ジョセフ・コシンスキー監督 オブリビオン

 昨日は仕事が休みの夫と新宿で映画「オブリビオン」を観てきました。
 昨日が公開初日。
 今日まで待てば映画の日で1000円で観られたのですが、夫が今日歯医者なのと、混むのが嫌なので昨日観てしまいました。前売りチケットで1300円だったし、初日の平日で観るほうが映画バカっぽくていいかなと思って。
 しかして初日の夕方の回でしたが、あまり混んでなくて拍子抜けでした。もっと注目されてるのかと思ってた。

 「オブリビオン」予告編。


 監督はジョセフ・コシンスキーで、前作でデビュー作の「トロン:レガシー」は未見です。
 1974年生まれだから同世代ですね。
 ふーむ。

 公開直後なのであまり詳しい感想を書くのは避けようと思っています。
 
 でも書ける範囲で。それでもネタバレになるかもしれないから、観るつもりの人は、以下の文章は読まないほうがいいかもです。

 ***

 ストーリーはともかく、いろんな映画の寄せ集めです。
 わたしが一番思ったのは、2009年のダンカン・ジョーンズ監督(デビット・ボウイの息子)の「月に囚われた男」(すごく好きな作品、劇場で観た)。あと、ディズニー・ピクサーの「ウォーリー」、宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」。
 そこを柱として、たっっくさんの映画の設定、背景、アイデアが詰まってる。観賞後スタバで感想会をして、連想されたものとして出た映画の名前はとりあえず14個くらいになったけれど、帰宅してネット上のレビューなど観てるとわたしたちの気づかなかった映画の名前も出ていた。

 夫はだから、あまり感心しなかったようなのですが、わたしはかえって、あれだけの寄せ集めをひとつの作品の中に破綻なく込めることができた監督の力量はすごいと思います(脚本、原作もやっている)。
 いろんな映画のオチにもなるような「とっておきの設定・シーン」をばんばか基本背景のような部分で使ってしまっていて、ものすごく贅沢です。そういう点で、SF映画で観たいものがあれもこれも詰まっていて、大満足と言っていい。

 そして特筆すべきはその画面の美しさ。
 乗り物やメカのデザインの美しさ。
 CGがもう、現実を超えている、と言いたくなるくらい。うっとりする。
 あと、人が死ぬシーンもそこそこあるのですが、血がドバー! とかならないでひたすらキラキラしているだけなのがきれいっていうか、子どもも安心して観られるかなと思って、そこはでも評価が分かれるところかもしれないけれど、わたしはおもしろいと思いました。

 調べると、このコシンスキー監督は機械工学デザインを大学で勉強されている方なのですね。
 映画そのもの、脚本(物語)そのものを研究、勉強してきた方ではないのです。
 だからきっと、ストーリーは寄せ集めでもよし、と、ご本人がされているのですね。そこでストーリーのオリジナリティの有無で悩むようなそういう個性ではないのかもしれません。
 だから、映画本編からへんなコンプレックスは感じられず(だって見事なデザインなのだもの、そこだけで充分個性的だ)、観ていてイヤな気分にならないのです。
 希有な作品かも!

 とにかく大画面で観るべき作品です。家でテレビの画面で観るなんてもったいないです。
 あの割れた月! あれだけもっと大きく長く写してほしいと思う、ぞっとする美しさだった!!
 絵はがき作ってよ!!

 俳優はトム・クルーズだし、相変わらずのテンションでよいです。
 女優さんは、わたしはヒロインより赤毛の人のほうがよい演技をしていたように思います。
 主人公のジャックが愛していたという音楽が、あまりにもアメリカの普通の観客(田舎に住んでいる保守的な人)におもねっている気がして、そこが本気で失笑ものだ、と思ったところです。 
 反対に、本を読むことの大切さが描かれている点に、本物の良心があるなと思いました。

 
 

 
 
 
 
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