プーシキン美術館展 横浜美術館

 昨日は母と横浜美術館に「プーシキン美術館展」に行きました。(展覧会のサイト → こちら )
 こちらの美術展は、2011年の春に開催予定だったのが、東日本大震災とその後の原発事故による影響で中止になり、それが今年開催された、ということでした。
 11年のときに少し気になっていたのと、母が使っている生協でチケットが入手できたのと、母が一人で横浜美術館に行くのがおっくうだということなど重なり、一緒に行きました。
 母と美術展に行くのは、大人になってからははじめてでした。

 結論として言えば、素人の目で見ると、「これだ!」という傑作に欠ける展覧会のように思えました(母も同意見です)。
 目玉のルノワールも小さい絵だし、有名作家の作品がたくさんあるのですが(ピカソ、ゴッホ、セザンヌ、ドガ、ゴーギャン、ミレー、ルソー、マティス、ドラクロワなどなど)、どれも小品という感じで、インパクトに欠けるような気がしました。
 
 そんな中でわたしが気に入ったものの絵はがきです。
 ジャン=バティスト・サンデール↓ 
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 「蝋燭(ろうそく)の前の少女」1700年頃
 でもこれは、穏やかな感じなので中では気に入った、という感じで、すんごく感動した、とかではないです。

 アンリ・ルソー↓  
  1308rousseau.jpg
 「詩人に霊感を与えれるミューズ」1909年
 個人的にはこれが一番好きでした! 絵の前に立つと笑ってしまう。でも、それは嘲笑ではなくて、心がなんだか暖められ、思わず笑ってしまう、という感じです。
 女神は女性画家のマリー・ローランサンで(彼女の作品もあり、その絵の顔がわたしみたいだと母に言われました)、男性は詩人のギヨーム・アポリネールだそうで、二人ともルソーの友人だったそうです。
 こんな絵にしてもらえたら嬉しいですよね。
 展示の中にはゴッホの肖像画もありましたが、それに描かれた人は、その絵を気に入らなくてすぐに売ってしまったそうです(ゴッホが耳を切って入院した精神病院の医師だそうです)。あれはあれでよいのに、描かれたほうは納得できなかったのかもしれません。
 あと作品で気になったのは、ドラクロワです(「難破して」1840年代)。
 ドラクロワはショパンやジョルジュ・サンドとも友人だったということもあり、あまり観たことがないので期待していたのですが、小さい絵である上に、なんだかへたくそに見えました。難破したボートの絵ですが、全然水の中にいるように見えないし、人物の体が適当に描かれているような。。母とも「これはひどい」と呆れてしまったのです(母はアイヴァゾフスキーの難破の絵を観たことがあるそうです)。
 
 展示は年代ごとに分かれているというオーソドックスなものでしたが、横浜美術館は部屋の区切り方が独特で、広い四角い部屋を区切っているだけではないという感じで、背景の壁の色が濃い赤や青だったりしたので、少し狭く感じられました。夏休みで子どもたちがたくさん観にきていたので(それ自体はいいことですよね)混んでおり、美術展にしては暑くて息苦しさのようなものを感じました。天井もすんごく高いという感じでもないし。

 加えて、絵はがきになっている絵が少ないし(母といいねと言ったルイジ・ロワールの「夜明けのパリ」(1880年代後半頃)がなく残念)、しかも一枚150円で、普通の美術展の絵はがきより50円高い! 一枚一枚ビニールに入っているからかなとも思うのですが、、納得いかん!
 土産物屋さん、売っているものがあんまりおもしろくない上に(子ども向けのロシア雑貨は多かったから、人によってはいいのかも)、たくさん買う人がいるのにレジの数が少なかったし。
 
 そんないろいろもあり、トータルに観て、満足だなあという展覧会ではありませんでした(国立新美術館で観た「エルミタージュ展」のほうが断然よかった!)。
 
 ただよかったのは、母と改めて美術展に行ったのですが(子どもの頃はわけも分からず少し連れていかれていました)、母がきちんと絵を観る人だということが分かったことです。
 母は高校時代に美術部にいたそうなので、絵や写真は好きなのです(実家にも絵はいくつか飾っています。印刷物ではなくて、作家のものです。高いものはありませんが)。
 母は専門的なことは分からないし(わたしもだけど)、高度な芸術性のようなものを追いかける人でもないのですが、一枚一枚丁寧に観て、それなりに自分の意見をわたしに言ってくる母を、とても嬉しく思えました。
 
 なので行ってよかったです。
 午前中から行っていたので、観賞後にランチをしましたが、嬉しかったのでわたしがおごりました♪ まあ、そんなに高いものではないけれど。。
 よい時間を持てました。
 
 
 *蛇足ですが*
 今回、はじめて西武線直通の「元町・中華街行き」の電車に乗りました。うちは西武新宿線沿線なので、池袋線と交わる所沢まで戻るのですが、それでもやはり乗り換えなしなので便利でした! 
 最近の路線乗り入れはすごいですね。いろんなところに行けますね。
 帰りは西武線直通がすぐに来なかったので、みなとみらいから東横線で渋谷に出ましたが、ヒカリエに伴う東横線のホーム移転後、はじめて使ったのですが、あれは改悪ですね! JRとのアクセス悪すぎです! 東横のれん街もやっていなかったし、ちょっと驚きました。
 たまにしか使わないからいいけれど、通勤で使う人など気の毒すぎる! 
 あのままではないのだろうけれど、あれはひどいと、これも母と呆れていました。
  
   


 
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