なにも知らずに観た ニール・バーガー監督 ダイバージェント

 おととし阿寒湖で買ったマリモ↓
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 マリちゃんとモコちゃんです。
 どっちがマリちゃんでどっちがモコちゃんか、わたしにも分かりません。
 成長はしていないのですが、お水を換えると光合成をするのでまだ生きていると思います。
 暑くなってきたので、これから冷蔵庫に入れます。
 マリちゃんとモコちゃんはしばらくのお休みとなります。
 また涼しくなったら元気にお外に出られるといいです。

 ***

 昨日は夫と新宿で映画を観ました。
 夫の休みが今不定期で、今週は水曜日に休め、女性は映画が安くなる日なので、なにか観よう、というそういうノリです。
 最近観たいなと思っていたのは、ウェス・アンダーソン監督の「グランド・ブタペスト・ホテル」か、スパイク・ジョーンズ監督の「Her」かなあ、と思っていました。どちらかというと「グランド・ブタペスト・ホテル」のほうが観たい気持ちが勝っていました。
 うちから行きやすい新宿の映画館を調べると、角川シネマという伊勢丹の近くの映画館で「グランド・ブタペスト・ホテル」をやっていて、しかもそちらの映画館、水曜日だと、男性もサービスデーで1100円で映画を観られるんですね。もちろん女性も1100円。
 だったらそこで観るのがいいだろう、ということで、出かけることにしました。
 しかし、出かける前に新聞の集金が来て、なにかと手間取ったりしてしまい。
 映画館に着いたのが、映画が始まった直後くらいなのでした。
 するともうチケットは完売していたそうで、入場することができません。
 小平くんだりからここまで来てそりゃないぜ、、、そう思い、その角川シネマからわりと近いピカデリーでやっている「Her」に変更するか、という気にもなりました。
 ですが、男性も1100円で観られるこの映画館がよかったし(毎週水曜日休めるわけではないし)、時間調べたり移動するのもめんどいな、と思って受付の表示を見ると、そのすぐ後に上映が始まる映画があります。
 まったくノーマークだったSF作品です。
 わたしは少し考え、もうめんどいからそれを観てみようか、と夫に持ちかけました。
 もうね、映画だったらなんでもいい、駄作でもいいからここで見よう、という感じだったのですね。
 夫は「いいよ」と言うので、受付でその映画を申し込みました。

 「ダイバージェント」という作品です。
 
 これが、、、、、

 よかった!!!!

 近年観たSF映画の中ではベストだろうと思うし、SFがそんなに好きではない夫も「よかった」と言いました。
 ひょんなことから観ることになって、怪我の功名、という感じです。

 ***

 とにかく、ハリウッド映画の底力を見せつけられました。。。

 日本では全然話題になっていないようですが、アメリカでは大ヒットしたそうです。
 原作は日本でいうライトノベルのようなもので、ヤングアダルトノベルというジャンルだそうです。
 ティーン向けですね。
 その原作も大変な人気らしいのですが、まったく知りませんでした。

 設定は、「最終戦争」から100年後の、アメリカはシカゴで、超絶管理社会になっている中で、異端者として生きる若い女性の苦闘と成長を描く、というものです。
 慣れ親しんだ世界から未知の領域に踏み込んでいく、「越境」の映画です。
 自分たちにとって都合のよい越境者は歓迎し、都合の悪い越境者は排除する、そういう社会システムのお話です。その中で悪戦苦闘する人々=「異端者」の話。

 なかなかよくできていて、、、すごくよい映画なのではないかと思いました。
 俳優もいいし、画面もきれいだし、音楽もよかった(久々にサントラを聴きたいと思える映画だった!)。
 でもネット上では評判が悪いみたい。
 わたしはなにも知らないで観たので、それもよかったのかもしれません。
 こちらの監督、全然知らない人でした。ニール・バーガー。
 かなりエッジが効いているように思えたので若い人かと思ったら、そこまで若くはなさそうです。
 若いのは原作者で、ヴェロニカ・ロスという25歳の女性で、この原作がデビュー作だそうです。
 すごいなあ!

 わたしは以前、Twitterで軽いSFもどきのライトノベルを書いていましたが、ああ、ここまで書ければ大満足だろうなあ、と思いました。うらやましい才能です。
 SFって、社会的なテーマをいろいろと盛り込めるから好きです。
 でもわたしは、「スターウォーズ」は正直どうでもよくて、「スタートレック」が好きな人です。
 以前、この「ダイバージェント」の設定の一つである「テストを受けさせて、人をその適性分野に振り分ける社会」というもののことを考えていたことがあって、そういう小説を書いたらおもしろいかなあとぼんやり考えたことがありますが、こんなにしっかりと書ける才能があるのなら、わたしの出る幕なんてありません。
 アメリカの若い人はすごいなと思います。
 これだけ、しっかりと社会(権力)の怖さを描くことができるなんて。。
 わたしはあまちゃんなので、どこかで性善説を持ち込みたくなってしまうだろうと思うので。。
 
 このような「恐るべき管理社会」の話を、莫大なお金をかけて創れるアメリカ社会って、やはりすごいなと思います。
 かなり「レジスタンス」な内容なので。。
 それが観客に受け入れられるということもすごいなと思います。
 日本では話題にすらなっていない。。。若い人は観るといいなと思える内容なのに。
 昨日も観客が少なすぎて、、、座席、10分の1くらいしか埋まっていなさそうでした(汗)。

 ***

 我が家では、去年くらいから過去の名作映画などをたくさん観ていて、日本映画もすごかったのだなと思いましたが、今、日本でこういう映画を創れるかっていったら創らないかなと思います。
 お金の面の話じゃなくて、気概の話です。
 ちょっとそういう面で、情けない気持ちにはなりました。(エンドロールでも製作陣の中に日本人の名前は見当たらなかった。中国系、韓国系と思われる名前はありました)
 でも、わたしが不勉強なだけで、素晴らしい日本映画は今でも創られているのかもしれません。
 
 なんにせよ、この映画、もっと評価されてもいいのではないかと思いました。
 日本版の予告編を貼りますが、これを先に観ていたら観なかったかもしれないのですが。。。
 これだと分かりやすくしようとしすぎているし、「マトリックス」みたいなノリになっている。この主人公にはあそこまで「問答無用の選ばれし者」っていう感覚はなくて、もっと身近に感じられるので、わたしはこちらがいいです。(わたしはあまり「マトリックス」は好きじゃなかったので。。)
 この予告編も観客を敬遠させてしまう要因ではないかと思ってしまった。


 *オタク話*
 この「ダイバージェント」を観て、新井素子の「大きな壁の中と外」と、里中満智子の「海のオーロラ(未来篇)」を思い出しました!(分かる人いるだろうか。。。)
 
 



 
 
 
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コメント

楽しめて良かったですね(^-^)

美紀さんおはようございます。

思わぬ予定変更から、楽しめて良かったですね。

私は、一昨年「天心の譜」を見て以来、映画を見ていないなぁ。
いま休みがずれているので、1人で過ごす休みは気楽ではありますが、手持ち無沙汰です。


昨夜はひどい雷雨で停電になった所もあるようでしたが、小平は大丈夫でしたか?
こちらは全く雨は降りませんでした。

暑い日が続きそうですが、お互い体調に気をつけましょうね。

Re: 楽しめて良かったですね(^-^)

あきさんこんにちは、コメントありがとうございます。

一か八かの予定変更、吉と出ました! 
ホッとした。。(笑)

お休みずれているのですね、、たまにだと気楽ですが、毎回だと手持ち無沙汰になりますね。。
ローテーションずれるとリズム掴めなくて変な感じですよね。。
うちも早くもとに戻って欲しいけれど、全然めどが立っていません。。。

今日も暑いようですね。35度らしく、外に出ていませんがそろそろ買い物の準備をしなくてはいけません。
昨日の夕立、小平はすごかったですぅ。。ゴロゴロビシャーン!って感じで。。雨はボタボタボターー!!と。
こちら停電にはならなかったのですが、わりと近いエリアが大変だったようです。
今日は無事だとよいのですが。。

体調や豪雨にも気をつけましょう!

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