[ツイッター小説] 笑顔の意味/20

 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/10 ☆ (それまでの分のリンクあり)
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/11 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/12 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/13 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/14 ☆ 
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/15 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/16 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/17 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/18 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/19 ☆




 
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 HRGは雄介やNから透子の最近の憂うつについての報告を受けたが、透子にボランティア活動を続けさせることをNに指示した。
 Nはその決定についてなるほど、と思ったが雄介は意外だと感じた。透子の元気がなくなってエネルギーがなくなれば、研究がはかどらないと考えたからだった。

 ボランティアを続ける指示がHRGから出たということを透子に伝えたのは雄介だった。透子はあまり表情を変えず「分かりました」と答えた。雄介は「いいの?」と訊いたが透子はなぜ雄介がそう訊くのか今ひとつ分からなかった。
 透子にとっては指示に従うことは自然なことだったからだ。
 それにそもそも透子はボランティアの仕事をすること自体は嫌いではなかった。小さい子供に本を読んで聞かせるのも、一緒に遊ぶのも、トイレの掃除をするのも嫌ではなかった。ただ、会いたくないな、と思う人物がいることと、その自分の感情をどうしていいのかが分からないのだった。

 雄介はHRGの指示にいつもすんなり従う透子に対して「ほんとにそれでいいのか」と問いたい気持ちを抑えた。
 この子は生まれた時からそれが当たり前なんだし。
 でもちょっと。
 そう思う雄介であったが、自分がNの代わりに通達役として透子に接していることには疑問を抱かなかった。


      ☆   ☆


 サロンにやってきた雄介はある男の姿を探した。名前を正といい、HRGの透子と同じ施設出身で雄介より二つ年上の28歳でまっすぐな黒髪を耳の上あたりまで伸ばし眼鏡をかけている。
 雄介は今まで数回しゃべっただけで、透子とのつきあいがあるためなんとなく避けていた人物だった。

 「おはようございます、HRG出身の正さんですよね。前に少し話したことがありますが、僕は立木雄介といいます。今日ちょっとお話したいんですけど、いいですか」雄介がそう言うと正は「はい、いいですよ」と言った。
 二人は水のサーバーから汲んだ水を持って窓際の席へ行った。

 雄介は自分と透子が親密で、サロン外でも交流がありHRGもそのことを了承していることや自分は孤児院出身であることなどを正に話した。正はそれらに静かに相づちを打ち、たくさん「そうですか」と答えた。
 雄介は最近透子が元気がないようで、力になりたいと思っていることも話した。
 「そうですか」と正はかすかな微笑みを浮かべて言った。
 「はい、それで、透子さんと同じ施設出身の正さんと話したら、何かヒントになるんじゃないかと思ったんです」と雄介が言うと、正は少し眉を動かし「なるほど」と言った。
 「こちらの勝手な思いで恐縮ですが」と雄介は加えた。
 「なるほど」
 「ただ、僕も何を聞いたらいいのか分からないんですけど」そう言って雄介は苦笑し、水を飲んだ。
 それを見て正は3回ほど小さくうなずいたが黙っていた。3~4秒の沈黙が流れ、雄介はこういう静けさは透子さんと話す時にもあるな、と思った。それは心地のよいものだった。

 正は施設を出ても一人で暮らしていること、透子のように養子縁組などはしなかったこと、名字は「柊」だということなどを話した。雄介は正の話を正のように静かに聞こうと思っていたが、名字が柊であることには驚きの声をあげてしまった。
 「それってHRGの頭文字なんですよね」
 そう言うと正は少し笑って「そうなんです」と言った。雄介が「柊正さんという名前はなんだかいいですね」と言うと正は鼻から息を吐いて笑って「そうですか、ありがとうございます」と言った。
 それから正は自分が死期の近い老人や病人が集まる施設で働いていることなどを雄介に話した。
 「ボランティアではなくて、働いていらっしゃるんですか?」と雄介が聞くと正は「まあ、生活のほうはHRGが見てくれるので、そこから給料をもらっているわけではないですが、僕としては働いているという意識です」と言った。
 「そちらの施設もHRGが関わっているんですか?」雄介はそう聞き、正は「そうですね、出資はしていると思います」と言った。雄介が腕を組んで「さすがというか…」とつぶやくと正は笑って「そうですね」と言った。
 「働いているっていうのは、どういうことをされてるんですか?」
 雄介が訊ねると正はちょっと特殊分野ですね、と答えた。

 雄介はそれを聞いてなんとなくそれ以上仕事のことを聞いてはいけないと感じた。
 それから「突然こんなこと聞くのは失礼ですけど」と前置きしてから正がどれくらいの頻度で椅子に座るか訊ねた。
 正は週に一回サロンに来るたび座っていると告げた。
 「そうですか」
 雄介は驚きながら答えた。


      ☆   ☆


 女はおずおずと近づいてくる黒い革のバレエシューズが視界に入ってくるのに気付いて顔を上げた。
 「あれあんたまた来たの」
 「はい」
 透子は答えて息を大きく吸って吐くと、色鮮やかなTシャツが並ぶ棚の前にしゃがみ込んだ。
 女はあれ、この子しゃがんじゃったよ、と思ったが黙っていた。
 「ここに来るとなんだか落ち着くような気がするんです」
 透子はそう言ったが、女はその言葉を特に嬉しいとは思わなかったので黙っていた。
 「色…、色がたくさんあるからですかね」と透子が言うと
 「色なんてどこにでもあるじゃん」と女は言った。
 シャツを見ていた透子が顔を上げた。
 女と透子はしばらく見つめ合った。まじまじとお互いの顔を見るのはこれが初めてだった。
 二人は同時に、相手に対して「嫌いではない」という感覚を得た。
 「わたしの名前は透子といいます」と透子は言った。
 ついサロンにいるような気分になったからだった。
 女は一瞬ぎょっとした。
 知り合いでもない客から名前を聞かされたことなんてなかったからだ。女は眉間に皺を寄せ、透子のことを訝しく思い眺めた。
 透子の瞳は穴のように黒く、じっと女を見ていた。口は少し開いていた。
 女は数秒考え、ふっと笑って「私はS」と名乗った。
 「Sさん」
 透子はその名を繰り返した。
 Sはなんだこいつ、と思いつつ透子から目を反らし近くの屋台で買ったジュースを飲んだ。
 「あ、この前、Tシャツありがとうございました」
 Sは泣いた透子にTシャツを持たせたことを思い出した。表に出していても売れないものだったからだが、そんなことをしたことは今までなかった。

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季節の変わり目

 日記を書こうと思うのですが、またなにを書いていいのか分からない状態に突入しております。

 ええと、、、
 昨日はちょっといい感じの夢を見ました。
 陽が落ちると涼しくなるので、もうそろそろ秋だな~と思い、
 そろそろ冷たいお茶を水出しして作っといてもあまり減らなくなって、お湯を沸かして暖かいお茶を飲みたくなってきたな~と思って、
 なんだかこう、「夏の疾走感」みたいなのが、遠くになっていってる感じでしょうか。
 ああ、なんか全然前後が関係ないけれど、なんだかそんな感じです。

 昨日ベランダで見つけた空↓
  1108sorabera2.jpg
 左上にある黒い点みたいなのは飛行機です。



 

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新港村 BankART Life3 新港ピア 建築系美術ラジオ展

 昨日は横浜にて行われている横浜トリエンナーレという美術の祭典(?)の一企画である、新港村 BankART Life3の、建築の企画ブースが並ぶ展覧会に行ってきました。
 会場は、新港地区の外れにある新港ピアというところです。
 (そちらの企画全体の案内は→ こちら
 新港ピアの奥のカフェから見える景色↓
  1108husha.jpg

 見に行ったのは、建築系ラジオ(建築の方々が発信しているネットラジオメディア)内、建築系美術ラジオの展示で、アーティストの彦坂尚嘉さんの主催される気体分子ギャラリーの作品が中心で、出展作家は、彦坂尚嘉さん、栃原比比奈さん、中川晋介さん、太田丈夫さん、江藤靖子さんです。
 
 こちらの会場は、建築の方々の企画なので、普通の大きなアートフェアのように四角く区切られたブースではなくて、それぞれのスペースがそれぞれの形にできているようでした。まだ設営中のブースもありました(会期は11月までだから?)。
 建築系ラジオさんのブースは壁が斜めに切られて、出入り口が三角になっていて、シンプルなようでいて複雑な形をしていました。
 その壁に、たくさん紙の絵をかけていらっしゃいます↓
  1108boose.jpg
 これがたくさんあるんですが、うるさく感じられない展示なのです。不思議というか、そいいう技術があるのですね。中にいて、ちっともイヤな感じがしませんでした。
 天井の上にかかっている白いテープ(というかトイレットペーパー)がアクセントになっています。

 展示の目玉の一つは、大きなモニターで流れる3Dアニメです↓
  1108anime.jpg
 左から彦坂尚嘉さんの「グジャグジャ君」、中川晋介さんの「Tin Bird」、栃原比比奈さんの「コッキー君」。
 彼らが立体で動くのに加え、沖縄の自然文化や東日本大震災のニュース映像などをアニメのように加工したものが大音量とともに流れてきます(が、これもうるさいと感じない絶妙のレベル)。
 展示されている絵も、こちらのモチーフのものが多く、「絵」というよりは「イラスト」や「漫画」みたいに見えるものでした(わざとだそうです)。

 昨日会場にいらっしゃったのは彦坂尚嘉さんと栃原比比奈さんで、奥のカフェで、いろいろなお話を聞きました。
 今彦坂さんは、福島県の南相馬市でログハウスで作る仮設住宅の企画に参加しておられ、そこに作られた集会場の壁面に「復活/福島」というコンセプトで壁画を描いておられ、そのお話や、現地のお話、東北の津波の被害に遭った地域のお話などです。なかなか壮絶でした。
 ブースには壁画の設計図の展示もありました↓
  1108hikotou.jpg
 
 カフェから戻ると太田丈夫さんがいらして、今回展示された「手裏剣アート」のお話も聞かせてもらえました(なんとご自分の描かれた油彩の絵に手裏剣を投げ、穴をあけるというもので、なんだか緊張感のある作品でした)。
 江藤靖子さんの絵はモノトーンの花の絵で、こちらも「しん…」としている美しいものでした。
 お仕事中(?)の彦坂尚嘉さん↓
  1108hikobar.jpg 


 他のブースも見て回りましたが、なんだかよく分からないものが多かったです。
 その中、建築系美術ラジオのブースは賑やかでかつきちんとしており、作品も見ていて楽しい(躍動感がある)ものです。会場全体の中では浮いているのではないかと思います(笑)。
 日曜午後なのに人が少ない会場内↓ 
  1108zou.jpg
 この象の像などよくできているのですが、見ていても心躍る、という感じではないかもしれません。
 
 こちらの新港ピアという会場、とても分かりづらい場所にあります。
 わたしはみなとみらい線の馬車道駅から歩いて行ったのですが、はじめの道で間違えたため迷いに迷い、神奈川県庁舎や赤れんが倉庫などまで行ってしまいました。
 それはわたしの責任なのですが、会場近くに行っても、会場の場所を示す看板や、ポスターすらないのです。 
 栃原比比奈さんに迎えに来てもらって行くことができましたが、これはいかんともしがたいと思います。
 あれでは知らない人は会場にたどり着けないだろうと思います。
 今からでも対策すればいいのに。。

 でも、行ってよかったです。
 周辺は横浜の新しい名所という感じで、久しぶりに潮の匂いを嗅ぎました。
 帰りはみなとみらい地区へ出て帰りました。
 よく歩いたので、今夜もぐっすり眠れそうです。

 会場前から見るみなとみらい↓
  1108minato.jpg

 こちらの「建築系美術ラジオ」の展示は、8月31日までだそうです。
 

 

 

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おそうじ。

 昨日は大掃除をしました。
 キッチンの水回りとかお風呂場とか。。
 あと、数ヶ月「あそこはちょっとやばい」と思ってきたところにやっと着手とか。。

 それでも、家の中全部に手が回ったとは言えず、気になってたところのみ、ということですが。
 でもやらないよりは数倍いいですよね。

 少しスッキリしたでしょうか。
 
 しかし、よく眠れる日々だということに変わりはありません。




 

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喝を! Nick Cave and The Bad Seeds / Hard On For Love

 昨日は夫が休みでしたが、二人してず~~~っとごろごろ寝てました。
 世間では夕方頃ひどいゲリラ豪雨が襲っていたそうですが、まったく感知していませんでした。
 夕ご飯は冷蔵庫にあるものでどうにか済ませました(パスタですが)。
 
 がふ~~~。

 最近どうもダラダラしてばかりです。
 涼しくなってきたのでついたくさん寝てしまいます。

 ということで、喝を入れようと、ニック・ケイヴを聴くことに。
 
 Nick Cave and The Bad Seeds / hard on for love
 

 この曲を聴くと感覚が冴えてきます。
 かっこよすぎです。
 男の人が夢中になっている女性の中に入っていこうとしている曲です。
 つまり人間の根源的な力に満ちている曲なのです。
 すげえなニックは。。

 *追記*
 数年前に買って1回聴いて「ちょっとダメ」と思っていたニックの新しいバンドのアルバムを聴いてみたらかっこよかったです。
 
グラインダーマングラインダーマン
(2007/04/18)
グラインダーマン

商品詳細を見る

 わーお! 処分してなくてよかった!


 

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お酒のつまみの2ちゃんねる

 昨日は夫がTOMOVSKYさんのライブに行くため夕飯が別でよく、わたしは西友でパックのおすしと白ワインを買い込み、気ままな夕食となりました♪

 わたしは最近よく2ちゃんねるを覗くのですが(フジテレビとのことが気になるため。テレビ局はほんとにどこも報道しませんね。。ちょっとおかしいですよね。。ネットVS権力メディア、という様相でわたしは注視しています)、おもしろそうなスレッドを見つけたので、それを見ながらワインを飲みました。
 
 スレッドのタイトルは 【科学】星がブラックホールに吸い込まれる瞬間 初観測  というものでした。
 
 こちらに書き込まれるコメントがなかなかおもしろかったのです。
 宇宙物理学を勉強していそうな人の専門的なものから、SFオタクの聞きかじりを盛り込んだもの、下ネタでひやかすもの。
 それらの混ざり具合が絶妙でしたし、わたしも宇宙の話は分からないなりに好きなので、楽しく読むことができました。
 スケールの大きな話で、頭の中がリフレッシュした感じもあります。

 よいお酒のつまみとなりました。いや、最高です。

 以下、わたしがいいなと思ったレスも含めて、この話題をコピペします☆
 下ネタもありますが、わたし的に「ギリギリセーフ」なものです(笑)。
 興味のある方はどうぞ。
 質問やつぶやきに答えのレスが出ているものは、答えのほうの頭に>>をつけます。


 
○星が吸い込まれる瞬間 初観測

国際宇宙ステーションに設置されている日本の実験棟「きぼう」の観測装置が、
地球から39億光年離れたブラックホールに星が吸い込まれる瞬間を、世界で
初めて観測し、研究チームは、謎の多いブラックホールのメカニズムの解明に
つなげたいとしています。

国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」には、さまざまな天体から出される
エックス線を観測する装置が搭載されていて、ことし3月28日、地球から39億光年
離れた銀河の中心にあるふだんは暗い天体から強いエックス線が出ている画像の
撮影に成功しました。同じ現象はNASAの観測衛星でも捉えられ、双方の観測結果を
日本とNASAの研究チームが共同で解析した結果、この強いエックス線の画像は
ブラックホールに星が吸い込まれた瞬間を捉えたものであることが分かりました。
ブラックホールは太陽の100万倍以上の重さがあるため、重力が大きく、近くに来た
星を吸い込んでしまうとされています。研究チームによりますと、30億光年という遠く
離れた銀河のエックス線を観測できたのは、星が吸い込まれた瞬間にブラックホール
から「ジェット」と呼ばれる物質が激しい勢いで噴出しているためだということです。
ブラックホールに星が吸い込まれる瞬間を観測したのは世界で初めてだということで、
研究チームは、謎の多いブラックホールのメカニズムの解明につなげたいとしています。


□ソース:NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110825/t10015130911000.html 
 (こちらのリンク先で、イメージCG映像が見られます)




 * ←ここから吸込んだりジェット出したり
 人



宇宙の果ての向こうは物質や時間も存在しない世界なんでしょ?
時間が存在しない世界ってどんな世界?

>>この世界にも時間なんてものは存在していない。
おまえが『時間』と感じているのは、単なる「物質の移動」と「物質の変化」だ。

>>すまんが、低学歴なもんで理解できん。もう少しわかりやすくお願いします。

>>つまり、時間というのは我々人間がそう感じているだけで。

物質が変化しているから時間なのだ。
星が回っている、電子が原子核の回りを回っている。それが時間なのだ



無知なので教えて欲しいんだけど
光より速く移動できるモノが存在しないのに
なんで何億光年も先の出来事を観測出来るの?

例えば1億光年先の場所を見ようと思ったら
光の速さで見て戻ってくるまでに2億年かかるんじゃないの?

>>何億年もかかってその時の光が届くからでしょ



光の速さって何キロだっけ?

>>約秒速30万キロ

一秒で地球を7週半する。


ちなみに、太陽の光が地球に届くまで約8分かかる。



ブラックホールって黒色矮星の成れの果てと思ってたんだが…

黒色矮星が未だ確認されてないのになぜブラックホールが先に見付かるんだろう


>>黒色矮星は恒星の燃えカスの白色矮星が冷えきって光を出さなくなったもの
白色矮星が冷え切るには何百億年単位の時間がかかるから、まだ生まれてから150億年も
経っていない現在の宇宙には黒色矮星は存在していないと考えられている

ブラックホールは大質量の恒星が吹っ飛ぶ時に生まれるけど、重い恒星は数百万年かそこらで
寿命を迎えブラックホールになるから、今の宇宙にも存在している



無限に望遠が効く望遠鏡が発明されたら
宇宙の最果てに見えるモノは地球なんじゃないかと俺は考える



松崎しげるがどうしたって?



宇宙の果ての向こうは物質や時間も存在しない世界なんでしょ?
時間が存在しない世界ってどんな世界?

>>ワームホールを通って別の世界へ行く。たぶん天安門広場



39億年前の出来事か



ブラックホールにチンコ突っ込んだらすげぇ吸ってくれそうだよな



星の世界じゃブラックホールに吸い込まれた経験のない奴は童貞ってバカにされてんだぜ
オレ達と一緒なんだよ



「時間」は人間の記憶メカニズムから来てるのではないかな
物理的には「変化」以外なにも起こっていないと思う

>>その空間内の変化を時間と言うのでは?
過去時間は確かに記憶や記録だが。



ちょっとブラックホールに行って来る。



落ちたのか?
堕ちたんだな?

そうか墜ちたのか...



僕らの存在って一体なんなの

>>だから好きなように生きたらいいんよ

 


人間の小さい奴程、スケールの大きい話をしたがるw
まさにこのスレで語ってる奴www

>>xy=C
人間の大きい人はスケールの小さい話をする
人間が中くらいの人は中くらいの話をする
そういう仮説が立ちました。




無知でごめんなされ。
ブラックホールの向こう側は新しい宇宙なのでせうか?
吸い込まれた星を形づくってる物質がブラックホールの向こうに
のあらたな宇宙の元素になるのでせうか。

わたくしには謎すぎて降参です。

>>科学者もそこは
特異点と呼んで降参しているからOK



俺中学生なんッスけど、何で物質に重力が発生するのか教えてください!
なんか不思議ッスよね、絶対零度でも物質は重力を失わないなんて
どんな作用が働いてるんッスかね?

>>一番の謎は重力だからな 発見したら先生が褒めてくれるぞ




東電のポンコツ原子炉も吸い込んでくれないか(`・ω・´)



ブラックホールちゃんガバガバやん



ただの物理現象なのに奥が深いな



宇宙のこと考えると人間の一生なんかどうでも良くなってくるな



もし太陽系が吸われたらおれらどうなんの?

>>ハロワにもう行かなくて済むようになる。



宝石って、地中で自然に作られるわけだが
なんで光のない地中であんな綺麗なものが自然にできるの



宇宙ってどこにあるの?

>>いまおまえがいるところ



確かにブラックホールが凄い事も宇宙自体が理解を超えるくらいもの凄い事も分かっている。
しかし現実には明日の生活がある。仕事もしないで宇宙の事を考えていても腹は満たせない。
もっと現実に目を向けよ。就職して稼いで飯食って時間が出来たらブラックホールの事を考えろ。



お前らはブラックホールを擬人化したら愛せるの?



でもな、宇宙は生き方を変えられないけれど人間は生き方を明日、
いや今日、今の瞬間にでも変えられるんだぜ?凄いだろ?



こうゆう研究って儲かるの?

>>こういう研究って 一種のガラパゴス現象だから、儲からない。
金持ち国の道楽だね。 日本はそろそろ仕分けすべき研究だね。



ちなみにブラックホールの寿命は1059億年。現在宇宙の年齢は140億年



海王星の海の中はダイヤモンドでいっぱい…かもしれないんだってな
見てみたいもんだ



ブラックホール  「  おまえら俺の日常で騒ぎすぎ  」



 以下はある一人の人の書き込みです。
 深い所をついたものなので、たくさんレスがついていました。
 結論的には、「そういうことをつきつめたいならたくさん本を読め」ということらしいです(笑)。



しかし、俺はいつも思うんだが、この宇宙や地球、空気、水を感じて表現できるのって人間だけじゃん 
つまり自分 
自分がいなくなったらこの世を感じることができない 
感じることができなくなったらそれは「有」なの?「無」なの? 
むしろ、この世を感じることができるからこの世があるのか感じることができなくてもこの世があるのか…
こんなこと考えてるの俺だけかな

昔から議論されてたんですね 
俺はガキの頃空見ててふと思いつきました 
答えは未だ出てないんすね? 
「有」を感じているのは自分が生きているから 
人間の感覚機関が「有」を感じている 
もしかして概念がまったく違う存在…意志だけの存在とかがあるとしたら全く別の「有」があるのかもしれませんね

面白いっすね 
自分が見てるだけの虚偽の世界なら…自分はなんなんでしょうね…
この世に存在する法則、自然現象はだれが仕組んだもの…?
生物の本能までをもDNA単位でインプットするほどの科学力 
そんな夢を見せている存在
非常に面白い考えですね

男だよ、独身だし…
しかし人間ってDNAだけを運ぶ媒体とは思えないな 
ここまで宇宙のなぞに迫っている 
神がいるとしたら人間に知能を植え付けてどこまで神に近付けるか試して遊んでいるんだろうか…



 どうでしょう、なかなか読んでいて清々しいというか、ニヤリとさせられたり、ほ~と思ったりしませんか。
 わたしはきれいな花とか空とか見つけるのも好きですが、こういう言葉を見つけるのも好きです。
 2ちゃんねる、あなどれないと思いました。

 最後はスレッド内で紹介されていた動画です。
 太陽でかい! ヴェガでかい! 宇宙でかい!
 

 


 
 

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お参りの日

 昨日は昼過ぎまで廃人のようにぐだぐだしていて、夕方前あたりから「これじゃいかん」モードになり、とりあえず実家に行きました。
 猫ちゃんはおととい夜には元の飼い主様に引き取ってもらっており(その前にカーテンにおしっこされた)、母は掃除に勤しんでおりました。
 わたしも少しお手伝い。
 
 昨日は舅の命日でもあったので、父の仏壇に参るとき、お舅さんの分も「なむなむ」しました。 
 いつもよりちょっと念入りですかね。
 今年の夫の夏休みは10月にならないと取れないみたいで、まだ金沢には行けません。
 お姑さんは、昨日お墓参りをしてくださったようです。

 母とビールを飲んで二人で軽いおしゃべり。
 最近こういう時間もなかなかなくて、少し久しぶりでした。
 
 夕ご飯はどうしようかと思っていたのですが、氏神様に行きたくなったので、仕事を終えた夫とお参りをしました。

 氏神様でもらえる東京都神社庁発行の「生命(いのち)の言葉」、今月は
  知って行わざれば 知らずに同じ
 です。

 これは江戸前期の儒学者、教育思想家の貝原益軒(かいばらえきけん)の言葉だそうで、
 「人生まれて学ばざれば生まれざるに同じ、学んで道を知らざれば学ばざるに同じ」
 に続くことばだそうです。
 全文あるほうがいいですね。
 おっしゃる通り! と言うしかないです。

 お参りの後はバーミヤンで食事をして帰りました。
 帰宅すると雨が降ってきたので、その前にお参りできてよかったです。

 昨日の空/その1↓
  1108suidosora1.jpg

 その2↓
  1108suidosora2.jpg



 

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だってほんとになんもなくて。

 昨日は家でずっとごろごろと寝ていました。外に一歩も出ていません! 
 ここのところ濃い日々だったし、気温の差も激しかったので、身体がだるくて動けない、という感じでした。
 夕ご飯は冷蔵庫にあるものでかろうじてそれなりに作れました。
 それがせめてもの救いです(笑)。

 というわけで、ちょっと書くことがあまりにもありません。
 
 今宵はこれにて失礼致します。。。

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戻らないものもある。

 おととい、実家に猫が来ました。
 その子は白黒のぶちで、もうすぐ1歳になる男の子で、かなりおでぶで、目の色が左:青と右:黄色というイケメン君でした。
 事情があって実家に来ましたが。。。(詳しくは昨日のブログを参照ください)

 昨日母が起きると、そこはかとなく異臭がたちこめ。。。
 実家の2階の、わたしの部屋だった今は兄所蔵の20本以上のギターのある「ギター室」、そこは同時に洗濯物を干したりまとめておいたりする部屋となっているのですが、そこに畳んで置いておいた母のふとんに。。。
 大量のおしっこが。。。
 ほかにもカーテンや、祖母の形見ののれんなども臭くなっており、、
 袋の中には大量のうんち。。。

 おととい夕方の時点では、元のおうちの方が持参してくれたおトイレの砂場におしっこちゃんとしたんですが。。
 猫を預かることに元々あまり乗り気でなかった母は、やはり返すことを決めました。

 ごはんのマナーもよくないらしく、テーブルの上に乗って母が食べているシーチキンを食べてしまったりしたそうだし、食べ物の袋を開ける音がすると寄ってくるそうなので、それにまだ1歳行ってないのにおでぶちゃんなので、人間の食べるものを日常的に与えていたのかな、という感じもします。
 (塩分や油分の問題があるから、それは猫にはNGなはずです)
  
 1からしつけをし直す情熱は持てなかったです。わたしも、それを手伝う気になれませんでした。
 兄が先方に連絡しました。(ちなみに仕事から帰宅した兄が脱いだTシャツにもおしっこをしたらしい。。)

 今までの母だったら、たぶんがんばったんだと思います。
 元はけっこうな世話好きさんだし、意地の強い人なので。
 でも父の死後、母は少し変わったように思います。
 「いい人」でいるのをやめよう、としているように見えます。

 母自身、そういう自分の変化に戸惑っているようです。
 でも、わたしはそういう母を応援しようかなと思います。
 今まで母の友人関係など見ていて、お人好し過ぎるな、と思うことはたくさんあったので。。

 
 父の介護から解放され、環境が落ち着き、自由を味わうようになっていた、ということもあるかもしれません。
 母はもう何年も、映画などに出かけてもお茶などせず、とんぼ帰りをしていましたから(わたしが留守番をしているからゆっくりしてきなよ、と言ってもふっとんで帰って来ていました)。そういうのがなくなって、長時間の外出も楽しみ始めた矢先でした。

 父を喪った余韻にまだ浸っていたい、もっと哀しんでいたい、というのもあるかもしれません。

 きっと、このようないろいろなことが全部重なって渦巻いているのかもしれません。

 猫がいたら、父のいなくなった心の隙き間が埋まるかな、なんてことも考えていたのですが、そこまで単純じゃない、というのもあるようです。 
 この前「グリーフワーク」について調べていたので、よかったです。 
 じゃなかったら、無闇に励ましたり、早く立ち直るようにせかしていたかもしれません。
 元の母に戻るように、と。
 でも、それは無理な話なのかもしれませんね。

 こういう母とつきあっていくのは、新しい感じです。
 どうなっていくのか、よく分かりません。
 ですが、猫ちゃんには申し訳ないけれど、家族の関わりを変化させていくことのほうを、優先しようと思いました。
 大事な時期かもしれません。

 近所の黄花コスモス↓
  1108orange.jpg

 ムクゲ↓
  1108mukuge.jpg

 お花の写真を撮ることでも癒される部分があるし、猫ちゃんモフモフするのはあきらめます。。

 
 
 

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古いけど新しい。

 昨日は実家にて、占いの個人セッションをしてきました。 
 再開を決めてから、実家でのは初です(お電話のセッションは一回ありました)。
 来てくださった方は、実家のあまりのオンボロ日本家屋ぶりにびっくりされたかもしれません。。(笑)
 久しぶりの対面セッションなので少し緊張しましたが、わたしとしてはベストを尽くしたつもりです。
 実家の家族も協力してくれ、なんだか新しい風が吹いた気がしました。

 新しいことはそれだけではありません。

 お客様がお帰りの後、実家に猫がやってきました。

 兄の友人の知り合いが飼っていた子なのですが、ご家族で猫アレルギーを発症した方がいたらしく、無理になったので引き取ってくれないか、とのことでした。
 
 父の介護をしている最中から、父がいなくなったら猫でも飼いたいね、というのは話していました。
 でも、母もやっと介護から解放された、という面もあり、いったん引き取るのを受け入れたものの、あまり乗り気ではありませんでした。まだ気持ちの整理がつかない部分もある中で、そのような責任を引き受けられるか、と考えたようです(母はちょっといろいろな面で、不安定な部分があるようです)。
 なので、お顔を見て第一印象で無理そうだと感じたら、やはりお断りしようかとも言っていたのですが、見てみるとかわいい子で、人見知りも激しくはしないようなので、とりあえず預かってみることにしました。
 (先方さんには、事情を説明し、無理だと感じたら引き取ってもらうことを了承してもらいました)

 実家の中に猫がいる。。。! 
 廊下をとてとて歩いてる。。。!
 以前飼っていた猫(きーたん)が亡くなって10年以上経ってるので新鮮です。

 ああ、これも「再開」なのですね。

 古くて新しい感覚です。

 これって、こういう感じだったな、と思う感じ。
 セッションも、猫ちゃんも。
 再開とは言いますが、前回から時間も経ち、わたしも少しは変わっていると思いますし、父もいなくなっていたりします。だから、まったく同じでは、ありません。

 わたしや家族にとって大きなことが、同時に起こりました。
 
 猫ちゃんは、まだ慣れていなく、びくびくもしていたので、昨日は写真はやめました。
 もしかしたら母が「やっぱり返す」と言い始める可能性もまだありますし。
 落ち着いたらお披露目できるかもしれません。




 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

どっちもだろう。

 いつもわたしが参考にしている、ジョナサン・ケイナーの星占いの、今週の山羊座に、いいことが書いてありました。
 以下転載。

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 「はい」はいい単語です。「いいえ」にはネガティブな含みがあります。「いいえ」は間違った印象を人に与え、悲観的な考え方を奨励します。現代社会は「できます」社会なので、「いいえ」の居場所はありません。この単語を禁ずることにしましょう。「いいえ」がなくても生きていけます。
 えー、本当にそうでしょうか? 実のところ、私たちは「いいえ」がないことには生きていけません。「いいえ」を言う立場にあろうが、聞かされる立場にあろうが、時と場合によっては「いいえ」以外の答えがないことがあります。「いいえ」と言うことによって、一線を引き、扉を閉ざすことができるのですから、私たちはこの端的な言葉に感謝すべきです。

 ******

 現代社会は「できます」社会、というのがいいですね。
 ほんとにそうだなあと思います。
 できないのに、とりあえず「できます」と言わなくてはいけないのですよね。
 危険なのに「大丈夫」と言わなくてはいけなかったり、
 分かってないのに「分かります」と言わなくてはいけなかったり。
 イエス、と言わないと、他者から自分のすべてを否定される、と思っているみたい。
 ある種の強迫観念です。

 でも結局は、本当に追いつめられたら、自分の真実に沿うしかないから、「いいえ」になることだってあります。
 ものには限度ってものがある。
 無限の宇宙とも言うけれど。。
 でも地上では有限を生きているのだから。。

 精神世界の考え方に慣れていると、この「有限である」ということが、軽んじられる気がします。
 それが新たな混乱や苦しみを作るのだと思います。
 わたしは、自分の中の「イエス」だけではなくて「ノー」も、大事にしようと思っています。

 ジョナサン・ケイナーの星占い は、ときによいことを言うので、つい見てしまいます。

 実家ではトレニアが咲き始めました↓
  1108torenia.jpg

 今年は蝉の抜け殻もたくさんあったそう↓
  1108semi.jpg
 これも、嫌いな方がいらっしゃいましたらすみません。。


 


 

テーマ : 占い - ジャンル : サブカル

大変らしいがへろへろな夜。

 今、わたしは酔っています。
 遅くなった夕飯で飲んだ400円の赤ワインで。
 メルシャンの輸入原料のブレンドワインですが。
 
 そんな風に酔いながら、2ちゃんねるの経済ニュースの書き込みを読んでいるんです。
 世界の経済が大変なことに。。。!

 「なにが始まるんです?」と言いたくなる気持ち、分かります。

 最近こういうことばかり書いていて、色気のない記事が続いていて申し訳ありません。
 でも、なんだか大変で、つい気になってしまうのです。。

 吉祥寺に、とてもセンスのいものが集まってきていることと、今の為替とか、関係しているんですよね、どこかで。。 
 でも日本はひどい地震と津波と原発事故があって、ほんとはすごく大変ですよね。。
 なのに戦後最高値更新の対ドル円。。。
 
 なんだかもうよく分からない!
 でも

  むしろ実体経済にあってきてるから円高になってんだよ
  欧米なんてリーマンショックで実質破たんしてるんだから

 
 こういう書き込みとか見ると、へえ、と思えるから、つい見てしまうんです。
 (でも日本もひどくて大変だと思うのですが。。それ以上に欧米が大変というのは本当なのか?)
 
 でもこういうの見たからといって、どうこうしようということはなく(分かってないし)、うわあ、と思っているだけなのですが。。

 わたしは、とりあえず安いけど飲めるワインでも飲んで、叔父の作った野菜で炒めもの作って食べたりする日常があれば、基本的に満足です(でもこれはすごく恵まれていることなのかも)。
 あ、あとネットにアクセスできる環境はあってほしいですが。。(笑)

 というわけで、世の中は大変だ、ということのようですが、わたしは今夜、無事にへろへろしています。

 
 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

最近これを残念に思うことが多い。

 昨日は国分寺に買い物に行ったら目当てのものがなくて吉祥寺に行き、そこでもないので代替案をひり出してそれを入手する、ということをしました。
 
 先週映画を見に吉祥寺に行ったら、駅ビルの中が新しくなっていたりして(ロンロンがアトレになっとった)、もっとゆっくり見たいと思っていたので行けてよかったです。
 わりと最近改装オープンしたみたいで、なんだか「高感度」な感じのお店が増えていました。
 街中も、伊勢丹だったところがやはり高感度なモールになっていて、すてきなものがたくさんありました。
 ここ数年吉祥寺から足が遠のいていたのですが、また通いたくなりそうです。

 確か、4月に吉祥寺に行ったとき、駅ビルは改装中だったので、震災前からもちろん改装の計画があり、それをしたということだと思いますが、あんまりステキなので、外人さんに見てもらいたいなあ、って思ったんですよ。。
 でも、震災以降東京に来る外人さん減ってるしなあ、と思って残念で。。(しかもものすごい円高という追い打ちが)

 数年前、夫の故郷の金沢に、「フォーラス」という大型の商業施設ができました。
 そこはお店のセンス的には、国分寺よりちょっと古いかな、という感じの「地方都市」という感じなのですが、でも大健闘してるな、と思うんです(現地の方には失礼な言い方になりますが、やはり今の都内の先端のレベルが金沢に行くには年単位の時間がかかると思われます。20年近く金沢行っててそう思います。でも「時差」は少なくなってきてるかも)。
 かわいいお店や、オシャレなお店、かっこいいお店があります。「大和(だいわ)」にはないセンスです(笑。北陸の「三越」みたいなところ)。
 そこで数年前に見た光景なんですが。。
 金沢は外人観光客がたくさんいますが、その方たちの一部(白人10代女子)が、もう興奮しちゃってるんですよ。
 「このビルにあるお店って、みんなこんな感じなの?」と、お友達の日本人に聞いてて、「イエス」って答えると「もうどうしよう」って真剣な顔になっちゃって、いろんなお店に散っていく、みたいなことがありました。
 それを見ていて、「ああ、このレベルでも(偉そうな表現ですみません)、外人さんからするとびっくりするくらいかわいくてオシャレなんだなあ」って思ったんです。

 そのときのことがとても印象に残っているから、つい、ちょっとこれは! というものとか見つけると、外人さんが見たら感心するだろうに(女子なら発狂ものだろうに)、と思ってしまいます。
 先月は、上野の「駅中」にも驚いていたんです。各店舗の上野限定パンダグッズが大変なことになっていました。
 あれも、「ああ、外人さんに見てもらいたい」と思ったことでした。。
 (先日行った国立新美術館の地下のミュージアムショップもかなりよいです)
 
 なのに重くのしかかる放射能汚染の問題。
 「無傷」だったら、それを維持したいと思うのが人情ですからね。。
 

 わたしが海外で行ったことのある、「オシャレ」な感じなところというと、古い話ですが8年前に行ったラスベガスの大規模なテーマパークみたいなショッピングモールくらいです。
 やはり、雑貨系なんかは日本のほうがオシャレだと思いました。
 日本って、狭いスペースに所狭しと陳列するから、凝縮されてる感じがしますよね。吉祥寺は特にそんな感じです。小さいかわいいお店がひしめきあっています。
 あれが、外人さんにはあまりない感覚なのかもしれません。

 見てもらいたいのに、惜しいです。。


 *おまけ*
 さっき散歩していて見つけました↓
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 嫌いな方、ごめんなさい。。 
 


 
 

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[ツイッター小説] 笑顔の意味/19

 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/10 ☆ (それまでの分のリンクあり)
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/11 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/12 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/13 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/14 ☆ 
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/15 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/16 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/17 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/18 ☆




 
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 透子は自部屋の焦げ茶色の木のドアにつく金色のノブをかちゃりと回した。そこに立っている人間が誰かは分かっていたが言った。
 「立木さんだ」
 雄介はうん、と言って入るよ、と言い中に入った。
 中に入るとそこは女の子の部屋で、女の子の匂いがした。雄介はそれに気付かないようにした。 

 「今エリカさん達と話してきたよ」
 透子は分かってます、と言いながら雄介にベッドの上にあったクッションを渡し、自分はベッドに腰掛けた。雄介は受け取ったクッションを絨毯の上に置きそこにあぐらをかいた。Nと話したか、という透子の問いに昨日電話で話したと伝えながら。透子はNが自分を訪ねてこないことに、落胆と安堵の両方の感情を感じた。
 「Nさんもいたほうがいい?」という雄介の問いに「別にいなくていいけど」と言った。あの服売りの女のような口調だと自分で思った。
 雄介はその物言いに反応し、ちらりと透子を見て「聞いたよ」と言った。
 「市民市に行ったって、あのTシャツの店だよね?」
 透子は研究者は時々おしゃべりだ、と思った。
 「それ、エリカさん達にも言いました?」
 「言ってない、まだ」
 「よかった」
 「そうだよ、どれだけ心配するか考えたら言えないよ」
 「でも別に何もなかったし」
 「そういう問題じゃないよ」
 透子は雄介の言葉に返事をせず、右手で左の二の腕を掴んで溜め息をついた。
 「反省してない感じだね」
 「しませんよ。だってあそこわたし好きです」
 そう言われて雄介は返す言葉を見失った。
 「あそこ教えてくれたの立木さんじゃないですか」
 透子の追い打ちの言葉に雄介は頭を抱えた。
 「失敗した…」そう雄介が言うと透子は笑って「してませんよ、わたしあそこ好きなんですから」と言った。
 雄介は顔を上げてベッドに座る透子の顔を見た。
 なんだ、笑ってこういうこと言えるじゃないか。
 そう思って透子の目を覗き込むと透子は目を反らした。

 「エリカさん達が言うんだ。透子さんが、四葉のほうで何か嫌な思いをしてるんじゃないかって」
 透子は雄介の背後にある本棚の中に飾られた自分と雄介の写真を一瞬見て、それから絨毯に目線を落とし赤紫色の楕円の模様を見た。
 「僕もあそこでは忙しくて、最近あまり一緒にいられてないけど、何かあるのかな」
 「別に」
 そう言っても透子は赤紫の楕円を見ていた。
 「透子さん」
 透子は少しめんどくさいと思い、何かは話さなくてはいけないと感じたので「ちょっとやっぱり今までいた環境と違うから驚いてしまうことはあります」と言うと雄介は一瞬鼻知らんだ。
 そこは雄介の出身施設だったからだ。
 「そうか…」
 雄介は力ない声で答えた。
 「ごめんなさい」
 「いや、そうだよね、僕は逆にはじめのうちサロンが苦手だったよ」
 「そうですか」
 「透子さんの環境を考えたら当然だよね」
 「だから、どうしたらいいのか分からない時はあります」
 透子はそう言ったが、それは嘘ではなかった。
 そこにいるのは自分と同じように親のない施設で育つ子供達だが、何かが自分達と違うと思えるのだった。
 「でもね透子さん」
 雄介はしばらく考えた後口にした。
 「あそこはまだいいほうだよ。いや、上等なんだ。僕がその前にいた所と比べたら」
 「立木さん」
 雄介は透子を見上げて笑った。
 「生まれた時から施設にいたわけじゃないしね」
 今度は透子が返すべき言葉を見失った。
 「でも透子さんがやりづらい思いをしていたんだったら残念だし、申し訳ないよ。たぶん僕は、一緒にあそこに行けることが嬉しくて舞い上がっていたんだね」

 わたしだって嬉しかった。透子は思った。

 
      ☆   ☆


 透子は雄介が帰った後の部屋でベッドに寝転び唐草模様のパネルが貼られた天井を眺めた。パネルの継ぎ目の部分で一カ所模様が人の形に見えるところがあり、いつもそこを眺めるのだった。
 みんなわたしを心配している。エリカさん達もたぶんNさんも研究者でさえも。
 でも立木さんは違う。
 立木さんはたぶん、少し怒ってるみたいだった。
 そう思った時透子の胸に暖かいものがぽっと浮かんだ。
 やっぱり立木さんはおもしろいな。
 そう思うと透子は少し微笑んだが、他の人々のことを考えると気持ちがふさぐのだった。
 透子は天井を見るのをやめて雄介が座ったクッションに触れた。


      ☆   ☆


 雄介はNに透子と話したことを報告し、HRGには毎日のレポートの中で透子のことを書いた。雄介の目から見ると透子がそんなにおかしいとは思えないことも伝えた。
 少しくらい調子が出ないなんて普通のことじゃないか、と思った時、それが問題にされる透子の環境を酷なものだと思った。
 結局研究ありきなんだよな、と思うと透子のことが猛烈に気の毒に思えてきたが、透子自身はそういうことをあまり気にしていないような気もした。
 途中から選ばれて研究に使われている俺と違うのはそこだよな、と雄介は思った。
 すると透子が少し遠い存在のように思えてくるのだった。
 もしかするとこういうことを感じたくないから、俺はあの子を四葉に連れていっていろんなものを見せて話して話したつもりになって、有頂天になっていたのかもしれない。いや、かもしれないんじゃなくてそうだよな、それで環境が違うって言われちゃったよ、そう思うと雄介は苦笑した。

 雄介が透子とのことをあれこれ考えていると雄介のリストバンドが震え、HRG側からサロンに来るように要請された。時計を見ると午後9時半を過ぎたところだった。
 あれ、こういう気分でも呼び出されるんだ、と雄介は思った。
 雄介の気分はいつも呼び出される時と比べ、落ち込んでいた。


      ☆   ☆


 柔らかくはないが身体に沿った形で座りやすいシートに腰掛けた後、雄介は研究者からの質問にいくつか答えた。質問者は肌がつるりとした感じで30代前半に見える男だった。雄介は時々担当になるこの質問者の話し方が嫌いではなかったので、たまには自分から話しかけることにした。

 「今日呼び出されるとは思いませんでした」
 「そうですか」
 「いつもはもっと頭の中がぱーっとしてたり、かーっとしてたりするんで」
 質問者は少し笑って「そうかもしれませんね」と答えた。
 「今日は呼び出される前は少し落ち込んでたんですよ」
 「透子さんのことですか」
 「ははは」
 雄介は笑って「まあそうですかね」と言い「それでも呼び出されるんですね」と言った。
 質問者は黙っていた。
 雄介は呼び出される時の心理状態について何か法則性があるのかと質問しようと思ったがやめた。質問者は答えないだろうし、それこそを研究してるのだろうと思ったからだった。


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この夏、失われたもの

 昨日は、ちょっとした「ぜいたく」をしてみました。
 それは、夕飯に熱い味噌汁をつける、です。

 暑くて、、汁ものなんて摂りたくない、という感じでしたが、急に「最近お味噌汁食べて(飲んで)ない」と気付いたのです。気付いたらとたんに食べたくなりました。
 なので、クーラー効かせてあっつあつのお味噌汁を食べよう! と思ったのです。
 これって、ちょっとぜいたくな気がするんです。。そうでもないか??
 「しょっっっっぺ!」と言いたくなるくらいお味噌を利かせました。 
 おいしかったなあ。。
 やはり白米とお味噌汁は日本人にはたまらないものですね。。

 今年の夏の悲劇の一つは、うちから徒歩3分のところにあった一番近いスーパーがつぶれてなくなってしまったことです。 
 他には徒歩6分くらいのところに一つありますが、そこは狭くて品揃えがイマイチです。
 あと10分ちょっとくらいのところにもあってそちらは広いですが、ちょっと遠く感じられる。値段設定も少し高いです。
 あとは20分くらいのところにダイエーとか西友とかがあります。

 ここまで暑いと、つぶれてしまった近場のスーパーがなくなってしまったことが悔やまれます。

 たぶんわたしが生まれる前くらいからあったスーパーでしたが、最近は建物や陳列棚の老朽化が激しく、それを修理・補修もしてなかったので、お客さんはご老人が多かったです。わたしくらいの世代のママさんみたいな感じの人は、もっと新しくてきれいなところに行っていたと思います。かく言うわたしも、さびれた空気が重く感じられるときがあるので、毎回そのスーパーに行っていたわけではないです。
 でもなくなると、不便に気付きますね。
 それにちょっと寂しいです。

 でもまあ、徒歩圏内にいくつかスーパーあるし、贅沢なんですよね。
 田舎とかでは、本当に買い物が不便なところがあるということだし、それを考えると文句なんてないですが。
 
 でもけっこう喪失感がある、この夏のできごとでした。
 
 

  
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

書いてもしょうがないこと

 ほんとに書いてもしょうがないことですが、ここのところの暑さはすごいですね。
 昨日もすごかったですね。
 昨日、どんな日だったかなと考えても「暑かった」としか思い浮かばない。。
 
 アトピー体質なため、汗をかくと痒くなることも多いです。
 それもさらにげんなりさせるのです。

 昨日は夕方少し日が落ちてから実家に行きましたが、暑さのあまりぽろりと「パパちゃん死んじゃっててよかったね」と言ってしまったら母も「ほんとにそうよ」と。
 毎年、夏の暑さで父の症状がぐぐっと進むのですが、今年は寒い頃からかなりやばかったし、もしまだ存命してたら、そして入院とかしてなかったら、もうわたしたちではどうにもできないくらいになっていたでしょう。考えるだけでゾッとするよね、と話しました。
 でもまあこれも、話していてもしょうがないことですが。
 それくらいやばいから死んじゃったんだし。
  
 あと数日すごく暑いらしいですね。わたしは昨日はもうふらふらするくらいだったので、日中でもクーラー入れるかもしれません(一応ここまで、夫の帰宅とか、夕飯作りはじめるまでクーラー我慢してたのですが)。

 みなさまも体調などお気をつけてください。
 
 昨日の夕空↓
  1108sorakominkan.jpg

 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展/国立新美術館

 昨日は音大で講師をされている友人のMさんと、乃木坂の国立新美術館に行ってきました。
 見たのは「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」ですが、その前にこちらの建物の3階にあるフランス料理レストラン「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」でランチです。

 昨日の前菜↓
  1108pb.jpg
 舌平目のフリットと冷たいミネストローネ。
 こちらはとてもおいしいお店です。Mさんに教えていただき、わたしは昨日で3回目でした。開店時間の11時くらいに着いたけれどもう長蛇の列で、わたしたちは入れましたが、一回席が埋まってしまうと一巡するまである程度時間がかかるので、お昼時に行っても席はない、という人気店です。
 今改装中ですが、Bunkamuraのドゥ・マゴも(記憶の限りでは)おいしいし、美術館についているレストランはおいしいところが多いのでしょうか。
 いい絵とおいしい料理を一度に楽しめるならこんないいことないですよね。

 展覧会は、印象派とポスト印象派の絵の企画でした。
 マネ、ルノワール、ドガ、ロートレック、ゴーギャン、セザンヌ、モネ、スーラ、ゴッホ、と、人気作家が一同に会してる! という感じで、お得感があります。
 わたしはマネの作品をまとめてじっくり見たことがなかったのですが、はっきりした色使いでやはりいいなと思いました。
 印象に残ったのは、静物画のイメージの強いセザンヌの大きな人物画や、小さくて見応えないんじゃないかと危惧したエッチングやリトグラフなど、「紙に描かれた印象派」のコーナー。小さい故に親しみが持てて、家に飾りたいと思えるような愛らしい作品がありました。
 あとは、やはりゴッホでしょうか。
 ピストル自殺を図る前年の自画像は青い色がきれいで、憂うつそうだけれど、目力は強かったし、亡くなった年に描かれた白い薔薇の絵は、もうほんとに「きれい」と声に出してしまうほど美しかったです。その絵が展覧会のラストに飾られていました。
 薔薇(1890年)のハガキ↓ 
  1108gogh.jpg
 「ひまわり」の絵みたいな激しさはなく、静けさのある絵です(風が吹いてくるみたいな感じはあった)。わたしはこっちのほうが好きかもしれません。ですが、こんなの描けたのに自殺、しかもピストル自殺って。。。ヴィンセント~~(泣)

 この薔薇の絵はとてもきれいなので、ゆっくり見たい気もしましたが、あの美術館、ほんとに寒いですね。
 小さく並んだ穴から冷風が出てくるのですが、その穴に乗ってしまうと大変。
 去年夏場にヒザ下丈のパンツでこちらに行ってひどい思いをしたので、昨日は足首まであるパンツで行きましたが、それでも風が脚のほうに入ってきて冷えてしまって、あまりゆっくり観賞できません。
 展示室以外は節電のため空調は軽めで汗ばむ感じで、差がありすぎて、ちょっと今になってぐったりしています。
 どうにかならないものなんでしょうか。。。

 展示されてる絵は見応えあってよかったですが、絵が出品目録の番号順にかかっていなくて、かなり前後するので、作家名と作品名を照らし合わせるのに少し手間取りました。
 絵の内容はよかったので、そこもちょっと残念でした。

 
  

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術

年に二回の静けさ。

 ゆうべは眠気がひどく、ブログを更新しないまま寝てしまいました。
 今日も暑いです。
 そしてわたしの暮らす団地はやたらに静かです。
 考えてみると今はミドルオブお盆なのですね。
 みなさん帰省でもしてるのかしらん。。ほんとに驚くほど静かです。
 いつも日曜日は近くの野球グラウンドで草野球の音がしているのですがそれもなし。
 外では蝉の声だけがしています。あとときどき、干してる布団を叩く音(うちも久しぶりに干しました)。

 貴重な静けさだなと思います。
 この静けさは、あとは、お正月にもあります。

 あ、休日よく来る廃品回収業者の車もないんだな。


 汗だくになりながら大掃除をしています。
 あとは何をしようかな。。




 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

ツリー・オブ・ライフ/テレンス・マリック監督

 昨日は金曜日で夫が休みで、吉祥寺のバウスシアターは金曜日男女カップルで行くと一人1000円で映画が見られるので、昨日が公開初日の「ツリー・オブ・ライフ」を見てきました。

 公式HPは → こちら

 

 主演はブラッド・ピットとショーン・ペンです。
 厳格な父とそれに反発を覚える息子の話、というのが軸としてあるのですが、宇宙の成り立ち(?)、地球の生物の進化、すなわち生命の連なりそのものを感じさせる映画、という感じです。
 なんかちょっとすごい。

 主軸の物語とは関係ない(ほんとは関係あるけど)壮大な宇宙とか海とか恐竜の映像とかが流れます。
 それに30分くらい使ってます。前半にそのようになります。
 全体では2時間18分ある映画なので、「このままだったらどうしよう」と思いますが、途中から家族の物語が動き始めます。
 ホッとして、「よかったね、あたし」、「よかったね、エブリワンインディスシアター」と思いました。
 
 かなり戸惑う構成の映画ですが、やはりブラッド・ピットの存在感、子役たちの健闘、ショーン・ペンの存在感などがあり、最後まで見られました。
 映像はすごくきれいです。挿入される自然の映像などもそれだけできれいです。

 テーマは「神への問いかけ」のようです。
 善良に生きていても、悲劇が起こるのはなぜか、という問いのようです(映画の中の家族にも、ある悲劇が起こっています)。
 東日本大震災と原発事故を経験した後だから、その問いにはシンパシーを抱かないこともありません。
 神を探し求める心が、宇宙や生命の起源を探ることにつながるという意味もあるかもしれません。
 
 ただ、そうだとしてもかなり難解な映画です。
 わたしは、嫌いじゃないです。
 でも、こんな好き勝手やってる映画が、こんなにたくさんの劇場でかかっていいの? と思ってしまって、見ながらちょっと笑ってしまいました。
 
 この映画の内容に賛同したブラッド・ピットが、この作品のプロデューサーにもなっています。
 監督は「伝説の監督」と言われるテレンス・マリック。わたしは「シン・レッド・ライン」を見ているはずですが、全然覚えていません。今おぼろげに思い出したのは、実家で兄と母と見ていて、わたしは途中で脱落したことでした(笑)。
 ただのかっこいいヤンキー兄ちゃんだと思っていた「ブラピ」が、このような実験芸術映画を護ろうとしているということに、新鮮な感動がありました(先日見た「ベンジャミン・バトン」もかなりすっとんきょうな映画だし)。

 映像はきれいだし、監督なりの答えも出ている(とわたしには思える)映画です。
 興味のある方は劇場で見たほうがいいかもしれません。
 吉祥寺バウスシアターは古い映画館で、音響があまりよくないので、映像とともに流れるクラシック音楽が汚く聴こえました。新しい音響設備のいい映画館で見るのがいいかもしれません。

 監督がやりたい放題な様が、うらやましく思える映画でした。

 
 
 
 

テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

8人の女たち/フランソワ・オゾン監督

 おととい見た映画は「8人の女たち」でした。

 
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(2003/07/21)
カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアール 他

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 演劇にもなってる密室劇で、(ほぼ)8人の女しか出てこなくて、家の中で起こった殺人事件の犯人を捜していくというストーリーです。
 でもポイントはフランスを代表する大女優たちの夢の共演!
 わたしはあまりカトリーヌ・ドヌーブの映画は見ていませんがそれでも知ってる美しい人だし(おばちゃんで太ってるけどやっぱり気品があってきれい)、エマニュエル・ベアールは若い頃のはけっこう見てるし、イザベル・ユペールの「ピアニスト」はすごすぎて忘れられない映画だし、なんといってもファニー・アルダン様! これらのすてきな方々が突然歌ったり、踊ったり、ちゅうをしたりするのでありました♪(笑、よくやらせたな、フランソワ・オゾン)。
 ファッションもすてきで、セットや小道具もすてきで、見ていて楽しい映画でした。

 日本でこの映画をやらせたら、誰がいいかなあ、と思いました。たぶんこの映画を見た映画好きはみな、そういうこと考えるんではないかしら。
 
 でもあまり日本映画(とくに今の)に詳しくないからあまりうまく考えられないけれど。。

 おばあちゃんの役は、八千草薫、これは決定。
 カトリーヌ・ドヌーブの役は、、吉永小百合。
 ファニー・アルダンの役は、、大地真央。
 イザベル・ユペールの役は、、黒木瞳。
 エマニュエル・べアールの役は、壇れい。
 黒人メイドの役は、松たか子。
 長女の役は、、吉高由利子。
 次女は、、若い人よく分からないのでAKBとかの子でいいです。
 
 独断でキャスト選んでみました。ベタに宝塚色を濃くしてみました(笑)。
 吉永小百合についてはイメージ的に不満だけど、50代後半~60代前半に見える人で適切な人が思い浮かばないので仕方なしです。黒木瞳には是非にもあのユペールの役をコミカルに吹っ切れた調子でやってほしいです。
 でもこれ実現できたらすごいですよねえ。。(妄想するの楽しかった。ちょっとシャレにならん部分もあるかもですが(汗))
 でもこれくらいのことをオゾン監督はしたと言えるのではないかと。
 
 劇場で見ても楽しめる映画かなと思えました。 

 
 
 

テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

大惨事の副産物?

 3月の原発事故後、わたしは放射能ノイローゼになり京都に避難するということすらしたのですが、あれから変わったことがあるんです。
 それは、グラフとかの数字をよく見るようになったことです。
 これは、311がわたしに残してくれたいいものかもしれない(笑)。

 それまで、文章の中に数字が出ているものを見るのが苦手で、そこに数字があるだけで「わたしのテリトリーじゃないし」と避けるような面があったのですが、放射能問題ともなると、自分や家族の健康が関わってきますから、そしてノイローゼにもなったわけですから、そうも言ってられないと思い、けっこうがんばってくらいついていったんですね。
 あの頃(今もですが)、ネット上でいろんな説が出ていて、なにを信じていいのか分からないということも手伝い、もうそうなると客観的な数字のデータを見て自分で判断していく、ということしかなくなります。
 それは、わたしの脳を、少し鍛えたと思います。
 まあ、ほんの少しですが。

 そういうこともある上、最近、株や為替のほうも大変なので、そういう話題をネットで読むようになりました。
 読めるようになったんですね。数字が出ていても。
 だからといって、投資をしようとは思いませんが(わたしの父も、夫の父も、投資で失敗した経験があり、わたしたち夫婦は子としてそれを見てきたので、「恐怖」を知っているからです)。
 もちろん、ネットごときでそういう話題を見ただけで、経済を掴めるとも思いません。
 でも、そういう文章を読めるようになったことによって、今までとは違った側面から世界のことを考えるようになってきたかな、とは思います。

 話は変わりますが、わたしはジュエリーが好きです。
 母が好きなので、わたしも好きになってしまいました。
 見てるだけでうっとりします。
 高いものは持っていませんが、そういうものを買うのは、友人のお店だったり、母が紹介してくれた地元の宝飾店だったりします。
 つまりあまり、デパートとかのジュエリーコーナーには行かないのです。
 頻繁に行く場所でもないし、デパートのそういうところは、少し近寄りがたいですから。
 
 でも、この前国分寺の丸井のジュエリーコーナーを見たら驚きました(国分寺丸井は「デパート」ではないが)。
 売っているジュエリーの構造が、すごく変わってきているのです(ちゃんとガラスケースに入っているものです)。
 どういうことかといいますと、金の地の部分が、18金ではなくて、14金とか、10金のものが、すごく増えていたのです(つまり金の割合が減っている。24金が一番純度が高い)。
 しかも、「繊細で細身でかわいいデザイン」が多い(つまり軽い)。
 それで、値段は、以前と変わらない。
 だから実質値上げですね。金の部分でいえば。
 いろいろ熱心に見ていたら売り子のお姉さんがいらしたので、つい、今金の値段が上がっているからか、と聞いてしまったら、「その通りでございます」と。。
 これからはもっと値上げせざるを得ないそうです。
 ひー。

 10年前1g1000円だったのが、今4600円(!)をつける日もあるくらいですから、当然ですよね。。
 もうなんだか、くらくらしてしまいました。。
 これは、もうとっくにわたしが慣れ親しんだ世界はなくなっていたんだな、と思った出来事でした。
 
 でも、それはさておき、あれだけの悲惨な天災と事故を経験したことで苦手とか言ってられなくなって、数字を少しは見るようになったのはよかったです。

 違うかもしれないけれど、ゆうべのサッカーで日本代表が韓国代表に3-0で勝ったのも、なにかそういうことが働いたからかもしれない、と思ったりしました。
 開き直りと、ここまで来たら苦手とか言ってらんねえ、という覚悟のようなものが、できてきたのかな、と。。

 錯覚かもしれないけれど、そう思えたら、わたしは少し溜飲が下がるんです。
 
 昨日の夕空↓
  1108sorabera1.jpg

 


 
 
  

テーマ : お金の勉強 - ジャンル : 株式・投資・マネー

ベンジャミン・バトン 数奇な運命/デヴィッド・フィンチャー監督

 昨日(ていうか先ほどまで)はDVDで映画「ベンジャミン・バトン 数奇な運命」を見ました。
 
 
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(2010/04/21)
ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット 他

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 「グレート・ギャツビー」で有名なスコット・フィッツジェラルド原作で、80歳の老人の身体で生まれて、どんどん若返っていく男の話でした。
 主演はブラッド・ピットとケイト・ブランシェット。

 あり得ない設定を、あくまでもリアルなタッチで描いていくので、はじめのうち「えー、えー、ちょっとー」と思って見ていたのですが、次第にそういうことが気にならなくなっていきました。
 すごいな。。
 たぶん原作そのものの力があって、監督もがんばったし出演者もよかったんだろうな。。
 ブラピとケイト・ブランシェットじゃないと、最後まで見られる映画にならなかったかもしれません。
 物語は1918年からはじまり、2003年までを描いています。
 そういう長いスパンのものをしっかりと見せられるのもこのキャストだったからかも。
 時代時代によるファッションの違いとかもおもしろかったです。
 特殊メイクだけではなく、この映画では新しい合成技術ができて、顔と身体でそれぞれ別の人間を一人にすることに成功しているそうです。これはすごいかも。

 個人的にはデレク・ジャーマン監督のお抱え女優だった英国人のティルダ・スウィントンが重要な役をやっていて、彼女がハリウッドで成功してるのが嬉しいと思えました。

 これからもう一本見るので(返すの今日なので)、ちょっと簡易版感想ですが、おもしろい映画でした。
 しかし今夜も暑い。。。

  
 
 
 

テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

現金強奪事件発生

 東京都下多摩地区は今夜ものすごい湿気です。風もなく暑いです。。

 昨日ちらりと実家に行ったら、現金強奪事件の報告がありました。

 実家の前には、母方の長兄が作った野菜を売る自家販売所(通称:八百屋さん)があるのですが、そこの現金箱についている南京錠が破られていたのであった!
 昨日はきゅうりやなすなど売ってたらしく売り上げは2000円くらいあったもようですが。。

 どこかのガキんちょがやったんだろう、ということですが(夏休みだし)、大人の犯行だとしたら情けないというか、どうしようもないなあ、と思います。
 野菜をただで持っていってしまう人もいるらしいです。

 叔父はこれからもあそこで野菜売るのだろうか。鍵破りたちとのいたちごっこになりそうな予感。。


 実家のご近所さんのコニファー↓
  1108konifa.jpg
 こんぺいとうみたいな形の実(あれ、そうでもない?)がついていました☆
  

 

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ストリームというよりもタイド?

 このことを、ブログの記事にしようかどうしようか迷いましたが、やはり書くことにします。

 フジテレビ問題です。
 
 ご存知ない方のためにさくっと経緯を書きますが、直接の発端は、宮崎あおいさんの旦那さんである俳優の高岡蒼甫(たかおかそうすけ)さんの、ツイッターで「最近のフジテレビの韓流ゴリ押しはいかがなものか」という主旨のつぶやきです。ある意味巨大テレビ局を敵に回した高岡さんは、後日所属事務所をクビになります。
 それがまた火をつけたんでしょうね。。
 それまで「なんだかな」と思ってた一般人までもが、「フジテレビのあれはなに!」と怒りはじめて、フジテレビの大口スポンサーの製品を買わない運動をしようと呼びかけたりしはじめました。
 おもに、2ちゃんねるやツイッターなどで、です。
 それで、昨日はとうとう、お台場のフジテレビの周辺で「韓流はもうやめて」というデモのようなものが発生しました。たぶん、2000人以上の人(ネットの呼びかけに反応した一般人)が集まっていました。
 テレビなどは、このことを報道はしていないようです。

 わたしは、はじめ高岡さんの話も「へえ、どうしたんだろうね、急に」くらいにしか聞いていませんでした。
 「韓流ブーム」に対しては、あまりテレビを見ないのでもともと関心はなかったです。アイドルとか興味ないし。
 でも、スポーツでのフジテレビのあり方には、とりあえずものすごく腹を立てる一人でありました(サッカーの「韓日戦」という表記とか、自国の浅田真央ちゃんよりキム・ヨナ選手に注目していることとか)。
 それで今回、少し2ちゃんねるなどを見てみると、フジテレビの裏でなにがあったのか、というのが、おぼろげに掴めてきました。ライブドアの買収問題のときがコトの発端、だとか。
 それで、まあ、ほんとに今、大変な時代なんだなあ、あんなに大きな放送局でも、ものすごい攻防があるんだろうなあ、とか思っていました。昔のフジテレビのほうがよかった、というのは本当に思います。

 でも、デモであるとか、不買運動であるとか言っても、やはりそれはネット上で騒がれているだけのことで、実際にはたいしたことにはならないだろうと思っていたのです。

 ですが昨日、家にいたのでそのデモの中継(ユーストリーム)を生で見ていましたが、それなりに人が動いたようなんですね(組織されていない一般人2000人です)。

 それにすごいなあと思ったんです。
 感動した、という人もいるみたいなんですが、ちょっとそこまで単純にはそう思えなくて、とにかく、なにか起こっているな、という感覚ですね。
 それに驚いていました。
 ネットの力というものも感じます。

 まあ、3月から地震津波に原発事故、その後の放射能汚染問題と、とにかく日本は未曾有の事態なんですよね。
 その報道もかなり怪しいというのもあるだろうと思います。
 もう我慢できない、という人たちがたくさんいたんだな、と思ったんです。
 
 わたしは1972年生まれ、東京都下育ちで、もう甘ちゃんなんです。
 学生闘争や、オイルショックもリアルタイムでは知りません。
 こういう、「人々が立ち上がる」みたいなのを、見たことがなかったので、驚いているんです。
 大きな組織から動員を頼まれたとか、それをしないといじめられるから、とかじゃない人たちが抗議で動いてるのを見たというのははじめてです。
 
 なんだか、世の中のなにかがすごく変わってきている、というのを思ったんです。

 加えて、先週からのアメリカ発の株とか為替の動きもすごいですよね。
 こういうことに関しては、やらせとか陰謀とかいろいろなことが言われていますが、どこかもう、制御不能みたいな状態を感じるんです。
 日本だけのことではなくて。。
 情けないですが最近知ったのですが、ソマリアとかもすんごく大変なことになっていますよね。。

 結局なにが言いたいのかと言いますと、星の動きが。。。(笑)
 09年くらいからカーディナルクライマックスというのが言われ始めていて、去年から本格化していて、今年もすごくて、社会の根本が変わるような節目とは言われていましたが。。
 ガチだ。
 
 みたいな。

 お前結局そこかよ、占いかよ! と言われてしまうとは思うのですが、なにか、雪崩のように、今までのものが崩れてきてやしないか? と思うのです。
 そして、それが起こったとしてもおかしくない星回りである今なのです。

 人々も、それを、どこかで感じてるのではないかと思うのです。
 
 とにかく、今までのままではイヤだ! という声が、大きくなってきているのではないかなと思います。
 個人個人の中で、それが起こってきているのではないかと思うのです。
 世界中で、そういうことになっているんではないのか。。(ジャスミン革命とかあったし)

 その激情のようなものは、すごい力があると思いますが、気をつけなくてはいけないものだとも思います。
 自分で自分を焼いてしまう可能性があるから。
 
 ただなんだか、避けようのない大きなうねりが来ている、という感じが、すごいなあと思うのです。
 わたしの人生40年の中で、これだけの感覚ははじめてです。
 それを、昨日、パソコン画面の前で感じたんです。
 

 
 
 

テーマ : 本日のニュースより - ジャンル : 政治・経済

いつもの休日

 昨日は夫と久しぶりに吉祥寺でも行こうかと思っていたのですが、ダラダラとしてしまい、結局いつもの地元サイゼリアの休日となってしまいました。

 お約束。。↓
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 お背中お。。。

 いつもの地元の休日ですがそれでよかったかもしれません。
 近所の小平霊園の中を通っていきますが、湿気のためか緑の甘いいい匂いが漂っていて、たくさん吸い込みました。

 夜直前の空↓
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 最近日が短くなってきましたかね。夏至からもう一ヶ月以上経ってますものね。19時過ぎでこれくらいです。

 帰宅後テレビで高校野球のニュースを見てたら、父のことを思い出して号泣してしまいました(父は野球もやっていたので)。
 サイゼリアで飲んだワインの酔いも残っていたと思いますが。
 突然来ますね。
 (でも泣いてちょっとスッキリしたかもです)

 父の病気はちょっと特別な病気だったし、そこに至るまでもいろいろなことがあったので、思い出すとつらいことはあります。
 そういうのも抱えて生きていくのが、遺されたものの勤めかなとは思います。
 しばらく、あるいはずっと、こういうことはあるのかもしれません。
 

 
 

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

小さな村の小さなダンサー/ブルース・ベレスフォード監督

 昨日もバレエの映画を見ました。

 
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(2011/07/08)
ツァオ・チー、ブルース・グリーンウッド 他

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 実在する中国人バレエダンサーのお話です。
 中国山東省の小学生リー・ツンシンは、視察団から選ばれて北京の舞踏学校に入学し、アメリカへ行くチャンスを得て、あちらで自由を知り才能がさらに開花し、家族とは生き別れになるが、亡命を選ぶ。
 というようなお話です。

 バレエシーンがいいという評判だけ知っててDVDを借りて、史実を交えながら進む話に「これはほんとの話か?」と思いながら見て引き込まれていきました。
 リー・ツンシンを演じるのは英国のバーミンガムロイヤルバレエ団で活躍するプリンシパルのツァオ・チーで、ダンスシーンは見応えがありました。
 
 おとといの「エトワール」でも同じですが、やはり世界的なバレエダンサーになるには、子供の頃からの英才教育が必要なんですね。。
 見ていて、「さらば、わが愛~覇王別妃」という映画のこともすごく思い出しました(こちらは京劇のお話。文化大革命なども描かれていて、わたしは大好きな作品)。

 それと、自由を知った才能豊かな青年が、家族と会えなくなっても自由に踊ることを選ぶ、ということもすごいです。当時の中国(1980年代中期。天安門事件の前)だと、家族が迫害される恐れもあります。ですがちょうど時代が変わる頃で、そういう面でもおもしろかったです。

 映画そのものというか、ストーリー以外の部分ですが、画面に「フィルムで撮ってる」というのが感じられる懐かしい質感があり(デジタルっぽくない、手作り感がある)、中国の田舎のシーンでは自然光が美しく、わたしにとっては「映画らしい映画」と思えるものでした。

 見てよかったと思えた映画です。


 
 

テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

エトワール/ニルス・タヴェルニエ監督(テレプシコーラ/山岸凉子)

 下の動画はバレエ「白鳥の湖」の第一幕のワルツ。踊っているのはパリ・オペラ座の人々。
 すごくきれいです。
 でもここでは、このチャイコフスキーの音楽を聴いて欲しいです。
 可憐で高揚感もある素晴らしいワルツ。
 舞台がこの曲でこんな風に始まったらワクワクしますね。

 

 昨日はDVDで「エトワール」を見ました。

 
エトワール [DVD]エトワール [DVD]
(2010/12/22)
マニュエル・ルグリ、ニコラ・ル・リッシュ 他

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 公開当時2000年くらい(?)から見たいと思っていましたが、バレエに詳しくないし、見ても分からないかな、と思ってずっと見逃してきたものをやっと観賞です。
 
 内容は、パリ・オペラ座のバレエダンサーたちに密着したドキュメンタリーです。
 
 伝統あるある意味で閉ざされたでも素晴らしい環境の中で、すさまじい競争にさらされ美しいものを表現しようとし続けている人たちのお話です。
 閉ざされた中で孤独に闘う人々が、舞台の上ですべてを解き放って爆発させて酔いしれて、また孤独の中に戻っていくことを繰り返す、そういうことなんだと思いました。
 バレエダンサーというのはすさまじい人々です。

 才能と身体能力を認められた者だけが8歳から入れる世界だそうです(入団できると、女性の定年は40歳、男性は45歳だそうです)。
 厳しい生活に耐えられる者だけが上りつめることができます。
 撮影者が揺さぶるような質問を投げかけても、ダンサーたちはみっともなく取り乱したりすることなく受け答えします。それぞれの個性はありますが。
 子供の頃から、競争にさらされてきた人たちの強さ。
 学ぶべきことは多いだろうと思いました。

 人によっては、その厳し過ぎる環境を「虐待的」だと感じることもあるでしょう。
 でも、つぶれずに表現しつづけている「エトワール(星/最高の踊り手たち)」たちがいるんですね。
 そして彼らはパリ・オペラ座を愛しているんです。 
 元エトワールの教師はパリ・オペラ座を「弱者粉砕器」と言って笑います。
 
 すごいとしか言いようがないです。

 ここで、ずっと愛好してきたバレエマンガが思い浮かびます。
 山岸凉子の「テレプシコーラ」。
 
 
舞姫(テレプシコーラ) 10 (MFコミックス)舞姫(テレプシコーラ) 10 (MFコミックス)
(2007/01/23)
山岸 凉子

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 ここでの主人公は、気弱でへたれの女の子です。
 股関節に問題があるため、180度の開脚もできません。
 ですが、想像力(創造力)が豊かです。

 パリ・オペラ座には決して入れない女の子ですが、その創造力を武器に、ダンサー(と振付家)への道を歩んでいく、というお話です。
 
 この漫画は賛否両論巻き起こしましたが、「エトワール」を見て、山岸先生は、精神的に弱くて身体能力が劣っても、表現したい、表現したいものがどうしても出てきてしまうからどうしようもない、という一心で進む主人公を、描きたかったのかなあ、と思いました。
 作家であるご自身を重ねているのかもしれません。

 「一部の天才だけがバレエを踊っているわけじゃない(1部10巻より)」ということを、描きたかったのかもしれません。

 わたしは、とにかくすごい「エトワール」たちも、
 弱くてよろよろ進むこの漫画の主人公も、 
 どちらの生き方もいいものだ、と思いました。
 でも、片方はフィクション、片方は現実。
 やはりエトワールがすごいのかな。

 映画の中、最後のシーンで出てくる「白鳥の湖」の舞台の群舞とパ・ド・ドゥが楽しめる動画です。
 ソロを踊る男女のエトワールも、この映画に出てくる人たちです。
 群舞がきれいで、万華鏡みたいです。
 
 
 

 
 

テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

[ツイッター小説] 笑顔の意味/18

 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/10 ☆ (それまでの分のリンクあり)
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/11 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/12 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/13 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/14 ☆ 
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/15 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/16 ☆
 ☆ [ツイッター小説] 笑顔の意味(仮題)/17 ☆
 



 
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 「今日は透子さんは、ここに来る前市民市にいらしたんですね」
 「そうです」
 「それは服屋さんだということですが」
 「そうですね」
 「服を買ったんですか?」
 「いえ、今日は一枚もらったんです」
 「それが嬉しかった?」
 「そうではないと思います、それは特に嬉しいことではなかったです」
 
 サロンの奥の研究室でHRGの質問者はふうむ、という顔をした。透子は訊いた。
 「数値高かったですか?」
 「そうですね。最近では一番高いですね」
 「そうですか」
 「透子さんにここまで来てもらうのも少し久しぶりですから」
 「そうですね、3ヶ月くらい空きました」
 「そうなんです」
 だから少し心配していたんですよ、と言って研究者は笑い、透子も笑った。
 「他に変わったことは?」
 透子は少し言い淀んでから「今日はわたし泣いたんです、そこで」と言った。
 「そうですか」
 「最近少しイヤなことがあったんですけど、服屋さんの女の人と話したら泣いてしまいました」
 「そうですか。その時の気持ちはどうでしたか?」
 透子はうーんそうですね、と言ってから「嬉しい気持ちも悲しい気持ちもあったと思います」と言った。
 研究者は透子の顔をじっと見た。
 「うまく言えないけど…ああ、そうかって感じでした」
 「そうですか」
 そう言って研究者はうなずいた。


      ☆   ☆
 
 
 透子は自宅最寄りの駅へ向かう特別列車の中でTシャツ売りの女からもらった水色のクマの絵のシャツを眺めた。これ何かに似てる、と思って考えていた。
 ああ、エリカさんが好きなハロッズのバッグ、あれに少し似てるんだ。
 そう気付いた透子は、これエリカさんにあげよう、と思った。

 エリカは透子が差し出したTシャツに面食らったがそれを受け取った。
 「エリカさんこういうの好きかと思って」
 エリカは透子がなぜそう思ったのか分からなかった。
 「でも私あまりこういうの着ないわ」
 透子はそうだろうな、とは思った。
 パジャマにしてください、と言うとエリカは笑った。


       ☆   ☆


 その日エリカは冷やし中華を作っていた。「そろそろ暑くなってきたから食べたくなったのよ」と言いテーブルに並べた。透子は冷やし中華を食べるのは初めてだった。食べると冷たくて酸っぱくておいしく、見た目も好きだと思った。
 その日は珍しく沢田氏の帰宅も早く3人で食卓を囲んだ。

 エリカは食事をしながら透子にどう話しかけるか考えていた。サロンから透子を別室に呼んだという連絡を受けていたからだった。Nからはそういう日は透子が興奮しているから気を使って欲しいと言われていた。

 透子の自主性を重んじて、無理強いせず、それとなく安心できるように。

 そう指示めいたものが出ていたが、エリカには自分にそれができるという自信はなかった。だからせめて少し冷たい食べ物を、と思ったのだった。

 「透子さん、冷やし中華気に入った?」
 「はい、おいしいです。卵焼きがきれいだし」
 「透子さんは色鮮やかなものが好きよね」
 「そうですね」
 エリカは透子が頻繁に使う「そうですね」という返事に対して、どう返事をしていいのか分からなくなることがしばしばあった。透子は口ぐせになっているこの言葉を出すと、エリカが一瞬黙ることに気付くようになっていたので付け足した。
 「全部おいしいです」
 「そう、簡単に作れるのよ」
 透子は「そうですか」と返事をしそうになり、少し考えて「今度作りかた教えて下さい」と答えた。
 エリカはホッとした笑顔を浮かべ「ほんとに簡単なんだから!」と言った。
 そこで沢田氏が「冷やし中華は具を並べるだけだね」と言うとエリカは「あら、そんなに単純じゃないわ」と言った。

 3人は笑った。透子も笑ったが、自分の前に一枚透明のカーテンがかかっているような気がした。最近そのような感覚がすることが増えていた。

 エリカは訊いた。
 「それで透子さん、今日はサロンで椅子に座ったんですって?」
 はい、と答えつつ、透子はその話はしたくないな、と思っていた。
 「私はよく分からないけれど、今疲れているのかしら?」
 「そんなことないです」
 「そう?」
 「はい、冷やし中華おいしかったし」そう言って透子は笑った。
 「…そう?」
 透子ははい、と言って皿を片付ける体勢に入った。エリカはそれ以上何も言えず、透子と一緒にシンクへ向かった。


      ☆   ☆


 てっちゃん、とエリカは沢田氏に声をかけた。
 入浴後に着たのは透子からもらったクマの絵のTシャツだった。
 隣りのベッドにいる沢田氏は返事をしなかったがエリカの次の言葉を待っていた。
 「やっぱりあの子、ちょっとおかしいわよね」
 「おかしいということはないだろう」
 「そうだけど」
 「椅子に座るってことは、疲れることじゃないのかしら?」
 「どうなんだろうねえ」
 「あなた何も知らないの?」
 「そっちのことは知らないさ」
 「誰かつてをたどって聞くことはできないの?」
 「できるわけないだろう」
 「だって同じ会社なのに」
 「バカだな、だからこそできないんだよ」
 エリカはまたバカって言って、と言ってから溜め息をついた。
 「難しいわ」
 「ボランティアのことも話したくないと言ったんだっけ」
 「そうよ、でも、それって何かあるってことよね」
 「そうだねえ」そう沢田氏は言ってしばらく考えた後「Nさんはなんて言ってるんだっけ」と言った。
 エリカは「このことに関しては何も」と言ってぷい、と横を向いた。
 「報告はしたの?」
 エリカは少し不機嫌な声で「まだです」と言った。
 「ダメじゃないか」
 「だってボランティアは昨日だったし、私だって悩んでいたんです」
 「それはそうかもしれないけど、Nさんに言うべきだろう」
 「それはそうだけど…」
 「僕達は会社から透子さんを預かっているようなものなんだから、何かあっては困るんだよ」
 「そうだけど!」
 「怒らないでくれよ」
 エリカは再び溜め息をついた。
 「できれば言いたくないわ」
 「どうして」

 「分からない? 自分が失敗しているって知られるからよ」

 沢田氏は妻の言葉に驚いて口を開けた。
 「バカだな君は」
 「だってそうでしょう?」
 「透子さんみたいな子は特別なんだ、失敗も何もないだろう」
 「Nさんだったらこんな風にならないわ」
 「つくづくバカだな君は! Nさんと自分を比べるのはおかしいし、普通の家庭の話じゃないんだよ」
 「だって…」
 エリカは涙ぐんだ。

 沢田氏は妻が子供を欲しがっていた頃のことを思い出してそれ以上言うのをやめた。

 「バカバカ言ってごめんよ」
 「そうよ」
 「とにかくNさんなりHRGなりに報告をしないといけないよ。僕達のためじゃなく、透子さんのために」

 エリカは小さくうなずいた。

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テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学

こういうときしかたぶんできない。

 さて、今夜もブログを書こうと思いますが、やはり確信を持って言葉を連ねることができません(先ほどから何度も試しては消している)。
 なんでしょうね、ときどきこうなります。
 そして、こういうときを、わたしはすごく大事にしています。

 昨日書いた「水星の逆行」とも関わりがあるのかもしれませんが、
 なんの疑いもなくばばばっと進めるときと、
 あれ、あれ、これでいいのか? と思いながら恐る恐る(戻ったりしながら)進むときと、ありますね。
 そして、多くの人は、前者の「疑いのない時期」が好きである。 
 わたしもそういう時期は好きではあります。でも、それがずっとは続かないということを、体験的に知っているので、調子に乗らないようにしている面もあります。それでも調子こくけど(かなり)。
 
 後者の、「あれ、あれ?」の時間は、ほんとにすごく大事だと思います。
 そのときに、それまでのやり方でもう自分にそぐわないものを整理して、新しく身につけたい自分のあり方を試し始めることができると思うので、ある意味ではチャンスだと思うのです。

 自分は変わる必要がないと思えるような自信家さんだったら、逆にこの「あれ、あれ?」期って、耐えられないんじゃないかと思います。
 幸いわたしはあまり自信家さんではないので(変化は必要です、是非にも)、「来たな、こんちくしょう」と思いつつ、調整を試みます。
 ていうか、そうしないと耐えられないんだと思うのです。「あれ、あれ?」っていうのに。
 
 ということで、わけのわからないブログとなっていたら申し訳ございません。
 
 昨日は久しぶりにレンタルビデオ(DVDとかBDになってるけど、ビデオと言いたいのはなぜなんだろう)屋さんに行きました。
 7泊8日レンタル5本で1000円とか嬉しいですよね。
 見てよかったら感想も書きたいと思っています。

 道すがらの写真を。
 
 なにかの実↓
  1108kuroberry.jpg
 黒いけどきれいだと思いました。

 これはたぶん黒すぐり↓
  1108berry.jpg

 夏らしいお花↓
  1108kiiro.jpg
 名前調べたけど分からずです。
 (追記:大反魂草(オオハンゴンソウ)というすごい字の花のように思えてきた)

 空のみの空↓
  1108soraogawa.jpg
 15分後にはぽつぽつ雨が。すぐやんだけど。



 
 

 
  

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ヤモリの手が好き

 今日、夜から水星という知性やコミュニケーション、交通を司る星が逆行をはじめます。
 そうすると、少し全体的な空気がスローダウン、という方向になるのだそうです(地球レベルの話で、少なくとも太陽暦を使う地域では、あるレベルでその影響があると考えられます)。

 わたしもちょっと、そんな感じです。。。
 先日の新月に向かっていろいろ考えてきたので、頭が灰になっている。。。カラダもギシギシしている感じ。。。
 言い訳かな。。

 ということで、今夜もたいしたことを書けません(さっき無理していろいろ書いたら読めたもんじゃなかった)。すみません。
 これからゆっくりお風呂に入ろうと思います。

 先ほど夫がお風呂場の窓に見つけた↓
  1108yamori.jpg
 まだいるかな。。
 くぴぴぴぴぴ。。。。

  
 

 
 

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