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アクタン・アリム・クバト監督 「馬を放つ」

 今日は神保町の岩波ホールに映画を観に行きました。
 明日までで上映終了となるキルギスの映画「馬を放つ」というものです。
 すんごく地味な映画ですが、明日で終わりなので、お客さんはそこそこ入っていたように思います。
 遊牧民族であるキルギスの人々に伝わる馬の伝説と、それに取り憑かれた男の話で、現代社会に対するメッセージが込められた映画でした。
 
 わたしはユニコーンが好きだし、若い頃モンゴルに行ったこともあるので、キルギスの自然のロケーションなどモンゴルを思い出すかなと思って観てみました(キルギスはモンゴルよりも山があるんだな。でもゲルとか出てきて少し景色が似ていた)。
 加えて、去年から岩波ホールのエキプ・ド・シネマの会員になっているので、なるべく岩波ホールの映画は観たいと思っているのもあるのですが、ほんとに地味な映画で。。。

 地味だけど、最近のエンターテイメント映画とは違う、まじめな映画らしい映画だったかなと思います。
 今の映画っていろいろな要素が複雑に絡み合って、時系列も直線的じゃなかったりして、趣向を凝らしていますよね。この映画はそういうんじゃなくて、一つ一つ時間が前に進んで物語が描かれていく映画でした。
 アクタン・アリム・クバト監督が主演もしているのですが、社会に訴えたいメッセージがハッキリしているから気迫のようなものはあったかなあと思え、だれることなく観ることができました(でも若い人には退屈だろうけれど。おもしろい作品ではないってことですかね。。。)。

 作品で主人公は、現代社会によって人の心が物質主義になって、大切なものが見失われているということを嘆いていました。
 でも、嘆くばかりで社会に溶け込もうとしない人の頑固さも描かれていたように思います。
 ちょっと、高畑勲監督の作品と通じるものを感じたような(名作アニメの「火垂るの墓」って、コミュニティに馴染もうとしない人の失敗の物語でもあると、高畑監督自身が語っておられたそうです)。。。
 
 自然破壊。物質主義。
 ペットボトルの紅茶を飲む自分を自覚すると、あまり声高に「このままではいけない!」とか言えないんだよな、と思う部分があります。
 なるべくゴミは出さないようにしよう、、くらいかなあ。。厳しいねえ。。。



 6月から、岩波ホールでナチス・ドイツのナンバー2だったゲッベルスの秘書だった女性のドキュメンタリー「ゲッベルスと私」が公開されるそうです。岩波ホール創立50周年記念作品だそうです。
 これも観に行こうと思いました。

 
 岩波ホールは、硬派の映画ばかりですごいですね。
 勉強という気持ちもあるので、定期的に足を運んでいようと思いますが、シャレにならないくらい硬派だよなと正直ビビります(笑)。
 岩波ホールの支配人だった故・高野悦子さんという方はすごいですね。本物のマダムですね。このような文化的な「サロン」を遺したのですから。尊敬します。
 敬意を表すという意味もあって、岩波ホールに行こうという気持ちを持っています。

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