再びの日本国宝展 東京国立博物館

 昨日は、上野の東京国立博物館に2回目の「日本国宝展」を観にいっていました。
 こちらの展覧会、10月にも行っていましたが、前半と後半で目玉が変わるので、どちらも観ようと思っていました。
 昨日から後半の目玉の一つ、日本にある5体の国宝の土偶がすべて展示される、ということで、人出がすごく、入場するまで40分ほど並びました。
 いろいろ調べると、昨日から24日の月曜日までの展示が後半では一番充実していて、わたしもここで行こうと思っていたのでした。(雪舟の「秋冬山水図」が24日まで。もう一つの目玉の「金印」は30日までなので、せめて30日までに行くとよいかもしれません)。

 夫は今週末、仕事の講習会に参加することになり24日までには行けないということで、わたしだけ行きました。
 一人でも全然大丈夫、、楽しすぎました。

 展覧会のサイト → こちら

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 このような「国宝展」は、今までにも開催されていたそうですが、今回は「祈り、信じる力」というタイトルがついていて、日本人が古来から、災害などに遭いながらもなにかに祈り続け、社会を築いてきたことを描き出していたように思います。
 東日本大震災後ということで、「祈り」という言葉に対しては、それ以前より、人々が寛容になっているのではないかと思ってしまいます(日本には「宗教っぽいものはNG」という人もそれなりにいると思いますが)。
 
 日本には多種多様なお宝があって素晴らしいなと思いました。

 理屈はともかく、とにかくたくさんの人が観るとよいのになあと思います。

 気に入ったもののハガキなどの写真を貼りますね。

 大好きになってしまった土偶「縄文のビーナス」↓
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 縄文時代中期、前3000~前2000年。長野県茅野市で出土。
 何度観ても愛くるしい! 

 「合掌土偶」↓
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 縄文時代後期、前2000~禅1000年。青森県八戸市出土。
 仏教が伝わるずっと前から、日本人はなにかに祈っていたのです、とのことでした。縄文のビーナスよりも複雑な模様がついています。

 ほかにも3体、昨日から土偶が展示されています。
 どれも素晴らしいけれど、やはりずっと展示されてきた上の二つがインパクトあるのかなあ。。
 
 お土産で「土偶ビスケット」購入↓
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 5体の土偶それぞれのビスケットが入る↓
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 上の左から合掌土偶、仮面の女神、縄文のビーナス、下左が縄文の女神、右が中空土偶。縄文の女神があまりにもデフォルメされすぎですが、、味はまあまあでした。
 しかし、このビスケット型を開発したのが大変だったのだとは思いますが、、ハガキ代の箱入りで650円! ちと高い!

 わたしが昨日観たかったのは、雪舟の「秋冬山水図」でした。
 素晴らしかった!↓
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 室町時代。思ったよりも小さい作品でしたが、引き込まれるようでした。
 中国画のようにも見えましたが、雪舟は中国画も学んだとか。
 
 仏像の展示エリアも素晴らしく、中で踊りだしたいような気分になりました(わたしは仏像を観ていると子供のような気分になるのです。。。素直な気持ちになるってことでしょうか。。。)。
 奈良・法隆寺の広目天立像↓
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 7世紀。体つきはシンプルな感じなのに、顔つきがやたらにリアルで、春に観た法隆寺・夢殿の「救世観音菩薩」を思い出しました。。
 じっと見ていると口元がふにゃっと曲がって笑ってきそうでした。。

 京都・三千院の勢至菩薩像と観音菩薩像↓
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 1148年。左が勢至菩薩様で右が観音菩薩様です。
 観ているとありがたいな、、という気分になります。観音菩薩様が持つ蓮の花の上に死者が乗せられ、浄土に連れて行ってくださるのだとか。。

 奈良・安倍文殊院の善財童子立像↓
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 1203年〜1220年、快慶作。
 昨日も遠くを見つめておられました。

 会期後半は、仏像の部屋に奈良・興福寺の多聞天立像様もいらっしゃっています(絵はがきないように見えたので写真がないですが)。。
 興福寺のこの仏像は、とても動きがあって、この展示室の他の静かな仏像たちとはまた違った雰囲気を出していました。「よく俺を観ておけ!」とでも言っておられるような。。
 
 仏像は運搬が大変だと聞きますが、東京くんだりまで来てくださり、、どうかご無事に帰っていただきたいと思いました。
 もちろん、仏像以外の「お宝にも言えることですが。事故ったら大変すぎる!

 ということで、とにかくどこを観ても素晴らしいものだらけなので、とりあえず行ける人は、上野に行くといいんではないかとどうしても思ってしまいます。
 会期12月7日までです。

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 加えて、昨日は同時開催されていた企画展、「東アジアの華、陶磁名品展」も一緒に観てきました。
 日本と中国と韓国の国立博物館の合同企画の特別展で、陶器の展示です。
 展覧会の案内ページ → こちら

 わたしは以前、少しだけ陶芸を習っていたことがありますし、夫の故郷は九谷焼も大樋焼もある金沢ですし、子供の頃から焼き物好きな母親に連れられて民芸品店などで焼き物を観てきました。
 台湾には何度も行っていて、故宮博物院も何度も行っています。
 なので日本と中国の焼き物は見慣れていた部分があるのですが、朝鮮(韓国)の焼き物をきちんと観たのははじめてでした。

 すごくきれいでした!

 青磁と白磁の技術、すごいのですね! 高麗の時代のが出色だと思いました。
 3カ国の展示の中で、韓国のものが一番好きだったかも。。。
 
 観られてよかったです。こちらも24日までの展示なので、昨日行って本当によかった。。。

 この他、常設展示も観て、埴輪や土偶も加えて観られたのでよかったです。
 東京国立博物館は金曜日は午後8時までやっているので、午後にゆっくり観るなら金曜日がいいかもしれません。

 
 *おまけ*
 博物館本館正面にあるユリノキと本館↓
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 表慶館とユリノキ↓
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 国宝展の展示がある平成館のエントランス天井↓
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 帰りに浅草に寄って、浅草寺でお参りしてきました。
 雷門↓
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 遅いのでもう閉じられていた本堂↓
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 五重塔↓
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 夜の浅草寺もいいですね。18時過ぎで仲見世なども半分以上閉まっていましたが、素晴らしいものを観た後こうやってお参りできて、よかったです。
 

 

 
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テーマ : 日本文化 - ジャンル : 学問・文化・芸術