 1月に家族でお墓参りをしたとき、父を外に連れ出して車に乗せるのが大変だったので気が重かったのですが、思ったよりスムースで、病院の中でも問題なく過ごせました。
 
 疲れはあるので、付き添うのは少し面倒でしたが、行ってよかったです。
 大きな病院で働く人々や、そこに通う人々などを見ていると、やはり気が晴れるというか、紛れるというか。
 家でじっとしているよりもいいのかな、という感じです。
 
 病院の待ち合い室に、血圧計があったので測ってみました。
 
 2011年 3月24日 午後1時53分 北美紀の血圧
 *最高血圧 128mmHg
 *最低血圧  72mmHg
 *脈拍数   97bpm

 脈拍がいつもより早い感じがしますが、正常値内ですね。
 少しホッとする。

 病院は徒歩圏内なので、わたしは帰りは歩いて実家まで帰宅しました。
 途中の空↓
  1103soragd.jpg
 空は変わらずそこにあるのですが。。
 きれいでした。


 

 

 

テーマ : 健康で過ごすために - ジャンル : ヘルス・ダイエット

崩壊の予防

 ゆうべ?今日は久しぶりにたっぷりと眠ることができました。
 わたしにとっては、これが一番大事です。
 これができなくなると、鬱状態に入っていきますから。。
 鬱状態になると、死ぬことばかり考えます。それがいけない。
 そこに行かないために、ありとあらゆることをしよう、というのが、5年前からのわたしなのです。

 というのが、京都へ行っていた主な理由となります。

 福島原発の1号機の爆発の後、とにかく、原発と放射能による「最悪の事態」のこと意外考えられなくなっていました。
 加えて、テレビや新聞など「表」のメディアが言うことは信じられず、ネットなどの「裏」の情報も玉石混合です。
 「冷静に判断を」と言われても、何を信じていいのか分からなくなり、パニックとなっていました。
 そして出てきた不眠と動悸と吐き気。
 
 京都に行き(行かせていただき)、物理的に原発から距離を取ると同時に、原発の情報からも距離を取ることができ、新しい体験や新しい出会いがあり頭が刷新されたような感じがあります。
 
 そして帰宅してから眠れるかどうかが、一つの目安でした。
 眠れてよかった。
 
 彦坂尚嘉さんの関係で知り合った糸崎公朗さんが、ご自身のブログで原発関係のお役立ちリンクを這って下さっており、その中に東京都下日野市で民間の方が放射線量を測定して10分ごとに更新してくださっているサイトがありました。
 ガイガーカウンタによる放射線量測定→ こちら
 これを見ると、今東京はいつもよりは放射線量が多いですが、やはり健康被害があるようなものではないようです。
 天気や風向きもチェックできます。

 こういう情報はありがたいですね。
 信用できそうです。(東京都下のものなので、参考にならない地域の方には申し訳ありません。探せばお住まいの地域で同じ様なものがあるかもしれません。文科省のでも、参考にはなると思います)
 このサイトが、今のわたしの命綱になっています(笑)。
 IAEAの測定専門家も日本に派遣され、政府や表のメディアが混乱を避けるために情報を操作する、ということもできにくくなるだろう、というのも一つの安心のための材料です。

 もしまたひどいこと(東京でも屋内退避とかのレベル?)になったら、夫の故郷の金沢に避難することになりました。
 そういうときには、金沢でも近いかもしれないけれど。
 一応、そういう対策は考えています。

 わたしはそのようにして、心が崩壊しないように予防しました(たくさん裂けてしまっていたけれど)。
 加えて、また不眠などがひどくなるようだったら、病院で受診することも対策の一つとして考えています。ワイパックス(精神安定剤)をもらってしまおう♪

 夫の職場でも奥さんと子供を九州に避難させている人がいたり、自宅待機にさせてくれといって出社しない人がいたりするそうで、不安になっているのはわたしだけではなかったのだな、と思いました。
 
 わたしは上記のようなことで、その心の状態からの脱出を試みました。
 たくさんの人に迷惑をかけたとは思いますが。。

 小平のわたしの地区は、今日も明日も停電が回避となりました。
 これは嬉しいです。
 
 
 
  
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

戻りました。

 本日夕方、東京に戻りました。
 小平に降り立つと停電中でした。 

 実家に行き、謝罪して説教など喰らう。
 夫は停電の影響で仕事がはかどらないとのことで、まだ帰宅していません。

 今回、京都でお世話になった彦坂尚嘉さん、栃原比比奈さん、中川晋介さん、田嶋奈保子さん、
 寝場所を提供してくださった京都の中川晋介さんのご両親に感謝いたします。

 いろいろ書かなくてはいけないとは思いますが、整理しきれていないので、今夜は失礼いたします。



 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

京都にいます。

今私は京都にいます。ここのところブログもツイッターも更新していなくて、ご心配いただいていたら申し訳ありません。
放射能ノイローゼがひどくなり、不眠と吐き気が出てきたとき、以前交流のあったアーティストの彦坂尚嘉さんのブログで、京都にいらしているとのことで、私も入れないかお伺いし、来させていただきました。
夫と母の賛成、了解は得ています。
私がやばくなっているのが分かるので、東京でおかしくなるよりはそちらのほうがいいという判断でした。
病気の父がいるのに鬼です。

寝ていない。

 ここ3日間ほど、あまり眠れていません。
 みなさんはいかがですか。

 気が張ってしまって。。
 ニュースを見るのをやめられなかったり、ネットでもニュースを見たりして、余計に心配になって。。
 余震やヘリの音ですぐ目覚めるし。
 
 昨日は再び計画停電のときは実家にいました。
 しばらく時間帯によってそうすることにしました。
 一人でいるとニュースばかり見て不安に駆られがちです。
 さっきMXテレビで、同じようなこと言ってる視聴者からの意見がありました。
 それを見て、わたしだけじゃないのかーと安心したり(笑)。

 実家では停電中、父母とは別室でiPodで音楽を聴いてました。
 緊張が解ける感じがしました。
 ここのところガチガチだったのでよかった。。。
 
 ネットでは震災や原発に関する悪質なデマなども出回っているそう。
 あまり見過ぎないようにします。
 そして今夜は早めに休みます。

 おやすみなさい。。



 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

停電初体験

 昨日は、こちらでも計画停電が実施されました。
 
 わたしの実家は東村山市で、わたしは小平市ですが、境目なので徒歩5分。
 停電の時間も同じでした。
 予定では午後6:20?午後10時です。
 
 夫は職場で停電終了まで残らなくてはならなくなり、
 わたしは一人で停電を体験することが恐くて、
 実家に行きました。
  
 一人になるのが恐くて(笑)。
 外に出るのも少し恐かったのですが、一人の心細さが勝ちました。
 
 予定時間より30分ほど遅れて停電は始まりました。
 父はもう寝かせ、母と二人でろうそくの光の中にいました。
 それはそれで、よい時間だったと思います。

 停電終了は9時前でした。正味2時間。
 その直前に兄が帰って来て、久しぶりに実家で3人で食事をしました。

 兄が「停電の中の街がなんだかきれいだった」と言うので、少しベランダに出てみました。
 SFのCGみたいな空でした。
 その3分後くらいに、電気が復活で、見慣れた街が戻りました。

 1日だけなら、すてきな体験です。
 いつまで続くのでしょう。。。


 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

小平は二日とも回避。

 小平ではおとといも昨日も計画停電は回避されました。
 今日は朝6:20?のグループですが、どうなることか。

 昨日は東京にも放射性物質が来ていたらしいですが、夕飯の買い物などもあり、スーパーに行ってから実家にも行きました。一応毎日顔を出しています。マスクはしていっています。気休めですけれど。
 実家に行く途中、完全に運休してシャッターが下りている最寄りの西武線の駅を見ました。西武線は今日は復活区間が増えたみたいですが、時間帯の調整などがかなり複雑なようです。

 夫は金曜日の夜から職場に行っています。休み返上となりました。 
 でも、職場は徒歩圏内にあるので、当然だと思ってやっています。

 このように、これまでのところまだ計画停電生活を経験していないので、わたしの周囲の場合あまり生活感が変わっていません。 
 狭い範囲の中で生きているものですから。。
 
 計画停電には、粛々と従う気持ちでいます。
 だってそれしかできないですから。。。

 今夜から冷えてるようで、被災地の方々が心配ですし、静岡震源の大きな地震もありました。
 これ以上、被害が大きくなってほしくないなあ、というのが正直な気持ちです。
 
 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

チェルノブイリ THE BLUE HEARTS

 あまりにもひどい状況に、心がくじけそうになります。正直やばいです。


 
 ザ・ブルーハーツの「チェルノブイリ」という曲です。

 20年以上前、わたしはこういうバンド文化が好きだったし、通っていた高校は都立の三流高校だったので、先生方が左翼的思想を持ってる方が多かったです。日教組、という人たちですね。
 だから、原爆とか、原発とかの授業はすごい念入りにしてもらっていました。
 当時流行った原発の本も、自主的に読みました。
 (でも、本の題名忘れてるんです! なんとかの話、というやつでした)
 
 あの頃本気で「そんなことが起こったら大変すぎる」と恐れていたことが、現実になってきています。
 でもわたしは、この国の異常なまでの電気使用の豊かさを享受してきました。
 20年後のわたしはそれが原理としてどんなに恐ろしいものなのか、すっかり忘れていました。
 忘れて渋谷のネオンに酔うのです。
 
 93年にモンゴルに行きました。
 1週間弱、移動式テントの「ゲル」の中で自家発電以外の電気のない生活をしました。
 あれは楽しい冒険だった。

 今のは、ちょっと違いますね。

 不謹慎だったらごめんなさい。
 これでも、すんごく堪えてるんです。

 
 
 

テーマ : 心に沁みる曲 - ジャンル : 音楽

計画停電

 今深夜1時前。
 たった今、街のスピーカーから小平の防災課の伝達があって、今日停電するとか。
 地域によって時間帯が違うらしく、それを小平のHPで確認しろと深夜にスピーカーで言ったけど、
 小平Hにつながりません。
 ここら一帯の人たちが一斉にアクセスしたのかね。
 それくらいでダメなのかしら。
 ていうか、この団地はお年寄り世帯も多くて、ネット環境がない人もいそうなのでひどいなとちょっと思います。全部アナウンスしてくれればいいのに。深夜だけどしょうがないんだから。
 
 ニュースを見ているとひどい気分になるのでイヤですが、最新情報が次々出るし、自分たちの生活に関わるのでやはり見ないわけにはいきませんね。
 西武線は、明日はこのあたりは終日運休だそうです。

 これは、わたしが体験するはじめての「非常時」です。

 わたしは昨日、少し食べ物を買っておきました。保存の利くものやお米や乾麺など。
 でもたいした量ではありません。
 ほかの人にも必要かもと思うと、棚にあるもの全部持ってく、とかはできないです。
 
 とにかく明日(今日だった)、どんなことになるのでしょう。道路とか。。
 
 大きな余震の可能性はあるし、先ほどから体感する地震の震源地が千葉沖だったりするので、うわあ、、、と思います。
 
 みなさんの地域でもいろいろなことがあると思いますが、どうかご無事でいてください。

 
 
 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

国難中ですが。

 いろいろ考えたけれど、今夜からツイッター小説再開させます。
 神様、この人間の業を、お赦しください。
 あるいは、地球様、あるいは、世間様。
 不謹慎と批判されることかもかもしれないけれど、わたしはわたしが生きるために必要なことをしたいのです。
 電気とネットが無事で、わたしの頭が無事な限りやりたいです。
 最後まで書きたい。
 たぶん時間はかかります。
 だからあまり日にちを無駄にできない(けれど、今までと同じペースでやっていきます)。
 どれくらいの方が読んで下さってるのかは分かりませんが。。
 それに、ラストまでちゃんと実現するかも分からないけれど。綱渡りです。

 昨日は実家に行きました。 
 とりあえず被害はなし。
 ピアノを弾いてきました。
 楽譜持っていかなかったから、かえってブラームスの間奏曲118?1が、ほぼ暗譜できそうな感じとなりました。あとすこし。細かいところだけ。

 母といろいろ話もして、相互理解(照)が深まったりもしました。
 
 余震が続いているし、原発の問題はあるし、まだまだ気を抜くことはできませんが、だからといって、怖がっているだけだと、身が持たないですし。。

 ええと、こういうときだからこそ、アブナイことを書いてしまいます。

 わたしは、東京に災いがあるときに、けっこう光を見るんです(ああ、すごくアブナイかも)。

 空にね。

 正月前後に騒いでいた「オレンジ君」ではないんです。
 もっと大きくて、ぎらぎら光った白い光の点です。

 今まで、東京を直撃した台風一過のときに2回くらい見ています。その日のうちに見るんです。
 あと、どっちか忘れてしまったんですが、95年の阪神大震災か、オウムの地下鉄サリンの日にも、見ていたと思います。
 
 飛行機かな、とも思えるんですが(オレンジ君は光らない一つの点で、こういうときのは白くぎらぎら光る光の点です。オレンジ君より2?3周りくらい大きいです)、点一つなんですよね。

 今日は実家の帰り、月を撮ろうとしたら、月の下にいて、カメラを構えたら消えました。
 飛行機だったら、しばらくは視界の中にいますよね。。。

 この写真のとき↓
  1103moonjisin.jpg
 この月の下にいるはずなんですが映ってないし、いなかった。2秒くらいの時間で消えていました。
 どう考えればいいのでしょう。
 わたしの頭がおかしいというのが、妥当な線なのでしょうか(笑)。
 飛行機だったのでしょうか。
 でもこんな風にずっと空にはいない↓
  1103hikoukigumo.jpg
 飛行機雲です。
 
 災害時に見る光がいつも同じ種類だ、というのが気になります。
 誰か説明してくれー。
 (こういう事象が目に入って頭と心に引っかかるのも、わたしにとってはストレスがあるんです)

 ピンぼけだけどこれも載せます↓ 
  1103denshajisin.jpg
 電車が運行しているということのありがたさ。

 さきほど、ツイッターであった世界から日本への祈りの画像集をリンクします→ こちら
 ちょっと泣いてしまった。

 被災地の方々には、祈る気持ちを持っています。
 そしてわたしは歩くんだ。 
 

 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

無事ですか

 今午後5時過ぎです。
 小平は無事です。電気も来ています。
 家の中はものが落ちてきて、散乱していますが、ひどく壊れたものはありません。
 
 実家も早いうちに電話したら通って、たぶん大丈夫です。

 こちらを見て下さっているのがどれくらいの人数なのか、私は把握していません。
 カウンターが壊れているので。
 
 でも見て下さっている方々も無事であられるように、と思っています。

 今夜は寒くなりそうです。
 余震もずっと続いています。

 どうかご無事で。

 

東村山 クッチーナ イタリアーナ カーロ デザートセット

 ということで、昨日は東村山税務署に行きました(このあたりはここに行く)。
 そこにはとぐろが。ゼアワズアトグロ。
 覚悟はしていましたけどね。。でも去年のほうが待ったかも。

 相談エリアに入ってからが大変。
 受付も相談員もそろって「パソコン入力してくれ」と言ってくるんです。
 ろくに話も聞かずに、「あ、年金収入ならパソコンでできるから源泉徴収票貼っつければいいから簡単だからもう勝手にやっちゃって、そんで来年はこっちに来ないで☆」みたいなあしらい。
 でもね、、、保険のほうの書類で分らないところがあるんですよ、こちとらゆうべそこだけ分からないからここまで来たんだっつーの、まずはこっちの話を聞けよ。
 というような感じでございました。
 わたくし北美紀から超絶怒りオーラが出ていたため(ていうか出しまくったため)、パソコンパソコンうるさい若手の相談員のにいちゃんは逃げていきました。おまえじゃ話にならん!!

 で、その後来てくださったのは、去年かその前にもお世話になったことがあるベテランのおじさま☆
 きちんと話を聞いてくださり、「ああ、それは手書きでやったほうがいいね」って言ってくださいました☆
 そのおじさまでもすぐには計算できなかったしね。
 ほら! あたしが正しかった!!

 というような心持ちになりましたです、はい。
 でも無事に一発で書類提出できました(去年までは必ずなにか忘れて、一発合格とならなかったのだ)。
 
 しかし、「パソコン使え」の暴力です。あれはひどい。
 人数多すぎて大変なのは分かるし、たいして難しくないのに足を運ぶ人もいるからなんでしょうけれど。
 なんだか殺伐としておりました。いや、わたしが一番殺気立ってたでしょうけど。。(笑)

 そんなんだったため、このままでは帰れないと思いました。

 どこかに入ろうと思って浮かんだのは、以前友人のAちゃんとも入ったことがある、西武新宿線東村山駅に最近できた駅直通ビル内のイタリアン。
 クッチーナ イタリアーナ カーロ 食べログは→ こちら

 午後はデザートタイムで、ケーキセットがお得でした。 
 よく見ると、セットのドリンクに、普通のお店ではつかないようなメニューが。。
 思わず頼んでしまったのは、
 ストロベリーティラミスと白ワイン↓
  1103itigotira.jpg
 スプーンがシャベル型♪
 シャンパンにイチゴ入れるってありますよね? だから、白ワイン合うかと思って。本体マスカルポーネだし。
 けっこう合っておいしかったです♪
 
 デザートセットのドリンクにワインが選べるなんて(赤も可)気が利くなあと思って、ワインリストや食事のメニューもじっくり見ました。
 そしたらドリンクの「ノンアルコールカクテル」なるものの中に、興味を引かれるものを見つけました。
 その名もチェリーブロッサムレディ。
 桜の花のシロップを使った桜味のノンアルコールカクテルだそうな。
 ちょっと機嫌がよくなったのでそれも頼んでみました。
 出てきたものは意外な色↓
  1103sakukaku2.jpg
 ピンクかと思っていたら明るいオリーブグリーン(いや、銀杏色)。ライムもついていて、「おつまみ」のチョコレートムース一口まで(りんごの形のお皿!)。
 よい感じ!
 お味は、まずココナッツが広がって、後味にうっすらと桜の風味。なかなか美味です(もう少し桜の味が濃くてもよかった)。
 なかなか工夫が感じられる、よいお店でした。お値段もお手頃です(この「カクテル」は450円)。
 今度は食事でも使ってみたいです。でも東村山周辺ってあまり行かないからいつになるか分かりません。。

 ちなみに東村山は埼玉との県境で、付近北部には丘陵地帯があるので、こちらのレストランは2階だけど窓からの景色は悪くないです。空が広く見えます。
 解放感ありました↓
  1103higasisora.jpg


 
 
 

テーマ : スイーツ - ジャンル : グルメ

あやつがおった

 昨日は家事の日。。
 溜まってたっていうか。。。
 気になってた部分をやっつけました。。
 
 最近なんだかばたばたしてたので、部屋の空気ががさがさになっていたので、インディアンセージで空気浄化とかね、、ついでにクリスタルも浄化とか。。
 久しぶりにね。。↓
  1103isi.jpg

 まあ、先日「自分の中に新しい感覚が」とかって書いたので、儀式的な意味でもこういうのはちょうどよかったんですが、
 これをしてゆっくり午後を過ごしました、とかってんならいいんですが、まだまだいろいろやることはあって、それを片付けるし、
 あと最後にっていうかずっと忘れてたのが実家の確定申告のことで。。(毎年わたしがやっている、お駄賃はもらう)
 さっきまでかかってできるところまではやって、でも分からないところあるから明日税務署行かなくちゃ。。。 並ぶよねえ、この時期。。げっそり。

 忘れてたよ。。。ほんとすっかり。。。しまったよ。。。

 3月。。苦手。。。。。。

 というわけで、なんだか家にいるのにばたばたしています。数字のことやって頭がパンクしかけております。風呂入るっす。うす。

 
 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

話題あちこち日記(笑)

 日曜日、演奏会のはしごをして、月曜日のおとといは実家で父の入浴や手伝いをして、ブログにも感想記事書いて。。。(これだって精神力使う作業です)
 さすがにヘロヘロになりまして、昨日はずっとだらだらしました。
 夕飯作ろうと思っていましたが、サイゼリアに行ってしまいました!!(出たっ) 
 ゆうべ予定していたメニューは今夜に持ち越し!

 うちから一番近いサイゼリアは、地元小平霊園を抜けた先にあります。
 近道なので霊園通って、てくてく歩いていきます。静かで悪くないんですよ。
 早春の夜の匂いがしました。
 気がつくと西の空に三日月が出ていました↓
  1103reen.jpg 
 分かります? ていうか、手前にお墓が。。。(笑)

 サイゼリアでは赤ワインで大木兄弟に乾杯☆♪☆
 おーたんも一緒お☆↓
  1103osai.jpg
 真ん中はキャベツのピクルス。
 
 食事の帰りには西友に寄って買い物をして帰宅。西友遅くまでやるようになってほんとにありがたいです。
 
 その帰りの道で、80年代の洋楽の話になったんですね。
 ある曲を突然思い出して、その曲を聴きたくなったんですが、タイトルも歌手も分からないんです。
 なにか映画に使われた曲のような気がします。
 ボーカルが女性だったような気がしますが、もしかしたら男性かなあ。。
 手がかりがなにもないので、YouTubeでも探しようがないんです。

 以前バングルズの「エターナルフレーム」を突然検索したことがあります。
 街で聴いて(西友でだけど)、歌詞が聞き取れた部分をぐぐったら曲にたどり着きました(do you feel the sameで)。
 今回の曲は、歌詞もどこも分かりません。何の映画に使われていたかも分かりません。
 でもメロディーは分かります。
 らしどーれーしーーらどーーーらどーしーらしーどーれーしーーらどーーーらどーしーらしーれー♭しどれーみふぁーそふぁーーどどー♭ら♭しどーれー♭みーふぁみーーーれふぁーーーー
 というメロディです。オリジナルのキーかは分かりませんが。
 どなたか、誰のなんて曲かご存知ないですか????

 グーグルは、言葉でしか検索できないところが、弱いですね!
 このようなメロディのフレーズを入力するとどの曲か分かる検索サイトができたら便利だと思います。
 もしかしたらもうどこかにあるのかな?
 入力が大変そうだけど。。。
 誰か作ったら大もうけできそうなのに! 検索→ヒット一曲あたりいくら、とかってしてさ!
 もうあるのかな??
 iTunesあたりでできないのかしら? もうある??
 わたし、こういうこと、めちゃくちゃ多いんです。だからヘビーユーザーになるかもなのに!
 ああ、まだないなら、このアイデア、誰か買いませんか???(笑)
 
 それはどうでもいいけど、この曲を聴きたい!

 仕方ないので、いろいろ80年代の洋楽を検索していて、つい聴いてしまった曲を貼ります。
 クリストファー・クロス ? ニューヨーク・シティ・セレナーデ
 
 ああ、、なんだか、都会の夜! という感じです。80年代の。 
 ふと、あの時代、松任谷正隆さんが表現したかった「都会感」て、こういう感じじゃないのかな、と思ってみたりしました(ユーミンじゃなく、正隆さんなのです、それは)。
 ずいぶん、のんびりしたよい都会のイメージです。

 こういうの、もう失われてしまったのかな。
 
 
 
 

テーマ : 音楽大好きっ!! - ジャンル : 音楽

愛しの双子ちゃん バンドトモフスキー ワンマンライブ 渋谷オンエア・ウエスト

 ああ、そしてそして、おととい夜はロックのライブにも行きました。
 (昼間はクラシックの演奏会)
 
 夫が大好きなシンガーソングライター、TOMOVSKYさんのバンドでのワンマンライブです(夫は仕事なのでわたしが代わりに)。
 会場は渋谷道玄坂上のオンエア・ウエストです。
 オールスタンディングの会場です。

 府中の劇場から京王線でこちらまで移動。
 神泉駅から行ったので迷ったりしましたが、開場時間の前に着くことができました。
 
 TOMOVSKYさんの都内でのバンドでのワンマンライブは7ヶ月ぶりだったそうで、盛況も盛況、大盛況、会場は超満員。
 整理番号300番目くらいで入ったわたしは、運良く会場後ろの柵の前を場所取りできて(すでにもうたくさん入っているので、前方に行けるわけもない)、後ろに寄りかかることができました(演奏会はしごで疲れそうだったのでよかった)。よい場所でした。
 でもわたしの前に男性軍団がいたので、「トモ君」は見えたり見えなかったり。
 それでも充分楽しめました。

 「バンドトモフ」のメンバーは、ボーカルがTOMOVSKYさん、ベースがハル君こと大木温之さん(The ピーズというバンドのフロントマン)、ギターがサードクラスというバンドのはかま田卓さん、ドラムが同じくサードクラスの女性(名前失念です、すみません)、キーボードもサードクラスの女性です。

 トモ君の右横に、トモ君の双子のお兄さんのハル君が。
 その二人を同時に視界に入れて、わたしはちょっと泣いてしまいました。
 (詳しくはこの記事を→ こちら )
 もう10年以上、わたしと夫の間で、この天才双子兄弟の話がされてきたのですから。。

 わたしはトモ君は1月にインストアライブを見ていましたが、ハル君を見たのははじめてでした。
 双子のお顔は、、45歳にしてちょっと似てなくなってきてるかも。。(笑)

 ハル君のベースはぐりぐりうなっていて、ギターやドラム、キーボードも太い音を出していてかっこよかったです。女子なのにこの音はすごいなあ、と感心したり。
 アンプPA大音量のグルーヴの世界。
 お腹の中に音が響きます。

 直前にクラシック音楽、生楽器の電気につながらない音に感動しましたが、
 全然別物です。
 どちらがいいとか上とかないです。

 それは音楽というもので、人の中から生まれるものです。
 素晴らしいものです。

 曲目は、、3時間近くあって(休憩なし(笑))、曲順を覚えていないので、省略いたします。
 TOMOVSKYさんの最新アルバム「秒針」からのものがメインでした。
 それに加えて、おとといのライブでは「記憶」がテーマの曲が並んだようです。
 あと、ライブでやる「お約束」みたいになっている曲をされたよう。
 ステージと客席の一体感もすごかったです。わたしは最後列からそのユニゾンを見ていました。
 ちょっとイヤな客かも(笑)。
 超満員だけど、ぎすぎすせずに暖かい空気が満ちている。

 大木兄弟は、それぞれ苦しみながら音楽を続け、こういう境地にたどり着いたのですね。
 そのことを思うと、泣いてしまいます。

 トモ君はそれなりに売れた「カステラ」というバンドを続けられなくなってしまって、一人宅録生活に入っていきます。
 その口惜しさ、無念さはいかばかりだったのか。
 それもこれも、トモ君が天才で繊細で、人と同じじゃないからです。
 ハル君も、それなりに売れた「The ピーズ」を、いったんやめて音楽すらやめて、料理人になります。
 それでもやはり音楽に戻っていきました。
 一時期は奥田民生やYo-Kingとユニットもやったりして注目されましたが、そういう活動は合わなかったようです。
 レコード会社とも合わなかったようです。
 そういった表の社会生活の苦悩はいかばかりか。それもこれも、ハル君も天才で、繊細で、人と同じじゃないからです。

 それなのに、ああ、おめでとう超満員。
 そこに居合わせられてよかった。

 でも、、、ハル君は最近、体調がよくないときもあるらしくて。
 気持ちは分かるんだけど(分かるんです)、まだダメだよ。。。

 天才トモ君の歌。
 TOMOVSKY カンチガイの海
 
 あなたが変わったから僕は変わったように見えるんであって、あなたの頭の中の僕は僕そのものじゃない、それは全てあなたの勘違いなんだ、はじめからあなたが思う様な僕はあなたの頭の中以外にいませんよ、そんな僕を創造したあなたは自分勝手な神様みたいだね、という恐ろしい歌。
 こんなことを歌にできる人、ほかにいますかね?
 これは、スターに幻想を抱くファンへの歌とも言えますね。
 恐ろしい、そして、最高です。

 ロックよ、地上に生きる者どもの魂の叫びよ、永遠なれ!

 こちらはオンエア・ウエストのPA室↓
  1103owest.jpg
 このような機器も、効果的に「ロック」を創るのです。
 技術の結晶ですよ。

 
 
 

テーマ : ライヴレポ・感想 - ジャンル : 音楽

府中の森芸術劇場フレッシュ名曲コンサート チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」 小林研一郎/入江一雄

 というわけで、昨日は昼間に府中でクラシック音楽を聴きました。
 (その後渋谷に移動してロックのライブ)

 聴いたのは、小林研一郎さん指揮のチャイコフスキープログラムです。
 
 曲目。

 ☆チャイコフスキー ピアノ協奏曲第一番 変ロ短調
  (休憩)
 ☆チャイコフスキー 交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」
  (アンコール)
 ☆作曲者の説明はなしなので不明(たぶんチャイコフスキー?) ハンガリー舞曲1番
 
 指揮:小林研一郎
 ピアノ:入江一雄
 管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団


 この演奏会のチケットは、母の知り合いが行けなくなったのをいただきました。席は二階の前方真ん中近く右寄りです。
 ピアニストは若い方で、名前の知らなかった方ですが、ちょっと「ヨン様」に似ているような。。。(きっとそれでチケット買ったのかな(?))
 指揮者は「コバケン」さんで、この方有名ですが、わたしははじめて聴きました。
 オーケストラの日本フィルもはじめてだと思います。

 一曲目のピアノコンチェルトが管楽器ではじまり、オーケストラがついていって、すぐに「ん? これは。。。」と思いました。
 全体が、すごく柔らかい、暖かい音!!! すごい包容力!
 こんな音聴いたことない!

 そこにピアノが入っていきますが、なかなかフレッシュでいい音です。
 でもオーケストラの音にとにかく魅了されてきました。

 わたしは今まで、指揮者の力というものがどういうものか、あまり分かっていませんでした。
 今まで聴いたことがあるのはピアノコンチェルトが多く、そうなるとソリストのほうに気が行ってしまいます。そして、ソリストメインで聴かせる演奏会が多かったように思います。

 でも昨日の演奏会はピアニストの入江一雄さんはほぼ無名の方で(まだ東京芸大の学生さんだとか。国内では屈指の学生ピアニストとされていて、国内のコンクールの受賞歴はすごいらしいです)、指揮者が世界的にも有名、という組み合わせでした。
 そして、今回聴いたチャイコフスキーは、1月にも仲道郁代さん/若手指揮者という組み合わせで聴いていたのです。
 
 別物でした!!

 炎のコバケンとも言われている小林研一郎さん、そのキャッチフレーズとあだ名の軽さから、どうなんだろう、と思っていたら、、素晴らしかったです。
 人間が最高に満たされた場合、どういう音を創るのか、という音だったように思えます。
 暖かく柔らかく、でも力強いのです。

 あるべき人間の音。

 おかあさんのようでもあり、おとうさんのようでもある。

 これが、指揮者という人の仕事なのか、と思いました。
 よく、こんな音を、他人から引き出すな、と。
 楽団員たちが、彼を慕っているのが、手に取るように分かりました。
 濃密なコミュニケーション。
 その中で最大限に礼を尽くす。

 手触りがするようなオーケストラの音、というのをはじめて聴きました。
 まあ、全然聴いてる回数が少ないのですが。。。
 小林さん、体も細くて小さいのに、すごいです。
 もっとこの人の音を聴いてみたいと思いました。
 (でも、つんけんした音が好きな人からすると、単にべたべたもわもわしてると思えるかもしれません)

 2曲目の交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」は、チャイコフスキーの「生涯最後の傑作」だそうです。第4楽章があまりにも深い哀しみの旋律と、それを現す音で、泣いてしまいました。オケのみの演奏で泣いたのははじめてです。コバケンさんの解釈がすごいのですね、きっと。
  
 ピアニストの入江さんは、少しミスタッチもありますが、気にならないほどの勢いを持って弾かれていました。
 素直なまっすぐな音で、フレーズごとのその人なりの解釈とか、そういうところまでは感じられませんでしたが、フレッシュだからよし! という感じです。なんだろう、そういう「解釈」とかとは違うレベルで弾いてる人、という風にも感じられました。
 (帰宅後調べたら、この方はネット界で有名な「ピアニート公爵」であるかも、という噂があるようです。わたしもこの公爵の演奏はYouTubeで聴いていましたが、見た目も音のタイプも似ているとは思えますが、判断できるほどではありません)

 オーケストラのほうは、コンマスさんはそんなに「イケメン」さんではありませんでした(笑、ごめんなさい!)。
 でも、それでも全然いいんだな、関係ないな、とさえ、思えたんです。
 他の指揮者だったらこちらは、どういう音なんだろう、なんてことも思いました。気になります。

 ということで、わたしにとっては、指揮者という人の存在理由をはっきりと知ることができた、金字塔的な演奏会となりました。これは、大変な夜明けです。
 いただきもののチケットですごいことになりました。ありがとうございます。

 府中の森芸術劇場会場前の噴水と花壇↓
  1103huchu.jpg

 

 
 
 

テーマ : オーケストラ - ジャンル : 音楽

はしごで都内中部ぐるり。

 わたくし、昨日は初体験をしまして、それは、演奏会のはしごです。
 一つはクラシック、一つはロック。
 映画のはしごはしたことあるんですが、演奏会でというのははじめてです。
 母の知り合いが、行けなくなったクラシックの演奏会のチケットをくださったことにより、実現いたしました。

 会場は、府中の府中の森芸術劇場(開演午後2時?)と、渋谷のオンエア・ウエスト(開演午後6時半?)でした。

 東京中部を大移動でございます(一人で淡々とウキウキと)。
 
 西武多摩湖線で国分寺に出て、バスで府中に出て、京王新宿線に乗って東府中の府中の森芸術劇場へ。
 演奏会が終ったら急いで腹ごしらえをして(モスバーガー)、次の会場である渋谷オンエア・ウエストへ。
 この会場は、渋谷とは言え、京王井の頭線の神泉駅のほうが近いので、そこから向かいました。
 ライブを楽しんだ後は、道玄坂を下って渋谷駅に出て、山手線で新宿まで出て、新宿を少し歩いて西武新宿駅に移動して、西武線に乗って帰宅です。

 都内中部ぐる?り。

 その移動がなんだか楽しかったです。なので演奏会の感想記事の前にこれを書きたくて(笑)。
 
 移動の途中印象に残ったこといくつか。

 国分寺から府中に向かうバスの中から、ヤドリギを見つけました!
 府中の大国魂神社の参道でもあるケヤキ並木の巨木の上に、小さいですがあったのです。
 昨日の記事で、インディアンのシャーマンに関する児童文学のことを書いて、最近自然の精霊の世界とつながった感じがないな、と思ってたから嬉しくて。
 その木の横でちょうどバスが停まったんです。じゃなかったら気付かなかったでしょう。
 ラッキーというか、ノックがあってよかったです。
 (わたしの中ではこの冬から、ヤドリギを見つけることが、四葉のクローバーを見つけることと、七星てんとう虫を見つけることに並んだ、精霊界からのノックの位置づけとなりました)

 神泉という駅を降りたのははじめてですが、ここはわたしも気になってルポタージュ本まで読んだ「東電OL事件」の現場が近いそうです。
 あと、前にネットで神泉駅の周囲の渋谷円山町は、水商売の女性たちの浮遊霊が多いというのを読んでて、ちょっと怖かったんです(笑)。赤い霊気が漂ってるとか。。。(笑)
 地図をよく見て、行き方もメモったのに、ライブハウスまでの道、迷いました(笑)。
 ただでさえアタフタ時間に追われていたのに迷うなんて。。。
 円山町パワーでしょうか(違うと思う)。

 あと、帰りの渋谷駅のホームで、わたしの後ろにいた男性3人組の会話がすごかったんです。
 彼らはわたしと地元が一緒で、小平だの久米川だの言ってたから聞き耳立ててたんです。
 そしたら途中からクルマの話になって。。。
 一人が今乗ってるクルマは日産のセレナだ、と言って、「250万円だから安い」と言って、他の二人が「ぐっ」としてから「そうだな?」と言います(笑)。
 セレナ野郎は、その前はBMWに乗っていて、次はベンツのなんとかっていうシリーズにするそうです。そこで再び、一瞬の沈黙が流れ、一人がとうとう「すごいな」と言いました。
 するとセレナ野郎は「会社の経費で落とせるからw 税金で持ってかれるよりマシじゃね?」と言って、友人たちは「確かになー。でも俺はそこまでかけらんねーわ」とか言ってるんです。
 えー、こいつら、みんな社長なの? そんで羽振りいいの?
 言葉遣いと声の調子から、どう考えてもわたしより年下ですが。。
 電車に乗り込むときにちらりと見てみたら、ハデなスーツ(ちょっと光る素材とか、ピンストライプが目立つとか)を着た30代前半くらいのヤンエグ(笑)たちでした。
 はあー、地元が一緒でもこういう人種がいるのか。。。
 
 と、たまにお出かけすると、おもしろいものを見聞きできますね。

 しかし疲れました。どちらの演奏会もすばらしかったのですが、さすがに感動しまくりの生演奏をクラシックとロックで二本立てって、体力も精神力も使うような。。
 よく歩いたし(迷った分含め)。ライブはほぼ3時間スタンディング(超満員)だし。

 写真は例の渋谷のスクランブル交差点です。
 ガイジンさんが大好きなあのスタバ↓
  1103sibuya.jpg
 映っているスタバの窓際真ん中の席には、白人の女の子のグループが陣取っていたようです。



  
 

テーマ : 東京 - ジャンル : 旅行

ルイーズ・ アードリック スピリット島の少女―オジブウェー族の一家の物語

 先月上野に行ったときに、「魔女とキリスト教」という本を買いました。
 西洋で魔女的なるものがどういう風に扱われていったかを学術的に書いた本みたいです。
 まだ読んでいません。
 ちょっと気合いいりそうで。。。(笑)

 まあ、その前段階として、魔女的なるものをまっすぐに見据えたものを読み返すことにしました。
 アメリカの原住民の女の子の成長物語です。
 彼女には、シャーマン(祈祷師、呪術師、ハーブ療法家)の素質があります。

 
スピリット島の少女―オジブウェー族の一家の物語 (世界傑作童話シリーズ)スピリット島の少女―オジブウェー族の一家の物語 (世界傑作童話シリーズ)
(2004/09/10)
ルイーズ アードリック

商品詳細を見る


 自身が北米インディアンに連なる血を持つアメリカ人女性作家(エレガントな感じの馥郁たる美人さん)が書いた児童文学です。
 児童文学の専門家ではなくて、ベストセラーもある作家だそうです。

 この本を見つけたのはいつだったか、、5年以上前なような気がします。
 なんとなく入った吉祥寺の本屋で、棚の中で光っていたので買ったら、大当たりだったのです。
 (わたしはときどき「光るもの」を見つけるんです。それはたいてい、わたしにぴったりなものです)
 
 北米の五大湖周辺にいたインディアンたちの生活を生き生きと描いた物語です。
 時代設定は19世紀中頃で、白人たちが入ってきたあとです。
 この本では、インディアンと白人との対立構造みたいなものはあまりないです。7歳の少女が主人公ですから。
 ただ、ヨーロッパからもたらされたのはキリスト教や西洋の文化だけではなくて、病気があるのですね。
 天然痘が流行り、多くのインディアンが犠牲になります。
 実際の史実でも、白人との闘いで亡くなった人数より、ヨーロッパから入った病気で亡くなった人数のほうが多いんだそうです。
 そういうのって、知らないですよね。
 わたしはこの本で知って、そうだったんだと思いました。
 病気とか菌とか。そういうものの移動って、わたしたちが自覚しているよりも影響力があるのでしょうね。。

 そういった病の蔓延の中、家族の看病をする主人公の少女は、自然の精霊から「選ばれ」ます。
 そしてシャーマンとして生きることを、自らが選びます。
 そのあたりのシーンが感動的です。
 動物や、草木と話ができるようになっていく暗示が描かれます。
 その描写は現実離れしすぎたものではなく、ああ、こういうのなら、あり得そう、
 もっと言ってしまえば、わたしでも、聴こえるかもしれない、と思わせてくれます(笑)。

 楓の木から樹液を集め、メイプルシュガーを作ったり、動物の皮をなめすのがくさくてイヤだったり、森の中で狩りをしたり、そういう自然から生活の糧を得る描写なんかも、おもしろいです。

 こういうものを読むと、魔女的であることが、悪い事なんかにはちっっっっっとも思えません。
 むしろ人々から必要とされる大事な人々です。まあそれは、まともな医療もないような「未開」の文化の中では、なんですが。
 でもそれがどうして、西洋では迫害され、忌み嫌われるようになっていくのか。。。
 そういうことの必要性が、どこにあったのか。 
 まあ、「教会(権力の問題)」なんでしょうけれど。。
 それをこれから読んでみるつもりです。

 主人公が7歳くらいの女の子というのが、先日紹介した「コリーナ,コリーナ」の子供と一緒くらいで、このくらいの女の子っていいなあと思ってしまいました。



 
 
 

テーマ : 読書感想文 - ジャンル : 小説・文学

中野 味王 台湾風自家製腸詰め

 中野は思い入れのある好きな街です。
 3?4ヶ月に一度、ここのブロードウェイ内にある「れんげ化粧水」のロータスというお店に、化粧水を買いに行きます。
 昨日も夫と行きました。
 去年の夏以来、半年ぶりくらいの中野です(前回秋の「れんげ」購入は、都内に出た夫についでに買ってきてもらったので時間が空きました)。

 ブロードウェイに行くサンモールというアーケード街の右側に(駅から進む場合の右側)、小さな飲食店が連なるエリアがあります。
 そこが台湾の田舎の小路みたい(台中の鹿港という街や、台北東北部の九フンみたい)で、そこも中野で好きな部分です。狭い路地とひしめき合うお店。行き交う人々。
 
 こんな感じです↓
  1103nakano.jpg

 このエリアの中程に、よくできてるなあと思いますが、台湾料理のお店があります。
 その名も味王↓
  1103ajio.jpg
 食べログは→ こちら

 昨日は寒かったので、台湾料理はやめて、洋食っぽいほうがいいかなと思っていたけれど(シチューとかハンバーグとかって、あったかいイメージありませんか?)、やはり入ってしまいました。

 行くと必ず頼むのが、台湾名物の腸詰め。
 これを食べないと始まらん!↓
  1103chodume.jpg
 薄くスライスした腸詰めの下に長ネギのスライスがあって、一緒に甘辛いソースにつけて食べます。
 これ、現地だと、ネギじゃなくて生のニンニクで食べるんですよ。。そっちのが絶対おいしいです。でも、日本ではそれは許されないのです。殺人的な息になるから。。。
 でも、ニンニクとこの腸詰め(血の気たっぷり、スパイシー)を食べると、疲れも吹き飛ぶんです。
 いつだったか台湾に行ったとき、もう動けないと思っていたのにそれを食べたら元気復活しましたから。。。
 ああ、惜しい!! ネギか!
 でも、ここ味王で腸詰めが食べられるのはありがたいです。匂いを嗅ぐと頭の中だけは台湾に行けますから。。
 
 あとは、担子麺や、八宝菜、水餃子、台湾風揚げ出し豆腐を食べました(現地メニューばかり)。
 ビールは台湾ビールはなかったので青島です。
 
 ああ、一瞬の台湾体験。
 今年はあちら、行くか分かりません。実家のことあるし、去年行ったら少し台北のイメージが変わっていたので、時間を置いてもいいかなとも思ったりしています。03年に仕事辞めてから、ほぼ毎年行っていたんですがね。。
 でも、中野味王にはすぐに行けますからね。
 ビバ東京☆(最近こう思うこともあるのです)

 というわけで、また食べ物の記事になってしまいました(笑)。
 おいしかったー。
 
 
 

 
 

テーマ : こんな店に行ってきました - ジャンル : グルメ

甘いのです。 ジェシー・ネルソン監督/コリーナ、コリーナ

 昨日は母が友人たちとひな祭りの会合だったため(参加者全員60代以上)、わたしは実家で父とお留守番をしました。
 静かなよい午後でした。

 ここ1週間くらい、映画の「コリーナ、コリーナ」をすごく見たくなっていたんです。
 これは1994年のアメリカ映画で、主演はウーピー・ゴールドバーグ、レイ・リオッタ、ティナ・マジョリーノです。
 奥さんが亡くなったやもめの家に黒人家政婦コリーナがやってきて、人々の心を解かしていく、というようなお話です。
 わたしはこれもう大好きで、何十回も見ています。
 結婚前にはじめて見て、これを見て、わたしも結婚したい、と思った映画でした。というより、一人の女性としてきちんと男性と愛し合いたい(いろんな大変なことがあったとしても、それをしてみたい)、という気持ちを育んでくれた映画です。一時期毎日見ていたくらいです(ビデオにダビングしてたのです)。

 ここ数年はずっと見ていませんでした。
 ビデオデッキが壊れていて、見られなくなっていたし。
 何度も見ているから、レンタルで借りてくるほどではないので、まあいいかと思っていたら、YouTubeにパートごとに分けて全編上がっていました。ありがたいなあ。。
 もちろん見ちゃった。。。全部。
 大泣きしてしもた。。。

 今、なんかすんごく脱力しています。。。
 泣きすぎた。。。

 「コリーナ、コリーナ」を見ないで過ごした数年分のなにかが体の中心から溶けて出てきているよう。。。
 
 やってもたー。 
 なんとなくこうなるのが分かっているので、見ないようにしていたのですが。
 自分に甘いなあ。

 
コリーナ、コリーナ [DVD]コリーナ、コリーナ [DVD]
(2002/01/25)
ウーピー・ゴールドバーグ、レイ・リオッタ 他

商品詳細を見る


 YouTube動画は埋め込みできないようになっていました。映画そのままの動画の場合、それがいいかも、ですね。
 リンクは→ こちら です。
 
 


 
 

テーマ : 洋画 - ジャンル : 映画

もう3月なのですね。

 最近、ブログに食べ物の話ばかり書いてると気付いた北美紀です、こんばんは。。。。
 ええと、ええと。。(食べ物以外の話を!!)

 昨日はピアノで久しぶりにショパンの「スケルツォ2番」を弾いてみました。
 弾いたと言っても久しぶりすぎてメタメタのクソクソでございます。
 でも、久しぶりでくそゆっくりのメタメタだからこそ、この曲の和声感のすごさ、構成のすごさを思い知ったわけでございます。
 (ちなみにこの曲、今まで正規のテンポでまともに弾けたことはありませんです)
 
 ええとええと、、、他には、、、(汗)
 うーん。。。

 まあ、食べ物の話にいわば「逃げて」いるのは、
 ほかに感じているいろんなことを、どう書いていいのか分からないというか。。
 そういう場所にいるからです。

 わたしの奥で、地殻変動が起こっている、というと大げさですが、そんな感じがなくもない。

 まあ、こういうことは、定期的にあるんですが。

 なにかを選ぶ基準、決める基準、そういうものが、変わってきていると感じる時期です。

 ここ数ヶ月と言いますか、もっと言ってしまえば、年末年始頃に「これからはこういう自分になろう」と思うことがあったのですが、そういう自分自身への取り決めみたいなものが、だんだん自分の中に浸透していって、その結果、変わってきたものがあるのかな、という感じがします。
 となると、2ヶ月くらいですかね。。

 人から見たら、なんにも変わってないでしょうけれど(実家との往復がメインの日々ですから)、心持ちの部分で、「こうしよう」と思っていたことが身についてきて、その結果なにかが変わってきたという感じです。
 なぜ「こうしよう」と思って変えようとするのかと言うと、特定の自分のあり方が苦しくなってきて、それ以上同じやり方を繰り返せなくなってくる地点が来るからです。

 もちろん今の段階では、外の生活にはまだまだ現れていないものですが、自分の中に確実に変わってきてる部分があります。
 そのことに、戸惑いのようなものがあり、まだ慣れていないのです。
 だから、ブログにもどういうことを書いていいのか分からなかったりする。
 感じ方の変化です。

 それがこれから、どういう風になっていくかは分からないし、それがいいことか悪いことかさえ分かりません。
 でも、わたしは今まで何度も、こういうことを繰り返してきています。
 それで、、後悔をしたことは、ありません。反省・猛省はたくさんしますが(してるんですこれでも)。

 だから、ときどき抱負や目標やお願いごとみたいなものを、あらためて確認することは、悪くないと思っています。
 それが自分の内部に浸透してくるのに、2?3ヶ月ってところみたいです。
 これくらいのペースでいいと思っています。


 
 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

安上がりディナー

 最近父が、ちょこちょこ発熱します。
 風邪とかじゃないと思います。なんとなく、脳の体温調整の機能とかが落ちてるんじゃないかなと思うんです。医者で解熱剤はもらっていて、それを飲むと下がるし、食欲とかは変わりません。歩くこともできます。
 おとといまた熱を出したそうなので、昨日は実家に顔を出して様子見をしてきました。もう熱は下がっていて、食欲もありました。
 母もわたしも、これにも慣れてきて、あまり深刻に心配しなくなってきてしまいました。。身が持たんわ。

 落ちついたようなので、わたしは隣町の西友まで買い物を。

 実家の近所のねこたんに遭遇↓
  1103neko2.jpg
 触るところまでいけない。。。

 母の実家の長兄が畑をやっていて、長ネギをたくさん持ってきました。
 なので夕飯に、長ネギの青い部分のポタージュを作ることにしました。 
 実家のネギの分ももらって。
 見た目は悪いけれどおいしいポタージュです。 
 おいしい手作りパン屋さんのバゲットも購入(ポタージュに浸すのです)。

 あといただきものの明太子があるので明太子スパゲティーを作りました。
 これは、KIHACHIにいたシェフから教わった味です(少しバジルを入れたペペロンチーニスパゲティに、明太子を乗せて、フレッシュのバジルも乗せて、全体を和えないで、食べる分に明太子を乗せながら食べるのです(明太子ごはんの要領で)。たらこスパはバターと合わせて全体に和えたほうがおいしいけれど、明太子はこの食べ方がおいしいですよ!)。
 コロッケは出来合いのにして、アスパラガスをゆでました。
 
 ワインはシャルドネ↓
  1103wine.jpg
 カリフォルニア産で、これ、380円だったんです、西友で! ラベルかわいいですよね♪
 すごくおいしいってレベルではないけれど、380円としてはおいしかったです。
 すげーな、西友。ありがとう西友。

 



 

テーマ : おうちごはん - ジャンル : グルメ

[ツイッター小説] 笑顔の意味/9

 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 1 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 2 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 3 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 4 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 5 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 6 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 7 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味/ 8 ☆

 



=====================================


 透子は自分が口にした「大丈夫」という言葉に少し驚いていた。そんなことを信じられるわけではなかったが、そう思うしかない、と改めて思った。その感覚は悪いものではなく、胸が軽くなるようだった。


     ☆   ☆


 「それって…」と声がしたので横を見ると、雄介が固い表情をして透子を見ていた。
 「はい」と答えた透子の表情を見て、雄介は出すべき言葉を見失った。
 この子にそれを指摘したところで何になる。俺だってもはやHRGにコントロールされているようなものじゃないか、ここに来ることで。生活の面倒を見てもらい、将来だって有利になる。何も言う資格はないんだ。
 そう思い至って雄介は「いえ」と言い、自嘲気味に
 「なんというのか、HRGはやはり大きな力を持っていますね」
 と言った。
 透子は雄介の表情が複雑に変化していくのを見て、雄介が本当に言いたいことを言っていないということは察した。  
 しかし本意が何かは皆目見当がつかなかった。


     ☆   ☆


 それから雄介が水を向けて、二人は鳥の話をした。透子は鳥はハトとカラスくらいしか分からないと言った。雄介も同じようなものだと言った。透子が先ほど持ち出した図鑑は古いもので、中には絶滅している鳥もいるだろうと話した。
 透子はカワセミの写真を見てその色に驚き、感心した。

 突然に透子の腹が鳴った。もう昼の時間だった。透子は響かせた音に驚き赤面したが、雄介はこの子でも腹が鳴るんだな、と妙な感心をした。泣いてたし鼻水も出ていたし、そういうのは同じなんだな、と思ったのだった。
 「昼食べに行きましょう」と行って雄介は立ち、図鑑を棚に戻した。

 二人はサロン内の食堂へ入った。その日のメニューはクラブハウスサンドだった。雄介はコーヒーを飲み透子はイングリッシュブレックファーストを飲んだ。樹脂の椅子とテーブルに向かい合って座り、他愛もないおしゃべりをした。
    
 雄介は透子の胸にピンクの花が揺れているのに気付いた。
 それは透子に似合ってはいたが、どこか浮いているようでもあった。
 透子は雄介がネックレスを見ているのに気付いて咄嗟に手でそれを隠した。雄介は視線を外しコーヒーを飲んだ。透子はゆっくり手を放しフライドポテトを食べた。 
 雄介はこの日の朝に思いついたいたずらを反省していた。

 透子は雄介が何も話さなくなったので少し不安になり、話題がないかと考え「ひいらぎ」と言った。

 「え?」
 「わたし施設では柊透子だったんです」
 「ひいらぎ?」
 「はい、柊」
 「名字ですか?」
 「よく分からないんです。みんな名前に柊とつけてました。これHRGの頭文字と合うんです」
 「ああ、ひでH、い、らでR、ぎでG」
 「はい。なんか悪趣味ですよね。たぶん誰かの冗談なんです。でもみなそれをつけてました」
 「へえ…」
 「バカみたいって言いつつ、お互いに柊透子さんとか柊真子さんとか呼ぶんです」

 透子は施設で仲のよかった者の名前を出して懐かしさを覚えた。

 へえ、と言って雄介はそのことを想像してみた。胸が痛むような気がした。
 「柊って、木偏に冬です。どうですか?」と透子は言った。
 「柊透子さんか…。うーん、沢田透子さんのほうがよさそうですね」
 と雄介が言うと透子は笑って胸元の花も揺れた。
 それを見ると雄介の胸は再び痛んだ。

 雄介が2杯目のコーヒーを飲んでいると、右手のリストバンドが震えた。
 「あれ、呼ばれた」
 「ほんとですね」
 「ふーん。珍しいな」
 「立木さんはよく呼ばれるんですか?」
 「いや、あまり。3回目かな」
 「期間どれくらいで?」
 「1年ちょっとですね」
 「それ、少なくないと思いますよ」
 透子は施設やNの話を思い出しながら言った。
 「そうなんですか?」
 「はい、たぶん」
 「へえ…」
 雄介は透子のハッキリした言い方が意外だった。
 「ちょっととにかく、受付に行ってきますね」そう言って雄介は席を立ち、振り向いて「ここにいます?」と透子に訊いた。
 透子はうなずいた。


     ☆   ☆


 その日透子は寮に戻って自部屋に入ると、そのままベッドに倒れ込むようにして眠った。Nが夕飯だと起こしにきても起き上がることはなかった。一週間前に立木雄介と話してから眠りが浅くなり、沢田宅へ行った日からはほとんど眠っていなかったのだ。
 Nはその夜も報告書を作成した。

 夜が明ける前、透子は一度目を覚ました。部屋の中はまだ暗く、カーテンの隙き間から入る街灯の光は弱く、自分がどこにいるのかしばらく分からなかった。施設でずっと同じ部屋だった真子に声をかけそうになり「あ」と言ってやめた。
 透子はしばらく黒い天井を見つめた後また眠った。

 透子は朝8時半にNから起こされた。いつもより遅い起床時間であり、こんなに長く眠ったのは初めてだった。
 服装は昨日の外着のままで、腹が減り、息が臭くなっていた。
 Nが
 「さて、何からする?」
 と訊くと、透子は胸元から目を離し
 「Nさん、ネックレス外してください」と言った。


     ☆   ☆


 シャワーを浴びて着替えた透子に、Nはスクランブルエッグを出した。そして「たまにはコーヒー飲んでみる?」と訊いた。透子はうなずいてカップにポットからコーヒーを注いで、そのまま飲んでみた。ブラックで飲むのは初めてだったがおいしいと感じられた。
 Nは「へえ」と言った。
 「ブラックで飲むなんて」
 「苦いけど、おいしいような気がします」
 Nはあら、と思って微笑んだ。

 透子が昨日サロンでずっと立木雄介といたこと、その雄介が別室に呼ばれたことは、サロン側、つまりHRGから報告されていた。眠り続けた透子に細心の注意を払うことも要請されていた。
 そんなものは頼まれなくたってやりますよ、とNは思って透子を見つめた。
 沢田宅へ行ってから表情が固くなっていたのが、和らいでいるのを見て取った。
 人生ってそうなのよね、とNは思った。起こる時には全てが起こる。一気に起こる。環境の変化も恋も全て。

 それにしても大変だわ。
 この子のこの波につきあうのは。
 そう思ってNは気を引き締めた。
 透子はスクランブルエッグを一気に平らげ、トーストにかじりつき、ハムやチーズをかき込んだ。そしてトーストをおかわりしてジャムをたっぷりつけて食べ、食後にはダージリンを飲んだ。
 そして一息つくとNに言った。

 「わたし、沢田さんのところに行きます」

 Nはその言葉を予測はしていたので、特には驚かなかった。
 「いいの? こんなに早く決めて。もう少し考えていいのよ」
 「いえ、いいんです」

 考えたところで、変わらないもの。
 透子はそう思ったがそれは口にせず、もう一口熱い紅茶をすすった。

 next





テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学