東京国立博物館 みちのくの仏像展 と 東洋館

 昨日は仕事が休みの夫と、上野の東京国立博物館・本館で開催されている「みちのくの仏像展」に行ってきました。
 平日の休みのほうが混んでいないだろうということで昨日にしたのですが、昨日は3月10日で、東日本大震災の4年目の日の前日でした。
 その前に映画「ゴジラ」を観ていたので、そこばかり気持ちの上でクローズアップさせていました。
 でも、昨日は3月10日で、東京大空襲から70年目の日でもありました。
 昨日、上野を歩いていて「ここも焦土と化したのに、よくここまできれいにして、こんなにいろいろな文化に触れられる場所にして、すごいことだよなあ」と思っていたのに、「今日は『3・11』の前日」という想いが強すぎて、「そちらでもその日」だということ、帰宅するまで忘れていました。
 記憶を保持するのって大変だ。。わたしがバカなだけなのですが。

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 昨日は「みちのくの仏像展」のほかに、本館1階の常設展と東洋館の見学もし、同じ記事にしてしまいますが、自分にとってはテーマがつながっているようで、すごくおもしろくて勉強になりました。

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 まず「みちのくの仏像展」に入ろうとすると、玄関に船の展示がありました。
 岩手の水産高校の実習船↓
  150311fune.jpg
 4年前の大津波で流され2年かけてカリフォルニアにたどり着き発見され、日本に戻ってきたものだそうです。
 よく戻ってきたね。。。。

 「みちのくの仏像展」は東北のお寺にある仏像などを集めた展覧会で、木彫が多かったです。

 以下、展覧会のサイトからのコピペです↓
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みちのくの仏像といえば、一木造(いちぼくづくり)、素地(きじ)仕上げ、力強い表現などが思い浮かびます。その顔は悟りを開いた超越者ではなく、人間味があります。厳しい自然に生きた人々の強さと優しさが表れているようです。この展覧会には、東北の三大薬師と称される、黒石寺こくせきじ(岩手県)、勝常寺しょうじょうじ(福島県)、双林寺そうりんじ(宮城県)の薬師如来像をはじめ、東北6県を代表する仏像が出品されます。会期中には東日本大震災から4年を迎えますが、仏像をとおして東北の魅力にふれていただくことで復興の一助になればと祈っています。
 (引用元→ こちら )
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 チラシから↓
  150311mitinoku1.jpg
 こちらは岩手県の黒石寺の薬師如来坐像(862年)のもの。

 チラシから:2↓
150311mitinoku2.jpg
 左が福島県の常勝寺の薬師如来坐像(9世紀)と、右が宮城県の双林寺の薬師如来坐像(9世紀)。

 この3つは1000年以上東北の地にあるものですね。
 チラシの表紙に使われた黒石寺の薬師如来様については、読売新聞にご住職のお話が載っていて、それを読んで「観にいかなくては」と思ったのでした。
 東北の地から動くことについて、ご本尊である薬師如来様に尋ねたら『働きたい。ここで働かねばいつ働くのか』とおっしゃったのだそうです。
 泣けてしまいますね。
 そちらの元記事→ こちら

 会期は4月5日までとなり、その間には「3.11」まであるのですから、仏像を出品されたお寺は寂しくなられるだろうなと思うのですが、東京モンに見せてやれ!ってことで貸し出してくださったのかなあ、と思って、ありがたいなあ、と思いました。
 それぞれの仏様には、「よくぞはるばるおいでくださいました」と心の中で言いました。
 今日、あちらにいられないのはおつらいでしょうか。
 たくさんの人が観て、なにか感じてもらえたらきっとそれが嬉しいのかもしれませんね。

 会場はあまり広くなく、出展数もそこまで多いわけではありませんでした。 
 でも都から離れた東北に伝わっていった仏教のことなど思い(やはり土地の神様などとどうにか習合していった経緯はあるようです)、勉強になったといいますか、深く感じるものはあったように思います。
 円空仏や、運慶などを排出した慶派作と思われる鎌倉時代の十二神将のいくつかなどもありました。

 展覧会のサイト→ こちら

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 会場を出るとまだ時間があったので、常設展を観て、それでも時間があったのではじめて「東洋館」にも入ってみました。 
 入場無料なんですね。すごいですね。
 これが、今読んでいる、7世紀に唐からインドへ旅した玄奘三蔵様の本と内容がかぶる部分があって、観てよかったのでした。
 こちらの東洋館には、朝鮮半島や中国、インドなどに伝わる文物が展示されていて、仏像もあったし、なんとエジプトのミイラまであったのでした。
 こちらでは警告がない限り、展示の写真を撮るのは許されていたので、いくつか撮ってきました。

 エジプトのイニ像浮き彫り↓
  150311egypt.jpg

 インドの釈迦如来像↓
  150311shaka.jpg

 中国に伝わる菩薩像の頭部↓
  150311bosatu.jpg
 ちょっと角度とか怖いですかね。。。大きなもので下から撮りました。

 古代中国では王の未来を占うために、亀の甲羅や牛の肩の骨を燃やして入った亀裂から吉凶を読む占いをしていたそうで(太兆・ふとまに)、その甲羅や骨に占いの結果を刻んだ文字が、漢字の祖先なのだということでした。
 こういうものだそうです↓
  150311kame.jpg
 これは亀のお腹のほうの甲羅みたいです。
 占いと文字がそうやってつながるのか、ということは、占いをする身としては嬉しかったです。
 確かに、占いの結果って忘れたくないからメモしますよね、、、昔の人も同じなのか、と思いました。

 そして、こちらの東洋館では、モンゴルの占い、「シャガイ占い」の体験コーナーがありました。

 モンゴルでは、牧羊していて羊の骨などがたくさん出るので、その関節の骨を使って占うことがあるそうです。ボランティアの方によると、今の若い人はあまりやらないそうですが、年配の女性などはやるのではないか、ということでした。
 袋に入った四つの骨を放って、縦横の違いと、どの面が表になったかの組み合わせで吉凶を観るそうです。
 わたしはこう出ました↓
  150311mongol.jpg
 横のものが2つずつで、運勢は悪くないそうです♪
 こちらも無料で体験できます。正直楽しかった。。。

 東洋館、1階から5階までは観たのですが、地階は時間がなくなり観られませんでした。
 東京国立博物館の展覧会に行くなら、時間に余裕を持って、いろいろな場所を見学するのがいいなと思いました。法隆寺の宝物を展示する場所もあるのですね、そこにも行ってみたいと思いました。

 
 *おまけ*
 建物とお庭の写真です。

 国立科学博物館の前にあるクジラ(とわたし)↓
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 このクジラのこと、昨日はじめて気づきました。。実物大ですよね、、ほんとに大きいんですね。

 本館と表慶館↓
150311ike.jpg

 お庭↓
150311niwa.jpg

 紅白の梅↓
150311ume.jpg

 昨日午後から急に気温が下がり、東洋館を出るとみぞれが降っていて驚きました。
 今日・明日も寒いようなので、体調気をつけたいなと思いました。

 
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