武蔵野から加賀へ

 夫と入院したお姑さんの様子を見に金沢に行っていましたが、昨日の夜一緒に帰宅しました。
  
 お義母さんは大腸がんだそうですが、やはりあまり思わしくないように思われ、、7日に手術という話もあったのですが、すぐに受けられる状態ではなく、一応来週後半に手術の仮予約は入っているのですが、やれるかは状態によるとのことです。
 すぐ手術ができないのは、熱があるのと肺がよくないため(肺は長年の喫煙習慣による肺気腫など)。
 したとしても、リスクが伴うとのことでした。

 いろいろと厳しい状態かなという感じはします。

 今のところできることもあまりないので、いったん帰京です。
 手術が決まれば夫だけが行き、わたしは時間差を作ってまた4月後半か5月前半に一人で行くことにしていますが、これも流動的かもしれません。

 ということで、やはりまだ落ち着くところには行けないかなという感じです。

 ***

 東京も寒かったようですが、金沢もめちゃくちゃ寒かったです。。
 桜も咲いていて外国人観光客も今までよりたくさんおられたようですが、みなさん寒そうにしていて少し気の毒でした。
 わたしたちは天気予報を見て冬のかっこで行きましたが、それで正解でした。 
 でも、金沢の人たちはみな薄着で、、、お義姉さんもジャケットくらいでうろうろしていて、、、雪国の人の底力を見たような。。(地元の人たちはスプリングコートの人すら少なく、みなさん薄いジャケットで歩いておられる)。
 ゆうべ東京に戻ってきて(二人とも昼便の高速バスで戻ってきました)、東京の人はみんなモコモコ厚着をしているので安心しました。。
 
 桜の咲いている最中に金沢にいられたのは、実ははじめてでした。
 なにもなければ、きれいね〜なんて言いながら楽しめたのだと思いますが、ちょっとやはりそんな気分にもなれなかったです。

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 思うことはたくさんありますが、ちょっとどう書いていいのか分かりません。
 自分のことなら遠慮しないで書けるけれど(なんてったって「サンプル」ですから)、お義母さんや夫の家に関わる人をそうするわけにもいかないよなあと思います。
 今まで少しネット上に書いてきたことですと、夫の実家はずっと金沢で割烹料理屋をしていて、お店は今はなく(破産したということです)、でも本当においしい「治部煮」を出すお店であったのです。夫には乳母がいて、その方は数年前に亡くなりました。わたしたちはずっと金沢には仕送りはしてきています。そういうことがいろいろあり、背景など少し聞いているだけですが、わたしの実家とは全然違うからちょっとすごいなあと思うこともあるんです。
 でも、これ以上のことを書くことはまずいなあという気がします。

 余談ですが、そういうことを臆せずできる人が、「作家」というものになれるんだろうなあとわたしは思います。
 わたしは少し、小説を書いてみようかなと思っていた時期もあるのですが、自分にはそれができないなあと思ったので、ダメかなあと思いました(笑)。
 小説を書きたかったのは、人間という存在を愛しいと感じる自分なりの気持ちを表現したかったからです。愛しいと同時に憎々しくもあるのかな。いろいろなもの全部含めて、人間というのはすごいなという気持ちを表したかった。 
 でも、作品のためにはときに鬼になる、みたいなことはできないかなと思いました。表現者としては弱いのだろうなと思います。

 ***

 と、自分のことはつらつら書けるのですが、夫の実家の詳しいことなどはこれからも書かないでいようと思います。
 
 以下はゆうべ、ブログに書いてもいいのかな、と思ったこと。

 そんな土地も環境もまったく違う家に嫁に入ったわたくしですが、普通ならあり得ないことかもしれません。
 それでも結婚したのは、もちろんわたしが世間知らずだったというのが大きいのだと思いますが、もう一つ、あの人たちのところに行こう、と思えた理由かなと思うことがあります。
 匂いです。

 夫が昔一人暮らししていたときに、金沢から送られてくるいろいろなものからにじむ、「家の匂い」。
 そういうのって、ありますよね。
 それに、抵抗感がまったくなかったのですね。
 わたしの実家の匂いとは違う匂いですが、北家の匂いも嫌じゃなかった(ていうか、いい匂いだなあと思えた)。
 
 今回もお義母さんたちのアパートに滞在しましたが、タオルなんかを借りたときに、使うことに抵抗感・違和感を感じないのです。
 そういう部分で、なにかあるのではないか。身体的ななにかです。
 ものすごく生々しい部分で、理屈を越えた部分です。性的な部分にも関わるのでしょう。
 なにかその部分で「OK」と思うものがあったのですね。
 たぶん、それはすごく大きいのです。

 夫も、わたしの実家の匂いに対して、違和感がなかったのではないかと思います。

 まあ、そんなことにも思い至ったりしながら、今のいろいろなことにあたっていこうと思っています。

 
 一枚だけ撮った金沢の桜の写真↓
150409yama.jpg
 金沢21世紀美術館の兼六園側向かいにある本多の森。この森の向こうに病院があります。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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